「どうだ?どうだ?こんなに絞っていいのか?絞ったまんま置いていいのか?」
「いいわよどっちでも」
「食べにくくないか?あんなにいっぱいあったのに、これっぽっちになっちゃったぞ」
「じゃあバラせば?」
「あーバラしたらまずそうになったじゃないか!みおりどうする?まずそうだぞ!」
「・・・上からかつぶでもしかけたら?」
大騒ぎの結果が、コチラです。
・・・味は素晴らしいんだけどね。
しつこいようだけど、ほんっと、かなり素晴らしいんだけどね。
悪いけど、そんじょそこらじゃ手に入らないくらいね。
控えめに言っても、根元なんかサトウキビくらい甘いしね。
ほんまる農園さんから以前いただいたものの味が忘れられず、「あれを自分でつくってみたい!」と夢を掲げてチャレンジしたほうれん草。
小松菜惨敗のトラウマからようやく立ち直り、虫のいない秋冬に育ててみたら、いやーもう!!!予想以上の大成功でね。
2月に入ってやっとやっと、収穫できる大きさに。
土の中の根っこのところにハサミを入れて、ちょきん、と切って収穫。
この赤い根っこのところが、甘い!!
うちではみんなここを狙って食べようとするので、「ニイニ、根っこばっかり食べるな!」「ママだっていっぱいとってるじゃないかー!」「わたしなんて葉っぱばっかり~エーン」と醜い争いが繰り広げられるのです。
ところで、冬のほうれん草はなぜあんなに甘いのでしょう?
ほんまるさんに以前「路地栽培で霜にあたっていたことで、植物体を凍らせないよう糖分が形成されるから」と伺っていましたが、実際に育ててみたら、もう一目瞭然なわけ!
我が家のほんれんクンたちの、朝の姿。
葉っぱが真っ白になるほどの霜・・・
こりゃあ大変だ。寒い中ずいぶんがんばってたんだなあ、と納得。
日中は汗ばむほどの暖かさですが、朝晩の冷え込みは想像を絶する三芳村。氷点下じゃないかと思うほど寒いのです。
クロも寒そうだ。
ぴょんも寒そうだ。
必死に糖分溜め込んだところで、ちょきん!だもんねえ。何だか悪いわねえ。
心して頂かねば。
ちなみに、この日の野菜料理はすべて、うちでとれたものでレッツクック!(バイ夫。)
のびる、ふきのとう、ほうれん草!
特別な食材がある時だけ「オレオレ料理」になるのだ。