カテゴリ:南房総のこと( 26 )
裏山考
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ご無沙汰しております!
今年もめいっぱいの夏が過ぎ、
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風、あざみ。

お元気ですか?

いろいろすっ飛ばし、最近のことです。

10月26日に行なう里山学校「里山ロゲイニング」の下見探検ということで、先週末、うちから隣の集落までの裏山を企画メンバーで歩いて調査しました。道なき山を、6歳から60歳までの男女7人で3時間ほどサバイバル。
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あまりに過酷で写真そんなに撮れなかった!笑

本当にエキサイティングな体験だったのですが、後日、今回のロゲイニングのコースクリエイターの米野さんより「あの裏山、人が入っている気配がないね」という感想をもらいました。
いろいろな山に入る機会の多い米野さんの感じたこと、ということもあり、むむ?と気になり、以来つらつらと考えていたことを、備忘録として記しておきます。
ながーーーーいです。


●使われていない裏山
他の地方、地域の裏山も、そんなもんなのかと思っていたわたしですが、意外にも「フツウはもうちょっと人の気配がある」らしい。「あえて具体例をあげるなら、林業だったり、しいたけ栽培だったり、山菜・キノコ採りだったり、単純に散歩やハイキングだったり・・・」とのこと。

そういえば、集落のひとが山に入って楽しんでいる様子は特に見られない。わたしたちはたまにこどもを連れて山に入ってゾクゾクワクワク探検するけれど、それほど深くには入らないし、誰かに出会ったことはない。せいぜい、タケノコ堀りをしているヒトを見る程度。

●昔はどうだったのか
そこで早速、近所で仲良くさせてもらっている小出さんに聞いてみました。(著書「週末は田舎暮らし」にも頻回登場している方です)
「小出さん、このあたりでは、昔から山にはあまり入らなかったのですか?」と。
すると、「いやー、昔はしょっちゅう入ってたよ」とのこと。以下。

・屋根が茅葺きだったから、山の中にある「茅場」まで茅を刈りに行っていた。片道30分くらいはかけて行って、持って帰ってた。あとは、薪炭の材を得るためにも入っていた。小出さんが中学生くらいのときには家の手伝いでそんな作業をやっていたということだから・・・今から50年?ほど前?(むにゃむにゃ)、つまり、ざっくり1960年代まではそういう暮らしだったわけだ。

・小出さんちの向かいに見える山の木は「うちの親が植えた」とのこと。下草刈りなどにもしょっちゅう行って手入れをしていたそうな。写真は、今も小出さんちにある、下草を刈るための鎌。柄が長い!
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・「その頃は木の丈が短かったから、山の雰囲気が違った。山の管理組合(にみんな入っているとのこと)が木を伐採して下に下ろすためのワイヤーも張られていた」とのこと。
今はコストがあわないから誰も木を伐って売らない。当然、木の丈は伸び、山は鬱蒼とし、「誰も用がないから入らねぇなあ」ということになる。

●山は変わった
先週末の裏山探検についての話をFBで投稿したところ、小出さんが「山は怖いですね」といったコメントをくださった。地元に昔から住む方が「怖い」と表現することに、はじめちょっとびっくりしたのだけれど、その理由がようやく分かった。昔は、山は、今みたいな雰囲気ではなく、もっと怖くなかったんだ。今は人気がなくなり、暗くなり、「以前より」怖くなった、ということなんじゃないか。
(あと、知らないヒトより、知るヒトの方が畏れや怖れを抱くというのはありますね。地元のヒトは得てして自然への接し方に用心深い。へーきへーき、という気軽な感じはない。)

●南房総だから?
さらに、うちの近くの山は、他の地方や地域より「とりわけ」入られていない、使われていないのだとしたら、その理由は何だろうと考える。

思い返してみれば・・・
春、ようやく茶色い地面から緑の息吹が見え出す頃、わたしが「きゃー!フキノトウ!セリ!」と興奮して採取にいそしんでいると、地元の方から「俺らはそんなに食べないなあ」「ほしいならもってけ。ここにもあるぞ」「そんなにうめぇか?」と言われることがけっこうある。わたしの場合はスーパーでけっこうな高値で売られている山菜がざくざくある環境に狂喜乱舞してるワケだけど、南房総は温暖な気候で、農業の適地だからか、わざわざ山菜をとったりキノコをとったりしなくても生きていけるから、興味も薄く、従って食糧調達という理由で山に入らないのだろうか。

そういえば、鬼頭宏著「人口から読む日本の歴史」を見ると、縄文時代の人間の食料自給の内訳でも山菜というのは食料のほんの数パーセントだったとある。山菜を得て暮らしをたてる、という場所は、裏を返せば、厳しい食糧事情なのだということかもしれない。

南房総に「山の必要のない暮らし」が定着していったのかもしれない理由のひとつに、なるだろうか?

●「山のある暮らし」がなくなること
この前の裏山探検は、「たかが裏山」なのに、けっこうなサバイバル感があった。
地図とコンパスだけを頼りに尾根を伝い、沢にくだり、廃屋を見つけ、竹やぶに阻まれ、獣道さえ見当たらない空間を彷徨った。(と感じたのはわたしの地図読解能力が低いからで、ちゃんと現在地を押さえながら進んでいるヒトはワクワクはあれど不安はなかったようです。地図読み重要!!!)

あの時、6さいのマメは、「道がない!」と不安におびえて、2時間を過ぎたあたりで号泣しはじめたんだよな。
道はヒトがつくったものだから、どこかに通じているはずだって、小さくても分かるみたいで。出口があり、里におりられる確信があれば、冒険もアトラクションのうちってかんじ。でも道がない場所には、その先の確信はない。ある程度の時間を超えると「帰れないかもしれない」という不安に押しつぶされるようになったんだろう。
わたしも、彷徨ったあとにようやく道を見つけたときは「ありがたい!」と思ったもんなあ。

山はきっと昔から、畏れを感じる場所であったはずだけれども、それでもヒトは山と関わりを持って暮らしていた。暮らしの中でその必然があった。苦労してつけた道だってあったはずだ。それがいつからか、薪炭を使わない暮らしになり、茅を使わない暮らしになり、畑を荒らす獣たちだけが棲む場所となり、「怖い、行く必要のない、年々荒れていく」場所となっていった。
しかもそうなってから、たったの50年くらいしかたってない。

道も消え、こんもりと閉じた裏山は、ますますブラックボックスになっていく未来に向かってまっしぐら。
そういう方向にいっちゃって、いいかしらね?
どうなんだろう。

●「山のある暮らし」と反対側にあるもの。
人間が山のある暮らしから離れていき、向かった先は「都市」的環境。
ここで、できたてホヤホヤでいただいた三浦展さん著「新東京風景論」を参照する。(この本めちゃくちゃ面白い)
都市は、ショッピングモール、再開発された駅、イケア・・・すなわち出入り口がごく少ない、ベルトコンベアーのように迷わず楽チンに目的にたどりつける’箱’のような空間をつくり続けている、と書かれているが、まさにわたしもそれを実感している日々だ。都市だけじゃない、館山のカインズホームやコメリだっておどやだって、‘箱’だな。(そういえば、南房総で雑貨品を買うときなどに小売店をまったく利用していないことに気づく。)

そして、生活者は、でっかい箱の中だけでいろいろな用が足せて、迷うことも心踊ることもなく過ごす感覚に慣れていくワケです。管理側は管理しやすく、使い手は楽チン、という一見ウィンウィンの空間にね。

さらに文中には、地下通路を人々の流れに乗りながら歩いていると「自分がまるで排水になったような気持ちになった」と、ある。
排水・・・重力に従って下へ下へと流れる排水のように、人々から「意思をもって動く」自由を奪う、再開発駅などの空間を思い浮かべる。
一方、都市の‘箱’は、「迷わない」「分かりやすい」として評価される。そしてますます、その分かりやすい、単純な、一方通行のベルトコンベア的な空間が増産され、その窮屈ささえ感じずに楽チンに生きていくことになる。
そして、ヒトは考えて動くことをやめてしまう。排水でいいじゃん。不都合ないじゃん。って。

●排水になりたくない!
わたしもけっこう、排水化していることがよくあるんだけれどもね。
急いでいるときは、分かりやすい一方進行の駅がありがたかったりするんだけどね。

それでも今一度強く思うのは、大きな構えとしては、「排水のように」考えることをやめて低い方向へと流れていく箱的都市をつくる方向に、諾々じゃない方向で生きてみたい、ということだ。
楽チンを得ることで、どんだけのものを失っているかを考えりゃ、損得勘定でも排水ヤダ派になるよ。

昔からそう思ってたワケではない。
里山暮らしを8年続けてきて、最近、いよいよ自分の感覚が本質的に変わってきたせいだと思っている。基本的に超のつく無精者で、やらなくていいことは極力省きたい性質のわたしが、手間のかかるこの暮らしを飽きもせずに続けているのは、「排水」のように楽チンではないこの手間のかかる暮らしや空間が本当に大好きだからに他ならない。

楽チンがないことで得ているものは数え切れない。
この手のかかる環境はしかし、すごい情報量がある。息して、目を開いて、歩いているだけで暇になる暇がない。
空はいろんな色に変化するし、無数の蜘蛛が幾何学模様の巣をはりめぐらしているし、足元で飛ぶ虫の顔をじっくり見ていたら日が暮れそうなほど興味深いし、柿の実の色、土の匂い、いろんな生きものの音、これらを感じているだけで感動がむこうからやってくるんだから、心は常に、他者への思いに満たされるという次第。

昔はそういう情報をキャッチするセンサーをもたなかったから、俗に言う「癒される」感覚だけを強烈に感じていたけれど、最近ちょっと、見えるものが増え、聞こえるものが増えてきた。(この感性の師匠は本間さん。彼は圧倒的な知識により感性全開になってるヒト。)そういう感性を使わずに生きてきた30うん年間、もったいなかったなあと思う。んで、わたしには何の能力もないけれど、この感性を起こして使ってやったことで、おそらく死ぬまで退屈や空しさとは無縁になったことに、すごい感謝している。

’箱’が排除していった面倒をすべてつめこんだような、里山の空間は、そんなところだ。

●山を知ろう。まずはそこから。
ええ、、ちょっと興奮してしまいましたが、話を戻します。

「山のない暮らし」で不都合がない、でも、だからってエンガチョにしていいと思わない。
だって、そういうものを切って、切って、切っていく暮らしの向かう先は「排水」だよ?

そこで、さあこれからどうしましょうということを考える。
山と、自分を、どういう回路でくっつけていけばいいかと考える。

できるだけ、誰でもできることから考えると、だな。
資金も設備もいらない、身一つでできるのは、まず「山を知る」ことかな、と思う。
山に入り、山を知る。

方法はいろいろあるけれど、南房総リパブリックで昨年実施した「裏山ハイク」、そして10月に行なう予定の「里山ロゲイニング」はその試みにあたると思う。
山に入り、山を歩き、その荒れた姿も、時折出くわす神聖な美しさも、自分で経験する。尾根っていうのはどんなところで、谷っていうのはどんな状態かを、地図と見比べながら知っていく。ヌメヌメのぬかるみにハマり、平坦地で足取りが軽くなり、イノシシになったような気分で山を歩いたり這ったりしていくと、山の凹凸の高低感が体に刷り込まれていく。
都市生活では、体験し得ない。富士山に登るのともちょっと違う。
情報のない場所に踏み込んでいくワクワクやドキドキ、そして山から出たあとにふたたびそれを見上げたときの感慨は、体験した人じゃないと分からないものだ。(大げさ風だけど大げさでもないよ)

加えて、詳細が見える眼を持つようになれば、もっともっと楽しめると思う。
今回、里山ロゲイニングの下見に同行したニイニ(もう中2です)が一瞬足を止めて「あ、カンアオイだ」と見入っていた。
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カンアオイは昔から日本で栽培されている古典植物のひとつで、徳川家の家紋にもなっている。薄暗い山の中で生えている地味だけど美しい葉だ。わたしは以前、八王子までカンアオイを探しに行ったことがあるので、いつだったかこのあたりで初めてカンアオイを見つけたときにはすごく感動した記憶がある。
これはほんの一例だけれども、知らなければ目に入ってこないもの、知らないで踏んじゃったりするものって、きっとたくさんある。里山学校の先生である本間さんといて何が楽しいかって、彼のセンサーにひっかかってくる生きものの話を聞いてそれらを知ることで、見える風景が変わることだ。センサーが働かない状態で見える風景と、まるで鮮やかさが違う。ワクワクや発見の量も段違いだ。

さらに、山の歴史を知るヒトと一緒に歩くのも面白いと思う。敷地境界線がわりに植えられた木を発見したり、昔の「茅場(茅のとれるところ)」を教えてもらったりしながら、昔のヒトの生活をトレースして、想像する。どれだけの距離を歩いて茅を運んだのかということを実感したり、中学生の子がそれをしていたということを思ったり、今のこどもたちが部活やゲームをしたり塾に行ったりする時間を、山の中を歩き草を刈り生活をたてていくために自然と触れていた、ということの違いの大きさを知る。
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そういえば、以前南房総市長とお会いしたとき、「わたしはマムシのいる場所は、匂いで分かるんです」という話をきいた。経験を重ねることで分かること、働く感覚があり、その感覚を持っていることで行動の自由が広がるのだと思った。だってわたしにはマムシの匂いが分からないから、藪という藪に警戒してしまったり、あるいは不意にマムシに出くわしてびっくりしたりするからだ。

山を知る。
考えまくって、感じまくって、場所の情報を得るということ。
そのあと、何がしたくなるかは、そのあと考えてみよう。
まずは体を山に入れよう。
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わたしは排水になりたくない。
だから、まずは「漠然と見上げるだけの山」から、「歩ける山」に、「楽しめる山」に、その存在の質を変えたい。
現代において必要のなくなった山のありようはどう変えられるか、それとも変えられないか、と手詰まり感でいっぱいになる前に、自分を変えることならできるかもしれない、と思う。


・・・と、ながながと、里山ロゲイニングの下見で考えたこと、おわり。
文体も内容もやや崩壊していますが、ご勘弁を!
とにもかくにも、次の里山学校が楽しみです。
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by babamiori | 2014-09-18 13:45 | 南房総のこと
今年も高価なソラマメを育てています。
たーいへん!
本出した〜里山学校だ〜とワタワタしてたら、一番好きな季節になっちまった。移ろいをゆっくり味わい損ねたなあ。
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ソラマメもしたの方からマメが出来てきよる。上はまだ、甘い匂いを振りまく楚々とした花がついてて。
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この時期はホントに、移住欲求が高まります。毎日変化してる畑の様子、オタマジャクシやサンショウウオ、ノコノコ歩いているキジらを見ずに東京で原稿書いてるってどうしたものかね。
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そんなだから、三芳に行った時は目一杯なかんじで外にいます。なるべく太陽の光を浴びずUVカットでお肌を若く保ちましょうネタをテレビでも雑誌でもしつこくやるようになる時期ですが、だとしたらわたしの肌は死に向かって邁進中。まずいかな、そろそろ本気で。。
だけどさあ、今この時間も生きてる時間で、将来の肌のためだけの時間じゃないからなあ。やっぱり外に出たいよ。出てるけど。

初夏といえば、いよいよ長い草刈り最盛期に突入ですが、今年はスパイダーモアという部下ができたので例年の8割くらい気が楽。
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刈払い機づかいがまだまだ地元の方の足元にも及ばないわたしでも、がーーーっと刈れて刈り跡が美しい。ハサミじゃなくてバリカンみたいなもん。(そういえば大学生のとき、友人とのじゃんけんに負けてバリカンで髪を刈り上げたことがあったな)

さて、『週末は田舎暮らし』を出してから「やっぱり田舎暮らしは大変ですよね」「バイタリティありますね」とますます言われるようになり、戸惑っています。そんな、わたしが個人的に不死身の張り切りおばさんみたいじゃないか?

確かに、自然の中に家を持つのは、都市生活より圧倒的にハプニングも多く手間もかかり大変ですが、それが嫌なことだったらやめてます。責任感だけでは、7年も8年もモチベーションが続かない。

なんの手もかからない表情を変えない造花より、種から育てて芽を出して蕾をつけ花をつけ、種をとって枯れるのを惜しみ、また翌年種を蒔く花を育てる方が楽しいでしょう。ぬいぐるみのネコより、うんちもオシッコして毛も抜けて年老いたらボケちゃったりする生きたネコの方が愛しいでしょう。
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草刈りの大変さも畑の世話もイノシシとの格闘も、土地への愛着の増すできごとなんですよね。なんていうか、単純なコストではなく、喜びと表裏一体。で、体が疲れるかといえば疲れる時も多々ありますが(笑)、サッカーしたって自転車乗ったって疲れるもんねえ。

それにしても、よく考えればうちでつくってるソラマメってどんだけ高いんだ?と思うことがあります。交通費かけて通って育ててるんだから、一粒換算でいったいいくらになるんだ?と。
でもたくさん収穫すると「わーい!スーパーで買うとソラマメ高いんだよね、うちでは食べ放題だよ、しかも採りたてで甘い!」とはしゃぐ。ホントに頭悪い(笑)

でもね、喜びのある暮らしであることは確かです。結局、それなんだよな。

喜びのある暮らし、好きなものがある暮らしっていいよね。わたしはたまたま櫻井くんとか韓流ドラマじゃなくて南房総を好きになって、ちょっと周囲から呆れられてて、たまに「わたしもー!」っていう仲間がいて、彼らと一緒により深く関わろうとワタワタしている。
んで、毎日櫻井くんといたら櫻井くんにも飽きるかもしれないけど、毎日いないから冷めない。週末妻だから南房総にも冷めない。そんなところです。

さて、待ち人も来たし、与太話はこのへんで。
みなさんよいゴールデンウィークを!
南房総にお越しの際は、9時前に着いて19時過ぎに出ればさほど渋滞しませんよ、ご参考まで♪
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by babamiori | 2014-04-25 12:17 | 南房総のこと
おめでとうございます!2013年も生きています!
みなさま、あけましておめでとうございます!!!

・・・お元気ですか?

まず、このブログに長大なブランクがありましたことをお詫びいたします。

「やめちゃった?」
「病気?」
「もう南房総にいないの?」
といろいろご心配もいただいておりましたが、ぜんぜん変わらず南房総と東京の二地域を往復しており、憎たらしいほど元気です。すみません、ちょっと去年の後半は忙しすぎました。。

まずニイニは
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夏に声変わりをし、背が半年で10センチ伸び、足のサイズが26.5になりました。
もう、自分の腹から出てきたという実感を越え、ひとりの男になりつつあります。
目下の趣味はルアーづくり(サンタさんにはセルロースセメントをもらった)、水草水槽での水景づくり、自転車乗り(イタリアでトマジーニに就職したいらしい)、そして特技はマック赤坂の政見放送の真似です。

そしてポチンは
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ちばまたいくの~やだ~と相変わらずの反抗ぶりですが、行けば畑を手伝います。
趣味は公文で計算大好き。学校では男の子と外で遊び、色気もシナもぶりっこもマイナス。でも、友達といるのが大好きなので、家族で過ごす週末には飽きているんです。すんません。
わたしにとっては、彼女のような性格の子にとってこの生活がどんな影響を及ぼすかが一番キニナルところです。

さいごに、この土地を購入してから生まれたマメは
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4さいの乙女です♪
体は大きいが心はおひめさま。ママと畑で「おしごと」ができるちばが大好き。
こないだ「大変なことが起きた時にだれが一番頼りになるか」という話を家族でしていたら、なななんとマメが堂々一位でした。もっとも冷静で平等で知的判断をしそうなのがマメという、、、よほど頼りない親だということか。
もうちょっとしたら、彼女のともだちをここに連れてきてあげたいです。

一方で、もうひとつ育っているのは、去年5月にようやく法人化した「NPO法人南房総リパブリック」です。
里山学校、洗足カフェ、里山デザインプロジェクトともとても楽しく活動を続けていて、ちょっとずつ南房総に興味をもってくれる人が増えていることが(わたしのまわりだけだけどね)とても嬉しいです。
2011年より共に活動しているスターティングメンバーは家族のような存在となり、里山学校に来てくれた方々とも縁がつづいており、洗足カフェも開店1年3カ月、応援してくださるたーーーくさんの方々あって続いています。

なにごとも、ちょっとずつだな。
長くつづくこと。長く繋がること。
あせらずにょろにょろとやってまいります。


今年からは、月に1度、第一週目のどこかでは必ず更新する!!
改めて、よろしくお願いいたします♪

それから、もしfacebookをしていらっしゃる方がいましたら、馬場未織に友達申請をお願いします。
(ブログを見たと、メッセージを添えていただけると助かります)
また、「南房総リパブリック」のファンページもありますので、そちらもご覧ください。
http://www.facebook.com/MBrepublic


やー。
仕切り直しのあいさつってつまんないなー(笑)

これからもよろしくお願いいたします。

2013年 馬場未織
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by babamiori | 2013-01-02 14:41 | 南房総のこと
海、残土、じぶん。
ニイニのブログから2週間後。

そんなにやたら釣れないっていうのに、図に乗った父子はまたもやカサゴ狙いで釣りに行きました。

そして、かかったのは、言わんこっちゃないのゴンズイ4匹。
カサゴのカの字もなかったそうです。
でも強がって、「無風の夜の海は、釣れなくても気持ちがいい」「堤防の上で寝ころんで空を見ているのがいいんだ」とか言ってましたけど。
釣れたほうが俄然いいんじゃないかと思うんですけどね。おほほ。


・・・南房総?おうちはどこですか?と聞かれたとき、海沿いではなく低い山に張り付いたところにありますと言うと「あー海より山がお好きなんですね」と理解されがちですが、感覚としては海も山くらい身近です。
もちろん歩いてビーチに行けるワケではなく、海まで車でけっこうな距離を下るのですが、30分走ったところにある海でも「じぶんちの海」と思える。なんでだろ?

よく考えれば、館山に買い物に行くときも車で15分くらい走りますが、これもまったくたいしたことない距離に感じます。走り出したらほぼノンストップ、信号が途中1か所くらいしかないって、ドライブのストレスが思い切り軽減されるんだな。東京だと車で家から30分くらいかかる表参道に行くのと同じ距離なんだけど、気分的にはすぐそこのスーパーに行くかんじ。

たぶんわたしたちに限らず、距離感覚が東京とぜんぜん違うなあと思います。N田さんも「丸山までちょっと忘れ物とりに帰ってすぐ戻ります」なんて気安く往来するけど、距離はけっこう片道15キロ以上ある。
「鴨川のおそば食べに行こう」と言っても軽く20キロ以上。都心を突っ切って実家に帰るとき「あーとおいなー」と思う1時間弱くらいの距離を、つるっと走る。

ま、アメリカ旅行の時なんて1日700キロとかふつうに走るけどね。
東京―岡山間だ。


そんなワケで、館山の海なんかも「じぶんちの海」って勝手に思えているわけです。
夏になるとよくブログに登場する、あの美しい海も。


それが。
最近、不穏な動きを耳にするようになりました。

「神奈川県の建設残土を館山港まで船で運び、そこから坂田という地域まで、3年間ダンプで毎日100トン運び、捨てる」という計画です。
残土の総量は、東京ドーム1杯くらい。
埋め立てたところは、みかん園にするという計画らしい。


うーむ。。。

どうなのこれ?

心配な点は、すでに活動している団体のHPに詳しいのですが、かいつまむと以下の点など。

・持ち込まれる残土は汚染されていないか?
・処分場から流れ出る水が海に流出し、海をよごさないか?
・狭い海沿いの道をダンプが毎日100台通って危険ではないか?観光への影響は?
・傾斜が50度の斜面での埋め立て計画、豪雨などで崩落しないか?


あの、サンゴや熱帯魚のいる竜宮城のように美しい我が里海が、ホントに汚されてしまうんだろうか????
そしてのどかな海沿いの道は、ダンプぶんぶんだって?
うーーーーむ。。。
読む限りでは不安満載。


ここに限らず、千葉県は他県の残土や産廃の受け入れが多く、房総半島の環境を荒らしているということで以前から問題視されている部分もあるようです。さらに、房総の山を切り崩して、建築資材として山砂を販売するため里山の破壊が進んでいるらしく、館山自動車道から見える景色でもそれは容易に確認できます。


たまたた自分の大好きな海の付近に問題がふりそそいだからって今さらショックを受けるというのも変な話ですが、正直、「残土処分」についてこんなに親身に考えたのは、生まれて初めてです。

そして思う。
わたしは曲がりなりにも、建築という分野の仕事をしてきたにもかかわらず、今まで「建築残土」について考えたことがなかったなんて、とんでもなく恥ずべきことなんじゃないか、と。


建築をつくるときには、前のものを壊すわな。
そしたら産廃や残土が出るわな。
それが、環境破壊の源となってる。
でもつくる方は、現場から産廃や残土が消えれば、その存在は意識からも消える。

言うまでもなく、産廃や残土はしゅるるる・・・と煙とともに消えてなくなるワケはなく、他の場所に移されるだけで、そこで「環境破壊」が起きている。

かたや、新しい建築は、それは別の世界のことですと言うに等しくまるで語らず、エコとか環境とかを堂々と謳っちゃったりする。


・・・実は来年度、NPOの活動の中で、建築系の学生と農業系の学生のコラボを考えているのですが、その中でランドスケープの仕事をするメンバーから「農学部などの学生には『つくることは、壊すこと』という感覚があり、自分たちが創作することを躊躇するような心の動きがあるんじゃないか」という意見が出たりしていました。
その場では、さらりと聞いて納得したような気分になっていたけれど。

建築にまつわることを生業とするのであれば、『つくることは、壊すこと』というセンスを、苦しくとも取り入れなければならないと、改めて思いました。


「わたしたちの海を汚さないで」と声をあげ、環境アセスメントの手法を取り入れる要請などの行動を起こすと同時に、つくりつづけ、壊しつづけるのは、このような生活をしている自分たち自身であるという自覚を持つことが必要だと痛感します。


敵を外に持つと、元気に責められるけれど、自分をも敵とすると、動きにくくなりますよね。
だけどさ。
目をつぶらないで生きていこうよね。せめて。

美しかったり、楽しかったり、幸せだったりする世界の裏側には、その負荷を引き受けている世界が、必ずあることも。




・・・ああ。それでも。

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この静かな海を、守れればと思う。
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by babamiori | 2011-12-09 17:16 | 南房総のこと
南房総リパブリック初の・・・公募イベントのお知らせです!
いつも、南房総リパブリック!にお付き合いいただき、本当にありがとうございます。

楽しさも辛さも、喜びもヘコみもなるべく正直に伝えることで、マルチハビテーション(=住居の複数化のコト。週末田舎暮らしのオシャレな言い方でもある^^)の実態を知っていただけるかな~なんて思い、ぼちぼちと続けてきました。

そんな中、すでに以前の記事でご存じの方もおられると思いますが、昨年とつぜん一念発起したのをきっかけに、里山活動の拠点としての「南房総リパブリック」というNPOを立ち上げました。子育て世代に田舎暮らしを提供する場をつくりたいという大それた目標を掲げつつ、一歩一歩ではありますが、賛同メンバーと共に多角的に里山と都市をつなぐ活動をはじめております。

ブログのほうでは個人的なつれづれ日記をと思い、あまりNPOの活動について触れてきませんでしたが、今回はちょっと、背筋を伸ばし、えへんとひとつ咳払いをし、改まって告知をさせていただこうと思います。

それは・・・来る11月5日(土)に開催する、里山学校のお知らせです!

春、夏とすでに2回ほど試運転としての里山学校を開催し、スキルアップに努めてまいりました。(身近なみなさま、ご協力ありがとうございました^^)
いっつもブログ読んでるのになんで声かけてくれないの?などとお叱りの声もいただいていましたが、ついにいよいよ、いつも読んでくださっているみなさまに、参加していただけるところまで漕ぎ着けました・・・!

プログラムは、『土のフシギ、種のフシギ』。

・・・海に潜って魚を見たり、空を見上げて思いを馳せることはあっても、「この週末は、こどもと一緒に土の中に行ってきました」という方はそれほど多くないかと思います。

でもね?
それでいいのか?と。
わたしたちは、土の恵みによって生かされているようなもの。
土、掘って、わたしたちの足の下に広がる世界を見るって、大切じゃないかな?と。
身体のしくみを知る、食べものについて知る、それと同じで、「土を知る」のはとってもとっても必要なことなんじゃないかなと、わたしたちは考えました。

そういうわたしも鍬で畑を掘り起こすくらいしかやったことないのですが^^
だって掘らないよねえ、フツウ。穴とか。怒られるし。

今回は、そんな日頃の鬱憤を晴らすべく(鬱憤なくても、、)掘って掘って掘りまくり、土の中をとことん調べてみようと思います。
掘った穴に潜り込んでおもいっきり匂いを嗅いでもいい。湿り気に寄り添ってもいい。虫をたくさんゲットしてもいい。でも主眼は土壌調査です(笑)

お米が育つ水田と、里山の地面、2箇所を掘って、その土壌の違いを実際に見比べます。
里山学校のリーダーをつとめる本間さん曰く、「これはね、ホントに驚くほど違いますよ。すごくキレイな○色の層なんかもあって!」とのこと。
ちなみに本間さんは、それこそ驚くほど何でも知っていて、ニイニが目下もっとも尊敬する人物です。自然のフシギについて、それはそれは分かりやすく応えてくれる。蝶や鳥が一瞬横切ったのを見ただけで「あ!あれはナントカカントカです!珍しいな!」と同定できる。しかも石にも詳しく、ルーペで表面を見て「これはナントカだよ」とニイニに教えてくれます。

ぜひ、本間さんとわたしたちと一緒に、土の中の世界をのぞいてみませんか?
(のぞくためには掘るんですよ^^サトヤマビクスの一環です^^まあ、こどもは苦じゃないだろうな)

また、ランチでは獲れたての旬の野菜のバイキングや、たき火で焼き芋もします!
たき火ってコツがいるんですよね。それも、できればこどもたちと一緒にやりたいなあと。自分で育てた火(放っておくと火ってすぐ消えちゃうから、よく観察しながら育てなきゃならない)でつくった焼き芋のウンマイことといったら!!

午後は、野菜の種の観察もします。
自分が食べている野菜が、どんな種から育つのか?これも知っているようで知らないコト。
実際の野菜と見比べると、「これが、、、これになるのか?!」とビックリ事実も判明。
本間さんの指導のもと、ちょっとくらい「種の味見」もしてみるか?

・・・わたしたちとそんな1日を過ごしたいと思われる方がいらっしゃいましたら、HPで詳細をお読みいただき、お申し込みフォームより、ぜひご応募ください♪
内容は、小学生以上であれば確実に楽しめると思います。幼児のご参加をご希望の方は、ご心配あれば一筆ご相談ください。

これまでブログを応援してくださった方たちと、実際にお逢いできるチャンスが持てることを、めっちゃめちゃ緊張しながらも、心待ちにしております!
また、活動にご賛同いただける方や未来をつくる仲間が、ちょっぴりでも増えるといいな・・・という期待もしつつ^^

分からないコトがあれば、このブログのコメントにお寄せいただくか、info@mb-republic.com までご連絡くださいね。

なぜ緊張するのか分かりませんが、募集というのは緊張するのですね。
どうぞ、よろしくお願いいたします。
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by babamiori | 2011-10-07 16:19 | 南房総のこと
海がしみる。(追記あり)
やっとなんとか、回復の兆しです。

実は1週間ほど前から、奇妙な病を患っていました。
手のすべての指に潰瘍のようなものができ、痛くて痛くて箸も持てない状態。
パソコンを打つ指の腹だけは何とかセーフだったので仕事はやっとこさこなしていましたが、指を動かせば動かしただけ傷口が疼き、どうにも集中できない。

そもそも以前より掌蹠膿疱症とおぼしきまことにやっかいな持病があるため、手のトラブルには慣れているのですが、今回は「傷なんて無視無視~」といつものようには振る舞えず、柄にもなく「いたいよう」「こんなのやだよう」と泣き言母さんになってました。

もちろん炊事はゴム手袋をしたって、中で擦れて辛い。重いものを持つと皮膚が裂ける。ポチンの髪も結べない。車のハンドルもちゃんと持てない。洗濯物をたたむのも布が擦れて激痛を伴うという有様で、夏休みでうろうろしているこどもたちにずいぶん助けてもらいました。いつもは「耳、とれちゃったの?」という程まったく言うことを聞かない子らが、目に見えてママがピンチだとけっこう助けてくれるというフシギ。。

ニイニは料理全般を手伝ってくれて(食事のほとんどがガーリック味の炒め物)、ポチンは洗いモノ(夕食片付けに45分くらいかかる)、何もできないマメも「だっこしなくていーよ」という形で協力してくれました。たまにピンチになるのもいいな。ワハハ。よくないけど。


そうやって日常は乗り切ったのですが、どうにも無理だったのが、海!
「塩水に浸ければよくなるんじゃない?」という家族の無責任なアドバイスに噴火。

・・・し、し、塩水に浸けろってのかこの手を!!!

ナウシカが腐海に足を浸けると「ジュ~~!!」と白煙を出して足が焦げるシーンが頭をよぎり、涙がちょちょぎれました。
もちろんえいやっと入ってしまったら身体の他の部位はどんなに気持ちよかろうと思いましたが、以前お味噌汁が手の傷にちょっとかかってしまったとき気絶しそうに痛かったことを思い出し、しんねりと陸のヒトとなりみんなを見守ることに。


シュノーケリングに最適の洲ノ崎では、ニイニもポチンもどんどん沖に出ていっちゃってさ。
ぼけーっと菓子パンをかじりながら待ちぼうけ。
待てど暮らせど誰も帰ってこない。うちの子らの影も形も見えやしない。
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磯でカニやらヤドカリやらつかまえてマメと遊ぶのも楽しいけどさ。
手にパステルパープルの炊事用ゴム手袋をはめてると、どうも士気があがらなくてね。

しばらくして、「いや~まんきつまんきつ」とニイニがあがってきました。
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「やっぱりここ、めっちゃ水質いい!」とか「チョウチョウウオもおっきいイソギンチャクも見たよー」とか「ポチン、ウツボも見えただろ?」「みたみた!」とか、なんかみんなで楽しそうでさ。

よかったね~!と笑顔で出迎えるも、サングラスの下に玉の汗をかいて待つ身にもなってみろっつーんだと、心の中には毒汁が充填されていきます。


この日は、いつもマイナーなシュノーケリングポイントばかりなことをチビたちに批判され、ポチン好みの「パラソルが並んでて、いっぱいヒトが遊んでて、お店がある海」にもハシゴして行くことに。
今まで車でスルーしてた、いかにも観光地っぽい波左間海水浴場。
ジンベイザメが見られることで有名なエリアです。見てないけど。
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どうせどこに行ったって泳げないし、だったらかき氷くらいあった方がマシさ、とまたまた心で悪たれをつきながら「チビさんたち、はい楽しんでおいで」と送り出しました。
どこにいようが日焼けするメラニンちゃんなのに、悪あがきで上半身だけでもとテントに入ると、まるで圧力鍋の中で蒸されているホウボウのように顔が真っ赤になる。暑すぎらあね。
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だからこんな防寒用のテントじゃなくて、ちゃんと風の通る夏海用のタープが欲しいんだよ、こないだ買えばよかったのになあ、とぶちぶち文句を言いながら10分程度で降参、鍋テントを脱出。
面倒だがゴム手袋をはめ、足だけでも浸かってみるかと波打ち際に立つと、これが驚くほど透明な水なの!
ぬるいんだけど。
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いやー、長いこと見くびっていてすまなかったね波左間海水浴場。
ファミリーが多くてセクシー度は低いが、どこぞのビーチのように混んではおらず。
しかも、外房の海に比べてぐっと穏やかで遠浅なため、小さい子もまったくストレスなく楽しめます。
マメも、どんどん海へ。
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浮き輪使いが達者なマメは、波がくると浮き輪をくるくると回しながらタイミングを見て、ひょいっと波に乗ったり、波をかわしたりして、ずいぶんと長いこと楽しんでいました。
疲れるとひとりで適当にあがってくるし。
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ポチンも、まるで魚。
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疲れると海の家で、染料のようなかき氷をほおばる。
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ま、こどもたちがこーんなに楽しんでくれれば、わたしがひとりで浜にいたことなんて、別にいいや。
ホントはやだけど。


・・・先々週、やはり館山の沖ノ島の海でニイニがこんなものを見つけてきた時、「よし!こんどこそ自分で見つけてやるぞー」と息巻いてたんだけどな。
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ウミウシです。
大変に凝ったデザインのナメクジといった体裁。
こないだ鴨川シーワールドで見たのと同じ、アオウミウシも。大きいのはヒメマダラウミウシ。
わたしだってさー、わたしだってさー、自分でつかまえたかったんだよう!!
もうすぐ海のシーズンが終わっちゃうじゃないか。。


追:
でもこの妙な症状が出たのが1週間前で、ホントよかったです。
NPO南房総リパブリック主宰の里山ワークショップ(試運転)が無事終了した直後だったので。
「うちに来る?おいでおいで~!川であそぼ~!」というレベルではなく、NPO活動として参加者を迎えるというのは、なかなかに気合いのいるものです。そんな時に手が使い物にならなかったらタイヘンだった!何しろ今回のワークショップは「水辺のいきもの探し」。一緒にじゃぶじゃぶ入れないなんてまずいもんね~^^

(ちなみに、当日の様子は、FACEBOOKで写真や動画が見られます!オトナも子供も子供になって、夢中でいきものをつかまえ、観察しました!流しそうめんメイキングオブは後日。)


追記:おかげさまで、ほぼ完治しました・・・!
ご心配いただき、メールやメッセなどくださった方々、本当にありがとうございました。
コメント欄(マツモさんへの返信)に詳細記しました。
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by babamiori | 2011-08-17 09:58 | 南房総のこと
ビワ、キジ、タケ、ササ、アワビジン
ここのところ、雨、曇、雨、曇、の大行進が延々と続いております。

手前勝手を承知で言いますと、平日はね、いいんです。室内で仕事だし。
でもねえ、週末だけはダメ。
梅雨とか関係ない。
「梅雨の晴れ間」は土日じゃなくちゃ。

もう草刈りしないと限界だし。
畑も草ぼーぼーだし。
晴れなきゃやばいんだって!

西から天気が下り坂?
そんなもん下るな!!

いいから晴れろ!!


・・・と、天気予報の画面に向かって叫ぶも虚しく、、先週末も、雨か水分たっぷりの曇。

いつもだったらぶーぶー文句をいいながらも「雨じゃなーつまんないしなー」と東京でふて寝を決め込むのですが、今週末は、迷った末にやっこらさと腰をあげ、湿度100%の空気中を泳いで南房総へと向かいました。
目的は、3つ。


1つめは、毎年ハクビシンに先を越されて地団駄を踏む羽目に陥っていたコレを獲る。
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イエ~~~イ!
未盗!!

キウィ、ミカン、ウメ、クリ、ユズ、カワノと他の果樹は惜しみなく季節の恵みをもたらしてくれる中、唯一ありつけなかったビワ。

梅雨に入って青い実が膨らんでくると、「次は食べられるね」と家族で楽しみにするのですが(袋がけさえしたことがあります)、翌週見るとつるんつるんのゼロ個になっているというフシギな果実でございました。
5年目にしてようやく、人間サマの勝ちです。

いやあ、感慨ひとしおです。
今まで橙色に熟したところすら見たことなかったもんなー。

大型ハシゴ+高枝切りバサミを使い、見上げすぎて首が痛くなるほど上の方に生えているやつを収穫。
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遠目で見るとツヤツヤのビワも、切り落としてみるとあばたや鳥のついばんだ跡や、虫食いだらけ。。鳥もどれかひとつを集中して食べてくれればいいのに、熟れている実の上部をやたらと食い散らかしていてお行儀が悪いぞ。
これじゃ一生懸命獲っても、10個のうち2個くらいしか食べられない。

と、クオリティを気にすることもなく「ビワちょーだーい!」「ビワくれ!」「びばー」と下で待ちわびていたこどもたちは、食べられる部分を探して食らいつきます。
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「おいしい~!」

ビワってほんとにおいしい!!!
売っているものより酸味が強いけれど、それがまたやけに美味しく感じます。
ビワの汁は服についたら茶色くなってとれないから垂らしなさんな、と言ったって聞きやしないで、欠食児童のようにむさぼり食うこどもたち。

中には、こんなに完成度の高い実も。
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うつくし~~~キセキ的。
お店に売ってるものがいかに丹精されて育ったものか、ホントわかる。


よく見ると近所の家にもビワの木はたくさん植わっていて、たわわに実をつけているのですが、けっこうみんな放置しているんですよね。わたしなんか「ビワ=高級」という頭があるので、「あの~獲らないんですか?」と言いたくなります。
房州はビワの生産地の北端と言われていますが、そういえば温暖化のためか、東京の家の近くの緑道にもビワの木があり、この時期実をつけています。一度、ニイニをけしかけて虫捕り網で獲ろうとしましたが「ママやめようよ、恥ずかしいよ、うちのじゃないし」と、なんとニイニに諭されて断念。
食べられるものは収穫して食べようよねえ、東京だってどこだって。


さて、目的の2つめ。
それはもちろん、我が家の存亡にかかわることです。
この状態を、もう1週間放置しておけるか?
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なんていういやがらせ。
こんなの道じゃない。

チョコは好きだが、「たけのこの里」の現実はコレだ。

まだ柔らかく、刈り払い機のシャフトを傷めることなくシュイーンッ!シュイーンッ!と軽々切り捌いていくことができるからいいけれど、ちょっと放っておくと、いよいよとんでもないことになります。
ちなみに↓の写真は、今回刈り残した笹。。
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きっと来週はもう、手遅れ的に、笹笹笹笹さささささささささササササササササ・・・・
ぐへぇ。

ま、今は、妊婦じゃないし、草刈りに使える丈夫な身体があることに感謝してすこしの晴れ間も惜しんで刈るんだわね。
道なら道らしく、ヒトが通れるように。
山は針山にならぬよう。



さて、3つめの目的ですが。

こないだから、わたしの頭の中は、ブッシュの中のエッグのことでいっぱい。

もちろん、三芳の家に到着するなり、確認に行きましたよ。
足音をしのばせて、ブッシュに近寄る。
もう、祈るような気分でね。
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いないかなー

いないかなー

そーっとそーっと、草をかきわけて、どうなってるか確認しようとしたら、
あっっっ、、、

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え?

いた?

いたいたいた・・・!

親キジ、帰ってきてた・・・!!!

高鳴る胸をおさえ、地面に這いつくばって中の様子を覗いてみたら、奧のほうであの懐かしい、魚のように感情のないまん丸の目で、つーーーとこちらを見る親キジと目があいました。

やっ、ばっ、いっ・・・

ごめんね・・・

2度も驚かせることなんてできない。
わたしは全神経を静かに去ることに集中させ、そこから離れました。

「やっほ~~~!!!キジいたよ~~~~!!!」

わたしは興奮を抑えきれずに小躍りしながらこどもたちにそう伝え、1人1回ずつ遠巻きにしっぽの存在の確認をさせました。

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「わぁ・・・い・た・ね☆」
「戻ってきたんだ・・・!」
「こないだ放置して帰る時、ホント最悪な気分だったもんなあ!やっと安心したよー」
「今、卵温めてるのかなあ。それとももう、雛が生まれてるのかなあ」
「孫の顔が見たいよー」
「あなたキジ生んでないでしょ」

と、大興奮でもりあがったわたしたち。

いちど逃げた親キジは帰ってこないというのが通説だとしたら、戻ってきた親キジの勇気をたたえるべきです。草刈り機がウィーーーーン!!とすごい音でうなりながら目の前まで近づいてきた恐怖の場所に、再び戻ってきて、卵を温め続けている勇気に。

もう、そこには立ち入らないからね。
どうか無事に、雛を生んで欲しい。
一時期卵のもとを去った時間があったとすれば、その間に卵が冷えてしまっている可能性もあるという考えが頭をよぎりましたが、今はとにかく、再びの奇跡によって雛を目にすることができますようにと、祈るばかりです。

・・・そんな最中、うちの下の畑で作業していた、お隣さんから声がかかりました。
「おいー、キジの卵はいらないかいー?12個もあるんだけどー」

・・・草刈りしてたら、急に親キジがばたばたと飛び去ったらしい。。

「かわいそうなことしたよなあ。出てっちまってよう、あの茅の藪に突っ込んでった」

はぁぁぁ~
うちも同じでしたけどぉ~~

自分が直面した事態に一喜一憂しているけど、こんなこと、そこかしこでいっくらでもあるんだろうなあ。。。このへんではカエルの卵くらいの価値だったりな。

にしても、草刈りと、キジ親子の保護、両立する道はないものかねえ。
「そこ、いらっしゃる?」「おじゃまかしら?」と声かけたら、「ここはパスで」「今とりこみちゅうだよ」と返事くらいしてくれりゃあねえ。



【追記】
なんだかこっぱずかしいのですが、「安房美人」というサイトで紹介されました。
年齢制限があるとしたら無理ですっ
独身でもありませんっ
と確認したところ、どちらも特に制限はないとのことで^^;

梅雨の晴れ間に遠路足を運んでいただき(うねうねした農道で迷わせてしまってスミマセン)、素敵な写真をとってくださったMCStudioの皆川さんに感謝です。
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by babamiori | 2011-06-21 14:51 | 南房総のこと
NPO 南房総リパブリック ・・・!?
みなさま。

口を開けばぶつぶつと愚痴ばかり、ひとり長電話みたいな本ブログに、いつも辛抱強くお付き合いいただき本当にありがとうございます。

生まれ育ったわけでもなく、嫁ぎ先でもなく、突然転がりこんだこの南房総という土地を、わたしは愛して愛して愛しちゃっておりますが、それは正確に伝わっておりますでしょうか?
いまいち不安^^

すでに半年以上前になりますが、いちど、愛するあまりに思いあまって「(仮称)南房総リパブリック!計画」を打ち上げたことがあります。

その1ヶ月後に、何とも中途半端な報告をあげたことも。

勝手に里山保全への使命感に燃え、田舎での子育て推進に燃え、あんなに大騒ぎしておきながら、それでどうなっちゃったの?立ち消えかね?と呆れられた方も多いはず。


・・・実は。
南房総の里山の魅力を多くの方に伝え、里山環境を保全していく活動をしたいというかねてからの強い思いはこのブログを発端に大きく膨らんでいき・・・
このたび「NPO南房総リパブリック」を発足することになりました。
半年かけて、やっとここまできました・・・!
法人化はもう少し先で、ただいま準備中です。


自然豊かな里山をまるごと楽しみ、その価値を見出していく胸躍る活動を、目下いくつか計画中です。
そして、記念すべき初イベントは、去る5月1日に開催されました。
『里山学校 春のワークショップ ~たべられる生き物を探してみよう~』

・・・それっていつもニイニがやってることじゃないかって?
いやいや、精度の高さはニイニのレベルではございません。
何しろリーダーは、南房総若手ホープ「ほんまる農園」の本間さん。里山の楽しみ方を熟知する、底なしの知恵袋男です。
彼と一緒に歩けば、見慣れているはずの草むらも宝の山に変わるのです。

本間さんがジャングルクルーズのお兄さんバリのビビットなガイドを展開し、それに釘付けになる参加者。今まで名もない雑草だと思っていた草花をつぶさに観察し、採取しながら可食か不食かを見分けていくという里山探検です。
「ヒメオドリコソウはけっこうおいしい!」「トリカブト・・・こわっ!!」「え~~ドクダミ食べちゃうの~?匂いきっつい!」と、大人も子供もガキになって興奮、熱狂。
そして、野原で天ぷらを揚げ、タンポポサラダなどと共に食べまくりました。タンパク質は、三芳の有名養鶏人より入手した産みたて卵と、その卵を産み廃鶏となったニワトリの肉でつくったチキンソーセージなど。まさに、命を食らう実感のある、ありがたみのある食事でした。実にうまかった!
前日から天気予報は最悪で、雨が心配でうなされましたが、脱腸になりそうなほど気張って念じたら解散の時間まで降雨なしでもちこたえました。

今回は小学生のいる家族を対象とし、スタッフあわせて総勢40人が参加。ブログの読者の方々に、いの一番に声をかけたいという思いをぐっとこらえ、今回はダメ出しを考えた試運転ということで知人伝手に参加者を募った次第です。どうかご了承を・・・!

またその様子は、できたてホヤホヤの「南房総リパブリックホームページ」よりFACEBOOKリンクボタンをクリックしていただき、「写真」の中でご覧いただけます。(生まれたてほやほやの、ほんまるベビーの写真もあるよ!)
また、「ウォール」には本間さんが撮った美しい自然の写真の数々もアップされています。(和名だけでなく、学名も表記されています。)

「NPO南房総リパブリック」の理念や活動内容については、今後ホームページ上あるいはFACEBOOK上でお伝えしていくつもりです。
(目下ホームページは工事中で、7月オープン予定です。それまではFACEBOOK中心に写真など上げていきます。)

ちなみにこのブログは、相変わらず我が家のデコボコ珍道中をお伝えしていきます。こちらもどうか、お見限りなきよう!


最後に、先日行われた設立総会の記念写真をあげておきます。
設立メンバーはこんな人たち。
農家、建築家、造園家、大学の先生、お役人、ウェブデザイナー、華麗なる社会人1年目、お父さん、お母さんなどなどなど。ぜんぶで16人。

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・・・ちょっと不気味な写真ですみません。。
「遠方よりスカイプで参加したメンバーや欠席者も入れたい」という気持ちが昂じ、写真が過度に合成された結果です。(これをつくったのは右から2番目に立つ美しいおねえさまです。)

メンバーには、もちろん本間さんや、このブログでおなじみのN田さんもいらっしゃいます^^どこにいるか、探してみてください^^
他のメンバー紹介も、おいおいホームページにて。

もしも活動にご興味を持たれたり、ご賛同いただけることがありましたら・・・ぜひ、このNPOの活動にご参加いただきたく!
どうかみなさま、よろしくお願いいたします。
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by babamiori | 2011-05-13 15:48 | 南房総のこと
2011・・・運はないがウンはあった年明け。
2011年、あけました!

お正月といえばやっぱり、おみくじでしょう。
ということで、2日にはニイニとポチンが近くの不動尊でガラガラポン。
去年、まさかの凶が出たニイニは、「今年こそ!」とかなり気合いが入っておりました。

が。

がーん!

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まさかの2年連続凶。
去年は「ニイニ、今年死んじゃうかもしれない」とべそをかいていましたが、今年は凶に慣れたもんで、ちぇっという顔で内容を精読した後「悪いことがあっても待っていればよくなるらしいよ」といいように解釈し、高いところに結んでいました。

ポチンはもちろん、何が書いてあるかぜんぜん分からず。
ママが読んであげると、
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ぽ、ポチンも凶だ。
「きょーって、よくないの?ニイニとおなじ?」
ニイニと同じならいいやと薄ら笑いのポチン。意味が分からなくてホントよかった。
それにしてもふつうひかないだろ凶なんて。どんだけ運の悪い兄妹なんだろう。
しかも就学前の女の子に「今年は待ち人は来ないし、失せモノは出ないって」とは言えるまい。


そんなわけで我が家は5人中2人が凶。
おみくじひいてない(凶が出るのを恐れたため)3人の運を合わせたってたいしたことにはならん。とはいえ、去年、凶男だったニイニも毎日へらへらと楽しそうに生きていたので、今年もまあ、なんとかいけるでしょう。年末に「あの、足の小指ぶつけたのが凶だったね」「あとほら、やった宿題を家に忘れて怒られたのも凶でしょ」なんて振り返っていますようにと、望みは低く!のスタートです。


運はないが気合いは充分のわたしたち。
今年初の三芳村では、冬の収穫に追われました。

まずは丹精したサトイモ。

ポチンが全体重をスコップに乗せてがんばる。
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「そのままぐいっと、スコップを手前に持ち上げてごらん」

そこでずぼーっっっとイモが持ち上がって抜ける感覚が快感なはず!

が!!

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ずべ~~~。。

年が変わったからといっていきなり力持ちになっているわけもなく、2010年に引き続き非力なポチン。ママがぬいてあげよう。
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抜くのはね、いいんですよ。
どちらかというと派手な作業で楽しい。
ここから、いわゆる売っているサトイモのように泥を落としてヒゲをとり、丸く整えなければあまりに使い勝手が悪いわけで、この作業がまことに面倒。
他の農家もこういうことしてるのかしら?すごい手間かかった状態のものが売ってるなんて、初めて知りました。

寒い寒い中、みんなでイモ洗いです。
手が冷たくなってじんじんしてきてもがんばる。
だから、食べるときには滅法ありがたく感じるのです。
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年越し前にもおせち料理用に収穫していましたが、これがほんっとおいしかった。ねっとりホクホクの上モノで、年末年始は毎日サトイモ料理。筑前煮にもお雑煮にも入れ、蒸かして塩をつけて食べ、飽きるとサトバターとかいって、ちゅるんと剥いたイモに塩とバターをつけてぱくっと食べたら、素朴な甘さがきわだって悶絶モノのおいしさでした。
(今年も、料理の写真は撮り忘れていく予感。想像で補ってね。)


次に収穫したのは、丹精したみかん。
というのは真っ赤なウソで何の手入れもしないのにざくざく実をつける立派なみかん。
無農薬ノーワックス、酸味も甘味も強くて大変けっこうなお味ですが、収穫後4~5日で皮がかたーく縮むのが難。ワックスってすごいんだな。毒だけど。

斜面に生えていて、毎年道路に向かって枝を伸ばしているのをそのままにしていたら、ここを車で通るたびにボッコボコぶつかるようになっておりました。「枝を切れば?」とまわりからさんざん言われていたのに「だって・・・みかんもったいないし」と車よりみかんを優先させて枝を切らずにいたところ、洗車したときにみかんの枝の傷が無数についていることが発覚。
やむなく今年は下の方を剪定したんだけど、まだにょきーとせり出しています。

収穫は大胆に。
わたしが上からみかんを投球し、それを下でこどもたちが受けるというキャッチボール方式。
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マメも参加するが、
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当然、キャッチしたのは0こ。
ごろごろと坂道をころがるみかんを「まてまてー」と追いかけておりました。


本来なら、期待をこめて育てていた激甘感動ほうれん草も収穫のはずが、今年の干支が畑にぴょんぴょん来やがったらしく、甘くておいしい葉の部分はシャキンと切り取ったようにすべて消滅。草刈り後みたいな畑になっていました。
そして黒豆みたいなンチを肥料がわりに置き土産。やってくれるよ。

となりで育てていた小松菜は豊作でしたが、食べてみて分かったのはこれが素晴らしくおいしいわけではなかったということ。売っているものと同じかやや固いくらいで、味に感動がない。グルメな干支に脱帽ですが、それでもって残された小松菜を人間が食べているんだからなんか納得いきません。


そんなこんなで収穫物はこんなもんだ。
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イノシシ避けに植えっぱなしにしていたショウガや、去年の掘り残しから芽を出しイモをつけたジャガイモなどもおまけでくっついてきました。

水仙は今、南房総に咲き乱れています。
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切ないくらい、よい匂いです。
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わたしにとって水仙の匂いは、卒業式の想い出と連動しています。
みんなですすり泣きながら校歌を歌い、先輩の制服の第2ボタンをもらった甘酸っぱい想い出が・・・(ってわたし、卒業後メンバーが変わらない附属の女子校だったっけか?)


さて。
今年もこんななんちゃって農家を続けつつ、さらにワイドにワイルドに生きてまいります。
デコボコとおぼつかない足取りで未来へ向かう南房総リパブリック!を、今年もどうぞよろしくお願いいたします。
(でももうシカブタネズミなどには手を出さないから見捨てないでね^^)
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by babamiori | 2011-01-07 16:30 | 南房総のこと
真夏の懺悔週間。
「マメちゃん、下の野原にお花摘みしにいきましょ」
「うん!いっちょにいこ!」

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ってちがーう!
そこは野原じゃなーーーい!
たぶんそのあたりからショウガとサトイモとサツマイモの、畑なんだから!


ちょ、ちょっと、、そのへんから先に入るなってば!


と警告したって誰も聞いちゃくれません。
だってどう見たって荒れ地。


ただの田舎だけどいいの~?来たければおいで~!とニイニの友達を合宿させたりしていて、日々恐ろしいことになる畑の状態を見て見ぬ振りしているうちに、植えたものが何一つ見えなくなるほど草ぼーぼーになった次第。
「おっし!お盆休暇になったらがんばるぞ!」と手入れを先延ばしにしていたツケです。

そしてお盆休み。
休めないと分かっている休みは心が重い。

でもね、わたしゃね、言ったことはちゃんとやるんです。
もうあきらめてそのまま放置→野に戻すという選択肢もあったけれど、やっぱりちゃんと育てて収穫するのが筋だし。手取り足取り指導してくださったN田さんに申し訳がたたないし。
畑の脇を通るたびに「ぐえぇ~~」「ぐるじ~~~」「だ、ず、げ、で・・・」と雑草の中で圧死しかかっている作物達の呻き声が聞こえ、ひぇ~ごめんなさい~!!と頭を丸めて小走りに通り過ぎ見て見ぬふりをするのも限界だったし。

で、がんばりました。

3日間、ひたすら雑草取りに励みました。

それはもう、容易じゃなかったです。
だって、どこに作物があるのかさっぱりわかんないんだもん。
もう畝もよくわからなくなっちゃってたし。

気分はほとんどミケランジェロ。
素材の声を聞いて巨大な大理石のかたまりからダビデ像を彫り出す彼と、荒れ地から畑を掘り出すわたし。やってることの本質は大差ありません。たぶん。

はじっこからそろそろと草を抜き、根を分け、植えたものを間違って抜かないように慎重に雑草を取り除く。それでもザクッと根を切ったとたんにぷ~んと薬味の匂いがして「ああああやばいぃ!!これショウガだあ!!」と気付いてショックを受けたり。ちっくしょー!と力任せに雑草を引っこ抜いたら隣にあったサツマイモの根っこまでぶちぶちぶちっ!!と切れたり。

それでも最後までがんばった。

見よ!!!
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ウルトラ貧栄養のサツマイモに、どっさり鶏糞!!!
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ひょろひょろショウガの根もとには、夜露集めの干し草!!
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インビジブルサトイモも、姿を現したぞ!!(東側の方が伸びがよいぞ)
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今回身をもって知ったのは、不耕起、不除草、不施肥、無農薬という自然農法に倣ってほったらかしたって究極はいいはずじゃん、という素晴らしい考え方は、雑草王国の房総の地では絶対とおらないということ。
だって実際問題、どこに生えてるのか分からなくなるから収穫できなくなるもん。

わたしの怠けのせいで申し訳ないことに、サツマイモの葉はかなーりヒヨヒヨでカメムシさんがすずなりだったし、ショウガも「た、たいようが、、みえない、、」と雑草の足もとで日照不足のため瀕死の状態でした。
突然まわりがスッキリして肥料もらったって「手遅れだよバーカ」とそっぽむかれるかも。。収穫時期までに、何とかもっと元気にでっかくなってくれるでしょうか?


ちなみに、ニイニは罰として野良仕事を手伝わされていました。
(なんの罰なのかは、近々じっくり書かせていただきます。はい。)

「草刈り後の草集めは、おまえの仕事だ!」
「あ~い」

まあ、やっていたと思われる。
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でも、夕方ぜんぜん戻ってこないニイニ。
18時を過ぎてもいないのでちょっと心配になり、夕飯の支度の手を止め行ってみると。

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コンクリート詰めならぬ、草詰め。

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ご丁寧にメガネはずしてるし。
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by babamiori | 2010-08-24 17:39 | 南房総のこと



ひょんなことから、南房総に8700坪の土地を手に入れてしまいました。平日は都心で建築ライター・コーディネーターとして働き、週末は南房総で野良仕事。ちょっとムリして始めてみた二重生活ですが、気付けば主客転倒で、どっちがメインの住まいかわからなくなっています。田舎暮らしの衝撃と感動、苦悩と快感をそのまま綴ります。 ニイニ中3、ポチン5年、マメ1年。

by babamiori
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