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夏の風情を味わう法。(しょぼーいインドア編)
あー暑い。
暑い暑い暑い。
夏に産んだのは初めてなので知らなかったんです…授乳がこんなに暑いとは!

マメが、わたしの胸にぴったりほっぺたをくっつけてこっこっこっこと喉を鳴らしておっぱいを飲む姿は、何より愛しいし、カワイイ。もう、たまりません。
だがしかし、マメは生きる湯たんぽ。密着していると、体も心もぽっかぽかです~というかむしろ、あっちぃあっちぃ、あつくてたまらん!というのが正直なところ。マメのことを考えると、冷房をガンガンにきかせるわけにもいかず、ぬるーい空気の中で汗だくになって授乳しております。
でもふしぎなことに、マメはぜんぜん暑そうじゃないんですよね。こんなに暑いというのに汗かかないし、ぐずらないし、頭だってさーらさら。「心頭滅却すれば火もまた涼し」とばかりに、無我の境地で淡々と、おっぱいを吸うことに徹しています。「乳を吸う」という目下課せられている唯一の仕事を、しこしこと実直にこなす姿には、感動すら覚えるほど。
「マメちゃんは文句も言わずエラいわねえ…」などとぼそぼそ話しかけながら、煩悩満載の母親は溜息をつき、愚痴をこぼしています。

うぅ、産後復古の時期が夏だなんて泣けてくる~。
家にいるうちに、貴重な夏がどんどん終わっちゃうよぅ…

うちの中にずうっといると、太陽に照りつけられる華やかな暑さとは無縁。また、酷暑を一瞬忘れさせてくれるような涼やかな風景にも巡り逢うことができません。うすぼんやりとクーラーの入っている室内に、せめて夏の風情を、と風鈴を吊るしてみましたが、どうも、情緒に欠けるんだなぁ。
第一、揺れないし。
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家の中のささやかな涼を求めて水槽の前に座り、イモリをじぃーーっと見つめたりもします。
イモリに自己投影。こんなにアホな動物にはなりたくないけど、ずいぶん気持ちよさそうに泳ぐよなあ。うらやましいなあ。
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あ、そうそう、サンショウウオたちはどうしているかな?暑さに参ってないかな?と思ってそっちの水槽を覗いてみるも、いつものように1匹も見えません。(本当に地味なペットなんです。)
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ふつうはテラコッタの植木鉢の欠片の下にいるんだけど、今日はいないなあ。暑さや乾燥の苦手な彼らは、水際に移動したようです。
焦げ茶の植木鉢の欠片をそおっとはずしてみるとその下に…
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おー、ごっちゃりといました。(ある意味、暑苦しい姿。)
それからこんなところにもいたぞ。2匹、水に浸かって顔だけ出してます。
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なんか、両生類って胎児みたいな顔しているなあ、と思う昨今。
(生まれたばかりのマメの顔を見た瞬間、うわーイモリそっくり、って咄嗟に思ったもん。生後2週間ほどで、ずいぶん人間らしくなってきましたが。)

当のマメは、おっぱいのあと沐浴でさっぱりして、すやすや。
いいなあ、涼しげで。
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ところで。
わたしも自らを犠牲にして、家族に「涼」をもたらすことがあります。
日本の夏にはこれしかないでしょう!背筋も凍るこの形相…
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自分でも怖いや。
なりふりかまわないとは、このことです。
こどもたちは、本気でビビッてました。
(実はこれ、わたしが小さい頃、母がよくやっていた技なんです。妹と一緒に「きゃーー!!コワいからやめてーーー!!!」と叫んで逃げていたりしたのですが、いつの頃からかまったくやらなくなった母。「どうして最近、おばけやってくれないの?」ときくと、「もう、怖いっていうより、気味悪いってかんじになってきちゃったから」と言われたのを覚えています。)

ちなみにポチンが真似すると、怖くもなんともありません。
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by babamiori | 2008-07-28 14:51 | 産後について
出生届も、カブトムシも、夜。
生まれてから10日間も名無しの権兵衛だった、マメ。
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今回は本当に悩みました。

候補の名前は30くらいあって、そのうち8つに絞られたのですが、そこから先がどうにも決まらなくて。
「よし、これにしよう!」と思った名前があると、とりあえず1日その名前で呼んでみるのですが、「うーん、この名前ほど可憐なかんじじゃないなあ」と却下したり「やっぱり、一昨日呼んでいた名前の方がいいかもな」と戻してみたり「ある意味この子っぽいけど…結婚できなそうな名前だなあ」と揺れてみたり。

ポチンは完全に混乱してしまい、保育園でお友達のママから
「赤ちゃんのお名前決まったの?」
と聞かれると、
「○○じゃなくて~△△じゃなくて~□□じゃなくて~、えーとー、わすれちゃったー。
だってさあいろいろあってわかんないんだもん!!」
と半分怒って答えていたそうです。

とはいえ、いつまでも名前がないと呼ぶに呼べなくて結構辛いものがあり、「赤ちゃん」と呼び続けるのにも限界があり、ついに先日「これでいこう!」と腹をくくって決めました。
その名前は、生まれる数か月前から候補にはなっていたのですが、周りの人たちに打診すると極端に賛否両論分かれるので、ずっと躊躇していたもの…
でもま、ニイニとポチンが最終的に諸手を挙げて賛成してくれたので、えいやっとふんぎりをつけて出生届にその名を記すことに。
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書いてしまえば早いもので、その夜、家族5人で区役所に出生届を出しに行きました。
そう、我が家はいつも出生届を夜に提出するのです。
区役所の「時間外受付」という世にもしょぼい裏口からこそこそっと入って、薄暗い廊下の手前にある窓口をこんこんとたたき、中でテレビを見ている夜勤のおじさんに「すみませ~ん、あのー出生届だしたいんですけど」とちょっと恐縮して声をかけるというおきまりコース。
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どうして夜行くかというと…あれ?なんでだろう。理由は特にないかも。何となく、家族でわくわくしながら夜出かけるあの風情がけっこうイイ、としか言いようがありません。

でもまあ、特別ドラマチックなことも起こらず(窓口の人に「そんな、親のエゴでつけたような名前、受け付けられません!」と突き返されることも、「このご時世に、ずいぶんとまた平凡な名前にしちゃったんですね」と冷笑されることもなく)、淡々と事務処理をこなして、さっさと出てきました。

帰りにコンビニでアイスを買って帰るのも、恒例。
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ニイニはクーリッシュのバニラ、ポチンはスイカバー、夫はレモンのかき氷、わたしはパピコ、そしてもちろんマメは、おっぱい。

スイカバーを食べながら、ポチンがニイニに聞きました。
「ねえ、カブトムシにこれあげたら、食べるかなあ」
ニイニは心底バカにした言い方で「食べるわけないじゃん」と一蹴。
「でもさ、食べるかもしれないよ。あげてみよっか」とめげないポチン。
「そんなことしちゃダメだよっ、カブトムシが死んじゃうだろ!せっかく増やしてるのに!」
目くじらをたてて怒るニイニに、わたしはすかさず横やりを入れました。
「ニイニ、あなたせっかくうちで羽化したカブトムシを三芳村に返してやったのに、新しいやつをまたとってきちゃったでしょ。今年も卵産んだら、どんだけ増えちゃうと思ってるの??去年はつがい1組だけで8匹かえったんだよ、今5匹もいて、それが交尾したら、どんだけの卵を育てなきゃいけなくなると思うの!?」

そうなんです。
先日、パパと一緒に三芳村に行った時に、うちで成虫にしたカブトムシ8匹のうち4匹を、去年この子たちの親を捕獲した場所に戻しに行ったのです。セカンドハウスから、車で10分くらいのところ。
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これでやっとうちのカブトムシが減ったわ、と思ったら、ニイニってばその後続けて、新しい個体を探しはじめたらしい。
電灯の下、自動販売機の近辺などを、うろうろうろうろ。
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「もう今日は見つからないから、帰ろう」と促す夫の声を無視して、しつこく探しまくり、とうとう、チビクワガタを1匹ゲット。
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しかも、夜セカンドハウスに戻ると、なんと玄関に1匹、カブトムシがくっついてたんだって。もちろんそれも、お持ち帰り。

というわけで目下我が家には、
8(カブ)-4(カブ)+2(カブ1、クワ1)=6(カブ5、クワ1)在住という状態なのです。
しかも、今年の夏は、まだまだ長い。今後増える可能性、たかっ。
「もう、しらないよ。さすがにママは面倒みきれないからね」
と釘をさすわたしの横で、夫がぼそっとつぶやきます。

「でもな、同じ親から生まれた子供同士で交尾させるより、違う個体が1匹入った方が、血が濃くならなくていいんだよな。だから、ニイニが捕まえたカブトムシは、うちにとって必要なんだよな」

ニイニの肩もって言ってるんだろうけど…そういう問題じゃないでしょうが!
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by babamiori | 2008-07-23 23:34 | 南房総のこと
女たちの乳臭い週末、男たちの日向臭い週末。
「ねえポチン、パパとニイニは土日に三芳村に行くって。ポチンはどうする?」
「いかなーい」
「でもさ、ママはまだお体が治ってないし、マメちゃんちいさくてお外行けないから、ずうっとずうっとうちにいるよ。コンビニにも行かないよ。パパたちは海で遊ぶかもよ。それでもいいの?」
「いいのー。ママと一緒がいいのー。三芳村いかなーい」

入院中からずっとママに飢えていたポチンは、大好きな海へのお誘いにも見向きもしません。土日の育児を引き受けてくれている夫に甘えて、ニイニとポチンを連れて三芳村に行ってもらうことになっていたのに。やっぱり、3人目は、産後の回復がちょっと遅いみたいなので、子供が3人べったり家にいるとしんどかったりします。

「ぶんべんしつで血がいっぱい出たとこ、まだ痛いんでしょ?お外行かないで寝てて」
実は、ポチンはパパと共に、マメの出産に立ち会ってくれていたのです。壮絶な現場を目撃した4歳は、それなりにママの体調を理解してくれている様子。(ちなみにニイニは「ママ…ニイニはママのこと好きだけど…立ち会わなくても、いい?」と言って、外でじりじり待っていました。生まれたと聞いた時は、飛び上がって喜んでくれたらしいけどね。男の子って繊細ね。)

とにもかくにもポチンは「海よりママがいい!」の一点張りなので、東京の家に、ママ、ポチン、マメ、と女ばかりが残されることに。
夏の扉がやっと開いたこの週末を、3人とも室内でまったりぼよーんと過ごしました。

わたしはと言えばもちろん、自己の存在意義の過半がおっぱいにある状態。
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マメがふにゃふにゃ泣く声を聞くと、そのカワイさに胸がきゅーんとして、同時におっぱいがつーんとして(これを「催乳感」と言うそうな)、湧けども尽きぬ泉のごとく母乳が出るわ出るわ。マメは喉をごっごっと鳴らして飲んでいますが、あまりに乳の出がよくてマメの嚥下のキャパを越えてしまい、ケーホッ、ケェーーホッと苦しげにむせてしまうこともしばしば。

ポチンは、小さきライバルに一応愛情を示し、ファーストキスは自分が奪ってやるとばかりに大接近したり、
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抱っこして白雪姫のビデオを見たり、
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まあ…はっきり言って、気の毒なほどヒマを持て余していました。
そして1時間に1回は、必ずこう聞くんです。
「ママー、ママはわたしのこと、好き?」
好きに決まってるでしょ~大大大好きよ~と1000回笑い飛ばしても、また聞いてくるポチン。
うーん不憫じゃ。まんなかの子は辛いのう。

一方、男衆は、2週間ぶりの房総に勇んで出かけました。
ふたりがいないと淋しいけど、カビカビかもしれない三芳村の家にやっと風が通るな、とか、ちょっとは草刈りもやってもらえるだろな、などという安心感はあります。ポチンと並んで「楽しんできてね~」と車の後ろ姿に手を振りました。
それにしても、わたし抜きで父子で旅立つ(ってほどでもないか)なんて、あのふたりもずいぶん自立したよなあ~

と、感慨ぶかく見送った2時間後。
ケータイに夫からの着信が。
「今三芳に着いたんだが、大変だ、すげーことになってるぞ。もう、もう、家からの景色がなくなっちゃったぞ。雑草がはえまくりだぞ」
「え~~~、そうなの~~!?」
「竹もだぞ、ビニルハウスの中にも竹がはえてるぞ!!しかも洪水があったらしくて、ビニルハウスの中の防草シートの上にまで泥がかぶってる」
「うそ!?大変~~!!」
夫の泡食った声に、状況が飲み込めずおろおろするばかりのわたし。
「もう、うちはだめかもしらん。やっぱりひとりではどうにもならん」
「どうにもならんってあなた…で、わたしは今、何かできることあるの?」
「いや、一応報告しただけだ。じゃあな」
「へ?あ…そうなの?」

つまり夫は、自分が目の当たりにしている光景を中継して、その恐怖を共有したかったようなのです。
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その気持ちは、よく分かる。でも、おっぱいをくわえこんでいる乳飲み子を抱えた東京の妻に、できることはありません。
悪いなあとは思いつつ、激励の言葉を添えて、電話を切りました。

その後も、電話の嵐。
「大変だ、水やりをしようと思ったら、ビニルハウスまでのばしてるホースが雑草に締め付けられたらしくて水が出ない!」
「掃除機はどこだ?掃除機は!どこにも見えないぞ」
「今から海に行くんだが、貴重品どうしよう!車のカギを濡らさないで持って海に入らなきゃならない。みおり、いい方法を考えて連絡をくれ!」
…まったく。
東京にいても、ぜんぜん気が休まらないではないか。

お昼を過ぎたあたりで、すとんと電話がかかってこなくなりました。
何してるかなーと思っていたら、どうやらニイニと一緒に野良仕事に精を出していたらしい。
ニイニは、先日、池袋西武デパートの屋上でパパに買ってもらった「華厳」というリュウゼツランを地植えしていたそうな。
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そしてその後、無事に、海に行ったらしい。
館山の見物海岸に行くって言ってたっけ。
いいなあ、写メール見ると、うらやましくて身悶えしそうになります。
何よりも海の好きなニイニ、シュノーケリングで魚はいっぱい見られたかなあ?
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夜、ポチンとふたりで仲良くハンバーグをこねていると、久々に(っていっても半日もたってないが)メールがとどきました。題名は、『飯』。
なんだ?

「ごはんを炊こうと思うので、やりかた教えて。」

うっそーーー!?ごはんを炊くって、自炊するつもり!?
夕食は絶対、ファミレスとか回転寿司とかで済ませるに違いないと思っていたのに、なんとふたりでカレーを作るというではないですか!!
(もちろん、カレーはレトルト。)
びっくりして電話をかけると、電話越しで聞いているだけでキリキリしそうなほどドタバタとしている様子が伝わってきます。
わたしは、幼稚園児に教えるように噛んで含むような言い方で、事細かに指示しました。
「お米は、カップにすり切り1杯と半分くらい。すり切りって、わかんない?カップの縁までぎりぎりいっぱいに入れることよ。上にこんもりしちゃだめよ」
「研ぐのは2~3回でいいからね、あなたが何度も研いだら、お米ぜんぶ流れちゃうだろうから。お水を入れて、お米を軽くもむの。わかる?」
…自立したなぁなんて思ったのは、早合点だったかもしれん。
どんなに離れていようとも、ケータイがある限り、夫とニイニはまるで一緒にいるかのように手がかかるのです。
「なんとかなりそうだ、じゃあな」

と、電話が切れた1分後。
「それからさあ、ニイニがすごいもんとってきちゃったんだよ」
またまた電話が。
「サザエの焼き方、教えてくれる?」
え!?サザエとったの?
「数個だけどとってきちゃったんだよ。もう返すに返せないし、これから食べようと思うんだが」
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すごいなあ、カレーとサザエ。
なんかよくわかんないけど、おいしそうだなあ。こっちで食べているハンバーグなんかよりぜんぜん魅力的です。
それにしても、やれやれ、あちらが夕食にありつけば、もうほっと一安心。
当分電話もないことでしょう。

と思いきや、また電話が。
「みおり、焼いたサザエのふたが硬くて開かない!インターネットで開け方調べてくれ~」

…もう!!!めっちゃ世話が焼ける!!!!!!

で、その、東京在住のわたしを巻き込んでつくった夕食は、こーんなだったようです。
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ほ、ほんとに、カレーとサザエだけだ…
あ、らっきょうもあるか?野菜不足はジュースでカバー?
これが男の食卓かあ~
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by babamiori | 2008-07-22 14:41 | 週末の出来事
悲喜こもごも…生と死のコントラスト。
ただいま爆睡中の、マメ。
うちに帰ってきてようやく、パソコンをひらく時間ができました。

いやはや、やっぱり家庭復帰後は忙しいわ…
「産後3週間は、床上げしちゃだめ!できるだけ寝ていてくださいね」と助産婦さんたちから口を酸っぱくして言われていましたが、わたしの帰りを待ち構えていたニイニとポチンが「ママー!お帰りなさーい!!」「だっこして~!」「魚たち元気だよ!見て見て!」「ぎゅーして~!」「カブトムシも生きてるよ!見て見て!」「ちゅーして~!」とすごい勢いでたかってくるので、そのエネルギーにあっという間に飲み込まれて、まずいよなぁとは思いながらも動き回ってしまっております。

今まで影も形もなかったにもかかわらず、帰ってきて2日もたてば、もう昔からそこにいるかのように存在している、マメ。
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そうそう、生まれた子のことは「マメ」と呼ばせていただきます。
(命名は、お七夜まででしたよね…それって今日ですよね…
でもまだ決まっていません。うーん。うちではいまだに、赤ちゃん、とよんでいる。)

ところで、この1週間ばかり、うちの中では誕生と死別が交錯していました。

川でニイニが捕まえてきて稚魚から大切に育てていたオイカワが、原因不明の痙攣をおこし、三日三晩悶え続けた挙句、わたしの出産前日に死亡。
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出産当日の朝、なかなか成虫にならずに心配していた三芳産のカブトムシが、やっと羽化。
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そしてその日、陣痛促進剤を投与。
(グラフで台形の山になっているところが、子宮収縮による痛みの波。)
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夜、マメを出産。
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翌日、わたしが子どもたちの次に大切にしていたイモチビが、なぜか急死。
(夫が、死んだイモチビを撮影して病室で見せてくれたのですが、この写真では生きているんだか死んでいるんだかさっぱり判らず。)
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やっぱりショックだったのは、イモチビが死んでしまったこと。マメを生む朝まで元気だったのに。原因不明の急死だったので、それを発見した夫の方が動揺して沈んでいました。
「みおり、マメは、イモチビの生まれ変わりかもな」
わたしも涙を浮かべて頷いたわけですが、何だかよく考えると…ずいぶん小さいものから生まれ変わっちゃったんだなあというかんじ。

「ママ、だからマメのことも大切にしなきゃね。イモチビと同じくらいかわいいしね」
さすが我が子の発言。
ニイニはイモチビの生まれ変わりを、それはそれは大事に扱っています。ポチンも、嫉妬の感情を織り交ぜながらも、おねえさんとしてがんばっています。
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ところで、驚愕動転したことがひとつ。
うちの名物「毎日が家事ゼロの日」というなああああんにもしない夫が、なんとなんと、昨日お皿を洗っていました!!!!!!
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すごい!
どうしたんだ!?
地震が来るぞ!!雹がふるぞ!!
いやあ、3人目を産んだその日から、夫が蛹をすっとばしていきなりメタモルフォーゼ。上2人の世話、洗濯(って言ってもたたまないけど)なんかをしてくれるのです。しかも食器洗い(って言っても拭かないけど)まで!
ヒトって、死ぬまで成長するんですね。
(すみません、フツウに協力的なご主人がいらっしゃる方にしてみれば、何が驚愕に値するのかわからないでしょう。でも、同種のご主人のいらっしゃる方には分かっていただけるはず。)
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by babamiori | 2008-07-17 17:18 | 産後について
母子共に、徹夜。
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昨日はさすがに前夜のお産の疲れがどっと出て、夜はゆっくり休みたかったのですが、そうは問屋がおろさない。

赤ちゃんによくある「産後1日目の不眠」とかいうもので眠らぬ赤子。仕方ないのでツラを突き合わせ、夜を徹して語り合いました。
もちろん、議題は「授乳とは」。

「おひゃ~!おひゃ~!」
はい、おっぱいですよ~。
「ちゅぱちゅぱ」
こんどはこっちのおっぱいね~。
「ちゅぱちゅぱ」
…もしもーし、吸うのやめちゃったの?眠くなったの?
「…」
じゃ、げっぷしようね。とんとんとんとん。
「…ゲフッ」
よーしいい子ね、ねんねしよっか。
「…」
( そぉっとベッドに寝かせる。)
やれやれ、わたしも休もう。ふぅ~。

10秒後。

「おひゃ、おひゃ、おひゃ~!おひゃ~!」
なに、まだ飲みたいの?
「おひゃ~!おひゃ~!」
わかったわよー。じゃあ、おっぱいまたあげようね。
「ちゅぱちゅぱ」


これを、空が白んでくるまで、延々と続けたふたり。それはまさに、意味の有無を超越した終わりなき反復行為。
まあ、くるくるぱーになるほど疲れるものとも言えますが、赤ちゃんの欲求に添うて行動するのが、今のわたしの任務であり、これが彼女との対話の第一歩なのであります。

外界に出て1日しかたっていない赤ちゃんの気持ちになれば、ママのお腹にいたときと勝手が違いすぎて不安だろうし、せめて腕の温もりの中にいたいだろうし、小さい小さい彼女に合わせてやるのが筋っていうもの。
しわしわの手でわたしをきゅっと 掴む感触を楽しんだり、途中で目を開けた顔を見て、わあー白眼が青いー、ママのこと見えるかなあ、なんて喜んだりしながら、おっぱいマシーンになった初日の夜をしみじみ味わった次第です。


産前産後にコメントをくださった皆さん、ホントにホントにありがとうございました。すごく嬉しくて、おかげでおっぱいの出もよくなってます!
でも母って不思議。生んだら突然おっぱいが出るようになるなんて。不謹慎にも、「わたしの初乳でも、三芳の酪農家の方からもらったみたいな牛乳豆腐が作れるかな?」なんて考えてしまいました~
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by babamiori | 2008-07-13 19:25
昨日はお腹にいた子が。
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昨日7月11日、21:03に、赤ちゃんが出てきました。

いやあ、まいったまいった。
神から与えられた母性に降参です。
生む前はニイニとポチンにかまけてばかりで、赤ちゃんにかなりドライだったわたしですが、やっぱり生んだ途端に、このかたまりがカワイくてカワイくて仕方ないや…

大きさ、3512g。
なんだ、大騒ぎしたわりに結構フツウの大きさじゃない?と思いましたが、なんとこの子、まだ頭に胎脂をたくさんくっつけての誕生。胎脂って、未熟児などの場合、これからお腹でもっともっと大きくなるためにあるもので、これを吸収して体脂肪をつけて生まれるらしいのです。
つまり、彼女は放っておけばまだまだお腹にいるつもりだったらしく、そこで更に巨大化するつもりだったらしい。
(産前の診察カルテに、先生が「巨大児」と書きつけていたのを、わたしは見てしまった。)

さすが出産のプロね、と言われるほどの安産でしたが、わたし的には、やっぱり生むのやめる!と言いたいほど痛かったです。でも、この激烈な痛みのシャワーで、なんか身も心も初期化されたみたいなかんじ。
あーもう一度、ママやれるって、嬉しいなあとかみしめるばかりの幸せな産後です。
(実は分娩前にすったもんだあって、まったく心穏やかならぬ出産だったのですが…そのことはまた、後日。)

ずっと気にしていてくださった皆さん、ホントにありがとうございました。これからはこの子もよろしくお願いします!
名前は…まだない。
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by babamiori | 2008-07-12 10:58 | 産後について
今から生みます。
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今、産院のベッドの上にいます。今朝、検診があり、赤ちゃんが相当大きくなっていることが判明。急遽、陣痛促進剤を使うことになりました。

ぽちんは、朝から危機感を募らせていて、「入院はやめてって先生にお話して」と懇願されました。
ぎゅっと抱きしめて、保育園に預けました。

入院バッグには、子どもたちからの手紙がごっそり入っています。なかなか陣痛が来ないので、毎晩手紙を書いて渡してくれることに。ママ、これ読んで、生むのがんばってね。って。

というわけで、これからちょっとがんばりますね。徐々にお腹が張ってきました。
早く赤ちゃんに逢いたい。

ちなみに、今日は何の日かなーと思って調べたら「セブンイレブンの日」だって。
なんだかな~
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by babamiori | 2008-07-11 11:31
恥ずかしながら、まだ妊婦。
ただいま、人目を忍んでひっそりと生きております。

逢う人逢う人に「えーまだ生んでないの~!?」と驚かれる日々。
「え、ええ…実はまだ…」となぜか恐縮して身を縮めるわたし。
近所のセブンイレブンの店員さんにすら「今日もまだ生まれてないんですね」と言われて「そうなんですよ~ははは」と答えつつ、明日も生まれてなかったら何だかもう買いに行きづらいなあ、なんて思ってしまったりして。(コンビニの店員さんにとっては、お客がいつ赤ちゃんを生もうがどうでもいいはずなんだけどね。勝手な自意識です。)

スクワットも雑巾がけもうんこ座りも、今のところ効果ナシ。
相変わらず不定期な前駆陣痛ばかりが続いていて、ピリッとしないんです。

ぎゅーっと下腹が絞られるような痛みがあったりすると、「よし、来たか。痛みの間隔が15分置きなら、病院に電話だ」と目覚まし時計の前にどっかりと座り込みます。お腹の痛みに集中すると、なんだかとっても生まれそうな気が。
痛みも1分近く続いたりして、「おーよしよし。本番っぽくなってきたぞ」とひとりで興奮。次の痛みが来るまでやたらと元気がでてしまい、てきぱきと入院のバッグの中身のチェックをしたり、歯をみがいたりしていると、期待通り、15分後に痛みが。「来た。2回目クリアー!3回以上この調子で痛くなったら、間違いないぞ」
頭の中で今後の手順をトレースします。「病院に連絡後、小学校と保育園と家族に電話。サンショウウオとイモチビに餌。洗濯物をたたんで、ゴミの始末をして、置き手紙を書いて、タクシーに電話。よし、ばっちりだ。」ふたたび時計の前に座り、次の陣痛を待っていると・・・
こないんだ、次が。3回目の波が。
終わっちまった。途切れちまった。
念のため、立ったり座ったりしてみるも、下腹の皮はゆるんだまま。
…なーんだ、またスカだ。

そんなことが今まで何度あったことか。もう、多少痛くても「どうせ陣痛じゃあないんでしょ」と期待しないでそっぽむいたりして。(誰にそっぽむいてるんだ?)
もっとがっつり痛くならないと生まれないって経験上分かっているだけに、早まって病院に行くようなこともありませんが、家にいても本当に落ち着かないので、日中は街に繰り出して歩きまくっています。

でも、足の付け根や腰や恥骨や下腹などは、今回やたらとギリギリ痛むのです。「いたたたた…」と思わず声を挙げると「どうした!?陣痛か?」とまわりの人間がどっと反応するので、いちいち「これは違うって」と牽制。そのたびにがっかりされると、何だか陣痛が来ないのはわたしのせいみたいな気がしてきます。
大人げない夫は、「今日生んでくれれば、今週末ニイニと三芳村に行けるのになあ。せっかく土日が晴れそうなのに。先週生むって言ってたじゃん」と、世にも腹立たしい自分勝手なことをのたまう。
なんじゃその言い分は!先週生むなんて言ってないよ!(生まれちゃうかも、とは言ったけど)
「別にお産に立ち会ってくださらなくってケッコーよ。普通に生活しててくれた方が、プレッシャーかけられるよりましだわ。三芳村にでもどこにでもお行き!」と、わたしもぷりぷり。
「いや、きっと最後の出産だろ?俺だって参加したいんだよ。ここまで待たせてケッコーはないだろ?!」と、夫もさらにぶーぶー。

しょうがないじゃん、まだ赤ちゃんがお腹にいたいんでしょ!!
と半分やけっぱちに叫ぶと、「しぶとい赤ちゃんだな」と言われる始末。
まあひどい。赤ちゃんには責任ないですよね。

外界の騒がしさに頓着せず、彼女は今朝も元気にお腹でしゃっくりしております。
ごめんねベビー。あなたの誕生の瞬間を待ちわびすぎて、みんなクレージーになってるだけだから、心配しなさんなね。
ゆっくり出ておいで。

…それにしても、3人目ともなればお産は早いなんて、誰が言いだしたんだ?

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※この写真は本文とは関係ありません。新設ビニルハウスのご紹介です。
手前のが、新設の2棟目。すでに植物たちの引っ越しははじまっています。
夫がはやく三芳に行きたい気持ちも、わかる。
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by babamiori | 2008-07-09 10:04
陣痛と羽化、早かったのはどっちだ?
もう、いい加減、待ちくたびれています。

おととい、自分の予感としては「生まれる」という手応えがあったんです。
赤ちゃんの頭がぐっと下がった気がしたと同時に胎動も少なくなり、さらに腰の痛みとお腹の張りが同時に起きる前駆陣痛らしきものもあり、「お!いよいよか!?」と思ったのですが、どうもそれ以来、気配が消えてしまって…しーん。
とってもつまらないです。

今日あたり出産かもと思ってからというもの、妙に元気が出てしまって、入院の準備はもちろんのこと、家の大掃除やら粗大ゴミの処理やらめったに洗わない大物の洗濯やら冷蔵庫の整理やら貯蔵品の買い出しやらオウムのミリィちゃんの鳥かごの掃除やらカメラの修理の手続きやら子どもたちへの手紙やら振込やら挨拶メールやらすべてすべてすべて、ものすごい勢いでこなしたわたし。
昨日は、授乳を始めたら絶対に食べられない、山椒とトウガラシ満載の四川料理のランチも食い納めちゃったし。

で、今日はもう、いよいよやることがなくなってしまいました。
目下、手持ち無沙汰です~~~

しかも、早まって親族友人各方面に「今日あたり生まれるかも!」と連絡してしまったため、メールや電話で「まだ?」「そろそろ?」「産んじゃった?」と問い合わせが相次ぎ、バツが悪いことこの上ない。

極めつけは今朝の産婦人科の検診。
「先生!お腹張ってきました!そろそろでしょうか?」と勢い込んで聞くも、「うーん、まだどうも熟していないようですね~」とのこと。がくっ。
「赤ちゃん大きいですから、1週間後の検診までに生まれなかったら、促進を考えましょうかね」だそうです。
いっしゅうかんごって、いっしゅうかんごって、気が遠くなるほど先のことじゃないですか!
なーんてこった。
3回目の出産なのに、わたしの「予感」ってまったくあてにならない代物だということか。

仕方がないから、自分の力でできるだけ促進しよう!と思い、やたらと軽快に散歩したり、雑巾がけをしたり、スクワットをしたり、あぐらをかいたり、うんこ座りをしたりと、「陣痛促進によい」とされるあらゆることを盛り込んだ生活に切り替えてみました。
今夜もこどもたちと遠くのコンビニまで散歩しようと計画していたのですが、さすがに張り切りすぎたツケがまわってきて、突如ダウン。ソファにぐったりころがっていたら、赤ちゃんがバンバンお腹を蹴るのが伝わってきて、「ああ、まだ生まれないのか」とがっかり。
あまりに陣痛を待ち焦がれて想像陣痛なんてことになりかねないわたしのことを、赤ちゃんが小バカにして「まだ生まれてやるもんかーへっへっへのへー」とせせら笑っているのかも。
(大きい赤ちゃんだと聞いているため、なーんかふてぶてしい性質なんじゃないかと根拠なく勘繰ってしまっているなあ。)

というわけで、こちらがこんな埒あかない状態である一方、傍らでは順調に育って見事に変貌を遂げた子たちもおりまして。

そう、ニイニが去年の夏に三芳村で捕ってきたカブトムシのつがいが交尾・産卵し、この子たちがぐんぐん大きくなり、1年後の夏を迎えたのです。
無事に幼虫から蛹になったのが8匹。ビンの中に1匹ずつ入れて育てていたのですが、土が足りなかったようで蛹室をうまくつくることができず、すべて土の上でごろんと仰向けの蛹になってしまいました。
そのままだと羽の部分を下にしたまま過ごすことになるため、羽化不全を起こす危険があるということで、慌てて段ボールで筒を作って人工蛹室をこしらえてあげました。
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これが功を奏したのか、これまでのところ、無事に3匹羽化しました!!
ご立派!!
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飼育下のカブトムシの羽化は6月下旬~7月と聞いていたので、「ママの出産とどっちが早いかねえ」なんて話していたのですが、どうやらわたしは、負けたようです。
(でもまだ蛹の子があと5匹いるから、全部羽化する前には生みたいなあ。)

女子校育ちで妹しかいないわたしは、カブトムシを捕まえて卵を産ませて育てたのは初めて。ニイニと一緒に暗中模索で育て方を調べながらやってきたのですが、こうやってちゃんと羽化してくれた子と対面すると、じーんとくるものがあります。
ニイニなんて、泣かんばかりに感動していました。
「かわいいなあ~。よく出てきてくれたなあ~。こんなに立派になって。」
手の上にそっと乗せて相好を崩している様は、まさにわが子の誕生を喜ぶ親。
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生き物を飼うって、本当に大変だけど、本当に面白いです。
わたし、ひょっとしたら、その感覚の延長で子供を増やしているのかも…
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by babamiori | 2008-07-05 01:09
三芳産のこどもたちは、今。
ちゃんと愛情をかければ、子は育つのだ。
なんて雑駁なモノ言いではおよそ真理には到達しないと思うのですが、まあ一理あるでしょ。特に、小さい子供に対して放置プレーは厳禁だと思います。労を惜しまず手間も暇もかけてこそなんぼの世界。そうすれば子供の側のみならず、育てる側の愛も増幅するってもんです。
でね、自慢じゃないけど、うちの子たちは、感心するほどすくすく育っています。う~ん、こっちの愛にちゃんと応えてくれてるってかんじ。親冥利につきるなあ~

なーんて別にわたし、ここで子育て自慢を展開しようって言うんじゃありません。
だって、わたしが心を砕いて育てているのって、この子たちだもん。
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か、カワイイ…
三芳村の用水路でニイニが拾ってきたサンショウウオの卵。うちで孵化した14匹のうち、最初に奇形っぽい2匹は★になってしまったけれど、残る12匹はちゃんと元気に大きくなっています。今まだ幼生なのは5匹。あとの7匹は無事に上陸しています。
幼生は共食いするので(実は手足を食べられてしまった子がいるんです。でも最近、再生してきたのでホッとしてます)、ぜんぶ個別のタッパーに入れて育てています。
この子たちがまことに人なつっこい。エサを持ったわたしがこの子たちの前に座ると、タッパーの中から一斉にこっちを見るんです。壁に手をかけて。
「ママ、ごはん。ママ、はやく、ごはん」
わたしには聞こえるんです、この子たちの声が。
「はいはい、ちょっと待ってね~。ママが今あげますからね~」
こうやってサンショウウオと会話しているわたしを、ニイニもポチンも夫も不気味そうに遠巻きに見ていますが、そんなこたぁ知ったこっちゃない。この子たちとわたしの間の心の交流を邪魔することなど誰にも許されないのだ!
「ママー…」
b0128954_1091925.jpg

ああ、見つめられるとキュンとしちゃう~~~~
相手の大きさが3センチしかなくても、こんなにも深い愛情が持てるっていう自分のメンタリティに驚きさえ感じます。間近で顔を突き合わせていると、お互いの大きさの差なんか、どうでもよくなるんです。(格差婚とか、ノミの夫婦とかって、こんなかんじなのかな。…ちょっと違うか。)
でもまあ、はっと我に返ると、やっぱりやつらはあまりに小さいのであります。
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ちなみに、上陸した子たちはこんなかんじ。
b0128954_1010844.jpg

外エラがなくなると、ずいぶん雰囲気が違うでしょう?色も黒くなります。わたしは育ての親だからかわいいけど、言ってみればナメクジに手足、というかんじかな。エサは、生きたホソワラジムシ。(もちろんこれも、飼育して増やしています~)
大人のサンショウウオは非常にスタティックな生き物です。普段はミズゴケの下にいて、まったく姿をあらわしません。こそり、と動く音さえ聞こえません。
よって、ミズゴケと石を飼っているようにしか見えません・・・
b0128954_10122410.jpg


でもって、
我が家にはさらに小さいのもいるよ。
イモチビ。
三芳の水田でニイニが捕ってきたアカハライモリから生まれた子です。うちでただ1粒だけ産卵され、孵化した、天涯孤独のイモチビ。この子もちゃんと育っています。
現在の体長は、1.5センチ。
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イモチビは、一時危ない時期がありました。かれこれ3週間前、お腹に空気がたまってしまい、水底に静止できずに裏返って浮いてしまい、エアレーションによる水流に流されてまるで死体のようになってしまったのです。というか、死んでしまったと思いました。白い気泡の入ったお腹を上にして浮いている姿に、もはや命は宿っていないように見えたのです。もちろん、エサにはまったく反応せず。
南無阿弥陀仏。
「あれ?水槽片付けないの?」
イモチビの死体をそのままにしていたわたしに、夫が聞きました。
「うーん。今日中にやるよ…」
そう言いながらもどうも始末する気になれず、何となく2~3日放置しておいたのですが…なんとなんと!
イモチビが水底にちゃんと足を着いているではありませんか!!
エサを食べていないので紙のようにぺっちゃんこの体だったけど、確かに生きています。時々、水流に煽られてふわっと動いてしまうけれど、体勢を立て直してまたじっととどまるんです。
わたしは奇跡に驚き狂喜乱舞しましたが、その直後に「やばい!エサがない!エサ、エサつくんなきゃ!」とブラインシュリンプの卵を冷蔵庫から取り出して泡食ってエサづくりをはじめました。
…そうそう、イモリの幼生のエサはブラインシュリンプ(シーモンキーとも言う)という生き餌で、こいつの卵を塩水の中で孵化させたものを与えるわけ。孵化にはまるまる1日以上かかってしまうのです。
おねがい、明日まで餓死しないで生きていて…
そう祈りながら見つめて過ごしておりましたら、願いが通じたのか、命が絶えることなく翌日を迎え、めでたくブラインシュリンプにありつけたという次第。イモチビ復活!
その後はもう、もう、ICUでの看護くらいの手厚さでイモチビの世話に励み、なんとかここまで大きくしたわけです。エサが口に入るたびに、「今食べた!」とよろこんだりしてね。
それにしてもこの子、ちょっと手足が細すぎるし、小さすぎるし、ひ弱なかんじなんだよなあ。ちゃんと大人になれるかどうか、今だに心配です。

もうひとつ、うちの秘蔵っ子の成長の報告があるのですが、疲れたので次回にします~~~
わたしの出産前にアップできるかな?もう本当にカウントダウンだからな~
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by babamiori | 2008-07-02 10:18 | 東京にて



ひょんなことから、南房総に8700坪の土地を手に入れてしまいました。平日は都心で建築ライター・コーディネーターとして働き、週末は南房総で野良仕事。ちょっとムリして始めてみた二重生活ですが、気付けば主客転倒で、どっちがメインの住まいかわからなくなっています。田舎暮らしの衝撃と感動、苦悩と快感をそのまま綴ります。 ニイニ中3、ポチン5年、マメ1年。

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