今朝、ニイニを学校に送り出した後、いつものようにポチンとマメの手を引いて保育園へ行こうとした時のことです。
玄関先で義母が「今朝は、めずらしいものがいてね」と、植木鉢に目を落としました。
・・・なに?
あまりに小さいかたまり。
テニスボールよりぜんぜん小さい。
よく見ると、ちちちと動いてる。
これは・・・ウグイス?
「ニイニがなでても、動かないでうずくまって、ここにいるのよ」
まんまるの鞠みたい。
小ささと、頭の大きさから見ても、まだ雛です。
どうしよう。
ほんとうにかわいい。
三芳村ではそろそろ、へたっぴなウグイスの声が聞こえ始める季節です。
「ほーっきょ!」
「ほーけきょけ!」
という新米の鳴き声に思わず微笑む春の朝が、待ち遠しい。
でも、まさか東京の家に、ウグイスベビーが来るなんて。
間近で見たのは、実は生まれて初めて。
かわいいねえ、かわいくて困っちゃうねえ、と言いながら、保育園に向かいました。
・・・30分後に家に戻ると、もう、いませんでした。
空も見上げましたが、どこにも姿は見えませんでした。
どこかに飛んでいっちゃったと思いたいけれど、人間のいる場所で休むウグイスなんて見たことないし、ニイニがなでても逃げないなんておかしいし、やっぱり・・・弱っていたのかな。
ネコに食べられちゃったかな。
カラスもいるしな。
キジの雛を「横浜小鳥の病院」に連れて行った時、『ヒナを拾わないで!』というポスターが待合室に張られていたことを思い出し、どうしようもなく心配だったけれど、手が出せなかった。
あの時は、卵を拾ってしまったという罪悪感がありました。
今回は、助けてあげられた命だったのかもしれないという無念さが、拭えない。
人間は野生動物と一線を画す必要があること。
仮にその場で助けられたとしても、その子の一生がなお辛いことになる可能性があることも。
頭では分かっているんだけどね。
どうすれば一番よかったのか、今でもよく分かりません。
きーちゃん、じーちゃん、3ちゃんを育てた経験をもって考えても、分かりません。
ただ漠然と、今朝のあの子の無事を、願うのみです。
※追記
コメントでご指摘いただきましたように、こちら、ウグイスではなく「メジロ」でした。
今までずーっと勘違いしておりました。
ちなみに、ウグイスとメジロについては様々なサイトで紹介されていますが、
こちらはとても参考になりました。(「うぐいす色」をしているのはメジロで、ウグイスは茶色なのね、と思ったら、それも違うことが判明。)
失礼いたしました^^