<   2009年 06月 ( 10 )   > この月の画像一覧
超美しいむしむし。
畑で目を奪われた美しい虫たちをいくつかご紹介します。

どれもね、ホント、虫嫌いなヒトたちにもきもちわるいとはいわせない美しさです。

名前が分かるものと、分からないものがありまして。
もしお分かりの方がいましたら、教えてください。

まずはこちら、ジャガイモの葉の上に鎮座している姿はまさにブローチ。
b0128954_1612466.jpg

ラミーカミキリです、よね?たぶん。
畑でこんなに鮮やかな水色のものを見ると、人工的に見えて一瞬ドキッとします。
水色と黒のコントラストが美しく、上質なビロウドのような質感がたまりません。
ニイニ曰く「珍しくはないね」とのことですが、漫然と生きているわたしは初めてお目にかかりました。以前からカミキリムシは美しいものだなと思っていましたが、このラミーカミキリは色も柄も秀逸です。
ゴキブリは触覚はコワいのに、ラミーカミキリの触覚ははなぜラブリー?


次に、このグラデーションを見よ!!
b0128954_16131754.jpg

ハッとするほど完成度の高いデザインです。
いまいち自信がないんですが、これはセスジスズメの幼虫ですかね。
マットな黒の中にビビットな色の水玉が小さく配されていていて、すっごくカッコイイ。この模様によって他の虫から身を守っているからか、美しさの中に不気味さが潜んでいて、それがまたセクシーなのです。
どんなにか艶やかな成虫になるだろうと思いきや・・・もしホントにセスジスズメだったら果てはこんなに地味らしい。


あと、雨上がりに見つけた芸術。
b0128954_16133253.jpg

畑の真ん中で突然精巧な織物でも見たようで、びっくりしました。
これはなんという名前のクモ?わかりません・・・
細い縦糸に太いギザギザの横糸らしきものが編み込まれ、後ろに主が構えていました。
ギザギザ部分の直径が3cmくらい。
折り返し折り返し、この白いギザギザをつくるクモは、自分の網が幾何学的ですごく美しいことなんてぜんぜん知らないんでしょうね。


汗をだらだら流しながら畑の草むしりをしていて、ふっとこういう虫たちに出会うと、なんだか思いがけずご褒美をもらったように心が弾みます。
圧倒的な自然に身を埋め、デザインなんてクソ食らえ!などと日頃の仕事の毒抜きをしているわたしですが、結局、虫の美しさに興奮し、鍬を放り出してケータイで写真とったりしてるんだからどうしようもないわな。

以前よく夫が「たかが人間の考えることより、自然の方が俄然興味深いのに」と、建築に熱くなっているわたしを冷視することがありましたが、以前のわたしはそのコトバにすごくカチンときて「人間の叡智の賜に興味を持って何が悪い!」と憤慨して聞く耳を持ちませんでした。
人間の世界での出来事に興味があり、人間がどう考えるかに興味があり、その産物に興味があり、とにかく‘人間に関するコト’というプラットフォームの中にいることが心地良く、逆にそこにいないと不安だったわたし。
その前提を相対化されてしまって「自然」なんていう超漠然とした世界を提示されると、身の置き所がなくなってしまう恐怖すら抱いてしまったりして。
自分が価値としているものを疑う余裕がなかったんだと思います。

じゃあ今、何か変わったか?といえば・・・やっぱり仕事モードの時は以前とあまり変わらないかも。
いちいち自然を引き合いに出してモノを考えたりもしないし、すごい建築には頭が下がる。今までなかったようなデザインのものを見ると感動する。
でも、どんなにカッコイイと絶賛されるデザインよりも、カミキリムシの模様の方がダイレクトに心を掴まれるってことに対して、それを素直に楽しめる余裕が出てきた気がします。
っていうか、人間もカミキリムシも所詮地球上の生物なわけで、ちょっと賢いカミキリムシがぐっちゃらぐっちゃら理屈こねてもたいしたこたぁねえなみたいな、不真面目な感覚が定着しちゃったかも。

どうなんでしょうねえ、それって。
生きるのが楽になったような、逆に難しくなったような。
この感覚が行きすぎてすべてがどうでもよくなっちゃあいけないし、達観した気になったら痛い目に遭いそうな気がします。気をつけよう!
(どうも虫を見るとごたごた余計なことを考えてしまうようになっています。どうしたものか。)


・・・あ、そうそう。
「トイレにいるんでしょ?なんか遊びに行く気が失せた」と、友人から言われるほど嫌われていた、オオゲジさんですが。
b0128954_1615650.jpg

三芳の家の中にはきっと、人間に見えないところにエサになる虫はうようよいると思っていましたが、意外にそうでもないんだな。
かわいそうに、勝手口のたたきでひからびていました・・・なむー。
[PR]
by babamiori | 2009-06-29 17:27 | 田舎暮らしのこと
自動オフスイッチ。
自分の足の下の土の中に、いったいどれくらいの虫がいるんだろう?

三芳にいると、よくそう思います。
虫、わたしは苦手な方ではないけれど、やっぱり異様にたくさんいるとドキッとします。

ニイニとポチンがチューリップ畑に置いていた手作りの看板がそのへんにころがっていたので何気なく裏返すと、板の裏面がキャビアみたいになっているように見え、ん?と凝視すると、
b0128954_1638309.jpg

孵化したてのアリさんがみっしり・・・卵もあり。
みなさん数十秒でざざざっと、どっかに行ってしまいました。
そりゃもう、背中にぞくぞくが走るほど不快ではありますが、その気持ち悪さを堪えて上からじーっと凝視するとけっこう面白かったりして。1匹1匹が「きゃー!」と逃げ惑う姿に感情移入していくと、「うようよいてきもちわるい~~」という感情がちょっと薄らぎ、「一寸の虫にも五分の魂」というコトバがちょっとリアルに感じられたりして。

でも、アリさん1匹1匹に感情移入するような生き方なんて疲れちゃってできないでしょうね。
わたしもアリの駆除スプレーとか使う時は、アリが身悶えて苦しみながら死んでいく姿はなるべく見ないようにして、「あーマメが刺されちゃう!」と自己正当化しながらアリ虐殺への申し訳ない気持ちに蓋してるし。(最近、東京の家の2階でアリが列をなしているんです。)


どうでもいいことだけど。
アリの大群を見ていると、いろんなことを考えてしまいます。


だいたい、渋谷の交差点って、上から見るとまさにコレですよね。
うようよいて、黒くて、信号が赤になるとわーっと散って。
高いところから見ていたら、ひとりひとりに家族があって・・・ヒリヒリした人生があって・・・という実感のほうが薄らいでいく。

もしわたしが体長100mのゴジラだったら、きっと渋谷の人間を踏み潰しても何とも思わなくなっちゃうんだろうなあ。「地球の害虫め」とかいって。

目の前にいて個々がはっきり見えいてるものには心を砕けるのに、遠かったり小さかったりよく見えてないものには想像力が働かない。
人間ってそんなものなのかな?
いちいち考えてもしょうがないことにぶちあたると「自動オフスイッチ」が作動する、という能力が、人間には予めインストールされているのかな。

それくらい鈍感じゃないと実際生きていけないんだろうけど・・・この「自動オフスイッチ」の存在が、世の中の悪いことの原因のかなりの部分を占めているんじゃないか、とも思います。


考えがどんどん飛躍して申し訳ないですが、うちのネコを見ていてもときどき、うすら寒い感覚にとらわれます。
b0128954_16385247.jpg

ネコ3匹拾ったとき、わたしは初めて「里親募集」のホームぺージをいろいろ見たのですが、もう、ホントに、どんだけの動物が保健所行きになってるんだろう・・・と暗澹たる気持ちになりました。わたしは自分の目の前の3匹だけを救うので精一杯で、飼い主さんが決まってホッとしたりもしたけれど、今この瞬間にもたくさんの動物が保健所にいて、命のカウントダウンをしているという現実が重たすぎて・・・押しつぶされそうになりました。
と、そんなこと言っておきながら、里親捜しが一段落してしまうと、ひきつづき不幸な犬猫の里親ボランティアをするでもなく、くろぴょんを溺愛するにとどまってしまっているわたし。

スマトラゾウの救出のテレビを見てゾウたちの苦難に心を打たれつつも、スマトラの森林伐採の一因でもあるヤシ油(バイオ燃料)が日本に大量輸入されている現実までは振り返らないわたし。

もっと言えば、スリランカの紛争で数百人の子供が死亡、とニュースで目にしても「かわいそうになあ」と思う瞬間を過ぎたらもう「それにしてもこのお肉おいしいね~」なんてぜんぜん違う話で盛り上がれるわたし。

まったくもって、自分さえよければいいという生き方をしているなあ、と、改めて我が身を振り返ることの多い昨今です。
人ひとりができることは限られているとはいえ、もうちょっとどうにかならないかなあ。

(最近、いろいろ悶々としておりまして、その悶々がアリ話からあっちこっちに吹きこぼれてしまいました・・・すみませ~ん!)
[PR]
by babamiori | 2009-06-25 17:08 | 東京にて
はじめっからトントン拍子のわけがない。
そんな・・・どうして、なの?
わたしが何かしたって、いうの?

あまりにがっかりして草刈りも草むしりもなんにもヤル気にならずにいた朝方、携帯にメールの着信がありました。
「今、三芳にいらっしゃいますか?ナスがたくさんとれたのでお分けしようかと」

ほんまる農園の「かわいい嫁さん」からです。(この呼び名すごくイイのに「かわいい嫁さんがきました」の一文はほんまる農園HPから削除してしまったそうな。もったいなーい。)
わーい!!ナスだーい好き。プレゼントクイズの商品も差し上げたいし、久々にあのフレッシュなお二人と会えるなんて嬉しいな~
と思いつつ、頭をよぎるのは我が家の畑のこと。
こっちだって「実はうちもインゲンが食べきれないほど獲れたので、お分けしようと思ったところなんですぅ」とメール返信したかった。いや、そうなるはずだったのに。

見よ、この凄惨な現場を!
b0128954_1571612.jpg

先週はこんなに元気だったのに。
b0128954_1573957.jpg

除草剤でもまいたかのように、げっそりと枯れてしまったインゲンたち。
先週は、追肥で鶏糞をまきましたが、それが悪かったのだろうか?
かろうじて生き残った個体を見ると、健気に小さな実がついていました。
b0128954_1575419.jpg

ああ・・・ごめんよインゲン。


夕方来てくださったほんまるご夫妻にも、恥をしのんで畑を見ていただきました。
b0128954_1584155.jpg

「先週は日照りだったから、水切れか・・・虫の仕業かもしれませんね」
「あとちょっとだったのに、残念ですよね。でもわたしもマリーゴールド枯らしちゃったんです、ウフ。お恥ずかしい」
冷静で暖かいお言葉。
そうだよなあ、プロの農家の方だって試行錯誤なのに、わたしなんかが何の失敗もせずにすべてうまくいくはずがないよなあ、と謙虚な気持ちになってしまいました。

ほんまるさん、いつもありがとう。
b0128954_159481.jpg

彼らはいつでものどかで、穏やかで、わたしみたいにいちいち落ち込んだり嘆いたり慌てたり文句いったりしてないんだろうなーなんて思ってしまいます。(実情は知りませんけど、ね。)
生まれながらの性格もあると思うけど、すぐに結果を求めたりするヒトには、本気で農業なんてできないんだろうな。

お二人と接していると、こんな農家が増えれば、ニッポンの農業にもひょっとしたら明るい未来があるかもしれない、と思えてきます。
本当においしく安全な有機農作物を作り出そうと地道に真面目に取り組みつつも、そこにとどまらず、豊かな発想をもって農家の存在を外に開いていこうする。その効果や勝算などを先取りして考え込んだりせず、目的を強く持って進んでいく姿には、はっとさせられるんです。

彼らの未来の構想はここではナイショですが、なかなかの企画力だと脱帽しました。
頭だけ使ってイベントをひねり出す広告代理店の発想とは、やはり一線を画しています。
(ホントに、ホントに、素朴なご夫婦なんですけどね。)

ぷりっぷりのナスとズッキーニとインゲン、ごちそうさまでした。
b0128954_15103071.jpg

こちらはプレゼントクイズの景品として、我が家で育てているCrinum macowanii (南アフリカ産。日本のハマユウの仲間)の実と、ビニルハウスで丹精した鉢植えを少々差し上げました。
b0128954_15103999.jpg

ほんまるさん、クリナムにはこんな花が咲きますよ。とてもよい香りがします。
b0128954_1511384.jpg

この実、まだちょっと余っているし、またプレゼントクイズやろうかな~


・・・さあさ、わたしもいちいちめげずにがんばるとしますか。
[PR]
by babamiori | 2009-06-22 15:27 | 週末の出来事
したいことだけするこども。 (クイズの正解もあります。)
最近、悩んでいること。
こどもたちが、いまいち畑仕事を手伝ってくれないこと。

「ニイニ。あなたが種まいた青梗菜、ぜんぜん世話してないでしょ。雑草にまみれてどこにいるのか分からなくなっちゃったから、悪いけどもうぜーんぶ畝っちゃったわよ」と暗い声で告げると、「えええっ!?ヒドい~~!!」と顔をぐしゃりと崩して黄色い声で抗議するニイニ。

じゃ、聞きますけどね。
一回でも草むしりしたわけ?
畝のとこ耕したりもしたわけ?
何にもしてないじゃない!種蒔いたら蒔きっぱなし、ほったらかしじゃない!!

こどもたちも楽しむだろうなと思って一緒にやっている畑のことを、宿題やってないじゃない!とか、部屋がぐちゃぐちゃじゃない!というのと同じトーンで怒ること自体、すごく嫌な気分です。生き物の世話はすごくまめにするし、どんな植物にもすごく関心を持つ子なのに、畑仕事を億劫がるのはなぜなんだろう・・・?

わたしが頭からカッカ湯気を出しているのを横目で見ながら「ポチン、いこ」とささやき部下を従えてさ~っと消えるニイニ。
「ママに食べてほしいものがあるのにな~」とかいいながら。
b0128954_10372139.jpg

なによ。
はぐらかして。
ああやってすぐにどっか行っちゃって、やるべきことをしないんだから。

とぷりぷり怒りながらも「食べて欲しいってなによ」とうしろから尾行するわたしもわたしか。

・・・ほどなく、怒られている最中だということなどすっかり忘れたような弾む笑い声がむこうから聞こえてきたかと思うと、ふたりが全速力で走ってきました。
b0128954_1037368.jpg

「おいしいんだよねニイニ!」
「草がすごすぎて歩けなくって、1コしかみつからなかったけど」
と、差し出されたのは黄色い実。
b0128954_1038642.jpg

「キイチゴだよ、食べてみて」
促されるまま口に入れると、ニイニの手の中で生暖かくなっている実から、ぷちっと甘酸っぱい味がこぼれました。
「あー、おいしい」
不覚にも、顔がほころんでしまうわたし。
「これ、こないだふたりで食べて、ママにもどうしても食べさせたかったんだ」
ふたりはすごーく満足そうな顔になったかと思うと、「こんどは何する?」と瞬く間にまたどこかへ消えてしまいました。

・・・結局、畑仕事より、そのへんのを探索するほうがよっぽど楽しいってことね~
「楽しいことばっかりやってちゃダメで、やるべきことをやらないと三芳の家の生活は成り立たないのよ」なんていう大人の理屈は、こどもの前では意味をなさないようです。
本当は、退屈そうに見える草むしりだって、いろんな発見があってすごく楽しいんだけどな。楽しくなきゃママだってこんなに夢中にならないよ。
そのあたりは、時間をかけて、身をもって、ゆっくりゆっくり伝えていくしかないんでしょうかね。

それでもさ、親が汗水流して働いている脇でポチンと完全に同レベルで「あじさいだんごの雪だるまだよ~」と泥をこねこねしているニイニっていったい・・・
b0128954_10384998.jpg

ご丁寧に顔まで描いてるし。

***

さて、お待たせしました!!
プレゼントクイズにたくさんの方々にお答えいただき、本当にありがとうございました。

タマネギ、らっきょう、多肉植物、しまらっきょう、エシャロット、ニンニク、長ネギ、ディル、マングローブ、のびる、ひのき。

と、あの画像にこんなに解釈の余地があったことにも驚きました。
あまりに仰天解答が多く、ホントのこと言うと退屈と思われそうで、ツライくらい。

正解は・・・










ブロッコリーです!


「葉っぱを全部食べられた」という方がおられましたが、その部分は大正解。
三芳でポットに種蒔きして、東京にそれを持って帰って大切に育てて葉を出して、地植えのためにまた三芳に持って行って、せっせせっせと草むしりもしていたのに。
行くたび、行くたび、葉が減っていて。

ついに、つんつるてんになっちまった。

写真だけ見るとあれがブロッコリーの茎とは思えないでしょう。
わたしも、ご指摘あったようにビニルハウスから多肉植物の種がとんで、畑で育ってるのかと思いましたよ。葉の痕跡すらなくて。わたしが見たときには、犯人はおりませんでした。
きっと、多くの虫たちが腹一杯になってそのへんで寝そべっているに違いない。

・・・でも、わたしが「どうだ?意外だろ?」とほくそ笑みながら出題した問題に、正解が1名。
その方には、我が家の収穫物を差し上げることになっています。

コメント欄を見て、のけぞりましたよ。

なんと、正解者は、カンパニュラさんこと「ほんまる農園」さん・・・おめでとうございます!!
まさか分かるヒトがいるとは思いませんでしたが、やっぱりさすがです!!
でも、よ。

「うちのヘッポコ作物を、進呈?
よりにもよって有機栽培のプロ、ほんまる農園さんに?」

・・・きゃ~!
そ、それだけはご勘弁を。。
代替品を考えるから許して~。。
(もしプロが正解したら大恥さらすことになるって、考えりゃわかってた話だわ)
[PR]
by babamiori | 2009-06-19 11:03 | 田舎暮らしのこと
梅で健康に・・・げそ~。
どこのスーパーに行っても、梅が売られている今日この頃。

だいたい1パック1キロで売られています。
館山のスーパーでは、立派な「和歌山県産」の梅が並んでいました。
b0128954_1015198.jpg

この量で、980円。
ってことは、うちは今年、まあだいたい20000円分は獲ったな。
b0128954_10153595.jpg

ぜんぶで20キロ超!
わーいわーい、今年は贅沢梅三昧。梅酒、梅ジャム、梅ジュース、梅干し!

・・・でも、待てよ?

もうすでに黄熟しているものが過半だったが。
梅作業は待ったなしということか?
この大量の梅を、アク抜きして、ひとつずつ拭いて、なり口のホシ(軸)取りして、入れ物の消毒して、量をはかって、浸ける。という果てしない作業。
それはいったい、誰が、いつやるんだろうか?

「じゃ、頼んだよ。今日も遅いから」
と、早朝出勤する夫。
「野球やって帰るから」
と、ニイニ。
「わたしやるー」
と、諸手を挙げるポチン・・・
「あひゃー!」
と、諸手を挙げるマメ・・・

んじゃ、ポチンとマメ、これぜんぶ今日中によろしく。
b0128954_10162483.jpg

・・・わかりましたよっ!!!
ママがやりゃいいんでしょ、ママがっ!!!

b0128954_1022467.jpg

家族の健康のため。豊かな食生活のため。
せっかく獲った梅を無駄にはできぬとがんばりましたよ、文句も言わずにさ。
ずーーーっと下向いて、拭いて拭いて拭いて拭いてホシとってホシとってホシとってホシとってとやってたら、前日のハードな農作業の疲れが出て、気が遠くなりそうになったこと数回。
「ああ!もうこんな時間だ」とか言いながら時間に追われてやるのは、よくないですね。スローライフ&スローフードとは程遠い。目の下に濃い影ができ、生あくびが絶えず、たびたび襲う睡魔と闘いながら「健康のために梅食べるってのに梅の処理で不健康になっちゃ世話ない」とぼやきながらの作業。

そしたら、ぴょんが、首の後ろにぽちょんと座って寝はじめた。
b0128954_10185898.jpg

くろは、お尻の後ろの隙間に鎮座。
b0128954_1019846.jpg

ああわたしって、孤独じゃないのね。と、ちょっぴり癒されたのでした。
しかしおまえたちは呑気でいいね。

b0128954_10193833.jpg

ふー。
がんばったぞわたし。8リットル瓶に、4本分。2本が梅酒で、2本が梅ジュースです。
今年こそ手順も分量もぬかりはないはず。あとは梅三昧の日々を夢見るだけ。

いや~これで枕を高くして眠れるぞ~

・・・おっと。まだこいつが残ってた。
b0128954_10213045.jpg

特選青梅と、梅干し用の梅の作業がまだまだ続きます・・・

***次回は、プレゼントクイズの、衝撃の正解をお伝えします!乞うご期待。
[PR]
by babamiori | 2009-06-17 10:58 | 食べ物のこと
びっくり畑報告。プレゼントクイズ付き。
もうすぐ、夏至です。

いつも思うのですが、こんな梅雨の最中に一年で一番日が長い日を迎えてしまうのは、なんだか惜しい気がします。
もっともっと暑くなってから、じぶんちで獲れた枝豆つまんで(つくってないけど)ビール飲んで(ビール苦手だけど)「クァ~ッッ!とうとう今日は夏の中の夏だぜ!夏至に乾杯ッ!」てなかんじが好ましい。「今日って、夏至だってー」「へぇーもう?こないだまで寒かったのに」と小さく驚くのみで通り過ぎるのは寂しい限りです。

でも、今の季節は野良仕事がまだ楽で、悪いことが起こる予兆のように暗くどんより曇っていたとしても「今日は体力消耗しないな!」なんて明るい気分になったりして。しかも日が長いとなると、1日めいっぱい使えてラッキー。
週末農家は1日の作業時間の長さが決め手なんです。草刈り、草むしり、畑の世話、なんかその時できているものの収穫・・・などなどを追っていると、日中の時間は「あ」というよりも早く過ぎてしまいまうんですから。昼ご飯を食べながら、「1日が50時間あればいいのに。日没まであと5時間なんて足りないよ」と毎回思うわたし。



と、こんなに頑張ってやっている畑の、最近の状況です。

「ママー、インゲンの豆がなってるよ!」
もう実ができるなんて早すぎやしないか?と思って見ると、
b0128954_16302997.jpg

ハハハ。これはインゲンの蕾だろうよポチン。
何とか順調に育っているように見えるもののひとつです。健やかに発芽して、間引きの時期を迎えましたが「昔のヒトは口減らしのために、自分の子だって間引いたらしいよ。生かしておけば元気に育つかもしれないのに。かわいそうに」とワケの分からない後ろめたさから間引きを躊躇していました。
とある友人から「そんなことしてると全部ひょろひょろになって、実がつかないよ」と冷静に告げられ、やむなく間引きした次第。「そんなにかわいそうなら植え直したら?」とも言われましたが、さすがに労力の無駄になりそうなので「犠牲になってくれたことを無駄にしないよう、残ったやつをがんばって育てるから!!」と念じながらぽいっと捨てました。

次に、今回何よりも嬉しかったもの。
b0128954_16304345.jpg

ショウガに芽が出ました!
植え付けから1ヶ月半。うんともすんとも言わないショウガ畑を見るにつけ「ショウガって芽が出にくいらしいけど、うちのも中で腐っちゃったのかなあ」とすごーく心配していましたが、ようやく、にょっきりと芽がでました。
いやーよかった!!
今回、ショウガはたーくさん植えてあります。ちょっと、やりたいことがあってね・・・ウフフ。

さてそれから。
「ママー、ジャガイモにトマトができてるー」
b0128954_16313486.jpg

ホントだねポチン。こりゃどう見てもトマトだ。
でもママ、ここにトマト植えた記憶ないんだけど・・・
と思って調べたら、これはれっきとしたジャガイモの実。
ジャガイモに実がなるのって、すごく珍しいことだそうです。もちろんわたしも初めて見たし、うちの畑でも他にはひとつも実がついていません。
そんなことが我が家の畑でおこるなんて!
でもさらに調べると、「ジャガイモは気候や畑の条件が厳しい場合などに、子孫を残そうと実をつけることがある」とありました。がくっ。
うーん、、、うちの畑、そんなに条件がキビシイのか・・・がんばってるのに!
まあ、きっと、土地が広すぎるせいだな。そういうことにしておこう。


では。
ここで突然、プレゼントクイズです。
我が家の過酷な環境の畑でもうひとつ、ジャガイモの実よりも珍しいものを発見。
b0128954_16314668.jpg

この、シュールな形の植物は、一体なんでしょう?

コメント欄に正解があった場合、早いモノ勝ちで1名様に、収穫物のうちなんか程度のいいやつを収穫時に差し上げます!
と思ったけど、こんな畑でできたもの、タダでも欲しくないと言われそうだな。
[PR]
by babamiori | 2009-06-15 16:40 | 週末の出来事
つつがなしやマメの一日。
「親はずいぶん楽しそうだし、ニイニもポチンちゃんも生き生き過ごしているみたいだけど、マメちゃんは三芳村でいったい何してんの?」

と、よく聞かれます。

マメは生後11ヶ月。
ハイハイで移動は可能ですが、野山を駆け回る足はもっていません。ニイニやポチンと一緒に遊ぶのもまあ・・・能力的にちょっとキビシイ。
ってことは、母たるわたしがつきっきりで面倒を見ることになるか?

と、生む前までは思っていました。野良仕事なんてできないんじゃないかって。
でもね、よくしたもので、家の中だとママ~ママ~と手がはなせない赤ちゃんも、外にいると刺激が多いらしくて、ひとりでイイ子にしていてくれるんです。
まあ多分、1人目の赤ちゃんだったらこんな育て方はしないと思うんですが。

日中の過半は草の上にいます。これが基本形。
b0128954_10464496.jpg

場合によっては、バギーの上からママを見ています。(ママ、野菜の味見中。)
b0128954_1047565.jpg

うちの野菜が不出来なことを憂いて、家では自らハウツー本をめくる。
b0128954_10473222.jpg

飽きると、そのへんにころがって寝る。
b0128954_10474884.jpg

時には子ネコに子守りを任せます。(マメ使用済みクーファンが子猫ベッドになっている。)
b0128954_1048288.jpg

マメはぴょんとくろが大大大好き。ぴょんとくろはマメが好きかわからん。(目つぶし中。)
b0128954_10481192.jpg

梅の収穫は「あひゃあ!」と興奮して見ていましたが、気付いたらがくっと寝ていました。
b0128954_10482527.jpg

ちなみに、本人的にはけっこう満足そうに過ごしているように見えるし、寂しがって泣くこともなく、「待っててね!」と声をかけると「ひゃは!」と笑います。
このカワイイ笑顔に癒されるんだよなあ~たとえヨダレが滴っていても。
b0128954_10484515.jpg

・・・一日の終わりに、デッキで夕食。
夕日がきれいだね、マメちゃん。
今日もイイ子でありがとう、マメちゃん。
おかげで作業がはかどっちゃったよママ。
b0128954_10491056.jpg

「イヤぁ~~~~~~!」
都合のいいときだけベタベタすんなと、抱っこ拒否されました~
[PR]
by babamiori | 2009-06-11 10:50 | 田舎暮らしのこと
朝だけの、夜会服。
こってこてのニッポンの里山風景の中に、三芳村の我が家はあります。
b0128954_13223831.jpg

その敷地の一角にたっている小さなビニルハウスの中で、地球の裏側にある南米はアンデス山麓の風景のほんの1ピースを、見ることができます。

b0128954_1050145.jpg

これは Lobivia marsoneri の花。
鮮やかすぎる黄色。ロウでできたような花びら。目が釘付けになります。


b0128954_10501719.jpg

こちらは Lobivia jajoiana 。
風がふくと、中のおしべがひよひよひよと動き、それで虫を誘います。


b0128954_10503332.jpg

ショッキングピンクの Lobivia backergii 。
この地味なサボテンが、こんなにビビットな花を創造するなんて。


b0128954_10505046.jpg

大輪の Lobivia (Echinopsis) obrepanda 。
造花と見紛うほどの、完璧なフォルムです。朽ちることが想像できない。
このまま時間が止まってしまいそうです。

これらはみな、アンデス山麓の標高2000~3000mという高地に生育するサボテンです。
花という花の中でもっとも艶やかといっても過言ではない見事な花たちですが、咲いているのは1日だけ、しかも午前中の数時間だけです。
b0128954_10521553.jpg

午後にはもう、この姿は跡形もありません。あれは幻だったのか、と思うほど。

神様とはずいぶん贅沢なものです。
ボリビアやアルゼンチンの、誰に見られることもないような高い高い場所で、こんなに艶やかな花を一瞬だけ咲かせるのですから。
[PR]
by babamiori | 2009-06-08 10:54 | 週末の出来事
必読:雨の日もビビットに過ごせ!
「あーあ、雨やだ。どっか楽しいところに連れてってよう」

何が悩ましいって、子らが家にいる梅雨の日の過ごし方ほど悩ましいものはありません。
「むかしから晴耕雨読って言ってね、雨のときは家で静かに本を読んで過ごすものよ」と説いたところで、誰も聞いちゃいない。
「水族館に行きたーい」「もうすぐ葛西臨海水族館に遠足でしょ。行きません」「映画がいいー」「プリキュアの映画はだーめ」「ディズニーランドに連れてってよー」「ありえません」「じゃあ雨でも外でキャッチボールやる!」「なにバカ言ってんの土砂降りでしょ!」「釣りしてぇ!」「海は大シケです!」と朝から殺気立つ我が家です。

だいたい、雨で三芳行きを断念して東京にいるだけで、親だって苛立っているんです。そこへもってきてこどもたちがわがまま勝手を言い出すと、頭に来てついつい「そんなに家がイヤだったら出ていってくれてケッコーです。さよなら!」と極端なことを口走ってしまう。
ああもう、最悪・・・

と、なる手前で、ふっと思いついた場所がありました。
「ママ、そういえばちょっと買いたいものがあるんだ」
ニイニが冷たい目でじろりとわたしを睨みます。
「スーパーはやだよ。買い物に行くくらいなら留守番のほうがマシ」
ふっふっふ。そんなんじゃないって。
「あそこに行こうよ、ほら・・・横浜にある、ペットエコ」
ペットエコとは、神奈川を中心に展開しているペットショップのチェーン店です。
特に都築店は店舗面積2,000㎡ととても広く、犬猫、小動物、鳥などに加え、魚、昆虫、は虫類、両生類も充実していて、動物園に負けずとも劣らない魅力があります。用がなくても行く価値あり!

「動物園は無理だけど、ペットショップはどお?」
このささやかな提案を聞きつけると、それまでこどもたちと同じくらい退屈そうな顔で熱帯魚の雑誌を読んでいた夫が突然、立ち上がりました。
「そりゃいいね。タダで入手したうちの子たちと比べて、店で売られてる子がどれくらいかわいいもんなのか興味あるし」

ん?「うちの子たち」って・・・ニイニとポチンとマメかって?
確かにタダで入手したが。

★★
・・・どうも、ご報告が遅れまして。
以前、ここで「子猫の里親募集」をいたしましたが、保護した3匹の行き先が決定しました。
ご連絡いただいた方、ご親切にご協力くださった方、改めてありがとうございました。

まずは、三毛猫ちゃん。
こちらは、とてもステキな女性にもらわれていきました。
16年寄り添って生きてきた三毛猫を亡くしたという方。「里親詐欺ではないという証拠に」と教えていただいたブログを拝見すると、亡くなったネコへの思いの溢れる切なく美しい文が綴られていて、思わず涙してしまいました。
そして、この方ならばと、安心してお譲りすることができました。
「むーちゃん」という名前をつけてもらって(我が家ではニイニに「タイガー」と呼ばれていた。本人の雰囲気にまったく合っていなかった。)優しい家族ととても幸せに暮らしています。

んで。
あとに残った、黒いネコと、キジネコですがね。
やかまし村に住む家族が1週間ほど飼っていましたが、「キジは顔がかわいいが、クロは性格がかわいい」などとごちゃごちゃ言っているうちに「2匹とも飼いたい」と言い出しまして。
結局、どっちも飼うことになったようです。

やかまし村とは別名、三芳村。
・・・ハハハ、情が移ってどっちもうちで飼っちゃいました♪
b0128954_1638131.jpg

名前は、「ぴょん」と「くろ」。
1匹はレトリバーのぴょん吉からの襲名で、もう1匹は、見たままです。
ぴょんは運動神経抜群で、ノラにしては美形ちゃん。クロはどうもずっこけてるけど、健気で情が深い。いつでもどこでもふたり一緒、という姿を見ていたら、どうにも引き離しがたくなっちゃったんです。
b0128954_16382427.jpg

もちろん、三芳村にも同行。ネコは場所を変えるといやがると言われるが、2ヶ所の往復なら許してくれるでしょうか?
b0128954_16383534.jpg

・・・ますます大家族の、我が家です。

★★
というわけで、高価なネコがどれくらいかわいいかのチェックと、ネコ用品を揃えるという目的を持ち、ペットエコに出かけたわけです。

ここはね、女ムツゴロウと世間の失笑を買っているわたしにとってはミラノでショッピングするよりも心楽しい場所なんです。でもある意味、目の毒。どれを見ても身悶えするほど飼いたくなる。モモンガとかフクロウもそうとうかわいかったし、トカゲ類もステキ。どうせ飼えないのに、目移りしまくりです。

そこで今回、わたしがここで見た動物の中で、もっとも飼いたくなったものベスト3を発表したいと思います!誰も知りたくないだろうけど構いやしません。

それでは、第3位です。
b0128954_1638502.jpg

こりゃ意味不明ですね。なんかの果実の断面か?
いーや。
b0128954_163924.jpg

トラジマネコメガエルです。
水槽にひっついた裏の姿がスゴい。本人も、こんな姿を公衆の面前でさらけ出しているという自覚はないでしょう。うちの冷蔵庫にこれがペタッとくっついてたら、「あーら、こんなところにいたの」とか声かけたりして、かなりなごむと思うんですが。
あと、写真を取り損ねましたが、ピパピパというカエルも目を疑うほど奇妙でした。


つづいて、第2位!
b0128954_16392093.jpg

どなたかお店の方いますかー。死んでますよー。

としか見えないが、これ、オオミユビトビネズミが生きて寝てる姿。
もうホントに、なんじゃこりゃ!です。
いいのでしょうか?ひっくり返って寝て。無防備すぎ。
しかも目が下につきすぎで、大きすぎ。
そしてこの足はなんだ!フラミンゴとカンガルーの掛け合わせみたいな様相です。
10センチにも満たない体で、3mくらい跳ぶんですって。一瞬だけ、起き上がってびよーんと跳んだところを見ましたが、まるでゼンマイ仕掛けのおもちゃでした。

こんな動物がいることもびっくりですが、お金を出せば飼えるということにもびっくり。なんか、ホントはいけないものを売っているんじゃないかという後ろめたさまで感じてしまうくらい・・・
いや~すごくかわいいけど、どうも微妙に腰が引けて2位にしてしまいました。

そしていよいよ、堂々の第1位は!!
b0128954_16393143.jpg

どなたかお店の方いますかー。逃げてますよー。

このお店、やっぱりちょっとおかしいと思うんです。
フツウ、野放しにします?
b0128954_1640375.jpg

アルダブラゾウガメ。こどもたちも触りたい放題。ストレスないのかな。
お店の人に「あのー売ってるんですか?」と一応聞いてみたら、「98万円です」と言われました。年齢は20歳前後で「あと150年くらい生きます」だそうな。
言われて見れば若きウェルテルの悩み、ってかんじの顔かも。
b0128954_16401312.jpg

仮にわたしが、このカメを飼うとしますよね。そしたらわたしの方が先に絶命するわけだ。そしたらこのカメはどうするんだ?ニイニかポチンかマメが見るのか?それでも寿命が足らないなら孫が継ぐのか?曾孫の代までの世話になるのか?
カメの剥製なら家にある場合がありますが(なぜかうちにもある)、ホンモノのカメを相続するというのは、なんだか夢のある話じゃございませんか!
どちらかと言うと「もう、おばあちゃんの道楽には死んでも迷惑させられるわ」となりそうだが。


と、まあ。
珍妙な動物が「飼える」というポテンシャルをもって提示されている空間は、何とも興味深いのだということであります。
2時間以上いて、2000円以上の買い物をすれば駐車料金300円。
これで雨の日としては大満足の1日がすごせました。

そうそう、もちろん犬猫コーナーも見ましたよ。美しい洋ネコがたくさん。
「たしかに模様の完成度は高いけどな。・・・やっぱりぴょんとくろの方が上だな」
「顔だって引けをとらないわよ。うちの子、性格もいいし、賢いし」
どうせそう思うんなら、わざわざ見にこなくてもいいじゃん。という感想をひとしきり述べ、大満足のわたしたちでした。
b0128954_16402746.jpg

身贔屓に、つける薬なし。
[PR]
by babamiori | 2009-06-04 16:44 | 東京にて
いつの間にか増えているもの・・・ササ、タケ、ウメ、シワ、クマ。
「雑誌見ました!10年前とまったく変わらないですね~」

ちょっと前だったら「ウソくさ」と完全にどっちらけていたような気がしますが、今ではウソでも言われた方が嬉しいわたし。一点の曇りもない本心のコトバを求めるあまり疑心暗鬼になるほど厳密で繊細だった過去のわたしはどこへやら。
ホストクラブやキャバクラっていうものがなぜあって、どうしてみんな大枚はたいてお世辞を言われに行くのか分かりませんでしたが、最近その存在意義が分かってきたし。

歳を重ねるに従って、厳密さや繊細さが消え、図太く幅広くどうでもよくなってきてしまう。心の襞が減り、シワやクマが増える。これこそがオバサン化と自覚してぞっとする昨今です。

ま、わたしにシワが増えようがクマが増えようがどうでもいいのですが、見過ごせないものもあります。
いつの間にか家のまわりに増えていることに気づいてぞっとする、笹。
b0128954_1595782.jpg

これが、今年はじめて見つけた1本。

あーとうとう、この季節が来てしまいました!
これを皮切りに、これから7月くらいまで、どんどんどんどんつんつんつんつん生えてくる。
しかも笹は、煮ても焼いても食えない。(食べ方知ってる方は教えてくださいな~)
b0128954_15103974.jpg

このことばっかりしつこく何度も書いていますが、それくらい恐怖なんですって。
いっそ除草剤散布で根絶させればいいんじゃない?と思いきや、笹は根がしっかり張っているため、我が家のような斜面地には適当に生えているほうが地崩れしなくていいらしい。
でも、「ありがたい」なんて口が裂けても言いたくありません。どこにでも節操なくニョキニョキ生えて我が家を侵していく笹はやっぱり憎い!笹団子を見ても顔がこわばってしまうほど、もはやわたしの心はゆがんでしまいました。
ふかーい地中壁でも打ち込んで力ずくで笹藪を区切ったろかと思うほどよ。まったく。

で、食べられるから笹よりはいくぶんマシなのは、
b0128954_15105676.jpg

破竹です。
ここまで大きくなるとさすがに硬くて食べられませんが、40~50センチほどの破竹は道の駅で「はっちく」と書いて売られています。(ポチンは「これ・・・はっさく?」と首をかしげていた。)
最近の雨でどんどん生えてくるのがまた恐怖です。まさに雨後のタケノコ。
これも結構迷惑で、放置しておけば1~2年で道まで破竹林になってしまうので、見つけ次第なぎ倒します。
えーい、こんにゃろ!
b0128954_1511342.jpg

アハハ。ノッポのくせに軟弱なやつ!さして抵抗もなく、ぽき。だって。
非力なポチンも「こんなとこに生えちゃダメでしょーまったく」と母親譲りの口調でへし折っていきます。
b0128954_15111377.jpg

本当は、破竹のタケノコは孟宗竹よりずっとまろやかで薫り高くて美味しいのですが、まだ今年は味わっていません。こんなことしているうちに収穫時期を逃してしまうんだろうけど、破竹より大事なものがあるのだ。

我が家でいちばん重宝している、梅です。
ちょうど3ヶ月前にはこんなにちっちゃかったのに、
b0128954_15131489.jpg

今ではこんなに立派な実になり、たわわに実っています。
b0128954_15122150.jpg

梅酒、梅干し、梅ジュース、梅ジャム。
わたしの梅摂取量は、ここ3年で人生の半分くらいといってもいいほど増えました。梅の虜よ。
とにかく我が家の食卓の梅関係1年分はこの時期にまかなわれるのですから、どんなに手間がかかろうと割愛しません。「梅とらなきゃ」「梅浸けなきゃ」「梅干さなきゃ」と梅に追われる日々も始まります。
だって梅、おいしいんだもん!

東京のスーパーで梅シロップが1リットル1000円で売られているのを目にすると「こんなに高いなんて信じられなーい!」とわざとらしく驚き、「こんなに高いと飲む気がしないよね~」「自家製以外は材料も信じられないしね~」などと声高に言わずにはいられないあたり、小学3年生が「オレ3桁のかけ算できるぞ」と小学1年生にエバっているようなもんで、素人田舎人の証拠ってかんじ。
いや、こんな嫌味な自慢の仕方こそ、オバサン化の証拠か。

でもホントに、自家製の梅干しでおにぎりを食べるときの幸福感って、何にも代え難いです。
「お昼どうする?」「白いご飯と梅干しがいい!」って日が続いたもんなあ・・・
おととしの梅干しは本当においしかったなあ・・・
b0128954_1529378.jpg

・・・今年はぜったい、成功させるぞ。
(去年はどうも塩の量を間違えたらしく、できた梅干しのまわりにはキラキラした塩の結晶がついていて、持つとバリバリひび割れた。腎臓を悪くしそうなほどしょっぱかったです。やむなく鰹だしと砂糖を加えて練り梅にして使っています。とほほ。)
[PR]
by babamiori | 2009-06-01 15:47 | 田舎暮らしのこと



ひょんなことから、南房総に8700坪の土地を手に入れてしまいました。平日は都心で建築ライター・コーディネーターとして働き、週末は南房総で野良仕事。ちょっとムリして始めてみた二重生活ですが、気付けば主客転倒で、どっちがメインの住まいかわからなくなっています。田舎暮らしの衝撃と感動、苦悩と快感をそのまま綴ります。 ニイニ中3、ポチン5年、マメ1年。

by babamiori
S M T W T F S
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31
リンク
フォロー中のブログ
古今東西風俗散歩(移転し...
妄想ファミリー、房総に住む!
amane
土橋陽子の design...
カテゴリ
全体
田舎暮らしのこと
週末の出来事
南房総のこと
食べ物のこと
東京にて
生き物について
ニイニ
建築について
お知らせ
産後について


未分類
タグ
以前の記事
2017年 01月
2016年 01月
2015年 12月
2015年 10月
2015年 09月
2014年 11月
2014年 09月
2014年 04月
2014年 03月
2014年 02月
2014年 01月
2013年 05月
2013年 04月
2013年 03月
2013年 02月
2013年 01月
2012年 06月
2012年 05月
2012年 04月
2012年 03月
2012年 02月
2012年 01月
2011年 12月
2011年 11月
2011年 10月
2011年 09月
2011年 08月
2011年 07月
2011年 06月
2011年 05月
2011年 04月
2011年 03月
2011年 02月
2011年 01月
2010年 12月
2010年 11月
2010年 10月
2010年 09月
2010年 08月
2010年 07月
2010年 06月
2010年 05月
2010年 04月
2010年 03月
2010年 02月
2010年 01月
2009年 12月
2009年 11月
2009年 10月
2009年 09月
2009年 08月
2009年 07月
2009年 06月
2009年 05月
2009年 04月
2009年 03月
2009年 02月
2009年 01月
2008年 12月
2008年 11月
2008年 10月
2008年 09月
2008年 08月
2008年 07月
2008年 06月
2008年 05月
2008年 04月
2008年 03月
検索
最新のトラックバック
地元で獲れた地魚寿司です..
from 出張先
山越うどんのかまたま山が..
from 口コミ情報ライフ
草を刈る人、、国土交通省..
from 背面飛行がとまらない
スイマーバ
from スイマーバ
亜麻仁油 効果/効能
from 亜麻仁油 効果/効能
レンジで簡単!!たまごっ..
from 誰でも楽しく!おいしく!料理..
カビ防止・カビ対策で防カ..
from カビ防止・カビ対策で防カビ快..
貸し別荘コテージレンタル..
from 貸し別荘コテージレンタル情報..
家電製品家具レンタルリー..
from 家電製品家具レンタルリース情..
手作りジンジャーエール
from From a smallto..
その他のジャンル
ファン
記事ランキング
ブログジャンル
画像一覧