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「洗足カフェ」オープンしました。
いくらでもあっさり紹介できるし、いくらでも深く説明できるので、どこからどうやってお話すればいいかと考えあぐねているうちに、時間がたってしまいました。
おバカなわたし。

すでにホームページなどではご紹介しているのでご存じの方もいらっしゃると思いますが、NPO南房総リパブリックの「食の二地域交流」事業として、東急目黒線の洗足駅からほど近いところに、カフェをつくったんです。

・・・カフェ!!

わたし、カフェ大好き。
もっとこどもが少なかったりいなかったりした頃は、カフェでゆっくりするのが至福の時間でした。
勉強したり、仕事したり、本を読んだり、手紙を書いたり、デート前に勇んで早く家を出すぎてドキドキしながら時間を潰したり。
・・・いわゆる長居な客。
よく行ったのは、神保町のさぼうる、古瀬戸珈琲店、目白のカフェhagi、かつて二子玉川にあったドックウッドプラザのドトール、自由が丘のスタバ、茶乃子・・・たいしていろいろ行ってないな。けっこう、ここと決めたら何度も行って冒険しないんだよな。

そしてたいていの人がそうであるように、カフェ好きだからといってこれまで一度も「自分で開こう」と思ったことは、ありませんでした。
たまに「あ~あ。提出に追われる仕事じゃなくてカフェ経営みたいに自分の城を持って自分のペースでできる仕事がしたいものだなあ~」などと軽率な考えをぼやくことはあっても、じゃあやってみろ!と言われたら「すみませんできません」と瞬時に謝っちゃうくらい。お店を開くなんて難しそうなこと、どこからどうすればいいのかひとつもイメージできませんでした。


・・・カフェを出そう、という話は、NPO発足当初からもやもやと持ち上がっていました。

洗足に事務所を持つメンバーが「洗足って高級住宅街だけど、お年寄りや親子連れが多いのに、一息つく場所がまったくないんだよね。タバコの煙がもうもうと立ちこめるチェーン店のカフェしかなくて、そこでおばあさんがコーヒーをすすっているのを見ると、どうにかしたいと思うんだ」とぼやいたのをきっかけに、大学の研究室でコミュニティカフェの研究をしていて前職でコーポラティブハウスづくりに関わっていたメンバーが「みんなでつくり、みんなで集うカフェ、洗足につくりましょうよ!」と乗り気になり、ホントにできるかどうかは別として面白そうだなと思ったわたしは「じゃ、こどもたちやお年寄りが毎日食べてもいいと思えるデリを出そう。野菜は南房総のクオリティの高い野菜を仕入れて使って。里山イベントも、カフェでできるし!」と意見を重ねました。

以後、NPOの運営ミーティングで、「洗足にカフェ出そうと思う」という話をちらりほらりとするも、しごく常識的なセンスを持つメンバーからはダメだしの嵐。
そりゃそうです。
わたしたちの誰ひとりとしてカフェを運営したことがなく、資金をボンと出せるお金持ちもいない。そして「コミュニティカフェ」というものの正体が誰にもはっきりつかめない。

それでも、「洗足に、おいしくて居心地がよくて誰でも気兼ねせず入れるカフェを、みんなでつくりたい」という思いは、言い出しっぺたちから消えませんでした。
たぶん中ではわたしが一番懐疑的だったと思う。震災後、いくつものカフェやレストランが経営不振で店をたたむ状況を目の当たりにしていた真っ直中だったし、そもそもお金も場所もノウハウもまったくないわたしたちが、どうやれば始められるか見当もつかない。途方に暮れるような道のりを考えると、現実的ではないのかなあと弱気になることもしばしば。「ここはひとつ、オトナになって冷静に考え直した方が」と言いかけては、1番目の言い出しっぺと、2番目の言い出しっぺの気迫に押され、ううむやれるところまでがんばってみるか・・・と考え直したり。


奇跡は、いくつも訪れました。
奇跡的な縁、というべきか。

わたしたちの思いを真っ直ぐに受け止めてくださって、実にありがたい家賃で空間を提供してくださるという建物のオーナーさんに巡り会ったことが、第一のご縁でした。「本当に、洗足にそんなカフェがあったらいいですよね。地域のために、一肌脱ぎましょう」と、どこの馬の骨か分からないわたしたちを信用して、契約してくださったのです。
こんな風に後押ししてくださる方がいるなら、絶対に実現させなければ、と感動に涙しながら心を強くした瞬間でした。

第二に、素敵なカフェを運営していたメンバーの知り合いから、カフェで使用する膨大な量の雑貨を破格で譲っていただけたということがありました。何もかも曖昧な内容の企画書にうなずきながら目を通していただき、飲食業の大変さを具体的に教えていただきつつ、「できるだけ応援しますよ」と惜しみなく人脈や知恵を実用雑貨など分けてくださいました。

第三に、メンバーのひとりの友人で、大阪に「コモンカフェ」という日替わりオーナーの店をひらいている方に、ご相談できたことが大きかった。不安満載のわたしたちの話をしっかりと受け止めてくれて「大丈夫、この計画なら、いけますよ」という力強い言葉をいただきました。藁をも縋る思いだったわたしたちにとって、この言葉の力は絶大でした。
「いける、って言ってもらえたよね」と帰りの新幹線の中で言い合い、数々の具体的なアドバイスの言葉をお守りのように抱きしめました。

・・・そして何と言っても、ホントにカフェひらくよと決まってからのNPOメンバーの協力体制、機動力こそ、想像を上回るものでした。
家具も、床も、設備も、ほとんどセルフビルド。
自分たちでやりきれない部分は身内も友達も引きいれての人海戦術。

壁塗りは、ペイントの講師をしている友人を引きいれてのワークショップに。
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そして、傷ついた壁の補修のお金がないので、穴のあいたところにハチの切り抜きを貼るという地域の子供向けワークショップを展開。
ゴールドのハチに、じぶんの名前をシルバーのペンで書いてもらいました。
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ハチをぺたぺた貼るっていう作業が、こどもたちにはすんごく楽しかったらしい。
みんな、ありがとう。
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そして、オープンぎりぎりにできあがった空間。
無垢の床が気持ちの良い2階です。
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外から見ると、こんなかんじ。
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他にもお伝えしきれないくらいたくさんの方々を巻き込めるだけ巻き込んで、もうホントにありがとう、ホントにすみません、ホントに助かりますの嵐・・・ぜんぜんスマートではないプロセスでした。
でも、わたしは今、「みんなでつくるカフェ」なんてキレイゴトみたいな話、実現するかしらと疑っていたことを反省しています。
多くの人達の熱意と根気と体力が集結したことで、こうして始動するところまで漕ぎ着けたのですから。
このナゾのパワーは、自分のためだけには、出ないと思う。


肝心のこのカフェの概要については、わたしのくだくだした話ではなく、このカフェの経営責任者であるメンバーが書いたHPの言葉を引用したいと思います。

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洗足カフェは、南房総と都内との二地域交流の拠点として、私たちがたくさんの方のご協力を得ながら進めているコミュニティカフェ運営活動です。南房総のことをもっと都内の方々に知ってもらうきっかけとして、また、洗足という都内のある地域の中でのコミュニティの充実の場として、多くの方に利用していただければと思っています。

洗足カフェは、日替わりオーナーによるコミュニティカフェです。「洗足に地域の人に気軽に利用して頂くカフェを作りたい」という共通の想いで、様々な特技を持った日替わりオーナーが集まりました。曜日ごとに違うお料理やお菓子をお楽しみいただけます。また、里山学校の募集や報告会をはじめとする各種イベントや、料理やお花などの教室なども開催する予定です。

このカフェは、「地域に根差したみんなでつくるみんなのカフェ」を目指して非常に多くの人に支えられています。 飲食業界による運営ではなく、想いを同じくする仲間たちが手作りで立ちあげました。

建物の賃貸において、協力していただいた建物オーナー様をはじめ、図面引きから現場監理、セルフビルドまでこなし、テーブルも手作りしてくれた建築家たち、インテリアのデザインを皆で考えペンキ塗りをしたメンバー、ワークショップで壁に名前入りのハチを飛ばして素敵なデザインをしてくれた地域の子供たち、安心できるお米や野菜を精魂こめてつくる人、それを週3日南房総から運ぶ人、週1日ずつお店に入り自分の得意な料理でもてなす日替わりオーナーの方々。多くの人の想いが集結し、その人たちの得意なことが合わさったものが洗足カフェの今のカタチです。

そして、これからも皆さまのご協力を得ながら、もっともっと地域の方に愛されるカフェへ発展する事を目指します。皆様もぜひこの活動を支えてください。どうぞよろしくお願いいたします。
・・・・・・・・・・・・・・・・

2011年10月23日(日)、「洗足カフェ」はオープンしました。

わたしたちのNPOの洗足カフェチームは、月曜日と火曜日がオーナーです。南房総の野菜をふんだんに使ったランチを提供しています。(ほんまる農園さん他のつくる無農薬減農薬の野菜です。店頭販売もしています。)
他の曜日のオーナーさんたちも、それぞれが実においしいランチやスイーツ、コーヒーを提供していますので、1週間通っていただいても飽きません^^たぶん^^

「ああ、ゆっくりできるお店ができてよかったわ」とおにぎりをほおばるお年寄り。外食が多いから身体にいいものを食べたいと来てくださるスーツ姿の男性。まだまだレストランに連れていくのは憚られる0,1歳のお子さんを連れた方がゆっくりケーキを食べる姿。嬉しくてなりません。
コミュニティカフェという言葉の定義はいまだよく分かりませんが、できるだけバリアフリーな雰囲気のカフェにしたいという強い思いが伝わったのかもしれないと実感する時、ひょっとしたらここってそうなのかな、と思えたりします。


わたしは当面、火曜日の午後にお店に立ちます。
お近くにお寄り際は、ぜひお越しを。


日々の様子については、こちらをご覧下さいね。
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by babamiori | 2011-10-28 18:07 | 東京にて
何で生きているのか、分からないよ、とニイニ。
ただいまーと帰ってきたニイニ。17時半をとうにまわっていました。

今日は帰りが遅かったわね、と声をかけると、「だってさあ、帰りに友達とさあ、自分が何で生きているのか分からないっていう話をしてたんだよ。その話が終わらなくて」とのこと。

・・・なぬ?
ずいぶん哲学的じゃないか?
青春でもあるまいに、存在の耐えられない軽さに悩んでおるのか?
あるいは、、し、、失恋でもしたか?
恋の悩みなら、ニイニより経験豊富なカアサンがゆっくり相談にのるぞ?

「なにいってんの違うよ!あのさあ、生物は種を残すために生きていくわけでしょ?でも、人間はこれ以上増えると地球の資源が足りなくなって滅亡するわけだから、増えない方がいいわけでしょ?だったらこどもつくる意味ないんだから、ニイニたちが生きている意味はないでしょ?今こうやってニイニたちが生活していることだって、地球の未来をなくしているって言えるしさ。それで、R助が悩んでたんだよ」

そう言いながら、すでに繁殖の道を絶たれている宦官ネコ、ぴょんを膝にのせるニイニ。

おっと、ニイニの話の内容はこっちの想定から大きく外れてたな。
だって夏に5年男子を引き連れて南房総合宿をしたとき、
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男子たち会話の倒れそうなほどくだらない会話と、思春期の入り口に立つか立たないかという青い会話に、アホだなあみんな、でもカワイイなあ、とニタニタした記憶が強烈でね。

でもそんなんじゃなくて、たまには真面目な話もするんだね。

「するよ!いっつもしてるよ!国語の時間の討論会では、日本の食糧を安定して確保するためにはどうしたらいいかとか、めっちゃ真剣に議論してるよ!だってニイニたちが生きてる間にヤバくなるじゃん絶対。日本も世界も」

ほっほー、それはお見逸れしました。
問題意識を持つことは立派なことだ。
ニッポンの未来はキミたちの双肩にかかってるから、ね!

と、いつものようにちゃかしつつ。
キッチンでニイニの言葉を頭で反芻しながら、密かにぞぞっと、背筋が寒くなりました。


我が子らを待ち受けている未来の地球を思い、それがニイニたちの想定を多分外れていないだろうということに。
そして、むしろこどもたちのほうが、悲惨な未来を冷静にリアルに想像しているという事実に。


考えてみれば、この子たちは毎日毎日、放射能や原発の危険についてや食品への不安についてニュースが語り、大人達が語るのを目にしているワケで、恐ろしいスピードで世界人口が増え化石燃料が枯渇し環境が破壊され絶滅危惧種や絶滅種が増え続け、人間という生物が今と同じように増え続け生き続けるのももうそろそろ限界じゃない?と真面目に話される世の中で生活しているワケです。

そして、それでも自分たちは車に乗り肉を食べ大きくなったらこどもをつくり資本主義社会のルールの中でちゃんと稼いでうまく生き抜いていくことを目指せと暗に指導されながら勉強させられているワケです。

そりゃ、混乱するよね。
今、自分たちがフツウにやってることや享受してる環境によって、自分たちの未来をこわしてるんだということ、小学生の方がクリアに感じているらしい。特に、震災後にはそう強く感じているらしい。
でも「とりあえず今は大丈夫」というだけで生活の質を落とすことなく資源を食いつぶして生きていて、だけど50年後は今みたいじゃないからね、食糧やエネルギーの奪い合いで戦争も起きてるかもねって思って生きているって、相当嫌なことだよね。
やることなすこと、ぜんぶツケになるっていう感覚。
そして、こどもたちの方が、当事者意識が強い。
だってオトナがみーんな死んだ後も自分たちは背負っていかなければならないんだもんね。

こどもたちは、オトナが思うよりずっと、分かってるんですよね。
自分たちには、すんごいシビアな未来が待ち受けていることを。
「希望をもって!」「明るい未来を!」と口先で号令をかけることには、根本的には意味がないことも。

その上で、悲観するだけではなくホントにどうすればいいか我が事として考えてこうとする、という意味では、危機感は人間を成長させるのだなあとも、思ったり。

「人間って、愚かな生き物すぎるよ。だって地球が滅びるようなことをしつづけるんだもん。止められないんだもん今の生活を。分かってても。それじゃあ分かってないのと同じだよ」。

誰かが言ってたコトなのか、自分で考えたコトなのかは分からないけど、おっしゃる通りですよニイニ。50年後、いや30年後にはホントにヤバい、くらいの逼迫した状況でも、やめられないんですよこの生活を。
みんなで栄えることは、みんなで滅びることと同じだって、分かっていてもやめられない。
そんな程度の理性なんだと思うよ、人間って今のところ。

もちろん、ママも同じだね。
基本的には地球が滅びる方向に加担する生活を送っている。
エコもロハスもスタイルとして身に纏うだけではほとんど意味がなくて、地球全体の環境を考えた本気のサステイナブルっていうのはみーんながダッシュ村みたいな生活をするくらいじゃない?と思っていても、そうする覚悟がない。
南房総の生活に、その覚悟のお試しみたいなものがあらわれている程度だな。

わたしにとって、田舎暮らしは、未来へツケをまわしている日々の罪悪感をちょっとだけ紛らわしてくれるものです。
畑で草を抜いたり、汗かいて草刈りしたりしている時は、なんとなく救われた気持ちになるから。狭い範囲での価値観の中で良しとされているものに囚われて生きている日常から開放されて(脳味噌から解放される、ってかんじかも。たいした脳味噌じゃないけどさ)、少なくとも今は、地球に悪いことはしていなかろう、畑の土を耕すミミズ程度の貢献はしてると言ってもいいんじゃないか?と思えるから。

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人間もミミズ程度のちっぽけな存在になれる、肥大した生活をやめることだって、絵に描いた餅じゃなくて実際できると思う、という実感をもつことが、めぐりめぐって自分のストレスを解消しているのかもしれない。そんな規模で生きることこそ、人間活動のスケールとしては適正で、今のこどもたちの未来を繋げるためにもっとも役に立つことなのかもしれない、と思うから。

自分の中で、思うことと、やってることが、一致する日は来るのだろうか?

東京での、濃密な人間関係の中でのビビットでヒリヒリとした生活。
南房総での、地面にへばりついて汗かいて生きる裏表のない生活。
このふたつの生活の間を行き来する中で、5年男子並みに青臭く、乳臭く、生きることについて考える、アラフォーの母であります^^;
いつか、いろーんなオトナやこどもと、そんな話をとことんしてみたい。


・・・そんな思いとはまったく関係なく。
ちゃーんと、ニンニクの芽がでたなあ。
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何はともあれ、芽が出るというコトは、嬉しいコトだ。


(ちなみに、ニイニはそれで結局R助くんに何て言ったの?と聞くと、「どうせ生物として意味がないんなら、悩んだりすることもぜーんぶ意味ないんだから、今日を楽しく生きればいいじゃん!!先生とかママに怒られることもかんけーないじゃん!!って言ったら、みんな、そーだよなあ!楽しきゃいいよなあ!!って盛り上がったよ^^」と胸を張っていました。
やばいです。。)


追1:里山学校にご応募いただいたみなさま、どうもありがとうございます!
お申し込みフォームをお送りいただいた方の中で、ご連絡先が記されていない方が2名ほどいらっしゃいました。心当たりのある方は、改めてご連絡いただければ幸いです。
まだ若干名ご参加いただけます。info@mb-republicまでお問い合わせ下さい。

追2:南房総リパブリックのHPをリニューアルしました!

追3:次回は、またまたお知らせがあります。
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by babamiori | 2011-10-21 11:34 | 東京にて
南房総リパブリック初の・・・公募イベントのお知らせです!
いつも、南房総リパブリック!にお付き合いいただき、本当にありがとうございます。

楽しさも辛さも、喜びもヘコみもなるべく正直に伝えることで、マルチハビテーション(=住居の複数化のコト。週末田舎暮らしのオシャレな言い方でもある^^)の実態を知っていただけるかな~なんて思い、ぼちぼちと続けてきました。

そんな中、すでに以前の記事でご存じの方もおられると思いますが、昨年とつぜん一念発起したのをきっかけに、里山活動の拠点としての「南房総リパブリック」というNPOを立ち上げました。子育て世代に田舎暮らしを提供する場をつくりたいという大それた目標を掲げつつ、一歩一歩ではありますが、賛同メンバーと共に多角的に里山と都市をつなぐ活動をはじめております。

ブログのほうでは個人的なつれづれ日記をと思い、あまりNPOの活動について触れてきませんでしたが、今回はちょっと、背筋を伸ばし、えへんとひとつ咳払いをし、改まって告知をさせていただこうと思います。

それは・・・来る11月5日(土)に開催する、里山学校のお知らせです!

春、夏とすでに2回ほど試運転としての里山学校を開催し、スキルアップに努めてまいりました。(身近なみなさま、ご協力ありがとうございました^^)
いっつもブログ読んでるのになんで声かけてくれないの?などとお叱りの声もいただいていましたが、ついにいよいよ、いつも読んでくださっているみなさまに、参加していただけるところまで漕ぎ着けました・・・!

プログラムは、『土のフシギ、種のフシギ』。

・・・海に潜って魚を見たり、空を見上げて思いを馳せることはあっても、「この週末は、こどもと一緒に土の中に行ってきました」という方はそれほど多くないかと思います。

でもね?
それでいいのか?と。
わたしたちは、土の恵みによって生かされているようなもの。
土、掘って、わたしたちの足の下に広がる世界を見るって、大切じゃないかな?と。
身体のしくみを知る、食べものについて知る、それと同じで、「土を知る」のはとってもとっても必要なことなんじゃないかなと、わたしたちは考えました。

そういうわたしも鍬で畑を掘り起こすくらいしかやったことないのですが^^
だって掘らないよねえ、フツウ。穴とか。怒られるし。

今回は、そんな日頃の鬱憤を晴らすべく(鬱憤なくても、、)掘って掘って掘りまくり、土の中をとことん調べてみようと思います。
掘った穴に潜り込んでおもいっきり匂いを嗅いでもいい。湿り気に寄り添ってもいい。虫をたくさんゲットしてもいい。でも主眼は土壌調査です(笑)

お米が育つ水田と、里山の地面、2箇所を掘って、その土壌の違いを実際に見比べます。
里山学校のリーダーをつとめる本間さん曰く、「これはね、ホントに驚くほど違いますよ。すごくキレイな○色の層なんかもあって!」とのこと。
ちなみに本間さんは、それこそ驚くほど何でも知っていて、ニイニが目下もっとも尊敬する人物です。自然のフシギについて、それはそれは分かりやすく応えてくれる。蝶や鳥が一瞬横切ったのを見ただけで「あ!あれはナントカカントカです!珍しいな!」と同定できる。しかも石にも詳しく、ルーペで表面を見て「これはナントカだよ」とニイニに教えてくれます。

ぜひ、本間さんとわたしたちと一緒に、土の中の世界をのぞいてみませんか?
(のぞくためには掘るんですよ^^サトヤマビクスの一環です^^まあ、こどもは苦じゃないだろうな)

また、ランチでは獲れたての旬の野菜のバイキングや、たき火で焼き芋もします!
たき火ってコツがいるんですよね。それも、できればこどもたちと一緒にやりたいなあと。自分で育てた火(放っておくと火ってすぐ消えちゃうから、よく観察しながら育てなきゃならない)でつくった焼き芋のウンマイことといったら!!

午後は、野菜の種の観察もします。
自分が食べている野菜が、どんな種から育つのか?これも知っているようで知らないコト。
実際の野菜と見比べると、「これが、、、これになるのか?!」とビックリ事実も判明。
本間さんの指導のもと、ちょっとくらい「種の味見」もしてみるか?

・・・わたしたちとそんな1日を過ごしたいと思われる方がいらっしゃいましたら、HPで詳細をお読みいただき、お申し込みフォームより、ぜひご応募ください♪
内容は、小学生以上であれば確実に楽しめると思います。幼児のご参加をご希望の方は、ご心配あれば一筆ご相談ください。

これまでブログを応援してくださった方たちと、実際にお逢いできるチャンスが持てることを、めっちゃめちゃ緊張しながらも、心待ちにしております!
また、活動にご賛同いただける方や未来をつくる仲間が、ちょっぴりでも増えるといいな・・・という期待もしつつ^^

分からないコトがあれば、このブログのコメントにお寄せいただくか、info@mb-republic.com までご連絡くださいね。

なぜ緊張するのか分かりませんが、募集というのは緊張するのですね。
どうぞ、よろしくお願いいたします。
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by babamiori | 2011-10-07 16:19 | 南房総のこと
自然なんてつまんなーい。
今年は、うちの栗はどうも不作で、かわりにこんなものがどっさりとれました。
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ミョウガです。
家のまわりをうろうろしていると、けっこういろんなところで密生しているのを発見。
大好きなのはオトナばかりですが、ずるっと引っこ抜くのが楽しいらしく、こどもたちがわんさと抜いてくれました。
おかげで我が家では、やたらとミョウガ料理が多い昨今。
栗はなくとも、秋ですなあ。

収穫の秋。味覚の秋。
そして冬野菜や春野菜をつくりはじめる、畑の秋です。
マメ、鍬デビュー。
そーらっ
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よっと!
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バットを短く持つので有名な大道選手でもこんなに短くはなかったはず。。

・・・さて、話は変わって。

「わたしは野山が大好きで、植物も虫も大好きなのに、うちの子ったらまるで逆なの。なんでこんな子に育ったのか分からないわ」という友人が、まわりにけっこうたくさんいます。このお母さんなら野生児に育つはずだろうに、確かにこどもは土、虫、魚など生き物関連はほぼダメとくる。
本当にフシギだなあと思います。

都会の子は自然に接する機会が少ないからねーとよくいいますし、わたしもよくいいますが、いっくらお膳立てしても「自然?なにしてあそぶの?つまんな~い」という子も、いるわけで。
どうやら、環境だけでこどもの指向性が決まるわけではなさそうです。
こどもはみーんな、自然が大好きです!っていうのは、いささか乱暴な話なのかもしれません。

そう、みんながニイニなわけじゃない。

自然の中にぽんと置いておけば、勝手に遊びはじめる子ばっかりじゃない。
虫や花や動物や、森羅万象すべてに興味を持って目を輝かせる子ばっかりじゃない。
自然ヲタ的に知識もあり、「あ!ナントカがいた!!カントカみつけた!!」と勝手に興奮して感動しながら日がな1日過ごせる子なんて、ひょっとしたら養老先生とか千石先生とか本間さんとかの少年時代くらいじゃないか?ニイニの将来も透けて見えるな。

こどもはみんなニイニみたいか?
自然の中にぽんと置いておけば、勝手に遊び出すか?

・・・もちろん、ノー。
ここに、目下のわたしの悩みが存在します。
みんなニイニみたいなら、むしろ楽なのに。
平日は、ぐーたらぐーたら親の言うことも聞かず遊び呆けているニイニばっかり怒っていますが、週末に頭が痛い存在はニイニにあらず。

そう、それはポチン。

すでにポチンに関する考察というか愚痴は何度かしたためている気がしますが、最近、アンチ里山暮らし、アンチ自然遊びの傾向が強まっているような。
「えー、、今週末もチバ~~?東京がいい~~」とごねることさえあり。

親としては、まことに暗い、切ない気持ちになります。

何で行きたがらないのか理由を聞くと、「だってー、チバやることないんだもん!」とくる。
がくっ。

ニイニみたいに、竹から釣り竿つくって、地面を掘ってみつけたミミズを餌にして、平久里川で釣りをして、なんていうことが楽しければそれはもう、里山全体がめちゃめちゃ豊かな遊び場なんですけどね。
ポチンは、多分それなりにワイルドで、虫を手づかみするのも雑草を掻き分けて歩くのもへっちゃらなのですが、それが楽しくてワクワクすることか?といえば「自由が丘でぶらぶら散歩して~、シールとか折り紙とか買って~、カフェでパフェとか食べて~、おうちでマメとシール交換したり家族ごっこしたりするほうがたのし~も~ん」なワケだ。

で、南房総にいて、スカッと晴れて寒くも暑くもない日で、もうこれは外にいないともったいない!!という日でもマメを家の中に連れ込んでシケシケうじうじと「シール交換」をしている。
(「シール交換」というまるで発展性のない遊びを永遠に続けていられるのがなぜだかさっぱり分からないです。ちなみに、南房総の地元の女の子と遊ぶときも「シール交換」している。)

これはもうね、ホントに切ない。

こどもたちに良かれ!と思ってつくった環境が、こどもにとっては「つまんなーい」環境なのか・・・?
ポチンみたいなシティ派、インドア派の娘にとっては、この週末田舎暮らしは苦痛さえになっていくのだろうのか?

ま、、まあ、、わたしも悪くてね。
行けば草刈りだ畑だとわりと忙しく働いているので、こどもたちを丁寧に自然に誘うことなどせず、「はい、遊んでて!」とほっぽらかしてることが多いもんな。

たまに畑仕事などを手伝ってくれる時も、最初は「すごい!そんなこともできるの?ママ助かる~」とかがんばって褒めてみたりするのですが、だんだん自分の作業に追われたり効率を考えるようになると「ちょっと、そこにいると邪魔!」とか「さっさと抜きなさい!」とか「なんですぐ飽きちゃうの?それじゃぜんぜん助からないよ」などとホンネ炸裂。
ポチン、「じゃーいーよ!おうち帰る!疲れた!」とやりかけたことを投げ出してサイナラ。
マメ、「ちゅかれた!」とその後を追ってサイナラ。

「っとにポチンはなんてダメなヤツだ!!役立たず!!」とニイニもぶち切れる。

「ニイニだいっきらい!!」と、遠くからポチンの声。

親、落ち込む。。

いつも楽しそうなところばっかり書いてますが、こういう時も多々あるわけですよ、ハイ。


でもね、もう、しょうがないかなこれはと思っていました。
だって、田舎暮らしが肌に合わないっていうのも個性かもしれなくて、いくら親が強制したってそんなものは変わらないもんなあ、と。
キラキラした世界が好きで、人間関係のどまんなかにいつづけることが好きで、最先端が好きで、都会に飛び出す若者達(物言いが年とったなあ。。)と同じではないですか。
きっとポチンは人工的だろうが青びょうたんだろうがキラキラしたいのよ、漠然と。
人間のつくりだしたキラキラに憧れているのよ。
そんな段階があることも、健全なことかもしれない。

それでもひょっとしたら大きくなって、「ああ里山で過ごしたなあ」と思い出して、自分の子もあんな環境で育てたいなと思って、都会遊びだけじゃなくて田舎遊びも楽しめる親になれたら、それでいいじゃん。
その程度のリターンで充分。
そう、思うことにしました。


・・・というわけでポチンに対しては期待値が低いわたし。
先日も、手鋸を持って、あーデッキのまわりの竹刈らなきゃとうろうろしているわたしに「ポチンもやりたーい!」と近寄ってきた時も、反射的に、危ないからまだ無理!と追い返そうとした次第。

ところが、「だってニイニやってるじゃん!やるぜったい!」と、珍しく食いついてきたポチン。
・・・あれ?そうか、もう1年生だしな、ゴリゴリ竹を切るくらいできるかな?とふと思い直して、じゃあ軍手持っておいでと誘うと、いそいそくっついてきます。
そして腰ぎんちゃくのマメも。

・・・あれ?いつもと展開が違うな。

台風で倒れかかった竹を切って、さっぱりさせようと思うんだけど、ホントにできる?なるべく根元で。手、切りなさんなよ。そんな風に口うるさく言うわたしを払いのけて、手鋸にワクワクするポチン。
「だいじょーぶってば!!」

ごりごりごりごりごりごり。
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細い竹はほどなく、どさっと倒れる。

すっごいじゃない!?よくひとりで伐り倒せたね!!

と、畑の時の要領でちょっとばかり大げさに褒めると、そんなわたしの声などより「ゴリゴリって気持ちいいっ!もっとやりたい!」と、感触に喜びを覚えた様子。

それならばこの竹も。
あっちのもいい?

と次々示すと「はいはい~♪」と軽やかな返事。

ごりごりごりごりごりごりごりごり。
青竹の、刃がぐいぐい入る柔らかさがまことに気持ちよいようで。

そうだ家の裏の太いやつもできる?
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「もっともっと!!」と、作業欲が止まらなくなり、冬にやろうと思っていた家の裏の竹整理もどんどん進む。

「ポチンちゃんばっかりでじゅるい~!マメちゃんもやりたいの~~!」とうるさいマメにも鋸を握らせて、じゃあココをごりごりしてごらん?とやらせると、しゅりっ、しゅりりっ、と刃が立たず滑ってしまって、2こすりくらいで終了。
「マメはまだムリ。1年生になったらやらせてあげるから!」と、超上から目線のポチン。
でもホントに、3歳と7歳の差は歴然。体重は1キロしか変わらないのに、握力や技量はぜんぜん違うのよね。

マメは「じゃあ、たけひっぱる!」と、伐った竹を平地に重ねて置く担当に。
ポチンがごりごり伐った竹を、顔を真っ赤にして引っ張るマメ。どう見てもポチンばっかり楽しくてマメの作業は楽しくなさそうなのですが、お互い納得して「お願い!」「いいよ!」と分担作業がはかどっていたので静観。

結局、2時間くらいポチンがひとりで竹を伐採しまくり、そのへんでひよひよ伸びていた竹がずいぶんスッキリ片付きました。

「あーーー、つかれた!いい汗かいた!のど渇いたからおうちで休む!」と、すごく晴れやかな顔でマメと共に家の中に消えたポチンでした。

いやあ!!
鋸を使わせたらこんなに楽しそうだなんて、今まで気がつかなかった。
畑の作業よりも、お散歩よりも、何よりも楽しそうだった。
ニイニには草刈り鎌も鋸も斧も肥後守も使わせていたのに、ポチンは小さくて、力がなくて、刃物なんてムリムリとなーんにもさせてなかった。「危ないからあっちに行ってなさい!」なんて言って。
恐るべし、親の偏見。。


日頃から子供に干渉しすぎないで野育ちさせるのをモットーとしてきましたが、「自然が好きな子は好きだし、嫌いな子は何を言っても嫌いでしょ」と半ば放置にしていた自分の態度を猛省しました。
やっぱり、イントロでの丁寧な付き添いや、きっかけを与えることって大切。
「里山用意しましたよ、ほれ」じゃ、自然の中で「育てて」いることにならないんだな。
こどもは自分で発見しながら遊ぶのが正しくて、発見力は自分で持て、というのは、こどもによっては酷なのかもしれないなあ。「昔のヒトは忙しくて、遊びの手ほどきなんてしなかったけど、みーんな自然を使い倒して遊んでたよ」という話もあるとは思いますが、それも大きなこどもの真似から入るのかもしれなくて、その役割は必要なのかもね。

って、ニイニがいるのになあ!!

マニアックで我が道を突っ走ってるニイニについてゆくのは、フツウの女子たちにはキツイのかもしれぬ。


・・・ちなみに、竹伐採の大役を務めたポチンはその後、家の中でマメとシール交換してました。。全部のシールを交換して入れ替わったら、この遊びは終わりを迎えるのだろうか?



さて!!
次回は、いくつか告知をしたいと思います。ドキドキ。
(告知するほうがドキドキしてどうする。)
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by babamiori | 2011-10-05 16:16 | 田舎暮らしのこと



ひょんなことから、南房総に8700坪の土地を手に入れてしまいました。平日は都心で建築ライター・コーディネーターとして働き、週末は南房総で野良仕事。ちょっとムリして始めてみた二重生活ですが、気付けば主客転倒で、どっちがメインの住まいかわからなくなっています。田舎暮らしの衝撃と感動、苦悩と快感をそのまま綴ります。 ニイニ中3、ポチン5年、マメ1年。

by babamiori
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