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ソラマメにおける特権階級。
何故に良い結果が生まれたのか分からないとき、「ラッキー!」と言います。

ラッキー=運が良い。運のおかげ。

たとえばテストでいい点をとっても、「ラッキー!」な場合は実力かどうかアヤシイ。
鉛筆の転がり具合だったり、直前に見た例題のおかげだったり、隣か前のヒトの頭脳のおかげだったり、まあ、次も同じクオリティが確約されない状態を指すことが多い。

うちの場合でいえば、な~んか今年はアブラムシつかなくてラッキー!
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1さや4粒級のもあったりして立派でラッキー!
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しかも軽く塩ゆでするだけとろけるウマさでラッキー!
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ほんとに豊作でラッキー!
だけどなんでだか、分かんないんだよね~!
これって実力っていえないのかな!


まあいいさ。
今年までは、この事態を素直に喜ぶことにしよう。

ひとつ推定できる理由があるとすれば、鶏糞効果でしょうよ。鶏糞大量投与で前年より作が悪かったものは、今までいっこもないしな!(やがでくる再考の機まではそう思うことにする。)

でも、去年は花という花にアブラムシがびっしりついていて、農薬を使わないコトにこだわって特濃牛乳撒布で退治していたんだけど、今年はまるでいなかったのは本当に不思議。どうやら他の農家のソラマメも同じ状況らしい。今年の冬が寒すぎたためかしら?
そのかわり、今年はクワゴマダラヒトリという蛾の毛虫が辺り一面に大量発生していて、もちろんソラマメ畑にも侵入し、たわわに実ったソラマメにのそのそのぼり、じくじく食い荒らしております。
(いちばん上の写真では、2匹のぼってる)
さすがに人間の収穫のペースの方が早いから、実被害には至ってないけどね。


さて。
このすばらしいソラマメ。
わたしはいつもバカのひとつ覚えで塩ゆでパクパク、あるいはがんばってソラマメご飯くらいしかやったことなかったのですが、今年は研究熱心なほんまる農園さんに触発されて、ちょっとがんばって加工度を上げてみた。

ミキサー登場!
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このゲロみたいな物体に牛乳を入れて、
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ウルトラハイスピード撹拌!!
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できた・・・

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簡単だ・・・

けれども見よ、このカプチーノ級の泡立ち。
白い器の中で控えめに主張する、淡い淡いグリーン。
まるでフレンチフルコースの中の一品みたいに凝って見えるじゃないか!
家族がみんなおてしょうを持って「お味見、お味見」と群がってくるのもやむを得まい。

大人はブラックペッパーをひとふりね。
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まずはクリーミーな口当たりに顔がほころび、次第にソラマメの甘くコクのある風味が、口中にふわぁーっと広がります。
なんて美味しいんでしょう~~~
「しあわせ」を料理にすると、きっとこんな味さ。

このスープ、軽く6人前で実に80粒ものソラマメをつかっています。
80粒ってねえ、さやのままだとけっこうな量ですよ。
ご存じの通り、ソラマメってわりと高いんだよね。買うと。80粒分のソラマメを買おうと思ったら、市民の感覚では「げ、、」と躊躇うくらい。

買うとね。

いや~うちはね、買わないから、いや、買う必要がないから、惜しげもなくスープにできちゃうわけだけどね!!
ハッハッハ。

ちなみに、「へっ、80粒でも100粒でも買ったるわ」という方は詳細レシピをグーグルで調べるか、以下をご参考に。

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つくっている間ずっと台所に張り付いていたポチンの取材メモです。
ちなみに、皮をむくのは塩ゆで後ですから。
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by babamiori | 2011-05-29 17:08 | 食べ物のこと
モグラの死体とニイニ。
自分にはすんごい価値があるものでも、他人には無価値。

そんなことがよくあるのは分かっていても、できれば自分の価値観を共有したいと思ってしまうのは、人の常と言ってもいいでしょうかね?
だって「離婚の原因は、お互いの価値観の違いです」ってよく聞くもんね。(それはそれで「他人なんだから違って当然でしょうよ。なら自分と結婚したら?」とツッコみたくなるけど)

例えば、ベタなところでいえば、わたしにとって南房総の里山は、すんごい価値アリ。
雑草うざっ、草刈りめんどっ、と思っても、その雑草の花にすらウットリするし、蝶やハチやアリやクモやイモリやサンショウウオや(ともっと羅列したくなるがいつもの繰り返しになるからやめて)あらゆる生き物と自分が共時的に地球に生きる個体であることを、強烈に感じられる場所なのです。
それがわたしにとっての、至上の価値なわけ。

なんかでも、それって、どうでもいいと思う人にはどうでもいいでしょうね。
「週末にわざわざ場所変えて暮らすなんて、実際はかったるそ~」「それほどまでして時間とお金を使うほどのこと?」「それよりいろんなところに旅行に行くほうが、楽しいし刺激があるんじゃない?」と、自分の価値観を相対視するマインドはいくらでも浮かびます。

NPO立ち上げたからって何も、逆向いてる人をこっち向けようって気張ることはないんでしょうけれど、ふと「こんなにも豊かな・・・」と伝えているはずが、実はほとーんど、だれーにも、ちゃんと響いてないんじゃない?と不安になったりします。

だって、わたしだって巷に溢れる「こんなに素敵」の紹介ブログの中には、ぜーんぜんピンと来ないものが少なからずあるんですもの。他の人だって同じでしょうよ。
他人は自分の延長ではないからね。


と、くだくだ前置きをしたのは、家でカメラから写真をダウンロードしていて、わたしが知らないところでニイニがこんな風に観察してたという記録が残っていたのを目にし、「やっぱりこの環境は捨てがたいな」と思わず目が潤んだからです。そして同時に、この写真でそういう感動をするか?フツウ。と思われるかなあと怖じ気づいた次第。

以下の写真は恐がりな方は見ないでください。(そんなにたいしたことないよ、でも。)
ちょっと↓にありますが、








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一目で分かる、モグラの死体。

よく、くろやぴょんがモグラをつかまえていたぶって遊んでいますが、こんなにきれいな状態の死体を見たことはありません。土を掘る手の形も、ペダル漕いでるみたいな足の形も、歯並びも、目のなさ加減も、ほんとうによく見える。
わたしはこの死体と対面しませんでしたが、多分ニイニはこのモグラをそっと手にとり、じーっくり観察したに違いない。

みなさんもすでにご承知のとおり、ニイニはどうしようもなくだらしないヤツで、人からどう思われてるかとかどうでもよくて、空気読まなくて、人に対して乱暴な面とかあってもう!ホントにホントにトホホなんだけど、究極はまさにこの手つきの人なのかもと思う。

生き物を触る時だけは、いつも本当に柔らかい。
爪がほとんど生えていないような指(爪噛んでるとしか思えない短さだ)の腹で、それを持ち上げるために必要な分だけの力を加え、そっと持つ。このモグラだけでなく、石や、草花や、昆虫など、なんでもそう。見ているとちょっと感動するほど、さりげない慈しみに満ちています。


何をするでもなく畑や草原をぶーらぶらと散歩したり、そのままバタッと眠ってしまったりするニイニを見ていると、5年生でこんな生活しててホントにいいのかいなとちょっと(いやかなり)不安になりますが、まったく無意味な時間とも思えない。
自然の中で生き物が死んでいたり生きていたりする状態に多く接していると、なんというか、世の中の見え方にコントラストがつくんじゃないかと思うんです。もっと簡単に言えば、自分と地球との繋がりのグラデーションが、実感として捉えられるというか。(ぜんぜん簡単に言えてない)
生きていることが、たくさんの死の上に成り立っている実感、と言えば近いかな。

そしてひょっとしたら、机の中がぐちゃぐちゃなこととも関係あるかも、と思います。ニイニの中で重要なこと、どうでもいいこと、というのが明確にあり、きっと整理整頓というのは彼にとって「超・超・超どうでもいいこと」なんだろうと思う。
・・・となるとまったく推奨できないな。。
でも、自殺はしなそうじゃない?


わたしはきっと、こどもたちとモグラの死体を「へ~~!」と言いながら一緒にのぞきこむ生活を、できるだけ長く続けたいんだと思います。
いつまでも、この時間に留まってくれないこどもたちと、それでもできるだけ長く。

チクチクした枯れ草の中でもかまわずバタッと寝てしまうニイニに苦笑しながらね。

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痛くないのかね。
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by babamiori | 2011-05-25 00:39 | 田舎暮らしのこと
NPO 南房総リパブリック ・・・!?
みなさま。

口を開けばぶつぶつと愚痴ばかり、ひとり長電話みたいな本ブログに、いつも辛抱強くお付き合いいただき本当にありがとうございます。

生まれ育ったわけでもなく、嫁ぎ先でもなく、突然転がりこんだこの南房総という土地を、わたしは愛して愛して愛しちゃっておりますが、それは正確に伝わっておりますでしょうか?
いまいち不安^^

すでに半年以上前になりますが、いちど、愛するあまりに思いあまって「(仮称)南房総リパブリック!計画」を打ち上げたことがあります。

その1ヶ月後に、何とも中途半端な報告をあげたことも。

勝手に里山保全への使命感に燃え、田舎での子育て推進に燃え、あんなに大騒ぎしておきながら、それでどうなっちゃったの?立ち消えかね?と呆れられた方も多いはず。


・・・実は。
南房総の里山の魅力を多くの方に伝え、里山環境を保全していく活動をしたいというかねてからの強い思いはこのブログを発端に大きく膨らんでいき・・・
このたび「NPO南房総リパブリック」を発足することになりました。
半年かけて、やっとここまできました・・・!
法人化はもう少し先で、ただいま準備中です。


自然豊かな里山をまるごと楽しみ、その価値を見出していく胸躍る活動を、目下いくつか計画中です。
そして、記念すべき初イベントは、去る5月1日に開催されました。
『里山学校 春のワークショップ ~たべられる生き物を探してみよう~』

・・・それっていつもニイニがやってることじゃないかって?
いやいや、精度の高さはニイニのレベルではございません。
何しろリーダーは、南房総若手ホープ「ほんまる農園」の本間さん。里山の楽しみ方を熟知する、底なしの知恵袋男です。
彼と一緒に歩けば、見慣れているはずの草むらも宝の山に変わるのです。

本間さんがジャングルクルーズのお兄さんバリのビビットなガイドを展開し、それに釘付けになる参加者。今まで名もない雑草だと思っていた草花をつぶさに観察し、採取しながら可食か不食かを見分けていくという里山探検です。
「ヒメオドリコソウはけっこうおいしい!」「トリカブト・・・こわっ!!」「え~~ドクダミ食べちゃうの~?匂いきっつい!」と、大人も子供もガキになって興奮、熱狂。
そして、野原で天ぷらを揚げ、タンポポサラダなどと共に食べまくりました。タンパク質は、三芳の有名養鶏人より入手した産みたて卵と、その卵を産み廃鶏となったニワトリの肉でつくったチキンソーセージなど。まさに、命を食らう実感のある、ありがたみのある食事でした。実にうまかった!
前日から天気予報は最悪で、雨が心配でうなされましたが、脱腸になりそうなほど気張って念じたら解散の時間まで降雨なしでもちこたえました。

今回は小学生のいる家族を対象とし、スタッフあわせて総勢40人が参加。ブログの読者の方々に、いの一番に声をかけたいという思いをぐっとこらえ、今回はダメ出しを考えた試運転ということで知人伝手に参加者を募った次第です。どうかご了承を・・・!

またその様子は、できたてホヤホヤの「南房総リパブリックホームページ」よりFACEBOOKリンクボタンをクリックしていただき、「写真」の中でご覧いただけます。(生まれたてほやほやの、ほんまるベビーの写真もあるよ!)
また、「ウォール」には本間さんが撮った美しい自然の写真の数々もアップされています。(和名だけでなく、学名も表記されています。)

「NPO南房総リパブリック」の理念や活動内容については、今後ホームページ上あるいはFACEBOOK上でお伝えしていくつもりです。
(目下ホームページは工事中で、7月オープン予定です。それまではFACEBOOK中心に写真など上げていきます。)

ちなみにこのブログは、相変わらず我が家のデコボコ珍道中をお伝えしていきます。こちらもどうか、お見限りなきよう!


最後に、先日行われた設立総会の記念写真をあげておきます。
設立メンバーはこんな人たち。
農家、建築家、造園家、大学の先生、お役人、ウェブデザイナー、華麗なる社会人1年目、お父さん、お母さんなどなどなど。ぜんぶで16人。

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・・・ちょっと不気味な写真ですみません。。
「遠方よりスカイプで参加したメンバーや欠席者も入れたい」という気持ちが昂じ、写真が過度に合成された結果です。(これをつくったのは右から2番目に立つ美しいおねえさまです。)

メンバーには、もちろん本間さんや、このブログでおなじみのN田さんもいらっしゃいます^^どこにいるか、探してみてください^^
他のメンバー紹介も、おいおいホームページにて。

もしも活動にご興味を持たれたり、ご賛同いただけることがありましたら・・・ぜひ、このNPOの活動にご参加いただきたく!
どうかみなさま、よろしくお願いいたします。
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by babamiori | 2011-05-13 15:48 | 南房総のこと
苦労の量と感動の大きさは比例するというが、苦労は嫌いだ!
「終わりよければすべてよし」という言葉をなぞらえるならば、今年の三芳村滞在についてはどう考えりゃいいのでしょう?

三芳の里山にこもって膨大な草刈りや畑づくりに勤しんでいた前半戦を終え、外界の事情をまったく考えずに「さー東京に帰ろう」と子供&ネコを乗せて呑気に出発したのが18時。
毎日質素で健康的な食事をしてきたが、最後の日くらいタンパク質ガッツリ系を外食しようかねーと下道を走り始めて10分しないうちに大渋滞にドハマりし、GWの観光客がいっぱ来てたのね。。と遅ればせながら気付き、2時間かけて金谷漁港のガストに到着して「お腹が空いたよう~」と泣く子らに30分並んでお子様ランチを食べさせ、くろとぴょんの膀胱を気にしながらのべ5時間かけて東京に帰ってきた愚か者です。どうせわたしは。
いい想い出満載だったのに台無しだぜベイビー。


果てしなき雑草との闘いに疲れた時など「あのとき秦野の土地を買ってたら」とふと考えてしまうことがあっても、連休の東名高速の渋滞情報を耳にするたびに「・・・やっぱ房総半島でよかったんじゃない?」「正しい選択だったかもな」と優越感に浸れたのに。
アクアライン800円効果でいよいよ本格的に人気が出てきてしまった感あり。


とはいえ、三芳村自体はいたって静かなものでした。
いつもは高齢者の姿しか見えない田園風景ですが、若い娘さんやこどもたちが畦道を歩く姿も見えたりして、里帰りできる場所があるひとたちっていいなーと微笑ましく見ていた次第です。こっちはわざわざ新規に故郷をつくる努力をしてるっていうのにさ。(ま、勝手にやってるんだけどね!)
畑にいて余計なことを考えずに体を動かし続けると、大地の匂いを吸ってめきめきと元気になるってウソみたいなホントの話。
体と心がシンプルにバランスする感覚を掴むと、ストレスとはバランス崩すことなんだとよく分かる。だから例えば東京でストレスフルな状態になったとしても、それがイレギュラーな形として認識できて、慢性化しなくなる気がします。(重篤な症状の場合をのぞく)
柄にもなく森林浴セラピーの宣伝みたいなこと言ってますが、まあたまにはいいさ。



・・・そんなわけで働き者になって東京に帰ってきたわたしは、止めてもまだ回ろうとするコマみたいに体が動いてしまい、結局GW後半戦はせっせこ家の片付けをしていました。

そしたら、いろいろでてきたぞー!
不在のニイニの部屋から。

おぞましいもののオンパレード。。

男の子の部屋って、みんなこうなのか?

ずーっと前に配られたであろうあらゆる保護者へのお知らせプリント、あらゆるテスト、なくしたと騒いでいた道徳の教科書、絵の具で真っ青に塗ったティッシュの箱、ブタオトコというナゾのらくがきで埋め尽くされた下敷き、1畳分くらいの大きさに貼り繋いだ紙に「ゴー!ゴー!ジャイアンツ!」と描かれた旗、芸術的にひねりこまれた形でかっぴかぴにかたまった雑巾、得体の知れないあらゆる石、得体の知れないあらゆる種、カブトムシの頭、タマムシの羽、コウモリの死体、・・・

これはゴミなのか?宝なのか?

あまりの乱雑さに怒りを通り越して「だめだこりゃ」とさじ投げ状態ですが、女子校育ちのわたしにとっては男の子という生物が今でも物珍しく、興味深くてたまりません。
それにしても、昔からニイニの生活態度のヒドさは変わらんな。


大掃除というのはいつも何らかの発見があって面白いものですが、まあよくて靴下の片方がみつかったりする程度。
でも、この間、三芳村の家で、ニイニはけっこうな発見をしました。

「ママ!!見せたいものがあるから来て!!」

血走った眼差しと興奮しきった顔に驚き、何があったの!?と取る物も取りあえずついていくと、「ちょっと大変だけどすごいものがあるから、絶対最後までついてきて!」とニイニは孟宗竹林にむかってずんずん歩いていきます。

ちょっと大変って・・・
竹林の山に入るの?

「そーだよ。のぼっておりるだけだよ。ニイニみたいに、青竹につかまっていけば大丈夫だよ。枯れたやつは危ないからくぐって」

・・・道中は、ちょっとどころじゃなく大変でした。
傾斜は軽く70度くらいあってほぼ垂直に感じられる状態、しかも倒竹があちこちに突き刺さっていて、それをまたいだりくぐったり。足場は竹の根元くらいしかない、ズサズサの崖です。
そこをロッククライマーばりの緊張感でのぼりつめた後、「こっから谷に下りるよ」と今度は同じ急勾配のくだり。。。気楽に誘うな!!こんな道。

にしてもくだりってコワいのね。
服がドロドロになるのもこの際やむなしと、手頃な竹を掴んでお尻で泥斜面を滑るしかない。

下から見上げればこんな。

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「ママおそいよ、今ニイニがいるところに来ればもうすぐだって」
サルなニイニはとっとと下まで下りていき、わたしを急かしやがります。

待て!待ってってば、ママは、お尻が、重いんだよ!
ヒ、、ヒイイ~~、くつがはさまって抜けない~~
いつまで、こんなとこ、あるかせる、わけ、ぐへえええ・・

息が切れてどうしようもないし、踏ん張り続けすぎて足や手に力が入らなくなるし、ホントしんどかった。長靴なんかで来る場所じゃない。
文句たらたら冷や汗だらだらで、どうにか下まで下りると、わたしの様子にはお構いなく目を輝かせたニイニが、こっち!コッチ!!と手招きしていました。

「早くきてごらんよ!見てよ、コレ!!」

・・・言われるがままに見上げれば、それは、思いがけず立派な滝でありました。
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「滝壺まできてよ、キラキラ光ってすごくきれいだよ」

たしかにこれは・・・美しい。
落差は5m近く。
どうどうと水の落ちる音に静けさが宿り、疲れを忘れ息を飲む圧倒的な風景。
竹の葉の木漏れ日に光る姿は神々しく、名瀑の貫禄すらあるような。

こんなところ、ニイニよく見つけたなあ!

っていうかわたしたち今までよく見つけなかったなあ^^

「雨が降ると山を超えた方で音がするからいつも気になってて、行ってみたんだ。思ったより立派な滝だったからぜったいパパとママに見せたいと思ってさ。でも大変なところだって言ったら来ないと思っていわないことにしてみた」

こらっ!

「でもママさあ、敷地の中に滝があるって、超すごくない?」

うんうん。確かにすごいかもな。
以前、マイ沼があることにも驚いたけど、マイ滝はもっとエラい気がする。
5年目にしてこんな発見をするなんてさすが無駄に広い土地だけある。普段はそのメリットを感じることはほぼないけど、山林、田、畑、荒れ地とレパートリー豊富な地目があるってことは、それだけ発見のレパートリーも豊富だと言えるのかも。
まだまだ未知の楽しさが埋蔵されてるんだとしたらやる気も起きるってもんだ。

いや~~、連れてきてくれてありがとう!ニイニ。


・・・でもさあニイニ?
ここからは、どうやって帰るのかな?

なんかこう、うまく農道に抜ける道とか、あるはずだよね?
まさか同じ道じゃなかろうな?
ニイニともあろうものが、そんな能なしの帰路を示すはずないよね?

「いや、ないよ」(あっさり)

うそだろ。

「ニイニ何度も試したから知ってるけど、道の手前に痛い藪があるから、またのぼっておりるしかないんだよ。ま、行きと同じコトすればいいだけだからだいじょうぶだいじょうぶ」


・・・ニイニくん。
キミは今夜の食事抜きに決定だ。
おめでとう。


斯くしてかわいそうなわたしは「あ~いつか渓流登りしたいな~」とほざくニイニに再び過酷な山越えを強いられ、ガタガタになった足をひきずりながら家に戻ることとなりました。
翌日、油切れの自転車みたいに全身がギーギー軋み、筋肉痛でのたうちまわったのは言うまでもありません。


ちなみにニイニは、この後パパに滝を見せるために再びここを訪れた際、すごく安易な抜け道を発見したそうです。
ポチンもその道で行って「ちょーきれいだったー。みち?ぜんぜんらくだったー」とのこと。
まったくなんなんだ!

前回綴った「次回に説明」という話題は、11日以降に必ず。
 ちょっとした発表をいたします^^)
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by babamiori | 2011-05-09 15:33 | 田舎暮らしのこと
幸運を手に入れたら。
畑でショウガを植える準備をしていたところ、ポチンがヒーヒー走って駈け寄ってきて、ぱっと手を伸ばして見せてくれました。
「ママ、すごいよ!これ見つけた!ママにあげる!!」

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お?!
四つ葉のクローバー?!
ってあなたたちはだいたい、三つ葉のクローバーをふたつ重ねて見せるんだからな。
かーさんは騙されないよ。

「ホントだよう!!みてよほら!!」

ポチンは顔を真っ赤にして怒りながら、裏からも表からもくるくる回して見せてくれましたが、いや、本物だ。こりゃすごい。

そういえば小学生の時、御殿場にある友達の別荘で自分だけ四つ葉のクローバーを見つけられなかったのが口惜しくて、東京でも公園や空き地の茂みをいつも探してたけどぜんぜん見つからなくて、そしたらなんと『四つ葉のクローバーの缶』という商品は見つけて、買ってもらったことがありましたっけね。育てたら四つ葉のクローバーになったけど、、あんまり嬉しくなかったなあ。。

結局ママは、今まで一度も、自分で見つけたことないんのよ。四つ葉は。
そーんな貴重なものを、ママにくれちゃっていいの?

「いーよー、だってわたしももってるもん」

え?
ポチンてば2本も見つけたわけ??

「ちがう。マメちゃんにもあげたよ」
「マメちゃんもらったー」
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・・・ずいぶん見つけたのね。。

「あとねー、ニイニにもあげたよ。パパの分もあるよ」

・・・そ、そんなに?
四つ葉のクローバーってさあ、、ありがたいもんじゃなかったけ。。


まあ、わたしはそれでも嬉しくて、鍬を放り出していそいそと家に戻り、分厚い図鑑にはさんで押し花にしました。いつまでも色褪せず残りますようにと。
ポチンは宝物のキラキラ手帳にセロテープで貼りつけていました。
マメの四つ葉は、手の中でくっちゃくちゃに揉みしだいた後、折り紙にそのくちゃくちゃを貼り付けていました。最近は何でも、ポチンの真似。

で?
あのゲン担ぎ屋のパパはどうした?
もらった幸運をなくしちゃ大変と、逆にプレッシャーで不幸になるタイプだけど。

「それがさあ、ありがとって受け取ってすぐ、むしゃむしゃ食べちゃったんだよー。これで幸せが体に入ったから一生安心だってー」

・・・やりそうなコトだ。

で?ニイニは?
「パパの真似して食べたんだけど、げろまずーって言って吐き出してた」

ハハハ。
多分ニイニは幸せを自家生産するやつだから、四つ葉なんて必要ないんだろうな^^



実は今、四つ葉を喰った男と喰いそびれた男が、2人で旅に出ています。
GWなのに何だか閑散とした空港で危なっかしい足取りの彼らを見送り、残された女子たちは間髪を入れず、南房総へゴー!!
さー、女だけでのんびりしようぜー。

と、言いたいところでしたが。
これがけっこう大車輪のGWとなりまして、普段以上に体力勝負の田舎暮らしを満喫。(ワケは次回に説明します)

一方で、生活規模は大幅に縮小。

ご飯は2号炊けば充分。
布団は2つ敷けば充分。
洗濯機は1日1回まわせば充分。
家が汚れない。
ハプニングがない。
もめ事がない。
怒る必要がない。

穏やかで静かで、本当に、なんというか、ちっちゃい生活を送っております。
家族が少ないと、起こる事象も少なくなる。

帰ってきたらうっるさいだろうなー。
大量の洗濯物、いったい誰が洗うのかなー。
怒りっぱなしで家族を仕切る生活に戻らなあかんのかなー。

でも、まあ、また楽しいかな。

体内に幸運のある2人だから大丈夫と思いますが、無事に旅を終え、真っ黒い顔で元気に戻ってくれることを祈りましょうかね。
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by babamiori | 2011-05-06 15:23 | 週末の出来事



ひょんなことから、南房総に8700坪の土地を手に入れてしまいました。平日は都心で建築ライター・コーディネーターとして働き、週末は南房総で野良仕事。ちょっとムリして始めてみた二重生活ですが、気付けば主客転倒で、どっちがメインの住まいかわからなくなっています。田舎暮らしの衝撃と感動、苦悩と快感をそのまま綴ります。 ニイニ中3、ポチン5年、マメ1年。

by babamiori
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