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そして、おいしくいただきました。のはずが。
「ちょっとちょっと、みおり、耳貸して」

週末三芳村にて、午前中のひと仕事を終えビニルハウスから戻ってきた夫は、わたしを手まねきして耳元でこそこそ話しはじめました。
するとこどもたちはハッとして、一斉にパパの方を見ます。(マメは除く。)夫がこうやってナイショ話するときは大抵、こどもたちをどこかに連れていこう、という話なんです。

「これから…だから…になるでしょ…かなあ」
「でも…なら…じゃない?」
「そうかじゃあ…にして…すれば…だよな」

ニイニもポチンも、親を遠巻きに見つめながら興味津々。
なんだろなんだろなんだろー!?とドキドキしながら親の話の中身を予想しあっています。

すると夫は突然、んあぁ~~っと伸びをしながら、大きな声で言いました。
「でーもやっぱ、やめっかー。今からじゃしんどいしなー」
こどもたちはまたハッとだまってこっちを見ます。
え?何をやめちゃうの?ホントにやめちゃうの?
と、目で強烈に語りながら。

…こどもたちよ、心配しなくて大丈夫。
パパは、一度思いついたイベントを取り下げたことがないでしょ?
「やっぱやめっか」と言ってみた後の「えーかわいそうじゃない!」とか「やめないでパパ!」とか「…(無言で泣く)」というこどもたちとわたしの反応を見て、しばし考えてから「そうか…じゃあ、しょうがねえな。しんどいけど行ってやるか!」と恩着せがましく立ち上がる、というのが夫の常套手段なのです。
ったく、毎度同じなんだから。
(最近はわたしも「そうね面倒だしやめちゃったら」などとあっさり同調するのですが、やっぱり夫は「そうかしょうがねえなあ」と言って立ち上がります。ヘンなひとだよ。)

今回、夫が企てたのは、館山湾の自衛隊堤防という有名な釣り場にニイニを連れて行こうというもの。どうやら昼食後にネットでごちょごちょ調べていたのは、この近辺の釣り場情報や釣果情報だったようです。
今日は潮目がいいらしく、みんなザクザク釣れているとのこと。
最近、釣りに行っても坊主(釣果ゼロ)が多いニイニ。いつもほっぺたに涙の筋をつけて帰ってくるのですが、今日の釣りはもしかしたらバッドサイクルを断ち切るいいきっかけになるかもしれません。
(ちなみに先日は、夫が30センチのサバ1匹に対し、ニイニは7センチのシコイワシ1匹。)

「行ってやるか」
と夫が言ったその時、お呼びでないポチンがなぜかルンルン声で飛びついてきました。
「パパー!ニイニがね、今日はたぶんわたしのために、さんりょうピエロランドに行くよって言ってるんだけど、ホント!?」(さんりょうピエロランド=サンリオピューロランド)
うーんなぜか、こどもたちの間ではそんな話になっていたようでして。
でもここは千葉ですぜ。ピューロランドは八王子。どう考えてもその線はないでしょうが。ニイニの予想って何を根拠にしているのだろう?

「ポチンちゃん、悪いけど、今日は釣りに行こうと思ってるんだよ。ポチンはママとマメちゃんと一緒にお留守番しててね。ニイニはどうする、行くか?」
聞くまでもないのに夫にそう聞かれたニイニは、そもそものドングリ眼をさらに西川きよしのようにくゎっと広げて叫びました。
「行く!どこ?自衛隊堤防?行く!!」

一方ポチンは「がくー。」と言ってその場に立ち尽くし、「じゃあゲゲゲの鬼太郎のビデオ見て待ってるー」としょんぼり。
おお、かわいそうに。
いつかまた、ピエロランドに行ってあげるよ。(あそこだけはどうも気が進まないんだけどね…
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ポチンがよろこぶんなら…)

それから、ものすごい勢いで支度をして、ぴゅーっと出て行ってしまったふたり。
女3人が家に残されました。

でも実は、もうひとり家にいたのです。
正確にいえば、家の前の縁台に座っていたのです。
それは、謎のおじさん、Aさん。

Aさんは、ニイニたちが釣りに行く直前に、突然家にやってきました。
「すみませーん」
近所の方かなと思って玄関に出ると、知らない初老の男性。
とりあえず、三芳村にいるときは知らない人にでも必ず愛想良く挨拶をすることにしている(先方はわたしたちのことを「東京から週末だけ来る、ウエンダイを買った家族」と知っている可能性が高いので)わたしは、にっこり笑って「こんにちは~」というと、そのおじさんは「どうもー」としかおっしゃらない。

…はて、どうしたものか。
(たまーにですが、ふらふらっとビニルハウスを覗きに来て、こちらが「こんにちはー」と言っても何も言わずにふらふらっと帰っていく人がいるのです。たぶん、地元のおじいさん。この家の持ち主が代わったことを知らなくて「何者?」といぶかっていたのだろうね。)
何を話せばいいか困ってしまい、あのー、すみません、どちらさまで、と伺うと、
「時々ここで手伝ってるからよう」
とのこと。
…どうしよう、やっぱりわかんない!

そのあと、世間話をまじえながらおしゃべりしているうちに分かったのですが、実はこの方Aさんといって、N田さんと一緒に農地の整備のお手伝いをしてくださっていた方だったのです。わたしたちのいない時に来てくださったことがあるみたい。「どんなヒトが住んでるかと思ってなあ」とのこと。
それはそれは!と驚いて日頃のお礼をのべ、ちょっと話をしたのですが、どうやらAさんお帰りの様子がないのです。10分たち、20分たち、ふたりで話しながらそのへんをうろうろ歩き、うーん困ったなあこの先どうすればいいだろうと思っていた時にAさんが、ふっと足元を見て指さしました。
「ほれ、ここに、みょうが」
よーく見ると、いつも駐車スペースにしていてまったくうっちゃっていた草むらの中に、みょうがが芽を出しているのです。
「ホントだあ」
ひとつ目に入ると、次から次へとみょうががあるのが見えてくる!
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ポチンとわたしは夢中になって、みょうがをぽきぽき折って集めました。
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「1年半住んでるのに、ぜんぜん知りませんでした~。ありがとうございます!みょうが、大好き!」
「いやあ、こういうのは目の慣れだよ。何でも慣れ。草刈りだって、慣れればわけないさ」
Aさんは、優しい目をしてニコニコ。
「そうかあ、わたし草刈りまだヘタなんです。まだら刈りになっちゃうし」
「じゃあ、今日は監督してあげるよう。オレもやるし。刈り払い機、ふたつある?」

その後、初対面のAさんとわたしは、ふたりで仲良く草刈りをする午後を過ごすことに。
ははは、なんだか思ってもみなかった展開だわ。

まずは、わたしの草刈りのダメ出しをしてもらいました。どうしても草の重さに負けてしまって、上っ面を歯でなでるみたいな刈り方になってしまうわたしのことを見て、「もっと土すれすれでスパーッとやらんと」「同じ方向に刈り払わんと」などと丁寧に指導してくださって、わたしも「こうですか?あれ、こうかな?これでいいですか?」とすっかり弟子気分。
次に、手が回らなかった畑に一緒に行き、「こんなの半日もあればわけないよ」と、実践を見せてくださいました。
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さっすが!
刈ったあとがとってもきれい。そして何より、早い!
感動しながら見ていると、Aさんは1分に1回振り返って、おう、と片手をあげるんです。
それが何だかチャーミングで、わたしも手を振って応じながら「わたしはこっちをやりまーす」と叫んで、2時間ほど一緒にがんばりました。秋風が心地よく吹き抜ける中、お互いもくもくと。
すっかりAさんのご好意に甘えてしまった形ですが、ふたりでやる草刈りはいつもより楽しくて、いつもよりはかどった気がしました。
草刈りはスポーツじゃないけど、一緒に体を動かすと親しくなれるって、あるのかもな。

夕方、「うーさーぎーおーいしーかーのーやーまーー」という5時の放送(朝7時と夕方5時に外で放送がなるんです。1曲分たっぷり。農作業している人たちに時間を知らせるためだけど、宵っ張りなわたしたちは当初この放送に「休日も7時起きか!?」と愕然としました)がなると、Aさんは「そろそろ蚊が出てきたな。オレ血がうまいから刺されやすいんだ」とぼやきながら、赤い自転車に乗って帰っていきました。

気がつくと、もうとっぷり日が暮れていました。家の中もひんやりするほど涼しくなっています。
「さて、今日はニイニとパパ、釣れたかな?そろそろ帰ってくる頃だよ」
「またニイニ、イワシ1匹しかつれなくて泣いてるかもね」
などとポチンと話していると、夫から写メールが。

『ニイニがカレイを釣った。25センチくらいある。あとはイワシ15匹くらい。』
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おおーー!すごいじゃない!!
そんなに大きなカレイ、今まで釣ったことがありません。
やったねニイニ。ちゃんと夕飯のおかずになるようなものが釣れたなんて、久しぶりじゃない。
夕飯は、カレイのお刺身?煮付け?
「こりゃあ万歳三唱で出迎えてあげなくっちゃ!」
ニイニが喜び勇んで帰ってくる様を想像してニタニタ笑いながらお米をといでいると…

あれ?
これって、どういうこと?
あれれれれ???

我が家に、突然、とんでもないことが起こったのです。(つづく)
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by babamiori | 2008-09-29 16:40 | 週末の出来事
房総の秘境を発見!なのにわたしってば…
男というものは、生まれながらにして狩猟本能があるのでしょうか?

「今日は何がしたい?」
と聞くと、ニイニは十中八九(いや十中十だな)、
「釣り」
と答えます。大雨洪水警報の出ている日に、じゃあ、今日は何がしたい?と聞いたとしても、
「ムリだけど、釣り」
と答えます。
保育園の卒園式の時、
「ボクは、おおきくなったら、マグロのいっぽんづりりょうしになります!」
と高らかに宣言していたほどです。何しろ、齢7歳にして釣り歴3年以上。
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先日も三芳村から帰る間際に「釣りがしたいな~最近行ってないからな~今日は暑くも寒くもないし時間もあるんだけどな~」と期待の眼差しで夫やわたしを見るも、野良仕事でくたばっていた夫は、マメの横で生きる屍状態。
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「うーん、今日は台風の影響で高波が出てるからだめだろうな…またにしような…」ともごもごと断られ、ニイニは完全にしょぼくれてしまいました。学校ではいちども泣いたことがないぜと威張るくせに、うちではすぐにウル目イワシになってしまいうニイニ…
そんなニイニの無言の圧力に弱い夫は、「しょ、しょうがないなあ、じゃあ帰り道にどこか川に寄ってガサガサしてやるからさあ」と約束しちゃいました。(あ、‘ガサガサ’というのは、川に入って魚捕り網を水中でガサガサかきまわして魚やエビを捕まえる遊びのこと。こんなかんじ。)
わたしはどちらかと言えば、東京に早く戻って休みたかったんだけどね。深夜の授乳で寝不足だし。


でも、まあ、わたしの発する休みたいオーラなど完璧に無視されて、せっかく行くなら未知の川へ行こうと目的地に設定されたのが君津の山奥にある「豊英大滝」。ここに、帰りがけに寄って行こうというわけです。
清和県民の森という森林地帯の中を流れる木和田川の上流にあると聞き、林道を車でうねうねのぼっていくと、滝に降りるらしい階段が出てきて、脇に看板がたっていました。
なになに?
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へぇ~と文章が頭を素通りしていくわたしの隣で、ニイニはこれを読みなぜかガッツポーズ。
「ここギバチがいるって!!イェーーーイ!!」
「…ギバチってなに?」
「ナマズの仲間だよ。多摩川でガサガサをするときにいつも狙っていて一度も捕れたことのない魚。これがいるんだって!イェーーーーーイ!!」
ニイニの期待感は一気に上昇。ギバチと聞いて夫も「とれればいいがな」とつぶやきながらむっくりヤル気を出して、やおら胴付ゴム長靴(胸まであるつなぎの長靴。川釣り人やレンコン農家が着るようなもの。こんなものを持っているのが恐ろしい)を履き、網やバケツをかかえてニイニとふたりでどんどんどんどん階段を下りていってしまいました。

わたしは、ポチンの後ろから、マメを抱えてひいこらひいこら。
何しろすご~~い下の方まで歩かねばならんのだ。
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連日の寝不足で疲れがたまっていたわたし。しかもそんなに歩くことを想定していなかったのでサンダル履き。手には6キロのマメ。「はぁ~~も~~車で休んでいればよかった~~~」どろんとした体でよぼよぼ歩きながらついて行くと、はるか下にある川の方から甲高いニイニの声がしました。

「なにここ!魚の数がハンパないよ!ひとすくいで20匹だよ!」
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…いやあ、ここはホントに、素晴らしいところでした。
こどもが水遊びするにはもってこいの場所で、とっても浅いし、水もきれいだし、石や木が苔むしていて神秘的な雰囲気は、まるで房総の屋久島。(屋久島行ったことないけど。)

すでにガサガサに興じていたニイニは、川を覗きこみながらホントに喜んで声が震えています。
「すごいよ、ギバチなんて珍しくもなんともないよ、こんなにとれちゃうよ!」
バケツの中を見ると確かに、ドジョウやらエビやら小さい魚やらがいーっぱい。
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ワンピースのポチンも川に入って遊びたそうだったので、「服脱いではだかんぼうで遊んでいいよ」と声をかけると、「いや~んはずかしいも~ん」とウジウジ。
4歳児よ、誰もいないのに誰の目を気にしているんだ?
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本来なら、わたしもいっちょ遊ぼうか!と腕まくりするところでしたが、この日はあいにくふらっふらで、10分ほどニイニたちの様子を見ていただけで空がぐるぐると回りはじめたので、残念ながら早々に退散することにしました。
帰り道、まるで山に住む妖精のように軽やかに駆け上っていくポチンを見上げながら、わたしはゼーハー。
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若いもんはいいねえ。
何をするにも、体が元気でないとダメなのだというあたりまえのことを、改めて実感。
(何しろ普段はムテキングの強さをワハハと誇っているわたし。たまにこういうことがあるとちょっとは謙虚になって丁度いいのだ。)


車で完全にくたばっていたら、ニイニと夫がキャッキャと笑いながら帰ってきました。
「この滝、最高だよ。すべり台になっててなあ!」
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「ニイニはすべって遊んでたんだよ」
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いいなあ!!
めちゃめちゃ楽しそうではないですか!!
軟弱にも車でばてていた自分が悔しい。こんど来たときは、絶対にポチンもわたしも、ここで遊ぶぞ~~と心にかたく誓ったのでした。


ところで、ここで大騒ぎして捕ったギバチの稚魚ですが、とってもカワイイ顔のわりにとんでもない荒くれ者で、入れてやった水槽の中にいた他の魚を追いかけ回して食いちぎって死傷者が続出したため、もとの川に放流とあいなりました~~
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by babamiori | 2008-09-26 16:11 | 週末の出来事
もっと楽しいことやってるでしょうが。なぜあえてそのことを書く?
ご報告1:
台風一過の強烈な晴れ間を利用して、ちゃんと梅を干しました!
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いい色に漬かってます。すっぱそ。
見ているとあの自民党総裁候補みたいな口になってしまう。
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その場でボウルにご飯を入れて梅しそご飯を作り、みんなでスプーンをつっこんで大つまみ食い大会に。


ご報告2:
むきましたよ懸案のクリを。えらい苦労して。
先日いただいたコメントで「栗くり坊主」という栗むき器の存在を知ったのですが(詳細はコメント参照)、時すでに遅し。「指が死ぬ~」と愚痴りながら包丁でむいてしまいました。
ご好評にお応えしての2度目の栗ご飯。
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(やっぱり、写真へただなー。粉ふき芋みたいだ。すんごくおいしかったのにな。)
ヒイヒイむいても食べるのは一瞬。ああこりゃこりゃ。


ご報告3:
授業参観にて発見。
2年生の教室前の廊下に貼られていた、ニイニの詩。
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…夫もわたしも、暗く笑ったのでした。
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by babamiori | 2008-09-22 11:41 | 東京にて
収穫したものを無駄には出来ぬが。
今朝も、ずいぶん焦りました。

もうすぐ授業がはじまるのにまだ家でパジャマを着ていて、脱いでも脱いでもまだパジャマで、ものすごい苦労してやっと着替えたと思ったら体操服で、しょうがないからそのまま家を出るんだけどそういえばテスト勉強してない、1時間目の物理どの教室で授業だったっけ、あーなんで音楽室に来ちゃったんだ?3年E組はどこだ、どこだ、体育館から行けたっけ?階段のぼるとああああまた音楽室に来ちゃったーやばい、もうテストはじまっちゃうーどうしよう!どうしようどうしよう!!!

…気づくと、マメを抱いて寝ていました。
目覚まし時計からは小鳥のさえずりが鳴っていて、6時半。

ああ、夢か。
まただよ、ヤな夢。


今日に限らず、わたしは夢でだいたい焦っています。
原因はいろいろ。製図の課題の提出なのに模型が半分しかできていないとか、ピアノの発表会の曲が弾けないのに当日になっちゃったとか、デートの直前なのにトンチンカンな服で顔も髪もぐちゃぐちゃで直す時間がないとか、テスト勉強ぜんぜんしてないのに朝がきたとか。とにかく感じわるいんです。
わたしそんなに、追い詰められて生きてきたのかなあ。(っていうかテスト勉強ぐらいにしか追い詰められたことのない甘えた人生だということが情けない。)

現実で今追い詰められていることについては、夢には見ません。
何に追い詰められているかって?
これまたちんけな案件なもんで。


ひとつは、梅干しづくり。
5月、三芳の家の梅の木にたわわに実った梅をとり、
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あく抜いて、
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しこしこホシをとって、
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漬けたりしたんだが、
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まだ干していなーい!!
いつ干せばよかったかって…7月だったんです。
7月。それはまさに、わたしがマメを生んだ月。
で、すっかり忘れちゃってたんです。干すの。生み終わってもなおずーっと忘れてた。
いや、夫は時々わたしに言っていました。「梅干し、干さなきゃ。早くしないと」って。
でも…まだやってません。お彼岸のころを過ぎたら太陽が低くなっちゃうからもうだめなんだそうで。
やばい、あと数日だわ…
しかも台風が来ている…
夫には「なんで今日干さなかったの!晴れてたのに!」と毎晩言われます。言われたらやっと思い出すんです、今日も干し忘れたなあと。
「だってマメちゃんに歯が生えてるの見つけてびっくりしたら忘れちゃったんだもん」などと苦しい言い訳をする日々也。
(でも本当にマメに歯が生えてきたんです。友達の赤ちゃんにも2か月で歯が生えてきたと聞き、ありえな~い!と笑っていたらうちも同じだった。)


で、もうひとつは、コレ。
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こどもたちがせっかくとってくれた、これまた三芳の家のクリ。
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先日は52個も。
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これはちゃんと栗ご飯になって成仏したんだけど、
前回行ったときにとった、26個。
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「栗ご飯またつくってー」とせっつかれているのに、まだむいてなーい…
だってだって、大変なんですもの!
この間も、せっかくニイニとポチンがとってくれたんだから、とその日に栗ご飯をつくったんだけど、いやあむくのに時間がかかった。途中で親指の爪と肉の間に鬼皮が入ってめちゃめちゃ痛かったです。焼いたり蒸したりゆでたりするとちょっとは皮が柔らかくなるけど、多少の差こそあれやっぱり大変。夕方恒例のたそがれ泣きでヒイヒイ言っているマメをニイニに見ていてもらいながら、こちらもヒイヒイ言いながらむいていた次第です。(ポチンはわたしがクリをむいているのを見ながら、「ねえママ、このクリを植えるとサボテンもはえる?」と言っていた。)
みなさん、どうやっているんですかねえ。
ひょっとしたらわたしだけが間抜けな苦労をしているのか?

というわけで、いつまでも放置できないので、そろそろむかなきゃ。

あ、先日の栗ご飯は、とても美味しゅうございました。口の中でホクッと甘味が広がって。
やっぱり、じぶんちでとったクリは最高です。
でもなんだかまずそうに撮れたので、証拠写真程度ということで。
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こんなことにしか追われていない今って、まあ悪くない生活なのかもな。
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by babamiori | 2008-09-19 23:30 | 田舎暮らしのこと
房州最大のお祭り「やわたんまち」に感動…
「そーれこい!そーれこい!そーれこい!そーれこい!」
という声が、昨日からずっと耳の奥でリフレインしています。
マメを肩に担いで歩きながら「そーれこいそーれこいそーれこい」と縦揺れしてしまう始末。
すごかったなー、お祭り。

先日、東京の自宅の近くで町内会のちっちゃいお祭りがあって、ちっちゃいちっちゃいお神輿がぴーひょろぴーひょろ家の前を通るのを「わぁ~」と言いながら庭から見ていて、そのままふらふらとお神輿についていってしまったニイニとポチン。こどもってお祭り好きなんだなあとほほえましく見ていたら、南房総の師匠N田さんから電話がかかってきました。
「もしご都合がつけば、明日やわたんまちに行きませんか?ご案内しますよ」
やわたんまち?
「房州最大のお祭りって言われているんですよ。場所?館山の大きい交差点にある、鶴谷八幡宮。そりゃあもう、すごいですよ、いやもう、すごいんですから。一度お見せしたくてね。」
そんなすごいもんがあるのを、今まで知らなかったなんて不覚だったわ~
元来お祭り好きのわたしは、こどもってホントにお祭りが好きだからねー行ってあげたいよねーと人混み嫌いの夫を説得し、過密スケジュールをぎゅぎゅっとこじあけて、天気も怪しいのに東京の家を離れて「やわたんまち」に繰り出すことに決めました。

行ってみてびっくり。ホントにすごかった…
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桐紋の入った巨大なのぼりが漆黒の空に堂々とはためいています。
夜店があたり一面に立ち並ぶ中に足を踏み入れると、こどもでなくてもうきうきスキップしたくなる雰囲気。いつもはまるで欲しくないお面まで買いたくなっちゃう!
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天井までアイドルの写真が…
しかもけっこう買っている人が…
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「ねえ、昔行った、ランカウイのナイトマーケットみたいだねっ」
今よりずっと新婚ムードに近かった時代に行ったマレーシアを思い出し、めずらしくニコッと笑って夫に話しかけると、
「三社祭もこんなかんじだったね」
と、ひとこと。
…あのー、それわたし、あなたと行ったことないんですけど。
いつ、どなたと一緒に、行かれたんですかね。
(夫はよくその手の失敗をする。でも、あとで詰め寄ると「オレは『三社祭もこんなかんじなのかね』と言ったんだ!オレだって行ったことはない!」と憤慨してました。)

「なんかさあ、千と千尋の神隠しみた~い」
「せんとちひろだねニイニ!」
こどもたちも大はしゃぎ。やきそば買ってー!たこ焼き買ってー!フランクフルト!焼きイカ!とわたしのTシャツを両方から引っ張ります。
しょうがないなあ。じゃあたこ焼きと、やきそばね。
(ふふふ、今日の夕飯は夜店ですませてしまおう)
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食べ歩きという幸せ。
このゆる~い雰囲気、たまんないよなあ。

実はわたし、小さい頃、あんまりお祭りに連れて行ってもらったことがないのです。
近くに大きなお祭りがなかったのも理由のひとつですが、「夜店の食べ物は衛生的でない」というのが親の意見。たまに行っても、あんず飴やじゃがバターやチョコバナナなんて絶対買ってくれないんです。唯一、ハッカパイプだけはOKで、妹とふたりでゴレンジャーのハッカパイプをしゅーしゅー吸い込みながら歩いたなあ。粉のハッカなら衛生的に許されるっていうのがイマイチ腑に落ちなかったし、しかもハッカそんなに好きじゃなかったし、なんか面白くなかったよなあ。そんな恨みが転じて、お祭りになると妙に気前よくいろいろ買ってしまう親になっておる次第です。

ポチンには、プリキュアのわたあめ。
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ニイニは生まれて初めて射的にトライ。
絶対倒れそうもない大きいハコ狙ってました。
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結局、300円お店に寄付。

あと、ひときわ目立っていたのが、コレ。
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お笑いお化け大会。毎年このお祭りにやってくるという名物らしい。
いったい、どんな大会なのだろう?
「こわくないよーこわくないよ、中にいるのはとっても面白いおばけたち、こわくないよーこわくないよ」とかいう口上と、中学の文化祭みたいな手作り感満載のファサードが極めて魅力的。どんなおばけがスタンバイしているのかすんごい気になり、入ってみようかなと2秒くらい考えましたが、大勢群がっているのに誰一人入っていないのが逆にコワくて、やっぱりやめました。


いよいよ神社の境内に入ると、そこはとんでもない盛り上がりを見せている、別天地でした。
真っ白い衣装(白丁、というそうな)を身にまとった男衆がお神輿のまわりに100人くらい、ものすごい勢いでもみ合っているのです。掛け声と甚句が喧噪をかき消します。
「そーれこい!そーれこい!そーれこい!そーれこい!」
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その迫力たるや…周りを囲んで見ているギャラリーの中にもみ合いながらどどどっと突っ込んでくるのです。
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「これはね、一番前で見なくちゃ面白くないんですよ」と、N田さん。
バギーのマメは後ろで避難して、最前列でN田さんと一緒に見ていると、担ぎ手の男たちの異様な熱気がじかに伝わってきて圧倒されます。
「わたしもね、若い頃は毎年担いでたんです。いやあ、担ぎたいなあ!」
N田さんによると、これを担げるっていうのは、ある意味ステイタスなのだそうです。見れば、中学生くらいの男の子も同じ白丁を身につけて、同じ色の鉢巻をしめてまわりに立っていたりします。この晴れ舞台にいつかは自分も…と思っているのでしょう。

「今ではお神輿はトラックでこの八幡宮の近くまで運んでますが、昔は、地元の神社から担いで運んだんです。途中でね、大きい屋敷の家に泊まらせてもらって、また担いでね」
「すごい!お神輿、重いんでしょう?」
「1トンはありますよ。担ぎっぱなしで肩なんかべろべろに剥けちゃいますから、痛くって痛くって。それを酒飲んでごまかしながら、2日間担ぎ通すんです」
お祭りのことを語るN田さんからは、自分の地元への愛情と誇りが感じられて、思わず話に引き込まれてしまいます。
「お神輿は全部で10基、ここに集まるんです。わたしの実家、丸山町の莫越山神社のお神輿はね、本当は屋根の上に鳳凰が乗ってたんですが、痛んでしまって玉に変えたんですよ。これ、一基何千万円もするようなものだからね、修繕し修繕し使ってるんです。剥げた金箔も貼りなおしたりして。でね、よく聞いてみてください、うちだけは甚句を読むとき、メガホン使わないんです。地声です」
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さんざん境内でもみ合ったあと、お神輿は神社の中の神主さんに向かって進み、挨拶をし、そこで「〇〇神社、おめでとうございます」という放送が流れます。
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「おめでとうございますということは、収穫かなにかを祝っているんですか?」
「そうです。やわたんまちは、安房の収穫祭です」

そしてお神輿は、参道を担がれて進み、元の神社に帰っていくわけです。
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「このお祭りが終わるともうこの辺は、どっぷり秋ってことですね」
N田さんは、かつて自分が担いでいたお神輿が遠ざかっていくのを見やりながら、首にかけていた手拭いでごしごし顔をこすり、ふうっと溜息をつきました。

お祭りなどすっかり形骸化し縮小化されてしまった、地域コミュニティの結束のない都会に住むわたしにとって、このお祭りは心打つものでした。
担ぎ手の男衆の中にはスカした感じのお兄ちゃんたちもいましたが、小さい頃からこのお祭りに参加して、いよいよ大人になって自分でお神輿を担いで、みんなでふらふらになるまで担ぎ通す中で、スカしたお兄ちゃんの中にも地元への強い愛着が芽生えないはずはありません。そうして刷り込まれた郷土愛があるからこそ、地域が全員体制で田畑を守って生活を維持してこられたのでしょう。
ヨソモノのわたしたちですら、その強い結束ムードのおこぼれをもらって、何ともいえない感慨を胸に、帰路に着きました。


で。
駐車場に戻ると、「なんじゃこりゃ?」

うちの車のまわりに、人だかりが!
じゃなくて、ムシだかりが。
正確に言うと、カメムシだかりが。
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電灯の下に停めておいたからかもしれませんが、なぜかくっついているのはカメムシだけ。
しかも、「走ればとれるさ」と走り出しても、風圧でさらにぴったり張り付いて1匹も減らず。

間抜けなカメムシの裏側をじっと見ながら帰ったら、お祭りあとの感慨が減っちゃったよ、もう。
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by babamiori | 2008-09-16 16:41 | 南房総のこと
これで一気にやる気がでるぞ。
「やっと手に入ったんで、近々そちらにいきますよ~」

と、房総のみのもんたことN田さんからお電話をいただきました。
「ホントですか!?それは嬉しいなあ!ずっとお待ちしてたんですー」
「いや、見てくれはちょっと悪いですけどね、ちゃんと働きますから」
「ああぶさいくで結構!しっかり働いてくれれば問題ないです」

やっぱりこーんなに広い土地で畑やるっていうと、わたしたちだけじゃ手が足りないよなあという話になり、安くていい働き手はいないもんかなと探していたんです。
もちろん、頼みの綱はN田さん。異様に顔の広い彼にお願いしてずうっと探してもらっていたのですが、なかなかこちらの思うような逸材は現れず、待つこと1年。

とうとう、強力な助っ人がやってきました!
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じゃーん、管理機です。
「わー、とうとう来たね!すっごいうれしい!!」
「こいつがあれば自分たちでがんがん耕せるぞ」
ボロ中古の管理機を前に、まるで新車がうちに届いたかのように盛り上がるわたしたち。いつからか、こういうものを見て目がハートになるようになってしまいました。
(夜中、夫がパソコンを見ながら「すげー」とか「すぐれものだな」などとひとりごちているので画面を覗くと『農機具ネット』で農機具のパワーを実践で示す動画をじーっと見ていたり「ハンマーナイフ 中古 格安」と検索していたりする。)

まず、N田さんがお手本を見せてくれます。
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ぐいっと地面に押し付けてじっくりゆっくり前に推し進めると、まるまった熊手のような刃がめりこんで土がほじくりかえされるんです。
「おお、かっこいい…!」
やっぱりN田プロは管理機さばきが違います。
丁寧で確実な動きがステキ。たとえ土のほじくりかえしであっても見ていてしびれちゃう。
耕す男のセクシーさは、同じ畑の中に立った者にしか分かるまい。

こんどは夫の番です。
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あひゃひゃ。腰が引けていて弱っちい~。
腕が持っていかれてしまって安定しません。
「あれ?お?うまくいかんな…」
とどんどん屁っぴり腰になってしまう夫を「なにその格好。おっかしー」と笑い飛ばそうとしましたが、「ならおまえやってみろよ!」と噛みつかれそうだったのでやめました。

実は、すごーく難しそうだったから、その場で試すの避けちゃった。
回転する刃に巻き込まれると、足、とれちゃいますから気をつけて、とN田さんに言われて、お尻がゾクゾクしてやる前から腰が引けてしまったのです。情けないことに。
こんど誰も見ていないところで闇練しよっと。
ま、見てるのはニイニとポチンだけだけどね。ニイニは何でもすぐ日記に書くから。

とにもかくにも、こうやってちょっとずつ道具を揃えて、自分たちでいろいろ出来るようにならなきゃなあと、気合いが入ってきました。(ビニルハウスだけで手いっぱいだったけど、外の土地の手入れもちゃんとやる、ということ。だれがやるって…あ、わたししかいないじゃないか。)
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農家の人たちってえらいなあ、こういう風にお米つくれちゃうんだからなあ。
米粒を見るたびにそう思ってしまうわたし。30半ばにしてこんなこと実感するのって、遅すぎますかね。
子供たちは1年を通じて、田んぼで働くおじいさんの姿やイノシシの被害に困り果てている様子や変化するイネの美しさを見ることで、一応いろいろ感じているらしく、食事の時に「ごはん残しちゃうわけ!?お米をつくるのに、農家の人がどれだけ苦労してるかわかってんの?」と言うとだまって残さず食べます。
そりゃそうだよね、残して捨てることなんて申し訳なくてできないよ。
すごく少食のぽちんも、「ごはんつぶあつまれー」とお椀にくっついたお米をかき集めて最後の一粒まで食べようとするしね。

来月は、とうとう、農家資格取得のための申請を提出の予定。
わたしたち、これからどうなるかな。
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by babamiori | 2008-09-13 02:33 | 田舎暮らしのこと
寝ている我が子を見ながら、思うこと。
突然こんなこと書いて変かなとも思うんですが、忘れたくないので書き留めます。
(南房総のことには触れていないので、読み飛ばしていただいてかまいません。)


世の中で起こる大半の悲痛な出来事は、わたしの身から遠く、ニュースとして聞いて心を痛めたとしても次の瞬間は忘れてしまいます。世界がかかえる大きな問題についても然り。飢餓・貧困、環境問題、民族紛争などを実感しにくい社会に生きているわたしは、新聞で字面を眺めている時間内だけしか想像力が働かない。
本当に愚かなダメ人間だなあと、常々自己嫌悪に陥ります。

そんななんですが、やっぱりどうしても、「自分にはどうすることもできないや」と下を向いて通り過ぎることができないのは、子供に関する事件のことかな。
最近注目されているニュースで、母親が3人の子供を放置して1人が餓死した事件がありますよね。2歳の双子の育児を母親から押し付けられた6歳の男の子。母親を責めるどころか「全部僕が悪い」と言ったといいいます。

すみません、わたしってホントに想像力の乏しい人間なので、自分の子供たちと歳が近い子供の話だからってビビッドに反応してしまうんです。世の中には幸せでない子供がたくさんいて、この事件は氷山の一角にすぎないのにね。
家で母親を待っていたこどもたちは、どんなにか辛かっただろう、さびしかっただろう、ママに抱きつきたかっただろう、って。途方にくれて泣いている姿までリアルに想像できちゃう。

わたしの子供は、いま3人います。
自分の機嫌や体調で不条理な怒り方をすることだってあるし、しつけだってよくできてないし、かなり不備の多い母親だとは思うけど、子供たちのことをめちゃめちゃ愛しています。
でもさ、所詮、3人しか愛せない。
わたしの見えないところで、「おかあさーん」と泣きながら親の愛を待っている子がたくさんいるというのにね。その子たちを「大丈夫よ」と抱きしめてあげることは、わたしにはできない。やれるのかもしれないけど、やってあげていない。

昨日、そんなこんなを友人と話していました。
「今この瞬間も辛い目にあっている子供たちがいるんだってことを深く想像してたら、胸が詰まって眠れなくなって、思わずパソコンたちあげて『里親』について調べちゃったりしたんだよね。
自分が歳とってうちの子たちが巣立ったら、そういうこともできるかなーなんて。
でも仮に、里子を受け入れたとしても、救えるのはたった1人か2人なんだよね。0人よりはいいけどさ。ヒト1人のできることって、本当にちょびっとしかないよね。無力だよね」
とこぼすと、友人はめずらしく、自分の子だってちゃんと育てられるかビミョーなのに何いってんの~と冷やかしもせず、
「世の中の満たされている家庭が、1家庭につき1人ずつでも里子を引き取ったら、かなりの子供たちが救えるのにね」
と、ひとこと。
ホントだね、ホントだよね、ホントにそうだよねー!
とすごく激しくうなずいたら、ちょっとひいてましたけど。

もちろんこんなの冗談レベルにしかならない話ですわな。さびしいですが。
車に乗らないようにすれば二酸化炭素排出量が減らせる、ってわかっていても自分の便利を優先させちゃうくらい愚かなのが人間。(ちなみにわたし、その代表。)
なのに人の命を丸ごと預かるなんて大変なこと絶対ムリムリありえないでしょう。ってね。
虐待されている子はかわいそうかもしれないけど、うちはうちで手いっぱい。ってね。

でも、里親になるかどうかは熟慮の余地があるとしても、わたしめずらしくちょっと本気で、自分に何かできることないかな、って考えちゃいました。

この「ちょっと本気」っていうのが曲者で、「ちょっと」の「本気」なんて大抵忘れちゃうんだよね。
自分の生活が忙しくなったりしたら頭の片隅にも残らないなんてこと、よくあるもんな。子育てモードの時の気まぐれだったのかなとか。
そうならないために、ここに書きつけておこうと思った次第です。

赤ちゃんの頭の、ミルクのにおい。たまりません。
「かわいいなー、どうしようもなくかわいいなー、これわたしが守んなきゃなー」
そういう強い愛情に包まれて育つ子、だけじゃないのは、辛いことです。

子供には罪がない。だからこそ守らなくっちゃあならない。
自分の子だけじゃなくて。
そのためにできることは、何だろう。

ヒトの親として、なんかしなきゃと思います。
何をすればいいかを、これから、考えます。
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by babamiori | 2008-09-05 12:06 | 東京にて
ちょっと過大評価されているようなので、現実を赤裸々に。
「どういうふうに子育てしてるの?本当にのびのび育ってるよねー」
と、最近なぜかよく言われます。
このブログでは、なんだかそういうふうにイイ感じばっかり伝わっちゃうのでしょうか?
困ったなあ…軽くだましてるみたいだ。

でもうちの子たちは、確かに、のびのびしていますよ。
ああ、のびのびしていますとも!
生き物大好きで、好奇心があって、元気で朗らかで。
おまけにとっても独創的。
子供部屋の絨毯にわたしがチビチビ大事に使っている年齢肌用保湿クリームを一ビン分塗りこめてスケートごっこをしたり、板張りの廊下にシャボン玉の液を塗りひろげてぬるぬるつるつるごっこをしたり、ベッドの上に粉々になったどんぐりをどんぶりいっぱいぶちまけて遊んだり、家に来たお客様のお子さん(もちろん初対面)と豪雨の中で雨飲みごっこをし、その上ご丁寧にホースで水かけっこまでして唇を紫色にして遊んだり、このご時世希少品である純正バターを1パック全部レンジで溶かして醤油と塩をまぜて飲んで遊んだり。
ホントにのびのびしてるよ。
でもそんな時、あなたなら、

ぬあにやってんぬお!!!!!!!
むおうちの子じゃありまっしぇん!!!!!!!

ってならずに、いられます?
わたしゃ無論、怒鳴りますぜ、躊躇なく。阿修羅も顔負けの形相で。
どこかで子育て間違えちゃったかしら?と思いながらね。


「3人も子供がいて、セカンドハウスのある生活も維持して、パワフルだよねー」
とも、やたらとみなさんに言われます。

ぱわふる、ね。
それって、力持ちってことかしら。
確かにわたし、腕力はあるんです。高校時代、過酷な練習に耐えた元ソフトボール部員ですもの。(弱小チームのライパチだったけど。)
しかも建築設計の仕事してたからね。空間の有効な使い方を考えるのは得意です。この能力、車に荷物を隙間なくみっしりはめ込む時にすごく役立ちます。何しろうちの三芳村の行き来の荷物ったら、自慢じゃないけど毎回夜逃げのような量。車体が沈み、燃費ががくっと悪くなるほどです。
ちなみに往路は、
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バギー、着替えやおむつの補充、釣り道具や魚捕り網(いつでもどこでもやれるように積みっぱなし)、海遊び用品、食材(セカンドハウスの近くにお店は存在しないので3食分くらい持ち込む)、東京の温室から三芳村のビニルハウスに引っ越しする植物(いつも大きいトレーに2段重ね)、パソコン、あとは細かい雑貨やニイニの宿題などごっちゃりと。

そして復路は、
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バギー、洗濯しきれなかった衣類、1週間分の野菜(東京用)、空になった植物運搬用トレー、東京で使うプラスチック鉢(東京で買うより房総で買った方が安いので)、家庭雑貨(東京で買うより房総で買った方が安いので)、釣り道具や魚捕り網、不燃ゴミ、可燃ゴミ、パソコン、あとごちゃごちゃ。

こういうことをいちいち面倒臭がらずに(面倒臭くても)やるっていうのが、「セカンドハウスのある生活を維持する」ということなのかもしれませんが、やってるのってその程度のことだけなんですけど。これって、ぱわふるだと褒められるに値することなのかね。


わたしの生活のコツといえば、ただひとつ。
子供がたくさんいるんだから、できるだけ子供に頼る。
「生ゴミ埋める穴、キウィの棚の下に掘ってー」と叫ぶと、やってくれるんです、ニイニが。
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「植物の水やり、手伝うか?」と夫が声をかけると、やってくれるんです、ニイニは。
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つまらないことでも楽しそうにやってイベントにしてしまえば、子供は大抵ホイホイ乗ってくれます。まあ、いつまでこの手法が通じるかは甚だ疑問ですが。
それと実際、今のところホントに手になるのはニイニだけというあたり、いまいち手薄なんですよね。ポチンにも「道に落ちてる枯草を掃いてー」と頼むと、最初はやってくれるんだけど、2分くらいで飽きてしまい、
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ママー、ほうきで飛びたいんだけど。と、魔女の宅急便になってしまうんです。
早く大きくなって、ママと家事雑務をばっちりシェアしようね、ポチン。


ちなみにマメは、こういうイイカゲンな生活の煽りをもろに食らっています。
どこにでも同行する0歳児。本人は迷惑がっているような気も…
だいたい扱いもぞんざいだしね。ニイニやポチンのときは、もうちょっと気を遣って育てていたと思います。
三芳村では、お皿といっしょに洗っちゃうし。
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裏側もよく洗うよ。
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愛情だけは人一倍かけているんですがね。伝わらないかしら~
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by babamiori | 2008-09-02 12:06 | 田舎暮らしのこと



ひょんなことから、南房総に8700坪の土地を手に入れてしまいました。平日は都心で建築ライター・コーディネーターとして働き、週末は南房総で野良仕事。ちょっとムリして始めてみた二重生活ですが、気付けば主客転倒で、どっちがメインの住まいかわからなくなっています。田舎暮らしの衝撃と感動、苦悩と快感をそのまま綴ります。 ニイニ中3、ポチン5年、マメ1年。

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