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なんと、2棟目のビニルハウスを建設中!
2週ぶりに行った三芳村。
かえるの大合唱が出迎えてくれました。
(この写真のかえる、シュレーゲルアオガエル?モリアオガエル?)
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それにしてもお世辞にものんびりできたとはいえない、コンテンツテンコ盛りの週末だったな。
何がそんなにたいへんだったかって?
まあ、言ってみればこんなこと。

①ビニルハウスの2号棟の建設が始まる。
②農地の管理と、農地法第3条申請(いまだわたしたちの名義にできないでいる農地部分を本登記するために必要な申請)にあたり、ゴーンと難問にぶつかる。
③ビニルハウス内の植物は植え替えシーズン、作業に忙殺される。
④タケノコ掘り最後のチャンス、忙しくても掘らねばならぬ。
⑤いろいろ採れるたものを、次々と調理せねばならぬ。
⑥おまけに畑にタヌキの死骸を発見。
いっぺんに書ききれないので、本日は①について。

このブログの前身である「ボクのママはいつか地主」という連載の中ではしばしば愚痴っていたことで恐縮ですが、改めて申しますと、我が夫は超弩級の植物マニアなんです。何でもかんでも種から育てて大きくして増やす、それを観察研究する、という「王室にでも生まれればよかったね」というようなご趣味をお持ちで、欲望の趣くまま植物を増やしたため広くはない東京の家にあった温室が満タンになって、三芳村に土地を買ってビニルハウスを建てた、という経緯があるのですが・・・
昨年冬に建てたでっかいビニルハウスが、なんともう、いっぱいになってしまったのだ!!

はじめは、東京から一部引っ越してきた植物が5分の1ほどの面積を占めるだけでガラ空きだったので、「うわー、こんなに広いビニルハウスならいっくら植物が増えてもいっぱいにならないね!」と喜んでいたのですが、成長した植物を大きめの鉢に植え替えるという作業を「場所はたっぷりあるから大丈夫~」と悠々と続けたことにより、1号ビニルハウスは今や完全に完璧に満タン・・・(ちなみに、東京の温室も「うわー、場所が空いたね!」とニコニコしながらまた植物を増やしていっているため、すでにまた満タンなのだ。)

そろそろ例の‘おねだり’があるに違いないと察していたわたしは、随分前から「もう、お金ないから新しいビニルハウスはだーめ。」と言ってきたのですが、「あと1棟だけ!もう当分増やさないから!お願い許して!」と懇願され、結局「おぬし・・・絶対にこれっきりだぞ。」と許してしまったのです~
ダメな妻だわ・・・
(でも、「もう浮気はしないから!お願い許して!」
と乞われる事態よりマシかもしれないと自分を慰めている。
ちなみに、浮気した場合は絶対許さないよ~ん。)

というわけで、先週末の土曜日は2号棟の建設に立ち会いました。

わたしたちがお願いしている業者さん「房植」の建てるビニルハウスは、それはそれは堅牢で、房総特有の春の嵐や台風などにもびくともしない優れものなんです。1号棟の出来のよさを実感していたのでまたお願いしたのですが、何であんなに良くできているのか、建設現場を見ることでよーく分かりました。
フツウ、ビニルハウスは骨組を地面にぶすっとさすだけのつくりなのですが・・・
コレを見てください!すっごい深い溝を掘って、そこに地中梁のような鉄骨を埋め込んでいるでしょ?溝の深さはポチンの背丈とどっこい、90~100cmくらい。
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この工程があることで通常よりずっと手がかかるけれど、それだけ強くてきっちりしたものができるというわけ。
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いやはや、建築の現場が大好きなわたしにとっては、たまらない風景。
ニイニもポチンも、「あぶないよー」と現場のおにいさんたちに注意されながらも周辺にはりついてずっと見ていました。モノが出来る工程って、子供でもワクワクするんでしょうね。

ちなみに、ボスはこのお方。Nさんです。
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何とも無骨で男っぽい「現場の色気」のあるお方。しかもかなりの切れ者で、彼の言葉にはいちいち真実味があるんです。メールのやり取りをするとビックリするくらい理路整然としていて説得力がある。
彼に、ガテン系のバリトン声で、
「それは、やめたほうがいいですね」
「いやあ、こうした方がきっと効率的ですよ」
などと簡潔に意見を言われると、「そうなんだ~~♪」とすぐ信じてしまうわたし。ハハハ。
(いや、特にマッチョ系が好きってわけじゃないんです。
低い声には結構すぐに悩殺されちゃうけど。)

次に来る時までには、出来上がっているそうです。楽しみ。
何だか、ずいぶん「農家」っぽくなってきたな。
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by babamiori | 2008-04-29 00:46 | 週末の出来事
田舎の土地と、スーパーカー。どっちが価値がある?
今日、納めてきましたよー、三芳村の土地の固定資産税。
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南房総市からの通知が来るのは、今回で2回目。
「おぉ、ホントに土地を所有しているんだなあ」と実感する瞬間でもあり、「あんなに広いのに・・・やすっ!」と‘惚れ込んだ土地’の資産価値の程度を実感する瞬間でもあります。
自動車税のほうが、まだ高い。

いやね、セカンドハウスの購入にあたり周りの人たち(とくに親族)が心配していたのは、「資産価値なんて無いに等しい土地なのに、そんなにお金をつっこむの!?」ということだったのです。でもさんざん調べたけど、他の不動産と比べてみてもうちの売主さんがふっかけていたとは思えないし、別に投機目的で買う土地じゃあるまいし、わたしたちにとって価値があればそれでいい!と周囲の反対(といっても、わたしたちが鬼気迫る勢いだったので反対する余地なしと途中で匙を投げられたが)を押し切って買ったわけです。
そりゃ確かに、いざという時に転売しても二束三文だということは覚悟の上。

それがまるっきり不安じゃなかったといえばウソになりますが、
「なに、趣味でスーパーカーを買ったと思えばいい。それよりはいい買い物さ」
という夫の割り切り方に、納得しました。
「スーパーカーを乗り回してみんなに注目されるってのは、気分はいいが、それだけだ。
でも、三芳村の土地を持つってことは、もっともっともーっと深い楽しみが得られるんだぜ。山菜も捕れる、虫も捕れる、魚も捕れる、サンショウウオも捕れる、きれいな海で泳げる、空気はいい、遠くの景色は目にいい、まったくいいことづくしじゃあないか!
ほれ、子供たちをごらん。三芳村ではあんなに楽しそうにしているぞ。
たとえ資産価値は限りなくプライスレスだったとしても、お金で買えない価値がある!
車みたいに分かりやすくヒトに自慢できないだけで、土地を買って非難される筋合いはない!」
夫の熱弁に、そうだそうだその通りだと諸手を挙げて賛成したあと、ちなみに・・・とひとつ聞いてみました。
「あなたの子供の頃って、スーパーカーブームだったんだよね。あなたもハマッたって言ってたけど、今じゃもうああいう車に興味はないの?」
うちに、夫が子供の頃から使っていたという古い古い本棚があるのですが、その下の方に『ランボルギーニ カウンタック』とか『マセラッティー ボラ』というシールが貼ってあるのを思い出したんです。
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「そりゃあ今でも好きだよ。買えないだけで、もし誰かがオレにくれるっていうんなら貰うさ。車種?くれるんなら何でもいいよ」
「・・・誰もくれるなんて言ってないけど。」
「ほらおまえ、この間の取材先の家に赤いフェラーリがあったって言ってたじゃないか、それいつか貰えないかね?おまえ、気に入られてるんだろ?」
「・・・貰えるわけないじゃん。愛人でもあるまいに。」
「っていうかさあ、俺の稼ぎが今の倍あれば、土地もスーパーカーも手に入るのになあ。かっこいいんだぜー、やっぱデザインが秀逸なんだよカウンタックは。あーあ、ほしいよなあ!オレの人生は何でカウンタックと縁がないんだろう、持ってるヒトは持ってるのに!」

我が夫は、俗世の物欲とかブランド嗜好とかを超越した価値判断のできる男だと思ってたけど・・・一皮むけば小学生並みの「くれくれ坊主」の顔が見えてきます。
(同居の義祖母、御年九十歳は、口癖のようにこう言っていました。
「昔はね、‘くれくれ坊主にはくれてやるな’って言ったもんだよ。
なんでもかんでも欲しがっちゃあ、いけない」。
あ、そうか、それって孫である夫のことだったんだ!)
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by babamiori | 2008-04-24 15:08 | 東京にて
「サボテンのようなヒトだ」とは褒めコトバか否か。
実は、先週末はいろいろと不運が重なり、三芳村のセカンドハウスには行けませんでした~涙。(夫の仕事が多忙・土曜日の強風で東京の家にある温室のガラスが割れる・疲れが溜まってお腹がハリハリ、など。)せっかくいい季節なのになあ、もうタケノコもニョキニョキ出まくっているだろうし、ぜんまいもたくさん出ているだろうし、あああああー残念。
毎週、なるべくがんばって予定を空けて行ってはいるものの、こういうときもあるんです。
今の季節、南房総はお花に満ちていて、1年で1番アクアラインと館山自動車道の混む時期。テレビでも房総特集が毎日どこかでやっているでしょ。1週間行かないだけでも、旬を楽しみ損ねた気分になります。
というわけで、体は東京でも心は房総へ。去年の今頃訪れた、房総半島南端にある「南房パラダイス」のポピー畑に思いを馳せておりました。
写真を見てあの景色を思い出すだけで、脳ミソの中だけはつかぬ間のパラダイス~♪
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でも、東京でもお花は楽しんでいます。
夫の育てるサボテンも、今が開花のピーク。いつもはトゲだらけで愛想のないサボたち(というと「お前は何もわかってない」と夫は嘆くけど)も、突然びっくりするような大きな花をつけて、発情期を迎えます。
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まだまだ子供の個体も、本当に綺麗な花を咲かせます。こんな小さな体でこんな花をつけるなんて、どれだけ体力を使うんだろう。と、その健気さにほろりときちゃう。
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「君はサボテンのようなヒトだよね。」
そういえば以前、開花したサボテンを前に、夫はわたしにこう言いったことがありました。
は?それどういう意味?
サボテンになぞらえて何が言いたいのか分からず、キッとなって彼を睨むと、
「いや、いつもつんつんしているけど、ハッとするほど美しい瞬間があって、それを見ると虜になる、っていう意味だよ」とあたふた。
なあんだ、やだぁ、と夫をばしっとぶって照れたりしたんですが、よく考えるとこれってホントに褒めコトバだったのだろうか?
単に「1年中ほぼトゲトゲしい」って言いたかっただけか?むむむ。
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by babamiori | 2008-04-22 00:52 | 東京にて
サンショウウオの幼生は、かなり妙な生き物である。
本日はけっこう体調が悪く、しかも仕事は〆切間近。おまけに相変わらず腹ボテ妊婦。
わたしにそんな三重苦があろうとなかろうと、怠ることを許されないのが、生き物の世話です。
特に、今いちばん気を遣って育てているのが、こちら。
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ニイニが三芳村でひろってきたサンショウウオ。
ほら、ちーゃんと孵化したんだよ!つい4日前。

卵のうの中にいた40匹くらいのうち、半数以上がカビたり成長が止まってしまったりして、ちゃんとかえったのが13匹。
まだ1cmくらいのベイビーで、本当に心もとないです。

育てるのだって結構大変。今のエサは、生きているブラインシュリンプ(ミジンコ)。乾燥した粉みたなブラインシュリンプの卵を塩水の中に入れ、暖かいところに置いておくと孵化するので、そいつをスポイトで吸って、そーっとベイビーの近くに差し込んで、ちゅっちゅっと、出してやるんです。(エサまで育てなきゃならないなんて、本当に手がかかります。ブラインシュリンプは孵化して48時間で死んでしまうので、2日に1回は孵化させなきゃならないし。)一緒に塩水を与えてしまうことになるので、なるべくちょっとの量の中に大量のブラインシュリンプが入るよう、懐中電灯の光を当ててブラインシュリンプを集めたところを、スポイトで吸うのがコツです。
そうやって苦労してエサやりしてるんだから、喜んで食べてくれていればいいんですが・・・
一体全体、食べてるんだか食べてないんだか、わかりゃしない。
だってまだ、本人達自体が、エサみたいにちっちゃいんだもん。
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でもね、よぉく見ると黒い目がぽちっとついていて、頭の後ろに外エラがひらひらついていて、けっこうかわいいんです。ミニミニウーパールーパーってかんじ。(わたしの小さい頃、一時期ウーパールーパーが社会的に大流行したことがあったなあ。エリマキトカゲも!・・・っていうと、歳がバレますね。)
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そして、動きがすっごくヘン!ヘンすぎます。
水槽の底で止まっている時の姿勢が、死んでいる魚のように無意志なかんじで傾いていたり、そのまま水の揺れに合わせてふやふや揺れていたり、まるで生きていないみたいなんです。夫なんて、孵化後に水槽を覗いて「あーあ、全滅だな」とぼやいたくらい。
そのくせ、ヒトの影に反応したりして突然すごい勢いでぴゅぴゅぴゅっと泳ぎ始めます。
「おぉ!生きていたのか!」と見ている方がびっくりするほど。
で、水中の半端なところでまた突然動きが止まり、失神したみたいにそのまま固まって水底までふらふら落ちていくのです。
それはもう、ヒトをバカにしているのかと思うような、冗談みたいな動きなんだってば。見ていて本当に飽きません。

とはいえ、早くもうちょっと大きくなって、飼っている手ごたえが出てくるといいんだけどな。今はまだ、からっぽの水槽みたいにしか見えないもんな。
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by babamiori | 2008-04-17 23:52 | 東京にて
タケノコ1本ありました。
前回のつづき。タケノコを掘りに行った、先週土曜の午後のお話です。

おそばランチを終えたあと、ニイニは待ってましたといわんばかりに吠えはじめました。
「ママー、早くタケノコ探しに行こうよ。ちゃんと草むしり手伝ったじゃん!お昼ごはんが終わったら探しに行くって約束したじゃん!ねえ行こうよ、行こうよ、行こうよ~~!」
はっきり言ってこのときわたしは、午前中の草抜き大会で疲労困憊してたんです。できれば食後のコーヒーを一杯やったあと、畳にごろんと寝ころがって優雅な午睡をとりたかった。お腹だって張ってきたし。
「ママぁ!!タケノコ!!夕方から雨になるかもしれないでしょ、なんで一緒に行ってくれないの!?ねえママ~~・・・はやくぅ・・・」
ニイニは逼迫した涙声で懇願を続けます。そのうるさいこと。
でも、タケノコ狩り、東京にいる時からすごく楽しみにしていたニイニの気持ちはよーく知っていたから無碍にはできません。
パパに頼んでみたら?と夫に話を振ろうときょろきょろしましたが、遅かりし由良之助。さっきまでそこらでお茶をすすっていた夫は、すでにビニルハウスでの作業へ戻ってしまったようです。やれやれ。
「ニイニ、お願いだからちょっとだけ待って。ママ、朝からずっと動き続けてたら、お腹がカチンコチンに張ってきちゃったのよ。15分だけ休ませて。そしたら絶対一緒に行くから」
そう言ってつかぬ間の休息をとるも、「まだ~?」「ねえまだ~~?」とせっつかれ続けての15分なんてまるで休んだ気がしない・・・。観念してうっしゃと起き上がり、スコップとコンビニの袋を手に、下の畑のさらに下に広がる孟宗竹の竹薮に出陣いたしました。

去年の経験から言えば、破竹よりも孟宗竹の方が、タケノコが出るのが早いはず。前回はまだ1本も見つからなかったけれど、もう今週は出てるんじゃないかな~。
そんな期待を胸に竹薮に向かって歩いていったのですが、こどもたちは本当に気が急くらしくて行き道はほとんど小走り。わたしはお腹が重くて走れないので、ひいこらいいながらついていきました。いつもは歩みの遅いポチンも、行く先にいいことがありそうな予感がするのかコロコロと走って先に行ってしまいました。
田んぼと畑の間の道を抜け、薄暗い竹薮の方に入っていくや否や、ポチンが前で絶叫しているのが聞こえました。
「あったぁーーー!タケノコみつけたーーーー!!」
ポチンは興奮してその場でびょんびょん飛び跳ねています。
見ると、竹薮の脇を通り平久里川の方へ続く獣道のど真ん中に、ひょっこり、孟宗竹のタケノコが顔を出しているのです。
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やった!!これだったら食べられる。
明日には育ちすぎて食べられないかもしれないというギリギリサイズ。
「ポチン、よくやった!今年第一号のタケノコは、ポチンがみつけたね!」と思いっきり褒めてやり、隣にいたニイニには「これはとりあえず置いておいて、他にあるか探してごらん」と発破をかけました。(急斜面の竹薮は連日の雨でぬかるんでいて、わたしには到底上れないかんじだったので。)「わかった~」と張り切って、竹をつかみながらぐんぐん藪の中に入るニイニ。わたしは他に生えているかなあと、そのへんをうろうろ。
幸先のいいタケノコ探しに気をよくしたわたしは「ママー、いっぱいあるよ!」という声が聞こえるのを当然のように期待していたのですが、ほどなくニイニから返ってきた返事は、なんと「もう掘られてる~~。穴だらけ~~」というしょぼくれた声。

・・・ああ、今年もやっぱり、やられたか。

実は、この竹薮はわたしたちの家の所有する土地なのですが、別に柵がしてあるわけでもなければ門もない、誰でも入りたい放題のバリアフリーの竹薮なのです。(まあ、フツウそうですが。)で、週末しか来ないわたしたちが竹薮を放置している間に、先に誰かに掘られて持っていかれてしまうというのが、悲しい現実。去年も、もちろんタケノコを見つけることはできたのですが、タケノコそのものよりもタケノコを掘ったあとの穴の方が、断然多く見つかったという次第。

で、今年もやっぱりその様子で、よく見れば確かに、穴と、タケノコの皮を剥いて捨てた跡がそこかしこに残っていました。だからと言って、「この竹薮 私有地につき立ち入り禁止」って立て札たてたって意味はないしねえ。
この時期、道の駅などに孟宗竹のタケノコがうんと売っているのですが、これっておそらくタケノコの在り処を熟知した地元のおじさんが掘りまくって売っているのでしょう。うちの土地にもそういうヒトが入ったのかもしれません。何しろ、穴の数がすごいんだから。10箇所15箇所は軽くあります。1本掘るのも大変なものなので、慣れたヒトがざくざく掘っていった可能性が強そうです。
「うーん、残念。でもとにかく、この1本は持って帰ろう。うちで食べるだけだったら充分の量だよ。」
ニイニにそう言い聞かせ、まあしゃあないな、と自分にも言い聞かせ、ポチンが見つけた貴重な1本を掘ることに。
ニイニは「掘るのはオレ、オレが掘る!」と息巻いて、スコップをがしっとつかんで掘り始めました。が、やっぱり若干7歳は非力なもんで、なかなかはかどらずそこらへんの土が盛り返されるだけ。これじゃあ1日かけても1本掘れないよ~とため息をついていたら、いいタイミングで夫がのこのこと現れました。
「おう!あったなあ!よし、俺が掘ってやるよ」と夫が言うと、さっきまで「ニイニがやる~」と言ってきかなかったニイニが、渡りに船といったかんじであっさり「はい、パパ」と夫にスコップを渡していました。まったく、結構根性ないんだから。
でも、夫はさすが成人男性だけあって掘り方が力強く、見ていて気持ちがいいもんです。
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ざく、ざく。小気味よくスコップが土をえぐり、5分もすると、綺麗なタケノコがぽっこり全身を現しました。
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ついでに、すぐ近くに埋まっていた破竹のタケノコも2個ゲット!
とりあえず、4人分の夕食のぶんはたっぷりあります。う~ん嬉しいものです。
「ねえ、これどうやって食べたい?」こどもたちに聞くと、脇にいた夫が突然、やたらと大きな声で主張しました。
「タケノコご飯!!」
・・・はいはい。
じゃあ、今夜はこれで、タケノコご飯にしましょうね。

というわけで、この日の夕食のメインは、もちろんコレ。
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自分でいうのもなんなんですけどね、かーなーり、美味しかった!
タケノコは帰ってすぐにアク抜きしたせいか全然エグみがなくて、さくさく噛むと甘い風味が口いっぱいに広がって、わたしたちを天国に連れていってくれました~
で、「タケノコご飯には、やっぱりカツオのお刺身よね」と思っていたのですが、なんとまだ房総ではカツオは捕れないらしくて売っておらず、代わりにこんなものがおかずに。
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これ、ツチクジラのステーキ。
南房総沖ではツチクジラの捕鯨が認められているとかで、7~8月は捕鯨シーズン。今はまったくシーズンオフなのですが、解凍モノの鯨肉がたくさん売られており、これを買い物部隊の夫とニイニが仕入れてきたわけです。
クジラ肉って、血抜きが甘いのか、血がすごいんですよね。料理するときに一瞬ドキッとするほど。でも、味はクセがなくとても食べやすくて「うーん滋養強壮」というかんじの赤身肉でした。

ああ、それにしても、掘りたてのタケノコって美味しいよなあ。
5月くらいまで採れるので、また懲りずにタケノコ探しに行こうっと!
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by babamiori | 2008-04-15 01:19 | 週末の出来事
草刈のできない妊婦でも、できることをやる。
土曜日は、東京は晴れていたらしいですね。
三芳村のある南房総市は、一日中曇り。午後ちょっと薄日が差した程度でした。
せっかくの週末なのに、あーあ。というかんじでしたが、やることはてんこ盛り・・・

やっぱり予想的中で、わたしたちのいない間に雑草がボーボーと音を立てて伸びていたらしく、ちょっと前にパラソル立ててランチしていた場所はもう草丈が40~50cmくらいになっていました。
雑草って一言で言ってもいろんな植物が混ざっているわけで、タンポポ、アブラナ、ヨモギ、フキ、ミツバなんてものもあり、けっこう食べられるものもあります。
いちばん好もしい雑草は、ノビル。これは美味しい!ユリ科の植物で、細いアサツキみたいな葉っぱが出ていて、それを途中でちぎれないように力を加減しながらうううううんっと抜くと、ちっちゃいタマネギみたいな白い根っこが「ぷりっ」と出てきます。
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これをその場でちょっとかじってみると、ネギみたいな味がしておいしくてびっくりします。(もし、かじって「ぐえっ」という苦い味がしたら、ムスカリなんかと間違えている証拠です。ムスカリの根は毒があるので食べちゃダメよ。)
このまま泥を落としてひげを切って、お味噌とマヨネーズを添えるだけで、エシャロット以上に美味しいおつまみに。この辺では道の駅でも1束130円くらいで売られていたりするから、メジャーな野菜なのかも。
ちなみに、ノビルは東京にだっていっぱい生えています。うちは以前から多摩川の河原でよく採っていたので、知っていたのだ。ハハハ。
どこにいても、そこに生えている草を食らう雑草家族なり。

そんな素敵な雑草ばかりだったらいいのですが、ぞっとするような輩もいます。
いちばんやっかいなのはカラスノエンドウというマメ科の植物。(これも茹でたら食べられるんだけど、100000人でかかっても食べきれない量が生えている。)小さい赤紫色の花はかわいいのですが、とにかく、わたしはホントにこいつが嫌い!というか、コワい・・・。
ツル状の茎があっという間ににゅるにゅると伸るし、3ヶ月洗っていないくせっ毛のロン毛みたいにぐちゃぐちゃにこんがらがるし、伸びたツルは草刈機の刃の軸に絡まりつくので刃の回転が「うぃーーーん、うぃっ、うぃ。」といって途中で止まってしまうし、作業しづらいことこの上ない!とにかく始末に負えないサイテーなヤツなんです。ふ~~。

ホントだったら、「うーむ生かしてはおかぬ!根こそぎ刈りきってやる!」と草刈機に油をたっぷり注ぎこんでガンガン刈りたいところなのですが、何しろわたくし、現在妊娠27週という不自由な身である故、草刈機の使用を禁止されているので(まあ、そうだよね、すっごい振動があるし、重いし、流産早産に直結しそうな作業だもの)、伸び放題になっている状態を確認しつつも手が下せないのであります。

でもね、やれることはやりましたよ。
こどもたち二人を動員して、とりあえず、かたっぱしから手で抜いたんです。
抜いて抜いて抜きまくった。
(むしる、ってほど短くないんだよね。バリバリ引き抜くってかんじなんです。)
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これをやっておけば、とりあえず夫が草刈する時とっても楽だし、最悪草刈まで夫の手がまわらなくても(あ、夫はビニルハウス内の植物の世話でけっこう手一杯なんです)来週来たときに歩けないような状態にはならないで済む、と。こどもたちもけっこう真面目に協力してくれて、とりあえず一番上の畑だけは、ちょっと草丈が短くなりました。
(抜いた雑草をこんなふうに盛ったアホは、もちろんニイニ。)
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でも、この「草抜き」って作業、すんごいくたびれるんです。ずーっと綱引きしているようなもんだからね。最後のほうは、うまくなりましたよ。腰を落として横に引っ張ると、ぼそっと抜けるんです。「ほれ、ニイニ、もっと腰を落として!」なんて指導しながらやってたんだけど、ニイニはそれにしぶしぶ従いながら「田舎に土地を持つって苦しいことでもあるんだなあ」なんてブツブツ言っていました。
なぜ、ニイニは途中で投げ出さないで手伝ってくれたかって?そりゃあ、「最後まで手伝ってくれたらお小遣いあげよーかなーどうしよーかなー」という曖昧なコトバで釣っていたからです。これってやっぱり悪い親かね。
ちなみに、4歳のポチンは1時間ほどがんばったら(途中でテントウムシと遊んだりもしてたけど)精も根も尽き果てて、座り込んでしまいました。おつかれさん。
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午前中いっぱいこんなことをしていた土曜日。きつかったけど、お日様が出ていなくて暑くないのが幸いでした。
ひとつだけ、頭を掠めた疑問は「こんな綱引きみたいな作業が、果たして妊婦に許される作業だったんだろうか。実は、草刈機使うのと同じくらいやっちゃマズい作業だったんじゃないだろうか」ということです。
ま、不幸な結果は出ていないので、よしとするか。

昼食は、家の中でいちばん見晴らしのいい西の縁側に卓袱台をだして、おそばランチ。
三芳村の道の駅「雛の里」で売っている生そば使用。
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そして午後は、念願のタケノコ堀に繰り出したのですが、その話はまた書きまーす。
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by babamiori | 2008-04-14 00:13 | 週末の出来事
平日は、魚を食べない。
ここ数日の我が家の夕食を振り返ってみると、昨日はラグーソースのパスタ、おとといは回鍋肉、3日前は手羽元の唐揚げ・・・
肉っぽい夕食が続いております。
もちろんこれは、育ち盛りで全身胃袋のニイニが毎日「にくにくにくー!今日も肉!出来ればステーキ!」と狂ったように所望するからというのもありますが、わたしもど~うも魚を買う気がせず、スーパーではふらふらと鮮肉コーナーに向かってしまいます。
いやもちろんわたしは結構な魚好きなので、あー今日はお刺身が食べたいなあ、今はカツオが旬だなあ、なんて思いますが、鮮魚コーナーでうろうろしているうちに「・・・やっぱやーめた。」とその場を離れてしまうこともしばしば。

週末に房総に行けば、新鮮で美味しい魚がとっても安く手に入ると思うと、ねぇ。

ちなみに、某スーパーでは、東京近郊の超ブランド漁港である「佐島」産の魚が、1匹1匹丁寧にラッピングされて氷の上に鎮座しています。
それがだいたいどんなもんかというと、
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こりゃ~、両目玉ともゴロゴロ転がっていきそうなほど高価ですね。
もちろんこの棚にある魚は客寄せパンダ的なもので、わたしを含めた一般庶民には縁のない‘おさかな様’たちです。だいたいの買い物客は一応のぞき込んでみて、値札の数字に自分の目を疑い、何度か桁数を数えなおした後、改めて「たかッ」とつぶやきその場を離れ、特価の切り身を買っていく・・・というパターン。

でも、房総のスーパー(うちから一番近いのが、館山のオドヤとベリーフーズ)では、逆に目を疑うことがあります。
あまりにも、安いんです。
たとえば、ホウボウの値段を比べてみてください。
上の佐島産の写真をみたあと、この写真を見よ!
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・・・見えないね。拡大します。
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ちょっとばかり小さいとはいえ、2匹で税込み567円。
これを2パック買ってお鍋にしたり煮付けにしたり(お刺身もいいけど、わたしの包丁の腕だとこの大きさじゃあキビシイ。おダシに期待)すれば、ワンダフルな夕食に!

たしか、2年前くらいのこと。突然夫から「家でアクアパッツァが食べたいなあ」と言われて、近所の某スーパーに行き、ごくごくフツウに売られている中ぶりのホウボウを買ったことがありますが、その時は確か1匹1280円程度でした。
まあ、それを3~4匹買ったわけだから、家で食べるにしてはかなり贅沢な夕食ですよね。
(だから値段も覚えているのだ。)
今だったら絶対、東京じゃ買わないよなあ。

わたしは、この歳になってはじめて東京以外の場所に居を構えて「やだあ、いつもえっらい高いもの買ってたんだあ」と思い知らされたわけですが、逆に、山海の幸に恵まれたところで生まれ育ち、大人になって都心で暮らし始めた人たちなどは「魚が、野菜が、なーんてバカ高いんだ!」と、怒りにも似た衝撃を受けるに違いない。
一体、どっちが不幸かね。

・・・そんなわけで、うちの家族はみな魚に飢えた状態で休日を迎え、三芳村のセカンドハウスではいっつも魚ばかり食べています。まあ、食べる魚は房州産、特に内房で捕れる魚が多いので、けっこう魚種はかたよっていますが。

ちなみに、天然ブリの売り方だってワイルドなもんです。
食品雑貨の脇で、傘立てに突っ込まれた傘みたいにして売られているんだから。
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by babamiori | 2008-04-11 11:13 | 食べ物のこと
強風・竹・雑草・・・そして墜落出産の、恐怖。
今日の雨と風はすごかったですね~。
妊婦検診に向かう車の中で、「東京湾横断道路アクアラインおよび連絡道の袖ヶ浦ICと木更津金田ICの間が、強風のため通行止めです」という交通情報を聞いてぞっとしました。確かにあのあたりはとっても海風が強いんですが、うちにとっては三芳村に行くための命のライン。ここが封鎖される事態は、一番困ってしまうんです。
今週末は、春の嵐が落ち着いてくれているといいんだけど。

困るといえば、これからいよいよ頭を悩ませることになるのが、竹と雑草です。

明日あたりぴかーっと晴れるでしょう。
それで一気にニョキニョキ出てくるのが「雨後のタケノコ」。
うちの裏は真竹の林で、ちょっと離れた裏山は孟宗竹林なのです。もちろん、タケノコなら堀り放題でっせー。4月も半ばになれば、いよいよ食卓はタケノコ三昧へ。焼きタケノコ、若竹煮、タケノコご飯、タケノコ炒め。
それって一見素晴らしいんだけど・・・凄まじい勢いでタケノコがニョキニョキニョキニョキ出てくるっていうのは、実は恐怖と表裏一体。ちゃんとタケノコ狩りをしておかないと、竹林がどんどん敷地を占領していくんだから!道の脇の竹もがんがん増えていくし、道の真ん中にも竹が生えるし、放っておくと多分、我が家はあっという間に竹林になってしまうでしょう。
ま、掘りたてのタケノコはめっちゃおいしいし、こどもたちははタケノコ堀が何より好きだし、タケノコ堀りなら頑張り甲斐はあるんだけどね。

そんな楽しみが隠されているわけでもない単なる恐怖、脅威とは・・・言わずと知れた、雑草の成長です。
ちょっと前まではのんびりとピクニックなんかしていた場所が、あっという間に膝丈程度の雑草に覆われて、それを放置しつづけると歩くことさえ困難なほど伸びて、えらいことになる。この季節になると、どの農家でも一斉に草刈がはじまります。でも、うちは週に1回行くのが関の山なので、週末ごとにごっそり生え伸びた雑草どもを目にするのが、本当にコワイです。

東京にいながら雨を眺めていると、そんな心配事ばっかり頭に浮かびますね。

しかも今日は妊婦検診で、またひとつ心配の種がむっくり。(房総とは全然関係ないけど。)
どうもフツウの7ヶ月目の妊婦さんよりお腹が出ている気がしていたのですが、超音波で調べると、おなかの赤ちゃんがかなり大きいことが判明。今ちょうど妊娠26週目なんだけど、赤ちゃんは28週と5日の大きさなんだそうです。どおりで、突然妙に重くなったと思ったよ。
それにしても、こんな体で、いつまで三芳村に通えるんだろう?

「・・・先生、わたし、1人目のときも2人目のときも、お産の進行がとっても早かったんですが、3人目も早いでしょうかね?たとえば、何の前触れもなく突然産気づいて生まれちゃうってこと、ないですかね?」
三芳村の畑の中で急に産気づいてしまった自分をふと想像したわたしは、思わず先生にそう聞いてしまいました。
「うーん、あなたは前回の出産の時、分娩室に入ってから17分で生んでますね。確かにこれは、とっても早いほうですね。経産婦さんは陣痛から出産までが早いことが多いんですが、あなたの場合は3人目ですし、『墜落出産』に気をつけた方がいいかもしれないな」
ん?耳慣れない言葉。
『墜落出産』って、なんなんだろう?
「ママも育児や仕事で忙しいとギリギリまで立ち働いていたりするでしょう、そうすると、ごくまれにあるんですよ。いやつまり、妊婦さんが無自覚なうちに子宮口が開いていて、赤ちゃんが墜落するように生まれてしまうってやつですね。トイレで墜落、とかね」

トイレで、赤ちゃんが墜落!
それってかなり仰天する事態だと思うんだけど。
目を丸くして絶句してしまったわたしに、先生はにっこり笑ってこう言いました。
「大丈夫ですよ、墜落出産の赤ちゃんって結構丈夫なことが多いですから。しかも滅多にあることじゃないしね。日頃から、あんまり力んだりしないようにね。」

でも、わたしの今の生活なら・・・
竹林の奥で、ウンっと腹筋に力を入れてタケノコを掘り当てたその拍子に、墜落出産。
・・・ありうるなあ~
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by BABAMIORI | 2008-04-09 00:34 | 東京にて
去年出逢ったのは、こいつです。アカハライモリ。
三芳村から連れ帰ったサンショウウオの卵は、今日もちゃんと育っています。でも、40匹くらいのうち、半数以上は白くカビてしまったようで、元気に幼生の形となっているのは20匹弱。今、全長が5ミリくらいだけど、1センチくらいになったら卵から飛び出してくるそうです。
夫から「サンショウウオ飼育隊長」を命じられてしまったので(「俺は家にいられなくて孵化の瞬間に立ち会えないから、おまえ、頼むな。」と肩をたたかれてしまった・・・)、とにかく孵化前に飼育方法を習得しておかなきゃと焦っているところ。ったく、わたしは自腹の中でも赤ちゃん育ててるっていうのに!

わたしはまだ大人のサンショウウオは見たことがありませんが、昨日ちょっと触れたように、アカハライモリには三芳村でひょっこり出逢ったことがあります。
b0128954_23205355.jpg

裏側は、こんな色。まさに、赤腹。
b0128954_23225881.jpg

とてもおとなしくて、赤ちゃんみたいなあどけない顔をしていました。確かに、このテクスチャが気持ち悪いというヒトの感覚は、分かる。でも、顔はかなりかわいいですよ。つぶらな瞳で。

今年もどこかで逢えるかな。
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by babamiori | 2008-04-07 23:41
あろうことか、サンショウウオの卵でしたぜ。
わたしが洗濯物を干していると、枝にドロンとした物体をひっかけたニイニが、下の田んぼの方からのこのこ歩いて戻ってきました。
「なんじゃそりゃ。カエルの卵?」
b0128954_10272485.jpg

クロワッサン状の妙な形の卵のう。フツウ見かけるにょろにょろしたカエルの卵とはちょっと違って、もっとプリンッとしたものです。
「田んぼの用水路のところに落ちてたのー。同じものがふたつあって、ひとつだけ持ってきた。ねえ飼っていい?」
「え~、持ってきちゃったらかわいそうだよ。観察したらもとの場所に返しなさい。だいたいニイニはもう世話しきれないくらいいろいろ飼ってるんだから、これ以上はだーめ!」
こういう時ははじめにちゃんと強く言わないとね。東京のうちにはすでに、古代魚水槽やら川魚の水槽やらドジョウの水槽やらが大小合わせて5本もある上に、犬とオウムとカタツムリもいて、その世話だけで手一杯の状態なんです。これから人間の赤ちゃんだって生まれるのに。もうこれ以上ありえねえ!
わたしの怖い顔を見て、無言で諦めの表情を浮かべたニイニだったのですが・・・ビニルハウスから戻ってきた夫がこれを覗き込んで言った一言で、突如、形勢逆転。

「これは~カエルの卵と形が違うな。おい、ニイニ、これはイモリかもしれんぞ。去年の夏にアカハライモリがいただろう、それじゃねえか?」

もちろん、ニイニはこの不確かな朗報に狂喜乱舞。
「うっそ~~~~!!!まじで!?飼いたい飼いたい飼いたい飼いたい飼いたい!ねえママ飼っていいでしょ?ママだってイモリ好きじゃん!」
一転して強気の姿勢でわたしに詰め寄ります。
や、やばい。
確かにわたしは、イモリがカワイイ飼いたいと騒いだ覚えがあるんです。次の誕生日にはイモリをちょうだいね、なんて言った覚えも・・・
「ちょ、ちょっと、だけどイモリかどうか分からないじゃ・・・」
そんなわたしのつぶやきはあっという間に掻き消され、ニイニと夫は勝手にどんどん盛り上がっています。
「パパ、持って帰っていい?これさあ、イモリだったらまじすげーよ!」
「そうだな。イモリじゃなくて、サンショウウオかもしれないしな。ほら1月に、そのへんの石の下で冬眠中のサンショウウオがいたのも見ただろ?」
「そしたらすごいよパパ!!天然記念物だよ!!」
「いやニイニ、天然記念物はオオサンショウウオだよ。うちにいたのはトウキョウサンショウウオ。それも激減しているらしいから、貴重は貴重だよな」
・・・もはや、飼わないという選択肢は存在しえない。「ただのヒキガエルかもよ」と嫌味を言うのが関の山。
でも実は、わたしもちょっとワクワクしたりして。サンシュウウオってかわいいかな~。
(ちなみに夫が冬にサンショウウオを発見した時は、ぬるぬるしてまったく動かなかったため、「腐って表皮の溶けたトカゲ」かと思ったそうな。うーむ、気色悪い。)

というわけで、早速インターネットで調べると、何と何と。
本当に、トウキョウサンショウウオらしいのです!
①卵のうがふたつあった。
②形状が三日月状である。
③落ちていた場所が用水路。
これらすべてが該当する上、ネット上で出ていた写真とまったく同じ。いやいや、またけったいなものを拾ってくれましたよ。

飼い方を調べると、結構たいへんそうなことが判明。
なになに、孵化したら、幼生には冷凍赤虫(ボウフラ)か乾燥ミミズを食べさせて育てるが、食欲旺盛で共食いもするため、できれば1匹1匹個別の容器で飼う、だと?そんで、上陸したらエサは小さなコオロギをピンセットで与える、だって!ヒエ~~。生餌は怖いぞ、いくらわたしでも。しかも、暑さにとっても弱いので、夏でも20度前後に保たなければならないらしい・・・。どうすりゃいいのさ。
「ちょっと~、サンショウウオって世話がすごい大変なんじゃない。ムリよ。いくら珍しいって言ってもさあ。」
及び腰になったわたしを尻目に、夫はなんとネットでさらに研究を進め、「飼育設備 冷蔵ショーケース」などと検索しておるんです。
あーあ、こりゃだめだ。

そんなこんながあったのが1週間前。
今、どうなっているかというと、家でこんな風に育っています。
b0128954_10394323.jpg

見えるかな・・・小さい小さいサンショウウオらしきものが、中でびくびくうごめいているんです!卵のうの中で大きくなっている様子。
エアレーションも入れて、水温調節もバッチリなので、これで孵化しないことはないでしょう。
もちろん、この子たち全部を家で飼うのではなく、ある程度育てたら大半はもとの場所に戻してやる予定です。日本の中で、サンショウウオが育つ環境が激減しているとのこと。三芳村は無農薬や減農薬の野菜や米で有名なところ。サンショウウオたちの、数少ない砦のひとつなのでしょう。

今後、このサンショウウオの子たちの成長ぶりを、ちょくちょくお伝えしていくことになりそうです。気持ち悪がらないでね~
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by babamiori | 2008-04-06 10:45 | 週末の出来事



ひょんなことから、南房総に8700坪の土地を手に入れてしまいました。平日は都心で建築ライター・コーディネーターとして働き、週末は南房総で野良仕事。ちょっとムリして始めてみた二重生活ですが、気付けば主客転倒で、どっちがメインの住まいかわからなくなっています。田舎暮らしの衝撃と感動、苦悩と快感をそのまま綴ります。 ニイニ中3、ポチン5年、マメ1年。

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