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マリマリモリモリ。(北海道旅行⑤)
1ヶ月前になってしまった北海道旅行についてまだ書いているというあたり、時間配分も内容配分もミスった感ありでございます。。。
だいたい、4泊5日だけなのに、5回にわけて書くほどか?

なので旅行記最終日の本日は、ぶっとばして参ります!!

・・・ええと。

摩周湖畔にて体調を崩し、頭痛と首痛、そして背中痛に襲われ、家族から「重大な病の前兆ではないか」とやたら心配されたわたしですが、その日の宿で温泉に入り、翌日のことも何も考えずにガーゴーと寝続けたら、朝すうっと痛みが和らいでおりまして。
なんじゃろなー、へんな風邪があるもんだー、と思いながら旅続行。

ポチンがどうしても「マリモみた~い♪」とのことなので、「阿寒湖にいるって?」「行けばそのへんでごろごろしてる状態が見られるの?」「まあ、マリモで有名なんだから、なんかあるんじゃない?」「国の天然記念物なんだよね?確かに見たいねえ」とゆるいかんじで向かったワケですが。

・・・阿寒湖ね。

ホントに、うーん、昭和な観光地でした。

たぶん、わたしたちの親世代なんかは、「新婚旅行といえば阿寒湖でしょ」とこぞって来ちゃうような一大観光地だったんだろうね。

きっとその頃は、海外旅行なんて誰もあんまりしなくって、箱根や熱海の温泉に行くのがメジャーな旅行のパターンだったんだろうね。

そんな頃、きっと阿寒湖は、「マリモの湖」ということで他と大きく差をつけて栄えたのでしょう。

街のど真ん中にある「阿寒湖アイヌコタン」に並ぶおみやげやさんは、木彫りの素晴らしい人形とかが数多売られていてちょっとワクワクするような雰囲気もあるんだがね。
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かの有名な「まりもっこり」も至るところで売られていてね。
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女性バージョンだとこうなるのか!という発見もあったしね。
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おみやげ好きなポチンやマメは「何を買おう~♪」とワクワクして、マリモボールペン(マリモのキャラクターがついている)やマリモメモ帳(同左)を手にニコニコ。幸せそうだったしね。

で、マリモはどこで見るの?というとね。
観光船で片道20分の「チュウルイ島」というところのマリモ展示観察センターというところだけで、見られるのよ。

それも別にいいんですがね。
その「チュウルイ島」での滞在時間は、なんと15分ぽっきり。
水槽の中のマリモを見るの。こうやって。
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で、また20分船に揺られて帰って、終わり。
それで観光汽船の乗船料金がオトナ1人1850円。
そして駐車料金も別途。

せっかく阿寒湖まで来たのだからと乗船料金で飛び出した目玉を拾って船乗りましたが、普通は違和感ないのかなあ、こういう観光って。どうなんでしょうか?
わたしがケチなのかなあ?

阿寒湖を満喫する、他のいい方法が、もっといろいろある気がするのですが。
せっかく降りられるチュウルイ島ではもっとじっくり散策したりして楽しみたかったし、マリモだって水槽の中のものを見るだけというのは何とも物足りない。
阿寒湖の島々はとても美しく、そんな島々を味わう企画もあってよかろうとか。

観光地である以上、課金制にするのは仕方ないとは思うんだけどね。
観光客の満足度を高める工夫の余地が、もっともーっと、ある気がするのでした。
「新婚さんいらっしゃい!元新婚さんもいらっしゃい!」という板を出しているおみやげやさんもあって苦笑しましたが、元新婚さんが懐かしがって来なくなっちゃった後は、どーすんだろう?とか余計な心配をしたりして。
ポテンシャルがある場所なのになあ。

今まで、「マリモ」というひとつの名物にあまりにもたくさんのヒトがぶら下がって生きてきたのでしょうけれども、そろそろマリモ、その重さに耐えきれず、、という感あり。

ま、こんなこと言っても「乗船料金が高い文句でしょ」と思われちゃうかもね。
実際ちょっとそうだしね。ハハハ。

でも、南房総という地域の今後を考える機会の多いわたしとしては、このような観光スタイルに触れて、いろんなことを考えさせられました。
その土地の感動をどう伝えるかというのは、NPOの活動を進める上でとても重要な課題です。個人的に友人を招くスケールから地域振興という規模に発展させようとしたとき、「ヒトはどんな体験にどれだけの対価を払うか」というシビアな問題にぶつかり、いつも悶々と議論しているワケで。
昔ながらの課金スタイルに違和感を感じながらも「そーだよね、だってこれを資金にみんな生活してるんだもんね、観光客が少なくなったらより単価を上げたくなるよね」と同情すら覚えたり。


と、そんなかわいげのないコトを考えているうちに、ニイニは勝手にでっかいマリモを購入。
「だって、ストラップに入った油漬けのマリモしか持ってないんだもん」という言い訳。水槽で育ててもっと大きくしてみせるとのこと。

ま、こどもたちが楽しんでくれたのなら、別にいいんだけどね。

・・・次はいよいよ、最後の目的地である、釧路湿原へ。

すでに忘れかけていますが、北海道に来たのは「晴れてるから!!」でした。
なのにこの日は一日中、小雨。
尾瀬用に揃えたカッパをみんなで着込み、「北海道、やっぱりけっこう寒いな~」なんて言ったりして。東京にいるヒトに「こっちは雨です~」とメールしたら「あら!こちらはピーカン晴れです☆」という返事が。ズコッ。
しかしもう別に落ち込まず。

だって結局、晴れていようが雨だろうが、やることは同じなんだもん。

ほんっと、アホなニイニ。
だからこれから釧路湿原に行くっていうのに、こんな手前で引っかかっていてどうする?
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めっちゃ寒いのに、また入ってら。

で、こんどは何をとったかというと、
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・・・なんじゃこれは!?
「ママこれヤツメウナギだよ!」

てんてんてんてんてんてんてんという模様、かなり気味ワル!

しかも口がこれまた、
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気味ワルすぎ!!

「だって吸血口だもん!すげーよ」とニイニは家族を待たせていることなど構わず大興奮。
あーーーー、呑気なヤツ。

でもこの呑気さに助けられて、ド雨の釧路湿原もけっこう楽しめました。
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・・・この天候、このシチュエーション。
なんでわざわざ尾瀬やめたんだっけ?

でもいいの、結局どこでもどんなでも。それがよく分かった。
言ってみれば尾瀬だってよかったのかもしれない。
「タヌキモ発見!!食虫植物だよ!!」
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「すげーモウセンゴケだ!!こいつも食虫植物!!」
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で、いよいよまわりは飽きてきましたが本人はおさまらないので
「クシロサイコーーーーーー!!」
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・・・ニイニの変わらぬテンションの高さは、まるでさかなくんだ。


記念すべき最後の夜は、炉端焼きの店へ。
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おいしいものに、言葉はいらないね。
出るのはヨダレのみ。
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ホタテ。
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カキ。
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イカ。
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いや~~~、おいしいものを食べて終わるというのは美しい!
これでもう、思い残すことはない。飛行機乗って帰るだけだ。
ありがとう北海道!!!満喫したよ!!!

だって最後の日は朝5時に帯広を出発し、昼前の便に間に合うよう急ぐだけでいっぱいいっぱい。
がんばって帰ろう。

おい・・・おいおい?
きこえますか?ニイニ?
本日のミッションは「間に合うように急ぐ」だぞ?

「っていうか川だ」
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・・・またかよ。

「やった!カジカだよ!水温がこんなに低いと、いるんだなあ!!」
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おめでとうニイニ。
なんてしつこいヤツだ。

そんならわたしだってしつこく空港で〆いっちゃうよ。
名付けて「コレステロール丼」。
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・・・っはーーー!おわた。
おつかれさまーーーっ!
アドリブ旅行、無事完遂に乾杯。

しっかし、、、ながなが失礼いたしました。
いつまで書いてんだ?と何度思ったことか。

もう、1ヶ月も前の旅行です。
どうでもいい気がしてきました。何もかも過ぎ去って久しい。
台風だって去ったし。



あ、そうそう、わたしの頭痛ですがね。
あれ、どうやら車のシートの形がわたしの姿勢に合わなかったからみたいです。
釧路湿原でさんざん歩き回ったら元気になったので、おかしーなーと思ってたんだ。

長距離ドライブは、車種が合わないとダメなんですぅ、って意外にデリケートなのね、わたし。
ウフフ。
(軽自動車やトラックには適応するのがポイント。)
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by babamiori | 2011-09-22 16:03 |
思惑バラバラ北限ツアーは続く。(北海道旅行④)
こんなにじりじりと暑く、入道雲さえ出ているというのに、秋ですってよ。
笑わせてくれるじゃないか!

と、暦の上での秋という仕分けに嫌味の一言でもいいたくなるのは東京での話。

三芳では、ちゃーんと実質的に季節が進行している実感があります。
下のおうちの田んぼは先週末が刈り入れ。
刈った稲は、丹念に干してたな。
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刈り入れって親族総出のイベントなんですね。
田んぼによってはパラソル出して、1日じっくり作業を楽しむ環境をつくっていたり。

お米をつくる環境ができていない(というか田んぼをつくる技術がない)我が家も、夏草をすべて刈って干して燃やして、秋まきの畑の準備です。
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久々にトラクターも出動。
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しばらく野放図にしていたもんで、畑の土がかたい・・・
でも、昔のヒトは、何もかも機械なしでやってたんだからエラいよなあ。
自分がちょっとやってるからってガタガタ言うのはいかがなものかと思うけど・・・でも!!
お米や野菜をつくるって、ホントに手間がかかる作業。
その実感なしにほいほい食べるのと、「あー土ってすごい、光合成ってすごい、つくるヒトってすごい」と思いながら食べるのとでは食事の意味が違ってくると思う。
わたしは及ばずながらそれを伝えたくて、、、


という話がしたいところですが、実は北海道の話が途中
何だか過去になってきちゃったけれど、ここでぶちっと終わるのも気持ち悪いので、がんばって続けることにします。こらえてちょ。


・・・旭川から、どこ行く?
と考えたとき、あと実質2日だし、日程的に適当に千歳空港側に折り返す地点を探すかなと思いきや出た結論は「やっぱオホーツク海見なきゃ損でしょ」。

だいたいさ、行くか戻るか、とか、行くかやめるか、という二択で、ゆるい方を判断することは99%ないのが我が家(の男衆)。
結婚生活振り返って「やめるという英断」をしたのは、知人が危篤と分かり急遽キャンセルしたバリ旅行くらいと思われる。

そんでもって突き抜けましたよ、北海道の北の端っこまで。
端っこ感溢れる、サロマ湖よ。
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夏の最中でありながらも、北限の厳冬を思わせる風情。

どちらかと言うと今までは南を好んで旅していたわたしにとって、この風景は本当に新鮮でした。

南房総もそうですが、そこに立っているとありとあらゆる生き物のエネルギーに覆われるような感じがして、自然の方からわたしに饒舌に語りかけ、引き込むようにコミットしてくることで関係が生まれるものだと思っていました。

でも、サロマ湖の空気はまったく違った。

安易には命が存在し得ないという厳しさをたたえ、静かに、毅然とそこにあり続ける場所。
わたしは、おそるおそる忍び入り、この地にそっと触れるだけ。

そんな、孤独な存在独特の美しさに、思わず背筋が伸びます。

ああ、大いなる北国の自然よ・・・!


というような親の感傷なんて、まったく知ったこっちゃない。
「やっっほーーーーいサロマ!!」と跳ねる。
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へんな子たち。

そして、房総の海とまったく同じスタイルで、ごちょごちょと手近なものをいじっては発見、という楽しみ方。

で、発見。

「なんだこれー?ゼリーみたいなのがいっぱーい」
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砂に落ちていたびよよーんと伸びる透明の物体を、しげしげ見つめます。

クラゲじゃないの?

「最初は海で砕けたクラゲかと思ったけど、なんか感触が違うんだよ。もっとぶよぶよ」と、いつもならだいたいの生き物を自信ありげに同定する(たまに間違う)ニイニも、ぜんぜん分からんと首をかしげます。

でもさ、透明だし、打ち上げられてるっぽいし、やっぱり肉質がぶよぶよのクラゲじゃない?!
と貧弱な知識の中で適当に片付けようとするのがわたしの性格。

もちろんニイニはぜんぜん納得せず、「ちがうよこれ、砂の中に先っちょが埋まってる」。
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うーん、ホントだ。

「・・・あっほら、このぶよぶよ、丸い」
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うーん、、、ますますナゾ。

さすがサロマ湖、ワケわからない生物がいるね!
で終わらせるのがわたしの性格。

もちろん男衆は納得せず、砂にいて丸い→砂の中にいる卵?→砂の中で生活する生き物?→としつこく考え続け、のちにこれがタマシキゴカイの卵であることを同定していました。


さて、サロマ湖からオホーツク海沿いにさらに車を走らせ、何カ所か湿地に降りて散策などしつつ、「絶対に食べ物がおいしいに違いない」というイメージだけを頼りに網走に向かいました。

車中でぱらぱらと見ていた網走エリアのガイドブックで、ひときわ心惹かれたのが博物館「網走監獄」。日本最古の刑務所という建築的価値もそうだけど、実は脱獄シーンが再現されているという写真で一気に興味をそそられたわたし。蝋人形館的なコワ楽しい感じじゃないですか!

「網走監獄、見たくない?ニイニ」「見たーい!!」と、安易に同意され、ウシシのわたし。
じゃ、食後は網走監獄ね!

その前に北の恵みをたっぷりいただかなきゃと、網走の広漠とした街中で探し当てたのは、大変寂しい裏通りにあった味どころ「かじか」。
ここでいただいた「海鮮丼」は、なかなか美味でした。
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エビ、イクラ、ホタテ、カニ、イカ、特にホッキ貝が甘かったなあ・・・

で!
次は網走監獄!

と心をはやらせていたところ、車に乗った途端、夫が「網走監獄に行くと、今日はそれで1日終わるだろ、ということは南に下って宿をとるのがギリギリで、屈斜路湖はパスだな」とぼそり。
「えーーーー??」と見られないものがあると分かると当然惜しがるニイニ。
「ガイドブック見ると、なんか蝋人形館みたいだよな。どんなもんかな。いずれにしてもどっちもは無理だ。どっちを諦める?網走監獄と屈斜路湖」
「じゃあ網走監獄より屈斜路湖みた~~~い!!」と一気に寝返るニイニ。

・・・ち、ちなみに、ポチンはどっちがいい?

「ろう人形こわーい。くっしゃろ湖でボートのりたーい!」
「ボート???マメちゃんもボートがいいーーー!」

・・・なにその世論形成。

「みおりは監獄にケンチク的興味があるんだよな?面白い間取りなんだろ?珍しいんだろ?せっかく網走まで来たんだからそっち優先でもいいぞ?」

・・・いえ。いいです。
そんな話の流れでこどもたちが来たがるワケないですから。
ケンチク的興味はありますけどでもどうせ蝋人形ですから。
くっしゃろ優先で、どうぞ。

斯くして、密かに抱いていた蝋人形館的下手物への興味は、健全な自然への興味にあっさり負け、「じゃ、屈斜路湖に向かおう!」と相成りました。

ちょっとの間ふてていたわたしですが、こんどきたら何があろうが網走監獄優先でと固く誓って心をおさめ、前向きな気持ちで屈斜路湖モードに切り替えがんばった。
ああ、オトナだなあ!
オトナは、しんどい。


いやしかし、屈斜路湖はなかなかのところでした。
到着するとしぼしぼと雨が振り出し、ほーらごらん網走監獄見てればよかったじゃーんと思ったのですが、湖の畔が何やらとっても賑やかで、みんなやたらと靴を脱いでいる。

そうかと思うと「お~アッチイ!」「ここはきもち~!」と変なコメントが聞こえてくる。

なんと、屈斜路湖畔って、「砂湯」と言って、砂の中が熱いのよ。

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これは気持ちよかった。
めんどくさいけど靴下脱いで入ってみると、身体の芯から「じわ~~~」と音が聞こえるほど、沁みた・・・
小雨の屈斜路湖は長袖を着ていてもちょっと肌寒いくらいで、しかも長距離ドライブで身体がバキボキに疲れているところで、ホントにこれは、心身に沁みた・・・
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(ちなみにこの靴下のゴムのあとのある足はニイニ)

足湯といえば三芳の道の駅にもあって、たまに入るのですが、わたしはあまり感動したことがなくて「足だけじゃあ、ねえ」と中途半端さばかり感じていました。
でも!!!
足湯いい!!!
っていうかひょっとしたら、砂が熱いのがいいのかも。

歩いていると、ちょっと冷たいところや、ホッテストでビックリというところがあって、なんかどんどん歩いちゃう。
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おバカなニイニは「クッシャロ、アッチーーー!!!!」と跳ねる。
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湖畔で温泉卵を食べた後も、「クッシャロウメエーーー!!!」と跳ねる。
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この、いちいち跳ねるのは、「この場所に行きました」というスタンプみたいなもんで、やらないと納まりが悪いらしいです。

ちなみに、この近くには地熱を利用した公共の無料露天風呂があって、これがめちゃワイルド。
「古丹の湯」というのですが、あまりにも普通に湖畔にぽんとある温泉で、すっぽんぽんで入るにはかなり勇気がいります。
だって普通に観光しているヒトから丸見えだし、男女を分けるのが何となく置いてある大きな石だけだし。
ま、ほぼ混浴。
わたしたちが行った時には先客で外国人ママ+日本人パパ+こどもたちという家族が気にせず入っていて、夫もわたしもかなり目のやり場に困りました。。

でも、ロケーションは最高。
屈斜路湖が目前に広がっているというか、ひとつながり。
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せっかくだから勇気だして入るか?と思ったが、入れずじまい。

・・・実はね、わたくしこのあたりから、ちょっと体調を崩しまして。
頭から首にかけて激痛が続き、「ひょっとして何かの悪い病気の兆候?」と思ったくらい。その後の車内ではぐったり寝ていて、あまり記憶がありません。

「霧の摩周湖」の湖畔に宿をとり、爆睡。

明日はどこに行こうか・・・マリモみたーい!・・・などというこどもたちや夫の声がしたような、しないような・・・
宙を飛ぶニイニの夢を繰り返し見たような・・・見ないような・・・


最後まで一気に書くつもりが、またアホみたいに長くなったのでここでやめます。
ああ、ブログが北海道リパブリックになりつつある。。
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by babamiori | 2011-09-15 17:44 |
花と動物と肉と。(北海道旅行③)
(またまた前回のつづきです。)

北海道旅行、2日目からやっと多少、計画をたてて行動しはじめたわたしたち。

ま、計画といっても「とりあえず北に向かい、時間的にやばくなったら南に折り返せばいいや」くらいなかんじ。もちろん宿は行き着いた場所で探すしかない。まるでアメリカ大陸でのキャラバン旅行と同じ手法です。
「日本にも、家族で泊まれるモーテルがあるといいのにね~」とか言ってせかせか地図をめくりながらふと、

なんでいつもキャラバン?
1箇所でのんびり・・・とか、1日宿でゆったり・・・とか、そういう旅も、いいんでない?

と、思ってしまうが思うだけ。

「じゃ、今日は旭川以北に泊まろう。意外に時間ない。行くぞ」という夫の声に「朝食は車中でいいよね」と反射的に応じる。
あー、貧乏性だなわたしたち。
もう若くないのになあ。わたしたち。


さて、前泊していた岩見沢で朝イチに行ったのは、JR岩見沢駅でした。
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別に電車に乗ろうっていうんではない。
この駅舎、ずっとずっと見たかったんだ。

実は以前、これを設計した西村浩さんを取材した時、事務所に飾ってあった岩見沢駅舎の写真がかっこよくて「行ってみたいなあ」と思わず言うと、「ぜひ、いつでも!」と言っていただいたのですが、(北海道かあ、、岩見沢かあ、、子連れでさくっと行けるところじゃないよなあ、、、)と内心拗ねていたんです。

それが、こんな形で実現するとは!と、ひとり建築ヲタ的喜びを噛みしめる。
でもウヒウヒ喜ぶと「また、みおり孝行だな!」と妙な借りをつくってしまいそうだったので、しれ~っとしてたけど。(でも言われたけど。)

この駅、やっぱり美しかった。
北海道の大らかな風景の中、実に伸びやかに存在していました。
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近づいてよーく見ると、外壁の赤煉瓦に、何か書いてある。
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自分の名前を刻印することで駅づくりに参加するという「岩見沢レンガプロジェクト」でつくられたもので、5000人の名前が刻まれているんですって。
そして、窓枠は昔使っていた鉄道のレールを使用しているとのこと。

新しい建物ってどうにもこうにも、歴史的建造物の魅力には適わないんだけど、この駅には何故か、すでに歴史を重ねたものが新しかった時代にタイムトリップして見ているような、フシギな時間の厚みを感じて、なんかね、ぐっときました。


・・・そんな感慨を胸に、待たせていたこどもたちにごめんねーと謝り、気分を切り替えて富良野に向かうことに。

そう。
富良野ですよ、富良野!!

一面のラベンダー畑、日本なのに360度見渡せる大平原。
あるんだよね、そういう場所が富良野にきっと。
大学に富良野出身の友人がいたけど、善良な子だったよなあ・・・
で、東京沙漠に疲れて途中で富良野に帰っちゃったよなあ・・・

「あ~あ~~~あああああ~~~~あ♪ん~ん~~~んんんんん~~~~♪」というさださんの歌声が脳内に響き、気分はすっかり北の国から。あんまり見たことないけど。


・・・と、突然後部座席から「あ、川あった」という声が。

川がどうかしたって?

「あー、また川だ」

そりゃ北海道には川がたくさんあるでしょと聞き流しましたが「あ、この川いいな」「あ、ここは下りられるかな」「あ、ここは近いな」と、なんだかいちいちうるさい。

なんだなんだと思っていると、今度は夫が「ここだな」と車を停める。

・・・でたよガサガサ小僧。
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ここでもやるのか?

東京から網(小)だの飼育ケースだのいろいろ持ってきてた上に、昨日はそういえば千歳の街中で早々に釣具屋を見つけて、網(大)だのバケツだの買ってたな。
いつものコトだから驚かないけど、へんな子。
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どうなんかい?
なにかいるかい?
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・・・ほどなくあがってきたニイニは、心なしか顔が青い。
「ちきしょ・・・ダメだココ。水が冷たすぎる」

アハハそうか。
何を隠そう、北海道だもんな。
去年、長野に行った時もずいぶん冷たい川で長いことガサガサしてたけど、その冷たさの比じゃないってことだね。ご愁傷様。
「足がイテエ。じんじんする」
せっかくいろいろ用意したのに、徒労だったね。

そんな妙な寄り道を挟み、再び富良野へと進路を戻しました。
そろそろ、あの有名な景色が広がってくるかなー!
うわあ!!って感動したいなー!
もう、ちょっとでも富良野らしい風景が見えたら即座にうわあ!!と感嘆の声をあげようと思って、お尻を浮かせてうずうず。

・・・ところが、どこまで行っても、何となく精彩を欠く風景。

起伏の美しさはあるんだけど・・・連綿と連なる丘が、、まあいわゆる、、茶色なのよね。
よく三芳で見ている、刈り入れ後の田んぼとかとおんなじ色。

ラベンダー畑って8月になるとホントになくなるのね。

「8月だけど、どっかに少しくらいは花が残ってるって♪」と根拠のない期待をしていたわたしのアホさが分かりました。
どこにも少しもないのよね。ラベンダー。

「でもさ、、だからさ!土壇場で5枚も北海道行きの飛行機チケットとれたんだよ」「そうだな。時季外れだったのが幸いだったんだよな」「もしラベンダーがきれいに咲いてたらきっと北海道には来られなかったよ」
・・・どこからどう見ても単なる強がりという会話を重ねる。

しかしながら、やっぱり納得はできず「ほら、観光農園はないかね?いつでも絶対に花が咲いていそうなところとかさ?」と探しあてたのが、ファーム富田という農園でした。

ここは、見事に手入れされたお花畑だった!
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普段房総では、野育ちしている草花(=草ぼーぼー)しかお目にかからないわたしたちには、徹底的に美しい状態に管理され、デザインされたお花畑が新鮮に見えてたまらない。

でもさ、うちの畑でも、やろうと思えばやれるんじゃないの?と不遜なことを考えるわたし。
こうやってしましまに、季節の花を植えていけばいいんじゃない?
うちも丘っぽい起伏あるし。

「は?ムリムリ。誰が管理するんだ?うちだったら一瞬で雑草畑だぞ。花なんか、花なんか一瞬で埋もれてさ、いつもつくってる野菜と同じようにどこに何が植わっているのか」

・・・シャラップ!
みなまで言うな!!

もういちいちそんなこと考えるのやめた。
わたしたちは管理者ではなく観光客。
他人様の手がける美しい畑を見ながら、呑気にラベンダーソフトでも食べようじゃないか。
スパイシーであっさりしていて、ぜんぜんクセがなくて美味しいなあ。
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でも、あまりゆっくりはしていられない。
午後イチには旭山動物園に行き、たっぷり満喫する予定なのだから。
気ままな自由旅行のはずなのに、旅程みっちりのアメリカキャラバン旅行のクセがついてしまっており、「さっ、ちんたらしない!」とこどもたちを車に押し込めいざ出発。

「せっかくだから、もう1箇所、富良野の名所に行こうか」という話になって訪れた、CM撮影で使われたという『マイルドセブンの丘』に行くも・・・ホントにココかいな。

パンフで見ると、やっぱりココだよなあ・・・
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・・・しっかし、、ちゃいろいわな。

ぼんやり眺めて帰るのもしゃくだから、車中で抜けたポチンの乳歯を投げて拝むことに。
「元気なオトナの歯が生えますように!」
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・・・よし。
これでココは、我が子の記念の地に早変わりさ。
どんなに有名な観光名所だろうが、美しい季節にたくさんの人がきて美しい写真を撮ろうが、ここで歯を投げた人はおそらくあまりいないだろう。


さあさあ、再び旅路を急ごう。

次こそは季節に関係ない名所、旭山動物園だ!
どんな楽しい仕掛が待ってるだろう!?

・・・と、またもや後ろから「あ、今川あった」という声が。

またかよ~~
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「フクドジョウ、ゲットー!!」
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ずいぶん嬉しそうだなあ、ニイニ。
「当たり前だよ、北海道とか東北でしか見られないドジョウなんだよ!!」
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「あのね、冷たいけどね、ずっと入ってると足の感覚がなくなるから、そしたらいつまででもいられるってことが分かったよ!出た後じんじんするけど」

いやあ、この根性には根負けですよ。
どこへ行ってもガサガサ旅行になってしまうっていう。


・・・で、いよいよホントに旭山動物園に到着。
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なんてフシギなんだろう。
つい先日、ママ友に「旭山動物園って面白いわよ」と言われた時に、「そっかー。いつか行きたいナー。でもうち、今年は尾瀬だから」と話していたのに。
旅行2日目だというのに、まだ夢見て彷徨っている感ありなんだよなあ・・・

入ってみると、これがあの、有名動物園?っていうほどわりと質素なかんじで驚きました。
エントランスの雰囲気もコンパクトで、手作り感覚満載の飾り付けや説明書きなどが至る所に貼ってあり、北海道を代表する観光地とは思えない。
近所の動物公園に散歩に来ました、という感覚になります。

でもね、ココ、やっぱりすごかったよ。
派手さはないんだけど、「動物を見る」ということをとことん突き詰めている。


これはアザラシ。
っていうかアザラシが上下に移動するパイプ。
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でもさ一瞬で通っちゃうんだよね、アザラシ。
ぼいーんと肉感的なサツマイモ状の物体が時々通ると、「きゃー!!」ってみんなが写メしたりするんだけど、「あ、、マメ、、見えない?」と埋もれているマメを肩車してよく見せてあげようと思ったら
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もういなかった。。

そうそう、キリンの顔をドアップで見られるのは面白かったぞ。
キリンの舌って妙に器用。ヤギとかみたいに口を草に近づけて歯でむしゃむしゃ食べるんじゃなくて、草を舌に絡みつけてちぎって、食べるんです。
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くろーいながーい舌。
キリン舎の外に生えている草や木の葉を食べさせていて、しかもキリン舎の床レベルと人間のいる床レベルに段差をつけているから、キリンの食事風景がよーく見えるワケ。
b0128954_13263580.jpg

この心憎い演出、別に奇を衒っているのではなく、本気で「ちゃんと動物を見てもらいたい」と思うからこその発想だなと思いました。
見せる方も真剣だから、何だか見る方も真剣になる。
他の動物園もぜひ真似してもらいたいなあ。

あまり注目されていないスタティックな一角を見ると、中洲しかない。
b0128954_13251838.jpg

・・・ひょっとしてカバ?


けっこうコワかったのは、うろうろするタイガー。
今まで、「寝ているタイガー」は見たことあったけど、イライラうろうろするタイガーを間近で見たのは初めてでした。
b0128954_13265698.jpg


とにかく空間的な仕掛けが盛りだくさんなのですが、園内には「見られるかどうかは運次第!」などという貼り紙がしてあり、動物サマがやる気になっているところに遭遇する自分の運こそが大切ってワケ。見られないとがっかりだけど、その動物がしたくてしている行動を見るわけだから、やらせている芸を見るよりも深い感動があります。

例えばこれはすごかったよ、頭上を移動するオランウータン。
17mのタワーに渡された綱を自由に行き来してました。
b0128954_13271336.jpg

やはり、この思い切った見せ方には感動しますね。旭山動物園がスゴいと言われるのが分かる。
「落ちるんじゃないの?」とか「逃げるんじゃないの?」とか賛否両論だっただろうなあ。
そして、設置後も園は、そのリスク管理の責任をとりつづけることになる。
わたしたちはそのお蔭で、こんなびっくりするような野生のシーンが見られるわけです。

そして、何より笑わせてくれたのはチンパンジーのこども。
透明な仕切りを隔ててはいたけど、この子はわたしたちと一緒に遊びたかったんじゃなかろうか?
あと、自分がウケていることが快感なんじゃないだろうか?

   




と、こーんなにいろいろな動物と出会った中で、3歳マメが一番喜んだ動物は、
b0128954_13273670.jpg

タコしゃんだった。。
この蛇口を見つけるたびに「タコしゃーん!」と駆け寄り、水を飲んでました。(いくつかあるんだけど、これを見つけると動物など見なくなる。)

後日保育園の先生にも、「どーぶちゅえんで、タコしゃんいたの♪」と報告をあげたそうな。



ちなみにこの日の〆は、ひつじしゃんでした。
b0128954_1330260.jpg

これは本当に美味しかった!!
旭川市内にある「大黒屋」というジンギスカンの店の、生ラムしゃん。
味付けしていないのにまったく臭みがなくて、柔らかくて。

・・・動物を見たり喰ったりで楽しい1日。
人間ってホントに、ひどいものよね。


それにしても、こんなペースでアップしてたら夏旅行の報告で秋が終わっちまうな。。(汗)
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by babamiori | 2011-09-09 13:41 |
すばらしき食旅行。のはずが。(北海道旅行②)
(さて、前回のつづきです。)

いわゆる「バケツをひっくり返したような雨」に遭うと、車のワイパーさえきかないですよね。

北海道は千歳の市街地をレンタカーで走り出したわたしたちは、これからどこへ向かえばいいのかさえ決まっておらず右も左も分からない上、雨で前も見えない。
さすがに、途方に暮れました。

「しかし、腹減ったなあ」と、夫。
「お腹空いた!!」「だってお昼ご飯食べてないもん!!」と騒ぎ出すこどもたち。
確かに、羽田発11時半の便に乗ったせいで、遅めの朝食としてコカコーラのお店で食べたホットドッグ以降、何も口にしていない。
(このお店面白かったけどね。国内では羽田空港など十数カ所にしかないというコカコーラの次世代ディスペンサーのある店を見つけたから。自由に味が混ぜられるとかで、コカコーラのチェリー味にハイシーのグレープ味にリアルゴールドのラズベリー味を混ぜた不気味な飲料なんかが作れる。
b0128954_1693138.jpg

新しいと面白い気がしちゃうが、実はニイニがいつもドリンクバーでやってることじゃん?)


我が家の人間は、お腹を空かせると異様に機嫌が悪くなるというワガママ者ばかりな上に、飛行機の中で「まずは北海道らしい海鮮ラーメンとか食べたいな♪」なんて妄想を膨らませていたため、右も左も前もわからん広い広い車道の真ん中で、一体どんな店を選べばいいんだ?とますます途方に暮れた次第。
「あ!びっくりド○キーだ」などと空腹に負けてファミレスを指させば、「ここへ来てびっくりド○キーか?」というツッコミが。
「なんか、、回転寿司トリ○ン、ってのがあるよ」と、ひょっとしたら北海道ならではかもしれないお店を見つけるも、「・・・トリ○ン?怪しい名前だ」と、何となくスルー。

とりあえず札幌に向かえば名所があるさ、ほら時計台とか、などとぼんやりと第一目的地の方向を定めつつカーナビとにらめっこしていましたが、だんだん腹減り度が増して家族がどんどんイライラしてくる様子がけっこうコワい。

「じゃあ、くるまやラーメンでいいんじゃない?」「やだーやだー」「そんなワガママを言うなら昼食は抜きだ!」「・・・え~~」「お腹空いた」「じゃ、あなたが決めてよ」「オレは運転してるから選べないよ。みおりに任せる」「・・・あ、ミ○ドだ」「え!?ミ○ド?!」「ミ○ドはさすがになしでしょ」「えー、オレはドーナツが食べたい」「ってほら、もう、通り過ぎたし」「・・・え゛~~~」

わたしが決めていいならわたしが決めるのに、結局みんないろんなこと言うんだから!!

「・・・おお、○戸屋がある!ここでいーじゃん」
ご当地名物なんてどうでもいい!
腹を満たさねば楽しい旅などできぬ。


斯くして北海道で初めて入った記念すべき店は、間違いなく全国展開している定食屋の「○戸屋」でした。
こどもたちは「あーやっと食べられる!」「けっこうおいしそうだよ!」と大喜びでしたが、夫はぶんむくれ。
「だって、わたし、ドーナツぜんぜん食べたくなかったんだもん」と言うと「オレは定食なんてぜんぜん食べたくなかったんだ!村上春樹的なマインドが分からんのか?地方都市のドーナツ屋に車を停め、コーヒーとドーナツで一息入れる。これが旅愁だよ」とまったく意味不明なことを口走る。

単に、ドーナツが好きなだけでしょ。

もちろんわたしだってベストだとは思わないさ。でも、北海道産じゃがいもを使ったコロッケやうどんをほおばり、「コレデイイノダ」と言い聞かせたのでした。


・・・夕方、札幌に着くと、天気はキラキラの晴天となっていました。
札幌と言えば時計台でしょ!と、時計台しか知らないわたしたちは迷うことなく時計台に向かいました。

心がけ次第で、旅は楽しくなる。「さ!!札幌イチ有名な時計台だよ!!」とこどもたちを盛りたてると、それなりにワクワクしながら入ってゆきます。
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歴史ある振り子時計のからくりなんかも見られて、なかなか面白い。
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たまたま、17時の鐘の音も聞くことができて、何となく異国情緒のある風情に「北海道いいね~」と感じ入り、家族写真を撮る。

う~ん観光地巡りだなあ。
いつものサバイバル旅行とは趣が異なるなあ。
それもまたよしだな。ということにするわ。

次に、せっかくだから近くにある北海道庁の旧庁舎も訪れることに。
「ここは建築を見るところだから、みおり孝行だね」と、夫にワケの分からない恩を着せられる。
b0128954_1614018.jpg


「ポチン、今日はここに泊まるのよ。ポチンの部屋はね、あの上の方のまるいところ。お姫様みたいな天蓋のベッドがあるわよ」と、まだ1泊目の宿が決まっていない不安を押し隠すようなこれまたワケの分からない冗談を言うと、「え~~~♪ホントに~~~♪」と小躍りするポチン。「でもひとりで寝るのよ。ここでは家族バラバラのお部屋」と、さらに意味不明なイヂワルを言い募る母親。「そんなのさみし~い~~~」と半泣きのポチン。

旅の不安を紛らわそうと、こどもをいじってはイケないね~エへへ。

でも、旧庁舎、重要文化財だけあってなかなか見事でした。
こんなに立派な空間で働いてたの?道庁の役員さんって?と驚いた。
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「キミもこういうところに座って足を机の上にバーン!と乗せるほど立派な人になれよ」とニイニの肩を叩くと「ママ何言ってんの?」と冷ややかに一蹴されました。

ここですでに、18時。
朝からどことなく緊張して過ごしてきたせいか、家族に疲れが見え始める。
わたしが、出入り口にいる守衛さんに「このへんでおいしいお店はどこですかね?」と不躾な質問をしている最中に、こどもたちはだらだらと階段を下りていたのですが、
b0128954_16152144.jpg


「だっこして」モードになりかかったところで留まっていたマメが、とうとうコケた。
b0128954_16155737.jpg


ぅえぇぇ~ん!!と泣き叫ぶマメを抱き上げ、「いい加減疲れたから近場で適当に夕食とるかな」と思いつつも、口は「ススキノなら美味しいところがあるって」と夫に伝えるわたし。
夫も若干目の下にクマをつくりながら「・・・じゃ、地下鉄乗って行ってみるか」と同調。

こども3人もつれて、ススキノですか?と思わないでもなかったけど、ずっと前から妄想していたススキノというやつをいっぺん見てみたかったし、なんかスペシャルな夕食にありつけるかも!と欲も出る。

しかし。

わたしたちの力は、この有名な「ラーメン横町」に辿りついた途端に、尽き果てました。
「おーいおーいほっかいどー、ほっかいどおおーおー♪」と鳴る街角で重い足をひきずり、なんとか横町を曲がる。
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数多あるラーメン屋の中から、どの店を選ぶかなんて、もう考えられないほどクタクタ。
おいしそうなお店は行列だし、そうじゃないお店は閑古鳥だし。
朦朧とする頭で店の看板を見ると、「あ、60年って書いてある」。歴史あるならいーやここで。と、入ったお店には誰1人お客はおらず。そんなことどーでもいーやとラーメン4つオーダー。
札幌ラーメンが食べられれば何でもいーや。

しかし、カウンター席に座り、店内でメニューをじーっと見た夫が「・・・ここ、札幌ラーメンじゃなくて、旭川ラーメンらしいぞ」と耳元でささやく。

・・・え?

あの、太い麺の、札幌ラーメンじゃないの?

よく見ると、「創業六十二年、元祖旭川加藤ラーメンの流れを組んだ伝統の味を守りつつ
 」とある。
つまり、62年の伝統を守ってきたお弟子さんの、しかも旭川ラーメンの店ってことか?

・・・出てきたのは、太くも細くもない、わりとあっさりな豚骨味噌ラーメンでした。
b0128954_16173838.jpg

それなりにおいしかったと思うけど、「札幌ラーメンじゃないんだ」というショックと、厨房のおねえさんがとんでもなく派手なお化粧のギャルだったというショックで、味をあんまり覚えてない(笑)。
ここのラーメンが好きで食べに来るお客さんに失礼だね。


ぐでぐでに疲れたわたしたちは、札幌では宿が見つからず、翌日旭山動物園に行くことを考えて、岩見沢までがんばって向かい、何とか見つけたホテルにチェックイン。
b0128954_16241276.jpg

思えば、ここが旅行の中で、一番高級な宿だったなあ・・・
結婚式とか挙げるようなところでした。
ちゃんとリーズナブルな宿を押さえる余力が残っていなかったこともあり、深夜に到着して早朝出発するにしては奮発したホテルになってしまった。悔恨。

でもま、旅の疲れをとるためには、これでよかったのかも!!(いつも強引に前向き。)


・・・だらだら書き募ってしまいましたが、次からはペースをあげよう!
おバカな話ほど、詳細に覚えているもんだ。
次回はもちょっと観光した内容に触れるつもりです。
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by babamiori | 2011-09-05 16:28 |
太陽を求めての判断。(北海道旅行①)
終わった!

夏、終わったよ!!

って、ホントはそのこと自体は嬉しくなんかありません。
夏、大好きだもん。
9月1日から冬に向かって気持ちのベクトルが下向きになっていく気がして、いつもはがっくりきちゃう。短パンTシャツビーサンという気楽な格好でぶらぶらできるのもあとちょっとだしな。外に出るとき着込まないでいい、というのが、夏が好きな何よりの理由だったりするので。

が、今年は何だか、9月になってやたらとスッキリした気分。

・・・さあ、こどもたちよ。
学校へ行け!学べ!

小学生が2人に増えたからか、夏休みの宿題に追われる8月後半の家庭風景は鬼気迫るものでした。8月最後の週末あたりから突然、締切前のライター(=当方)みたいな追い詰められた者特有のオーラがニイニとポチンから立ち上りはじめ、40日もあって何やってたのよ?というツッコミも無視され、夏の終わりの余韻などまるでなし。
それを見ていたマメも「じゆーけんきゅーやらなきゃ」とかつぶやきながらせかせかとシールを貼ってみたり。

まーだいたいね。
ニイニは「あと3日ある」とせこい計算をしていた矢先に、オイスターバーで生牡蠣を12個も食べて食あたりをおこし、貴重な貴重な8月29日を丸一日高熱でフイにしたしね。
ギリギリの算段などするなと言っておいたのにさ。
宿題を手伝うような親切な母親ではないけれど、こどもがガタガタしてるとホントに落ち着かない。


と、いうわけで。
ブログを書くヒマもないほどごったごたの夏休み、後半からテンションがどんどんクレッシェンドになり、始業式の朝はクライマックス!泣きそうになりながら鉛筆を走らせていたこどもたちの口に朝食を突っ込んで追い出し、とうとう幕を閉じたのでございます!!万歳!!


今夏も、いろいろありました。だいたい南房総にいたんだけどね。
それでもたまにはさ、房総以外にも行きたいよね、と家族旅行は現在閑古鳥と噂の尾瀬に行ってみようと以前から計画していました。
攻略本を熟読したり、山小屋をリザーブしたり、こどもたちに毎晩「はるかなオゼ~~~♪」と歌わせてムードを盛り上げたり。

で、さ。
カンカン照りの続く時はじっと重症の手足口病と闘ってたのにさ。
なーんか旅行の予定が近づくにつれて、よくわからない低気圧が日本列島をうようよ取り巻きはじめてさ。
「どする?」「雨がちらしいぜ」「しかも尾瀬。。」「こども3人、レインコート着せて木道歩かせるか?」「時には、おんぶしたりして?」「その日じゅうに山小屋にたどり着けなかったらどうするよ」「知らないよ」「楽しいかなあ」「知らないよ」とか言いながら、とりあえず旅行の準備だけは進めてさ。

いよいよ明日から旅行!!!という日になって天気予報を見れば、むこう5日間ほとんど雨。


がっかりすると、思うでしょ?
ノンノン、そこからが底力の発揮のしどころなのさ。

「明日から、晴れてるのは北海道か沖縄だけじゃないか!」と天気図をにらみつつ、夜中にごそごそネットで検索しだして、見事に千歳空港行きの往復チケットを5人分ゲットしたのが23時。
次いで「北海道は、宿より車だ!」と、レンタカーを予約したのは当日午前1時。

・・・翌日、7時前にこどもたちをたたき起こして「これから飛行機で北海道行くよ!!」と告げると、ぼや~んとした目で「・・・え、尾瀬は?」と至極当然の切り返し。

いいのいいの~
今回は、北海道にしたのよ。
マメちゃん、飛行機のるよ!

と、ほぼ無理やり北海道モードに切り替えて、あたふたと出かけた次第。

自分たちもイマイチ旅のイメージを掴めぬまま、4時間後には飛行機の中。
b0128954_18493820.jpg


旅程も宿も未定という恐ろしい状態ではじめたアドリブ旅行。
「ひこーきー!うれしー!」と真っ白な心で状況を受け止めるマメ。
いや~、ナイス判断だったなあわたしたち。
b0128954_1913858.jpg


正直、こんな旅行でいいのか本当に?学生の一人旅じゃないんだぞ?家族5人も引き連れて無計画ってナシなんじゃないか?という不安がないハズない。でも雲1つない空に巡り会えるのだけを楽しみに「だって晴れてりゃどこだって楽しいさ!」とテンションあげあげで空の旅を楽しんでいる最中、機内放送が入りました。
「札幌の天気は、現在小雨となっております」

・・・なぬ?

雨?


「・・・ま、まあさ。小雨ならたいしたこたーない」「明日からは晴れるっていうしね。。」と、ショックを押し隠してマップルに目を落とすわたしたち。

で、到着したらこんなだ。
b0128954_18503064.jpg

豪雨が目にしみるぜ。

「こんなスコール経験ないですね~」と目を丸くするレンタカー屋さん。

驚きたいのはこっちだ。

日本中でここだけは、晴れるんじゃなかったのか?

なんのために、わたしたちは北海道に来たのか?

なにをどうすれば、心に折り合いがつけられるっていうのか?


・・・と、真っ黒の雨雲の如きメンタリティで始まった4泊5日の北海道旅行。
次回、ぼちぼちとお話します。
(夏バテで持久力がなく^^;)
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by babamiori | 2011-09-01 18:54 |



ひょんなことから、南房総に8700坪の土地を手に入れてしまいました。平日は都心で建築ライター・コーディネーターとして働き、週末は南房総で野良仕事。ちょっとムリして始めてみた二重生活ですが、気付けば主客転倒で、どっちがメインの住まいかわからなくなっています。田舎暮らしの衝撃と感動、苦悩と快感をそのまま綴ります。 ニイニ中3、ポチン5年、マメ1年。

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