南房総の土地に来てから、6年半経ちました。
当時2歳だったポチンも、生意気盛りの3年生。
相変わらずのシティガールぶりで、「ママ、渋谷行きたい」「ママ、六本木行きたい」と、ごちゃごちゃにぎやか華やかなところ大好き。ゆいちゃんか?と言いたくなります。(ゆいちゃん=朝ドラ「あまちゃん」に出てくるアイドル志望の北三陸の高校生。行ったことのない東京に憧れている)
までも、親が週末南房総だよと言えば、ついてくるしかないワケ。
フン、というかんじで拗ねているときもある。
手にはパパのおさがりのガラケー。オフラインなため「目覚まし」と「メモ帳」しか使えないのですが、未送信ボックスに架空のメールがたくさん入っています。「今日はヒマ?ヒマだったら遊ぼうよ、メールして♡」とか「ごめん、おくれちゃった。もうすぐつくから待ってて!」とか(笑)
なんですが、ほどなく外に出てきて、房総大好きな妹のマメの生き生きした様子につられて楽しくなってきて、「あ~~~この空気が好きだなー。ずっとここにいるとここがいいって思えるんだよ~~」と正直です。
オトナと違って、いつもいる場所にいる安心感がいいのかなあ。
何しろ、一番落ち着く場所が「学校の教室と、うち」という子ですから。
東京にいちゃうと、東京の方がいいって思うようです。
しかしながら、人は、入れ替り立ち替りでもへっちゃらみたい。
NPOの活動でこどもたちが来ると、初対面でも一瞬で打ち解けて、川へ行ったり畑で遊んだり。
この「馴染み方」ってすごいと思う。ポチンの性格もあるかもしれませんが、自然のなかでわーわー遊ぶっていうカッコつけようのない状況がいいのかもと思います。
ふらっとひとり消えたかと思うと、気ままに写真を撮ってたりもする。
そして夜は、「あー今日は幸せだった、もうサイコーだったよママ・・・」と甘い吐息と共にコタツで寝てしまい、ほどなくタケノコと一緒に転がり出てくる。
この、気まぐれで正直なポチンが、房総生活の影響をどう受けてどう育つのかは目下最大の関心事です。
年頃の女子にとって、週末田舎暮らしって、どんなもんなんだろうな・・・ドキドキしながら見守っています。
「ね、こんど花の種蒔きたい」と言っているので、ポチンの花壇でもつくってやろう。