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ボロくて苦くてマズいぞ小松菜。
前回、いかにも本格的な農家目指して邁進中だぜぃ!と息巻いてみましたがね。

千里の道も、一歩から。
こちら、ただいま二歩目くらい?多く見積もっても、三歩ってとこか?

というわけで、三歩目の週末農家の由々しき実態をご覧ください。
まずは小松菜です。
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って、ウソウソ。これから草刈りして畑にしようとしてる場所です。種蒔いた記憶ないし。

・・・とあまりのショックに記憶喪失になるほど草ぼーぼーの、小松菜畑。
3週間ほど前に雑草抜きらしきことを一応したはずなのですが、これじゃ小松菜と雑草の別を見分けるのが困難なほど。見事に両者ともぼーぼーです。

いやでも、曲がりなりにも無農薬栽培。三芳の空気はおいしいし、ここの土は質がいいとN田さんにほめられたし、お恥ずかしい手入れ不足はいっそ居直って、あえて放置の「自然農法」を気取ればいいじゃないか。収穫しちゃえば雑草まみれの劣悪な環境に育ったなんて誰にも分かりゃしないさ。
と、近寄るも・・・
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がーん。正直、マズそうだ。
虫食い穴だらけなんてとっくに知っていたが、ツヤもない。覇気もない。
しかもすでに枯れ始めてる。
草むしりができなかったというだけでこんな惨めったらしいコトになるなんて知らなかった。
ポチンに「これ収穫して、今日食べよっか?」と持ちかけると、「え~~~、なんか虫のヨダレがいっぱいついてそうできもちわるい~~~」と言われました。

・・・でも、おかしいと思いませんか?
どんなに草ぼーぼーだって、種蒔いたんだったら畝らしきものがあり、筋蒔きしたところに生えるはず。こんな、一面に秩序なく生えるワケがない。
なぜだ!!

と、疑問をお持ちのあなた。
農業の素人をナメてはいけません。
素人っていうのは恐ろしいものなのです。とにかく、何も知らない。「素人」といえば聞こえはいいが、実は「非常識」というコトバに置き換え可能な無知のこと。
たとえば、種の入っている袋の裏に書いてある「小松菜の種の撒き方・育て方」の説明書きを読んでも、常識がないと、説明されている内容が正しくイメージができないのです。
たとえば、以下。

 参考にした一文:「種は15センチ間隔で筋蒔きにします」
 これを読んで「てきとーに15センチくらい間あけてぱらぱらやればいいね」と思いました。
 そして、長方形の畑の、短辺方向に、本当にてきとーにさらさらさらと蒔いていった。
 もちろん「蒔き溝」などという概念はありません。耕しっぱなしのところに筋っぽく蒔くだけ。
 さらに、普通このプロポーションの畑なら長辺方向に筋蒔きするだろ!とも思いつかず。
 15センチ間隔というのも、てきとー。間隔はきちんと測って開けないと後で手入れがしにく
 いよ!などということに考えはまるで及ばず。
 結局、筋と筋の境界があいまいになり、15センチの間隔など存在しなくなり、終わってみれ
 ば一面に蒔き散らしたのと同じ状態になっていた。

というワケよ。

でも蒔いたあと、やっぱりどうもヘンだ、と思い、何の知識もないわたしが種袋の裏の説明書きだけで種まきするのはマズいんじゃないか、とも思い、本をめくれば「鍬の使い方」「畝の作り方」「筋蒔きの方法」「追肥の方法」などぜーんぶ書いてあり、その手順の緻密さと自分の知識のなさに卒倒しそうになり、やはり本腰入れてマジメに勉強せねば畑に失礼だと、自分の姿勢を猛省した次第。

小松菜は「わーい畑!たねまきたねまき~」と浮かれぽんちきになってろくろく勉強もせずに着手したわたしの、愚かさの象徴、悲惨な第1作目なのです。

いちおう、責任持って試食してみました。
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に・・・にがい!!
毒の葉っぱかと思うほど、苦い。
ためしにいやがるポチンにも試食してもらうと「マズっ!」と叫んでべーと出してしまいました。

あとで調べると、苦みが多くなるのは亜鉛やマグネシウムが多い土壌の場合だそうです。
その場合、菜種油粕を発酵させたものなど窒素成分の多い肥料を使うと、苦みが緩和するそうです。(いちおう勉強してますよと誇示。)
・・・よし!リベンジで、土壌改良してもういちど挑戦するか!!

ちなみに、ジャガイモは順調に育ってます。イノシシよ、このままこの畑に気づくなよ。
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左半分は、鶏糞を追肥した部分。右は、鶏糞をきらしちゃって追肥なしの部分。
こんなに違うんだ~~ということも驚きです。
ジャガイモの花、薄紫色がとてもキレイでした。ちょっと野暮ったいけど。
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インゲンも一応、順調そう。
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悲惨なのは、ポチンの植えたトウモロコシ。
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数本発芽していましたが、あとは腐っていたり、しーんとしていたり・・・
マルチまで使ってがんばったつもりなのに、なぜだろう??

いや~畑。
楽しくも難しいですね。まずは、無知の知からですね。
ちなみに、お粗末な小松菜畑の詳細に関しては、破門がコワいので農業の師匠N田さんにはナイショです。
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by babamiori | 2009-05-28 15:29 | 週末の出来事
真っ赤なポルシェ?フェラーリ?・・・いや牛印。
今まで乗った車の中で一番ワクワクしたのは、フェラーリのF430です。

実は前の彼氏が乗ってたから、運転させてもらったの。

ってそんなヒトと付き合ったこともなければ結婚したこともございません。残念ながら。
でも運転させてもらったことがあるのはホントです。(車庫から5m走って、5mバックした。)
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取材先の82歳の洒脱なおじいさんが、やっと念願叶って購入したというものでした。
「妻を乗せてね、これでスーパーに買い物に行くんですよ」と嬉しそうにおっしゃっていましたが、奥様は年の差婚でなんと38歳!じゃなくてむしろ年上の91歳。「でもね、車体低いから東急のスロープで前を擦っちゃいそうで、結局1年間で2回しか乗ってないの。ハハハ。でも、こんな美しい車が車庫にあると、見てるだけで幸せですよ」とのこと。ちなみに、82歳の方が「人生の念願叶ったり」ということでフェラーリのオーナーだとぜんぜん嫌味なかんじがしませんでした。

わたしもいつかは、泥道走行用のボロ4駆じゃなくてびゅうびゅうのスポーツカーのオーナーになれるかしら・・・いや、本気でそんな人生を目指してたら、こんな生き方してないぞ・・・などと、くだらないことをうらうら考えることが、まあよくあるのですが。

人生、何があるかわからない!!

つい先日、白金でだって青山でだって1台も見かけないくらいスーパーな車が、むこうの方からわたしの懐に飛び込んできたんです。
「もう使わないから、どうぞ」と、とあるダンディな男性からの申し出があって。

えーーーッ!?この、わたしに!?い、い、いいんですか!!

「我が家にはもう1台ありますから」

もう1台あるっていったい・・・どんなすごい方なんだ?!

「暇なときに、みおりさんの家の前にとめておきますから。・・・運転に自信ない?教えますよ、大丈夫」

・・・そして本当に、その車はうちの前にさりげなくとまっていました。フェラーリと同じくらい眩しい赤。そして無駄のないシェープはまさに、機能美。
しかも、こんなロゴマーク見たことない。
フェラーリでもプジョーでもジャガーでもない、カウだよ。
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ああ、本当に、夢にまでみたこんな車に乗れるなんて・・・
いや実際、夢で見ましたよ。夢だけじゃなくて、ヤフオクとかでも検索してましたよ。
この車があればどんなに、はかどるだろうって。
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馬力あるぞ!トラクター。

南房総イチのダンディN田さんが、「これあると便利ですよ-。貸しますから使ってみてくださいよー」とわざわざ持ってきてくださったのです。
もちろん、こんなにありがたいものはありません。でも、実際に「ほらどうぞ」とあるとちょっと腰が引けたりして。こんなド素人の農民に使いこなせるのだろうか?他にいろいろ学ぶべきことが先にあるんじゃなかろうか?鍬でひーこら耕す試練を乗り越えた上で、やっとこんなものを使うことが許されるんじゃなかろうか?
小心者のわたしは、自分の実力以上の農機具がぽん!とやってきた事態にビビってしまいました。
「いいんですよとにかく使ってみれば。人力だけじゃ限界がありますよ、土地広いんだから。それにねえ、鍬だけじゃねえ、やっぱり腰が痛いって」
N田さんはわたしの半端な精神論を一蹴し、「じゃ、乗ってみましょ」とさっそく操作を教えてくれることになりました。

ぐぉんぐぉんぐぉんぐぉんぐぉんぐぉん・・・!
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重機みたいな音を立てて走り出すトラクタ-。わたしは棒立ちで見てるだけ。
「あっちで練習しましょ」とどんどん走っていってしまいました。
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荒れ果てた畑(という地目の野原)に移動し、まずはN田さんの所作をよーく観察することに。
なんかよく分からないレバーを引っ張ったり倒したりしながら、どんどん耕していくのですが、見てるだけではぜんぜんわからん!
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トラクターの後ろについている回転刃はすごい力でぐいんぐいんと土を掘り返していきます。見ているだけで力が入るほど。すごい負荷がかかっているんだろうな。
これ鍬でやったら、どんだけの作業量が必要なんだろう?
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とにかく彼は手際がいいので、あっという間に不正形な三角地帯を器用に隅々まで耕していってしまいました。これをわたしがやるってわけか・・・
車の運転だってスマートとは言い難い、このわたしがね。

「土がすごく硬いからまず自分が一度耕しましたけど、これで大丈夫。やってみますか?」

ほぇ~~~やってみます~~~

「まずこのクラッチを踏む、そしてこっちのレバーを1速に、それからこれを踏む、それからこのレバーを倒す、それから今度はこっちを1速に」
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・・・じぇんじぇん覚えられない。わたしは機械音痴なのだ。メモとかICレコーダー持ってくればよかった。
でもそんなこと言ってられないので、とにかく言われるがままに動作を重ねていきます。

「それでこのペダルをゆっくりはなして」
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ひぇ~~~~、動き出した。
お尻のあたりにすごい重い振動を感じながら、前進していきます。
あの恐ろしい刃のついたローターが後ろで回ってるんだ~間違ったとこ踏んだり引っ張ったりしたらどうなっちまうんだろう~~~
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「はいこんどはUターン。左はブレーキ踏んで右だけ動かしますよ、ぐるっと回転するからね」
片車輪だけブレーキを踏んでまわるから、180度回転できるんです。
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「そのまま前進して-、もっと前進、レバーあげて、はいストップ」
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・・・ふ~。人生初のトラクター体験、終了。

「何でもね、慣れですよ。なんてことない。早く習得してくださいね」
そう言いながらN田さんはまた乗り込み、手際よくまたどんどん耕していきました。
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車体を動かしながらすっとローターを下ろしていくところとか、すみっこまでしっかりと耕していく丁寧さとか、今までこのへんでトラクター乗ってるおじさんを見てもまったく、ホントにまったく!目に入らなかった細かい動作が、ちょっと見えてくるようになったりして。

ひとつ、新しいコトを覚えると、そこから世界がうわっと鮮やかに見えるようになる。
それは、たまらない快感でもあります。

「2回耕すと、こんなにフカフカの土になるんですよ。これで何でも植えられる」
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さっきまで、草ぼうぼうだったとは思えない。ここが「生きた土地」になった瞬間でした。
「野原の風景もいいけどね。畑っていうのは、いいもんですよ。土があって、作物の緑が映えて。この風景がいちばん、いいですよ」
しとど流れる汗をぬぐいながら、N田さんはつぶやきました。


昔はトラクターなどなく、手作業で、荒れ地を開拓していったヒト達がいたわけです。
石をどけ、草を抜き、ちょっとずつ耕して、土を生きた状態にする。
そんな作業が今では、ずいぶんと効率的にできるようになったのだと思います。
それでもわたしたちにとっては、何もかもがまだまだ大変なものに感じます。あまりに知らないことが多すぎて、どれくらい大変かが想像しつくせないくらい。ちょっとずつ畑やったりしていますが、ホントにこれからもこの土地を、維持管理していけるのだろうか?荒れた草原を、畑に変え、作物を収穫するところまでこぎ着けるのか?って考えれば不安だらけ。

でも、でもね、ちょっとだけど自分でトラクターを動かしてみて、こんなフカフカの土がつくれるということを、こうして体感してしまった。

そこで感じたのは、草刈りして土地が荒れないように維持していく大変さの感覚とはまったく別種の、ものすごい高揚感でした。
「自分の土地を、自分の力で生かしていけるんだ!」と、くゎっと目が開いたような。


たかがトラクターに1度乗っただけでぎゃあぎゃあ言うなと、呆れるなかれ。
2年たってもまだまだこの土地の維持管理に不安を持っていたわたしにとって、この感覚はこれからの生活の意欲を掻き立てるものなんです。今までもそんなささいなステップを、1歩1歩踏みしめながら、やっとここまできたのですから。
感動っていうやつが、何よりの糧になるわけよ。バカにするなよ。


「はじめから何でもできるヒトはいませんよ。やってりゃできるようになりますよ」

・・・そんなN田さんの何気ない一言が、今のわたしには何よりの励ましになっています。
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by babamiori | 2009-05-25 15:58 | 週末の出来事
ネコにもオオゲジにも等しく愛を。(注意:後半に不快写真あり)
人間が本能的に、カワイイ!と思ってしまうものと、きもちわるい~コワい~と忌避してしまうものがあるのは、致し方ないとは思います。

でも、それが、実利や実害と一致していない感情の場合は、どうすりゃいいんでしょうね。

たとえばよ。
確かに子猫はカワイイのだ。それはもう、どうにも理性では抑えきれないくらい強い感情で、自称ネコ嫌いだった夫さえ夜中に家に帰るや否や「で、ニャンは元気か?」と言いながら子猫のところに直行してしまうくらいの圧倒的な感情なのです。
でも、じゃあ、この子たちは何か有益なことをしてくれるのか、と思えば、なんら益をもたらしてくれるわけではありません。まあ、温室に出没するネズミをとってくれるようになるかもしれないな、程度。(齧歯類も好きなわたしとしては、実はドブネズミだって飼いたいのですが、それは変人の域かもしれないと自制している。)

それでもって、害がないかと言えば、それなりにいろいろあるんです。ノミやダニを家に持ち込む。わたしの手が傷だらけになる。4時間おきの離乳食やうんちの出ない子の揉み出し(濡れたティッシュで延々30分くらい揉む。便秘2匹で1時間。)で寝不足。
まあ、世話は好きこのんでやってるんだからネコに罪はないけどね。

ネコによる実利がほとんどないとはいえ精神的な豊かさはもたらされているわけで、それだけが飼う根拠となっています。あたりまえだけど。
単に食事してる光景を見るだけでこんなに癒されるって、まあなかなかないよな。
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里親探しに奔走しているくせに、ここにあと3匹くらい追加したいなと思わず考えてしまう。
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でも食べ方があまりにも汚い。しつけがなってないぞ!わたし。
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特に三毛ちゃんがあまりひどいので、見るに見かねて洗ってしまいました。
こちら、洗う前のかわいい姿。
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こちら、洗浄後。
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一気に90のおばあさん。

・・・とまあ、寝不足とかどうとかどうでもいいくらい、この子たちと関わっている時間はパラダイスなのです。この話だってこんなカワイイ写真があるんですよと見せたいがためにしているようなもんだし。(あ、言っちゃった。)


いやでも、そんな我が身をふと振り返れば、容姿が好みでないがゆえに愛することのできない生物が山といるわけなんです。ネコよりずっと人間に有益な生物だとしても。
それが、こちら。
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三芳村の我が家のトイレをお住まいにしていらっしゃる、オオゲジさんです。
体長15センチ、足の数30本、音もなくサワサワサワサワサワッ!と滑るように高速移動するという、もっとも出会いたくないタイプの生物です。

この見てくれだけで、まずお友達にはなれないでしょう。
っていうかわたしも初めてお目にかかったときは「ギェ~~~ッ!」と飛びのき「く、来るな!!あっちへ行け!!」と怒声を飛ばしながら自分が逃げたし。

でも、実はこの方は、以前取り上げたアシダカグモと同様、益虫なのです。
室内にいる虫をかたっぱしから食べてくれるという、完全に人間の味方なわけ。
ちなみにオオゲジやゲジ(普通サイズのもの)はムカデ類。ムカデは噛まれると死に至るほどの強毒をもっているそうですが、オオゲジ・ゲジはめったに人間を噛まない上、ほとんど毒はないそうです。でもそんなこと見た目だけで分かるもんか。おぞましい不快害虫にしか見えないだろ。というわけで害虫扱いされてシューッと殺虫剤をかけられてしまう、不遇な方なのであります。

だってさ、この異様に多くて長い足はどう見たって不気味の極みでしょう。ウルトラマンとかのワルモノ怪獣のモデルに最適。
しかも敵に襲われるとこの足を自分で切って本体が逃げるらしい。その足は切り離されたあともシャカシャカシャカシャカ・・・と動き続けて敵の気を引くらしい。想像力が自動停止するほどおぞましい話です。

でも、世の中にはきっと、オオゲジのファンもいるだろうと思います。
子猫のように手に乗せて「この子はいちばん立派な足」「この子の捕食動作がいちばんキレがいい」「この子はいちばんカワイイ(ってどんな基準で言うんだ?)」とオオゲジを品評する会だってどこかにあるはずです。
で、オオゲジサイドからすれば「ネコは大多数の人間からかわいがられるのに、オオゲジはこんなに疎まれて、そんなの不当な差別だ」という理屈だってあるはず。そして、そんな少数派の意見にこそ真実が隠されていると、思うわけです。
なぜそんな風に思うかというと、愛しやすさという意味ではネコとオオゲジのちょうど中間にいる「サンショウウオ」がうちにいるから。
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これだって、ナメクジみたいにぬるぬるしてるし左右に体を振って歩く姿なんか気持ち悪くて大嫌い、という意見の方がむしろ多いと思います。そんなものを心底「カワイイ」と思う自分の感性は、やっぱりちょっとはずれているんじゃないかと思うのです。
ホントはいろんなヒトと共有したいんだけどね。「うちのサンショウ見るー?」「わー!かわいいねー」「わたしも飼いたいなーお母さん説得しようかなー」って友達と普通に会話できるくらい。でも大抵「へ~、息子さんがいると大変ですね~」と言われ、なぜかそこで会話が終わってしまう・・・わたしが好きで飼ってるのに・・・


と、いうわけで、これからはなるべく、オオゲジの存在も愛する努力をしようと思います。
だって不当な差別はやっぱりよくないもん。
「うちの虫を食べてくれてありがとう、オオゲジ」と心の中でつぶやきながら、恐怖心をぐっとこらえて我が家のトイレにいつづけてもらおうと思っています。
偏見を持たずに見れば、意外に子猫くらいかわいく見えてくるかもしれないし。
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・・・うーん、まだ修行が足らん。
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by babamiori | 2009-05-21 12:48 | 東京にて
世界一かわいい野良猫の赤ちゃん、里親募集です!!
「困ったことがあるんだ。おまえだけ、来てくれないか?」

東京の自宅で庭仕事をしていた夫から、そんな声がかかりました。
いやーな予感・・・

また、なにかとんでもなく面倒な相談をされるんじゃなかろうか。「温室にねずみが出たから今週中に全部駆除しておいて」とか「今週花の咲きそうなやつがあるから、咲いたら写真撮って。1時間しか咲かないから見逃さないように」とか。
たのむよ~、わたしだってあれやこれや忙しいんだぞ~。

容易に頼み事を持ち込まれないよう敷居の高い雰囲気をつくり、気乗りしない陰険な顔で、「・・・なーに」と庭を覗くと、予想に反して含み笑いの夫。

「こっちに来て、見てみて。これは困ったよ」

・・・なに?また大切な植物の鉢でもひっくり返したの?
それにしては悲壮感のない、いやむしろ、目の奥でマラカスをしゃかぽことふっているような躍動感さえあるぞ。

「いーから来てみてって」

夫の指さすのは、小さな温室のいちばん下の段。ついこの間まで、犬のぴょんきちがいつもひなたぼっこしていた場所の、すぐ隣りです。

おそるおそるのぞきこむと、
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・・・どしたのこの子たち!!!
「いやあ、親猫みたいなやつがうろうろしているから、おかしいなあと思ったんだよ。少なくとも1週間前にはいなかったぜ。ふっと覗いたら、これだ」

3匹の子猫は、ビー玉みたいな目をせいいっぱい開いて、3匹こちょんとかたまって、こっちをじーっと見ています。
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手をさしのべると「ふー!」と威嚇しますが、歯がまだちょっとしかない。

「ぴょんきちが死んだら、この子たちが庭にやってきたんだ。何かの縁だぞこれは」
生まれてから犬ばかりを飼っていた夫は「猫は自分が大好きで他人に冷たいからな」と日頃からあまり好んでいませんでしたが、この子猫たちを見る目は真夏のチョコのように垂れまくっていて、「さすがにこれは、かわいいぞ」とそわそわしています。

「こどもたちに言ったら、絶対に飼ってくれって言うだろうな。どうする?言う?」

わたしはそんな夫のコトバなどほとんど耳に入っていませんでした。
何を隠そう、わたしは猫が死ぬほど好き。小学生のときに友達の家にいた子猫をピーコートの中にしのばせて持って帰り、内緒で飼い始めて以来、結婚まで自分のまわりには常に猫がいましたから。
うちにはすでにたくさんの生き物がいるので、まあ猫は当分飼えないな、おばあさんになってからの夢だな・・・とあきらめていたところに、こんな神様からの贈り物が!!!

たまんない!!!このかわいさ!!!!

奥の方にいる子猫たちを1匹1匹抱き上げて出し、胸に抱きました。
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びっくりしたのか、みんな「みゃー」という口はするのですが、声が出ません。

庭の騒動を聞きつけたポチンとニイニもぞろぞろやってきて、ぎゃーーー!カワイイ!だっこしたい!!さわらせてー!!ともう家族中大騒ぎです。
「親猫はどうしたんだろう?」
「さっきまでそのへんをうろうろしてたけど、いなくなっちゃったな」
「子供とられて、怒ってるよね・・・」
「いや、母親は去り際にすごく怒ってたよ。毛を逆立てて。オレ、猫に威嚇されたの初めてだよ。まさかうちで子育てしてたなんて知らなくてさ、何で怒ってるのか分からなかったんだ」

乳飲み子を育てるわたしとしては、母猫の怒りや嘆きが痛いほど分かるので、やっぱり返してやろうかな、とも思いました。

でも、実はわたし、これまで飼ったことのある外猫の子猫の過半が、交通事故などで死んでしまっているのを目撃してきているのです。うちの前もけっこう車の通る道だし、この子たちがちゃんと生きられるかは分かりません。だいたい、うちにいたのも3匹だけ。この子たちの兄弟もまた、どこかで命を落としてしまっている可能性もあります。

母猫には悪いけど、うちで面倒を見て、里親も見つけよう。

すぐに動物病院に行き、推定月齢と病気の有無を調べてもらったところ、生後1ヶ月から1ヶ月半くらいの子猫で、離乳しはじめた頃ではないかということです。
「おおー!ずいぶん綺麗で元気な子たちだね。三毛もいる。これなら里親も見つかるかもしれないな」
病院の先生にそう言われる、なぜかひくひくと鼻がふくらんだりして。わたしが生んだんじゃないってのになぜか誇らしいぞ。
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家に帰って箱に入れてやると、「ここはどこ?」とこちらを見る3匹。
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「大変だろうけど、親猫のかわりをしてあげてくださいね」と先生から教えられたとおり、お尻を濡れたティッシュでとんとんとたたくと、ぷちっとおしっこが出てきました。よかった!

その後、粉ミルクと缶詰めの餌を練り混ぜたものを、細いスプーンで口に入れてやると、わずかですがぺろぺろとなめました。もー、卒倒しそうにカワイイ・・・
餌を何度もあげるうちに、わたしの顔を見ると、「みゃー、みゃー」とかわいい声でなくようになりました。この声に母性本能が思い切りくすぐられるわたしってなんなんだろう?
前世は猫か?

「お子さん3人もいて、子猫3匹の世話なんて大変だよね」と先生にいたわられましたが、ぜーんぜん!むしろこんなに楽しいことはありません。

「個別給餌も手がかかるでしょう」ともいわれましたが、ぜーんぜん!何しろ、10匹いるサンショウウオにだって、1匹1匹アカムシを口に運んでいるんです。猫3匹なんてちょろいちょろい。

ニイニは、先生から貸してもらった「猫の育て方」という本を真剣に読み、子猫にはシラスがいいだのチーズがいいだのやたらとうんちくを増やしていました。
「どれか1匹だけ飼うのかあ。うーんどれもかわいいのになあ・・・」
「いや、ニイニの気持ちはわかる!ママも同じだよ。でもさ、全部は飼えないよ。魚もオウムもいるし。マメもまだ小さくて手がかかるし。2匹は、里親をみつけなきゃね」

いやあ、ホントはどれも手放し難いほどかわいいし、時間を追うごとに情が移ってしまうのですが、やはり現実的に全部飼うのは難しい。うーん、しかたがない。


・・・と、いうことで、いきなりここで里親募集します!
もし世田谷近郊にお住まいの方で、赤ちゃんを引き取ってくださる方がいましたら、ぜひ非公開コメントにメールアドレスをご記載の上、ご連絡ください!!!

うちには、いちばん食の細くて弱い子を残しますので、あと2匹・・・どうかみなさまご検討を。
その2匹は、こちらです。
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左は三毛猫ちゃん。すごい美人の女の子です。しっぽはぴんと長く、人なつっこくて声がキレイです。体重が400グラム。
右は黒猫ちゃん。こちらも超美男子です。他の子の世話までしてとっても優しい。よく食べて元気!体重は450グラム。

ああ、優しい飼い主さんが、1日でも早く見つかりますように・・・
それまで、手塩にかけて育てておきますので。
(南房総とはなんら関係のない記事になってしまったな。)

さいごに、ぴょんきちへ。
自分の去っていったあとの、わたしたちの寂しさを、こんな形で埋めてくれるような粋なはからいをしてくれたのは、天国のぴょんきちだねきっと。ありがとう。
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by babamiori | 2009-05-18 10:34 | 東京にて
来たぞ来たぞ、闘いの日々のはじまりだぞ。
この季節になると、お天気の話と同じように挨拶代わりに出る会話。

「最近雑草怖いよね~」
「ほんと、5月あたりからいよいよ恐怖だよね~」
「夜、雑草のこと考え始めると眠れなくなるよね~」

あるいは、「お元気ですか?」のかわりに「草刈りしてますか?」と言う風習が、鋸南町地域の一部にはあるらしい。(と知り合いが教えてくれましたが、ホントですかね?)
ああ、ホントに雑草が怖い・・・!

まあだいたいこんなコト言うのは、東京からの移住組が多いです。地元のヒト達は当たり前のように草刈りが生活に組み込まれているようで、「生えりゃ刈るだけさ」と特に苦痛ではないみたい。手際もいいので見ていて気持ちがいいです。刈った面もとても綺麗で、わたしのようにジャリッパゲなんかになっていません。わたしも20年後には子や孫に尊敬される草刈りのプロになっていたいと思うのですが。

だいたい、南房総の雑草の生える速度は、東京の1.3倍くらい速い気がします。
湿気があり温暖な気候のこの土地は、植物にとってパラダイスなようで。どいつもこいつもろくに悩みもせずぬくぬく育ち、あっという間にわたしを見下すほどの背丈になるんです。1日でどれくらい伸びているか、こんど測ってやろうかしら。まったく。

たとえば、下の写真をご覧あれ。
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デッキは、間違いなく素晴らしい!言うことなし!
でも、写真左になんか生えてますね。密集した、背の高いやつ。
笹です。
この笹が、やっかいなのだ。

さらに引いて見てみますよ。
笹に注目してみるとこの風景、ある意味ぞっとするものに早変わり。
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そこの脳天気な家族、右から笹が押し寄せてるぞ~!笹に襲われるぞ~~~!

今は「里山風景の添え物ですよ」とばかりにおとなしい顔をしている笹や竹ですが、1ヶ月後には化けの皮が剥がれます。わたしたちがどれだけ刈ってもいつの間にかぞぞぞっと生え、翌週には爆発的に増えていて(脳裏に「パンデミック」というコトバがよぎる。)ひと夏放置しておけばきっと秋には、デッキからはそそり立つ笹山しか見えなくなるに違いありません。
キャ~

もちろんその他の一般雑草たちも5月から10月は元気いっぱいの育ち盛りなわけで、いよいよそろそろ、週末やってくるたびに「ワオ!ジーザス!アンビリーバボ!」と叫ばずにはいられない季節となるわけです。
今週末だってどんなことになっちまってるか、正直とっても不安・・・
今年は妊婦でもないし、気合い入れて草刈り頑張らなくっちゃなあ・・・


もうひとつ、これからが楽しみでもあり不安でもあることがありまして。
それはもちろん、畑の作物たちの状態です。

独身時代に気まぐれに小松菜の種を買いプランターで育てた時には、ちゃんときれいに葉っぱが出て問題なくすくすくと育ったので、小松菜ってカンタンだわと思ったものでした。
それが、こりゃどうしたこった。
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・・・レースのハンカチ?

買ってきた綺麗な土を使いベランダに置いて育てるのではなく、自然の中にある畑で育てると、こーんなことになってしまうのか。
「やっぱり無農薬でしょ」とスーパーで野菜を選ぶ時などは当たり前の顔して言ったりしていますが、無農薬とは「虫さんもどうぞ召し上がれ」ということ。
今まで頭では分かっていましたが、農薬を使わず育てたことですけすけになった小松菜を見ると、無農薬ってのは本当に大変なことなんだと改めて感じ入ってしまいました。
そして同時に、何の穴も開いていない小松菜ってのも、コワいものなのだなと、思ったりして。

でも考えてみれば不思議ですよね。虫と人間が、同じものを好むなんて。
こーんなに雑草が生えてるんだから、わざわざ小松菜なんか食べないで、セイタカアワダチソウとかカラスノエンドウとか食べてくれればいいのに!!
この前、畑仕事の最中に「おい虫!小松菜じゃなくて隣りの雑草を食え!」と怒っていると、一緒にいたN田さんに「ハハハ。そう都合よくはいきませんよ。ヒトが食わないものは虫だって食わないんですよ。人間は虫や動物が食べているかどうかを見て、その植物を口にしはじめるようになったんだろうからね」と笑われました。

確かにな・・・わたしも雑草の炒め物とか食べないし・・・

でも、虫が雑草を食べてくれるか、人間が雑草をもりもり食べられたら、こんなに効率的なことはないんだがなあ~

今、うちの畑で育てているのは、ジャガイモ、ショウガ、ブロッコリー、インゲン、小松菜、とうもろこし、青梗菜です。
これらが虫に食われず、イノシシにも食われず、雑草に負けず(草取りがんばります)、無事に成長してくれることを、もうホントに心から祈っています!
(っていうか祈るより世話します。)
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by babamiori | 2009-05-15 13:26 | 田舎暮らしのこと
あした放送のスッキリ!!腹を括れ!わたし。
わたしがどれだけ屁っぴり腰で鍬持ってるか、すでに触れたかと思います。
その様は、およそ「農家」をという肩書き謳っている人間の姿ではありません。

いいのいいの。何だってはじめはみんな素人。恥ずかしがってちゃ何もできない。
実際、わたしは畑でも本をいちいち参照しながらやっているんです。
b0128954_15382394.jpg


でも、その醜態が全国放送されるとなると、いくらわたしでもかなりツライ・・・


今月発売のCasa BRUTUSが日本テレビの「スッキリ!!」という番組で取り上げられることになったのですが、その中で三芳村の我が家も登場します。
いや、単に家の紹介であれば、別荘っていったってうちみたいに古家に転がり込むパターンもありですよ、と皆さんを勇気づけられると思っていたのですが、ふたをあけてみれば「そこから叫んでください」「畑耕してください」「料理してください」とご要望の多いなかなかハードなロケで、「あの・・・滞在時間3時間で、それ全部やります?ホントに?」というかんじでした。

一番マズいのは、畑のシーンです。
先週末にぴょんきちが亡くなって三芳村に行っていないということもあり、土の状態はゴボゴボのカッピカピで、わたしが見ても「こりゃあ手入れ不足がバレる・・・」と青くなる状態。農家の方が見てしまったら「これで畑がんばってるって?へ!ちゃんちゃらおかしくてヘソが茶を沸かすぜ!」と冷笑されるに決まってます。
ああああやばい。

それでもロケでは、わたしの心情などおかまいなしにがんがん進行していくんです。
青木さんという長身のアナウンサーがスーツを着てひょこひょこと耕すのを、わたしが「へたっぴね」とせせら笑うというくだりがあるのですが、彼がわたしより下手かって言えば同程度かむしろちょっとウマいくらいだし。

書けば書くほど、後悔と言い訳で満たされていくので、もうやめよう。

いやでも、わたしが醜態を晒すことで、ほんのちょっぴりの人でも「田舎暮らしって楽しそうじゃない?」「畑ってあんなレベルの人にもできるわけ?」「案ずるより産むが易しかもな」と思っていただければ、体を張った意味があります。

年々荒れていく、人の離れた里山の閉塞した末期的な状況に、少しでも風穴があけばいい。
「東京も好きだけど、南房総も同じくらい好きだから」と我が事のように里山の行く末を案じてくれる仲間が全国の田舎に増えれば、こんなに嬉しいことはありません。

そんなわけで、もし明日の朝9時半にテレビが見られる環境の方がいらっしゃいましたら、ちらりっと見てみて下されば幸いです。
わたしは布団かぶって隙間から覗くことにします。くわばらくわばら。


蛇足:青木アナウンサーって、ナンパな見かけによらず生き物に異様に詳しくて驚きました。わたしが泡食って料理作っている最中、ニイニの持っている魚の図鑑を一心不乱に読んでいた姿が印象的でした。
ポイントたかっ!(そういう外見とのギャップって女心をくすぐるのよね~)
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by babamiori | 2009-05-12 15:59 | 東京にて
Casaさん、やっぱり場違いじゃない?
三芳の我が家のウリは、なんといってもやっぱり、高台の家からの眺望です。

寝っ転がってソーラーエネルギーを享受すれば、1週間分の気力体力が充電されます。
b0128954_11272453.jpg

すごい腹筋でしょ~これだけ足を張り出して寝っ転がれるって。

ってなわけないね。
実は、我が家にとうとう、念願のアレをつくってしまったんです!
この家に住み始めてから、いつかは欲しいと思っていた、アレ。
計画・設計・施工は、三芳在住の日本一の大工、村上幸成さんです。
さて、つくったものとはなんでしょう?!

・・・答えは、今日発売の Casa BRUTUS 6月号、81ページに載っています。

いやあ、どうもやっぱり、場違いだな。
他はどれもこれもいわゆる超オサレな豪邸・・・
うちは、どこからどう見ても単なる古家・・・

でも、わたしたちのような体当たりの田舎暮らしを、こんなブランド住宅紹介雑誌で紹介してもらえたことに、すこしでも意味があればと願っています。
お目通しいただければ幸いです。

*必見は、84ページに掲載しているニイニがアケビの蔓でつくったカゴです。
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by babamiori | 2009-05-09 11:31 | 田舎暮らしのこと
ばいばい、ぴょんきち。
ぴょんきちは、先ほど息を引き取りました。
享年18。天寿を全うしました。

とても安らかな、優しい顔で、まだ寝ているみたいです。

心配してくださった方々、どうもありがとうございました。



この数日間、すごくいろんなことを考えました。
生きていると、つじつまの合わないいろんなことがある。
ベジタリアンになる人の気持ちが分かるような気がします。
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by babamiori | 2009-05-08 19:59 | 東京にて
お願い、がんばって・・・ぴょんきち。
連休は三芳村にどっぷり居座るぞ、と長逗留を決め込んでいたわたしたち。
そうなると、東京に残していく生き物たちが気になるところです。

もちろんニイニは魚たちが飢えてしまわないかが最大の関心事。
「5日も餌やらなかったら、ドジョウとか弱いから死んじゃうよ~」と涙声だったのですが、「魚は1週間くらい食べなくても死にゃしないよ」と夫が説得すると「死んだらパパのせいだ」とすでに恨みがましい顔でした。
「オレは仕事でほとんど三芳にいられないから、かわりに餌やりしてやるって」と夫が取りなすと「えー、パパ餌やりできるの~?食いつき悪いやつもいるし~」とかなり不安げなニイニ。

でも、魚の生死を心配する必要はありませんでした。
というのも、2日も早く切り上げて帰ってきたから。雨だったからじゃ、ありません。


まさか、おまえのことで電話があるとは思わなかったよ、ぴょんきち。


連休に入る前日までは「ぴょん!おいで!」と声をかけると、めずらしくすごい勢いで走ってきて(目も耳も機能していないのに)しっぽをぐるんぐるんさせて元気溌剌だったのに、わたしたちが三芳村から血相変えて帰ってきたときには、ぺっしゃんこの砂袋のように寝ていました。

「ぴょんきち」と声をかけても、困ったような目で虚空を見つめ、しっぽも動かない。

ぴょんきちは、18歳のゴールデンレトリバー。
15歳以上生きたら天然記念物らしいから、きっとぴょんきちは、150歳くらいかな。
なんかもうずっと死なないような気がしてました。

今、ぴょんきちは、一生懸命、熱と呼吸困難と闘っています。
肩で息をしながら、力をふりしぼって生きようとしています。

がんばってなんて言うのは、酷かな。
でもわたしはどうしてもまだ「よく生きたね、おつかれさま」なんて言えないんだよ。
もう一度、1週間前と同じくらい元気になってもらわないと、困るよ。

もう一度元気になったら、なにしようか?ぴょんきち。
ボールで遊ぶ?ニイニの軟球、内緒でつかっちゃおうか?
タオルのひっぱりっこも好きだよね。
おまえのことが大好きだったひとたちをみーんな呼んで、ここで一緒に遊ぼうよ。
ぴょんきち、なにがしたい?
もう一度、元気になったら・・・
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本当は、連休に房総であったことを山ほど書きたいんだけど、またにしますね。
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by babamiori | 2009-05-08 10:50 | 東京にて



ひょんなことから、南房総に8700坪の土地を手に入れてしまいました。平日は都心で建築ライター・コーディネーターとして働き、週末は南房総で野良仕事。ちょっとムリして始めてみた二重生活ですが、気付けば主客転倒で、どっちがメインの住まいかわからなくなっています。田舎暮らしの衝撃と感動、苦悩と快感をそのまま綴ります。 ニイニ中3、ポチン5年、マメ1年。

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