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里山と恋愛。
もう晩秋も晩秋。来年のお尻が見えてきました。

東京にいると「クリスマスだなあ」と思い、三芳にいると「春もすぐだな」と思う。
せっかちな水仙はもう、こんにちは。
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ところで今の若い人(←とうとうこういう物言いが不自然でなくなった)も、冬になるとひときわ恋人が欲しくなったりするのかしら?

先日、「異性の交際相手がいない18~34歳の未婚者が男性で61・4%、女性で49・5%に上 り、いずれも過去最高となったことが25日、国立社会保障・人口問題研究所の出生動向基 本調査(独身者調査)で分かった」というニュースが流れていて、へえ~と見ていました。

女子も働きやすい世の中だからかな~、結婚ってお金かかるしね~と考えつつ、でもなぜ男女で数字が違う?と素朴な疑問。
女性のほうが「わたしたちって付き合ってます♪」と一方的に思いやすいのか、あるいはアンケートでも見栄はっちゃうのか、あるいは男性があっちの子こっちの子と掛け持ちしているのか。


それはまあ、いいとして、恋愛は景気の上下に同期してしやすくなったりしにくくなったり、しそうですね。

バブルの時代は残念ながら微妙にこどもだったわたしですが、それでもマハラジャとかジュリアナ東京で踊りまくるお立ち台おねーさん達の姿は鮮烈に覚えてるし、スキー場では「さいれんっなあああい・・・ほーりーなああい・・・」と山下達郎の歌が切なく流れていたし、大学生が外車を乗り回すみたいなアホなことがアホと言われてなかったし、なんか全体的に日本中に色気があってムンムンしてた気がする。

今はどうだろ?
不況っていうのは社会全体のエネルギー量も低下するものらしく、だからなのか分からないけど恋愛至上主義的ムードもあんまり見えない。スペシャルなクリスマスプレゼントだのクリスマスディナーだのクリスマスナイトだのがどうも見あたらない気がする。
イルミネーションを見ても「節電しなくていいのかな」「LEDなら60%の節電らしいよ」なんて会話が聞こえてくる昨今にも、どこかにゴージャス&スウィートな世界があるのかしら?

それともただ単に、そういう世界にいないだけか。(ほぼそうかも)

ま、お仕着せのシチュエーションだけがロマンチックとは言えないけどね。

・・・でもたとえば、農業ってロマンチック?
里山暮らしって、ロマンチック?
わたしの感覚で言えば、ある種のたまらなく素敵なムードはあるのですが、それはどうも、、恋愛を促進させるムードではなさそう。
たとえば「男のロマン」もいろいろあって、「釣りロマン」なんてものがあるくらいだけど、それは恋愛的ロマンじゃないもんね。それと同じ。


まず、いわゆる飾らない状態、というのが恋愛的かどうか。
里山や田畑の作業というシチュエーションには、着飾ったりメイクしたりする状態がそぐわない。
別に厚化粧したって作業はできるし、農ギャルとかって爪長いしキレイで男の人が喜びそうだなーと思うけど、畑ってそもそもそんなに人の目がないから着飾るモチベーションが長続きしない気がする。不便だし。汗でお化粧はすぐハゲるし。


それから、自然の中にいると興味の対象がいろーいろありすぎて、相手に集中する状態ではない気がする。あ!カエルだ。あ!芽がでてる。あ!キレイなイモムシがいる。って楽しいけど、視線の先はアナタではなくカエル。

でも「農コン」っていうのもあるらしい。農作業を共にしながら会話したりするんだって。みなさん、そういうのあったらやりたいですか?「里山合コン計画して!」と一部女子から我がNPO活動に注文が出ているのですが、やったところで本当に実りがあるのかイマイチ分からない。
いや、わたしだったら、めちゃめちゃ自然に詳しい男性がいていろいろ教えてくれたり、ジムじゃなくて農作業で鍛え上げた身体で、力強く耕してる姿とか見たら、惚れちゃうかもなあ~~
でも、20代でもその感性あったかなあ~~


・・・そう。

がんばって相対視しようと試みたり、好意的に解釈しようとがんばっても、やっぱり畑や里山は、好きなヒトを見つける場としてはどーもかなりイマイチな気がします。残念ながら。
特に女性は「ヒトから見られている」ことでキレイになると言うしね。
畑の作業は真逆の環境だ。

でも。
そういえば先日、「僕の彼女が畑をはじめたので、興味を持ち始めたんです」という背の高いうら若き男性と知り合いました。

なーんかそれ、いいなあ!と、新鮮だった。
そして、そうかと膝を打った。

好きなヒトと種を蒔く。とか、好きなヒトと夕暮れの山の端を眺める。とか、好きなヒトと火にあたる。とか、同じ方向を向いて歩むふたりには、たまらないシチュエーションなんだなきっと。

だって、外にいると本当に、興味が尽きない。
こどもじゃなくても「ねえ、ねえ、見て!」と袖をひっぱりたくなる。

見てよこの子たち!そろそろお迎えなのに、その前の大事業。
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この子もギリギリの動きっぷり・・・全身蒼白。早く寝なさい。
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あら、これは誰よ?
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・・・あああ、こいつだねきっと。
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ほら、今年はうまく育ちそうだね、小松菜。
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なーんて、誰かと共有したいことだらけ。
ツイートだけじゃなくて、人肌のぬくもりを感じる目の前のヒトと。


キラキラの目くらましで気持ちを盛りたてたり豪華なプレゼント交換で愛を示さなくても、好きなヒトと好きなコトを共にしながら気持ちを育てていくんだね、きっと。
(ってけっこう彼ら、クリスマスは海外だったりして)


エコとかロハスがファッションの世代から、実質的に生活が変わる世代になった時、里山デートとか畑デートなんていうものもメジャーになったりするのかなあ。
ひょっとしたら今の若い世代は、不況ゆえにキラキラが適わず、結果、本質的な部分が成熟するチャンスを得ているのかもしれません。



そして、うちの小さなミーハーキラキラ娘は。
親がキラキラしていないせいで、けっこうドロドロとも馴染むようになってます。
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by babamiori | 2011-11-28 17:19 | 田舎暮らしのこと
ニイニのブログ⑤ 釣れました。喰いました。
こんにちは。
久しぶりにニイニです。

今回は釣りについて書きたいと思います。
ゴーしたところは、いつも泳いでいる沖ノ島に渡る途中にある護岸です。
僕の持っているガイドブックには、11月はシロギスがよく釣れると書いてあったので、投げ釣りの仕掛等を持って行きました。

3時頃に釣りを開始しました。

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30分後
何も釣れず・・・



1時間後
何も釣れず・・・
父は飽きてしまって投げ釣りの仕掛を引き上げてしまいました。
かと思うとこんどはワームで釣りを始めました。


それから更に45分ほど経って、もう太陽も沈みかけた4時45分頃。

ワーム釣りをしていた父が、
「おっ、 何か掛かったぞ!!」
と言いました。

見ると、父の竿が大きく曲がっています。
そして上がってきたのは・・・ カサゴです。
僕は自分が釣ったかのように喜びました。(理由は後ほど。)

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血のような赤に白のまだら。
飼いたくなりました。(似たような魚飼ってますが。)

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そして5時15分頃。
20分ほど放置していた僕の投げ釣り仕掛けを引き上げようとすると、根掛かりしたかのように、全くリールが巻けません。そしてシャクったりいろいろしていると、リールが巻けるようになりましたが、何か重い感じがしました。

上がってきたのは・・・

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ゴンズイです。
そう、釣りのガイドブックなどに「夜の投げ釣りの外道。胸びれと背びれに毒のあるトゲがあり、厄介。」と記されている、嫌われ者の魚です。

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しかし、前釣った時食べてみたら旨かったので2匹ともリリースせずにクーラーボックスへ。


その後僕の投げ釣り仕掛けも撤収し、僕もワーム釣りを始めました。
そしてしばらくすると父が来て
「そんなんじゃないよ。手本見せてやるから竿かして。」
と僕の竿でお手本を見せてくれました。(1回釣れただけでやり方分かったのかよ、と思った)

そして引いてきて、
「こんな感じだよ。」
と言うかと思ったその時!!

ヒーーーーーーーット。

竿が大きくしなりました。

しかし父もお手本ということでいきなりだったので、合わせるまもなくバレてしまいました。



その後は何も釣れず

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結局この日の釣りは終了しました。



・・・そして家に帰り料理をします。


ゴンズイは胸びれと背びれのトゲをキッチンバサミで切り取り、内臓を取り出します。


カサゴはツボヌキという内臓を取り出す処理をし、その後ウロコを取ります。

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このときまで生きていて驚いたのと共に、生きている物を殺すとはとてもコワいと感じました。しかし、今ここでコワがってやめるより断末魔の苦しみを味わわせず一気に殺してやった方が良いと思い、殺しました。

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そして両方とも煮付けて完成です。

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きになるそのお味は・・・

旨い!!
タダその一言に尽きる。

カサゴは量が少し足りなかった気がしましたが、身がほくほくでしかもあっさりした味、ゴンズイは淡泊で、なおかつコクもある味、どちらも旨かったです。


いやイイ釣りだった。今までワームなんて絶対釣れるわけがないと思っていましたが、釣れると分かったのも良い発見です。

あ、ちなみに父がカサゴを釣ったのに僕が喜んだわけは、今までは僕だけが釣り好きで、父は渋々連れて行ってくれたけれど、ワーム釣りに味をしめてくれれば、釣りに連れて行ってもらう機会も増えるはずだからです。
以上。


さようなら。
それではまた次回。
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by babamiori | 2011-11-16 18:00 | ニイニ
めんどくさいコト、めんどくさくないコト。
わたしは、どうも標準よりめんどくさがり屋のようです。

これまで長年、丑年の牡牛座のO型だからしかたないもんねーと胸張って言い訳してきましたが、先日まったく同じ「丑年の牡牛座のO型」の女性と知り合い、彼女が実に細やかで労を惜しまないヒトだったことからこの言い訳が無効になっちまった。


ホント、この世はめんどくさいコトだらけだよなあ、トノとかヒメとかに生まれて、ぜーんぶお付きの人がやってくれる人生がよかったんだがなあと思うのですが、残念ながら自分がお世話係という現実。やれやれ。

そりゃ家事は一応やってますが、これは生まれながらのクソ真面目な気質ゆえのノルマ遂行に他ならない。そこからちょっとでもはみ出たこと、たとえばプラスαのものづくりとかが、めんどっちくてしょうがいないんだよなあ。

ケーキは好きだが、是非食べなければならないものでもないので、買うことにしてる。
パンも上記に準ずる。たまに「こねパン」というおもちゃのキットを使ってつくる程度。
お裁縫も・・・でっきるだけ敬遠。
高校時代にスカートをつくったとき、下糸と上糸がメタクソにほつれてにっちもさっちもいかなくなった経験がトラウマになり、今でも最大限がんばってボタン付けとか帽子のゴム付け。これがポチンに大不評で、「みーんなお母さんの手作りの音楽バッグもってきてるのに。ママひどい」とぶーぶー言われました。仕方がないのでアイロンでくっつくアップリケを施してやった次第。

ったく、ロクな母親じゃないね。書いていて、自分にがっかり。

だけどわたしの母だって、かなりミニマムな仕事してましたよ。丁寧で器用なヒトだけど、こと裁縫に関しては名前を「ババ」とカタカナで刺繍するのが関の山だったと思う。きっと裁縫嫌いは遺伝に違いない、そうでしょうと聞くと「いやいや!おばあちゃまは背広も縫えるほど器用なヒトだったのよ」と自慢されました。
だったらその血をちゃんと残しておくれよう!わたしのとこまで。

幸い、下2人の女子にはこのめんどくさがり屋体質はあまり遺伝しなかったようです。ポチンは根が恐ろしく真面目なので「めんどう」という発想がなく、常に「やらなきゃ」という義務感に突き動かされてなんでもピチピチとこなします。小学校に行く時も出かける20分前にはもう黄色い帽子をかぶってランドセルを背負って時間が来るのを待つタイプ。見ていて気忙しいったらない。
そしてマメはマメだけあって非常にマメで、自分のコトは自分でやるのは当たり前、洗濯物をたたんだり机をせっせと拭いたりトイレを磨いたり布団のカバーをかけたりと笑っちゃうほど甲斐甲斐しく働く3歳になっています。「おや、おうちでよっぽど誰も何もやってくれないんだね」と思われかねない。

しかしながら、ニイニはヒドいものです。

まずもって、メガネをはずさない。お風呂中も寝るときも。
はずすのが面倒らしい。
お風呂から出て、身体を拭かない。自然乾燥。
そしてパンツしか履かない。きっと1人暮らしだったらそれもアヤシイだろう。
そしてトイレを流さない。流すのを忘れるらしい。(これは深刻にヤバイので「ニイニくん トイレを流そう ニイニくん」という紙を貼り、流し忘れたらお風呂掃除ということでなんとか克服。)
歯を磨くのも当然パスしようとするので、わたしが毎日後ろでじと~っと見張る。
学校の教科書やノートは出し入れが面倒とのことで、以前はぜんぶ学校に置いてきていて、それを怒られてからは全教科入れっぱなし。重い方が出し入れよりいいらしい。

な、の、に。

くっだらないところでマメマメしい。
ステーキソースは絶対に自分でつくる。ガーリックや胡椒やレモン、あといろいろ調味料を混ぜ合わせて独自の不気味な味を極める。
米研ぎは執拗に。もう米が悲鳴をあげるほど、きゅっきゅきゅっきゅ研ぎまくる。
文字は異様に丁寧。いちいち「習字か?」というほど。
そして、飼えば飼うほど世話が大変になるのに、どんどこどんどこ魚を飼う。でも世話は苦にならないらしく、毎週毎週7台もの水槽の水替えをし、フィルターのメンテをし、コケを落とし、水草を植える。
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結局、好きなコトしかしないヤツなんだな。

ところで、わたしも実はニイニのことは言えず、ケーキはつくらないが畑づくりは楽しくて仕方ありません。ストレスがまったくない。
わたしいつからこういうヒトになっちゃったのかなあ。ついこないだまでは「畑?ムリ。野菜?買えばいい」と心の底から思ってたのに。 
「ママ、体操服にゼッケン縫って」と言われると憂鬱になるほど面倒だけど、畑の草むしりは面倒じゃないんだよなあ。

だってさ、かわいいんだもん。
1ヶ月ほど前にちっちっちっちと蒔いた種が、こんなだよ!!
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うひょ!
育ってる!!
つい1週間前までぜんぜん顔出してなかったのに、今週はプリプリじゃない!


「あー!カブできてる!!」と駆け寄ったのはめずらしくポチン。
そりゃそうです。
小学校の音楽会でポチンたち1年生は「大きなかぶ」を歌ったことから「本当にうんとこしょ、どっこいしょがやりたい」と言われて蒔いたのだ。
実際のカブは、うんとこしょなんて力はいらず、「ぅ。」くらいで抜けちゃうんだけどね。
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可食部の下にひょろっとヒゲみたいな根が伸びているだけだからさ。

ドロを落とすと、ハッとするような白い柔肌があらわれる。
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カブって妙にむっちり妖艶なのよね。
月日をさほど重ねず大きくなるからか、みずみずしさが溢れてる。
ほら、持つとちょっとした罪悪感。

「近う寄れ」
「トノ、いけません・・・!」


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・・・あー書いていてバカバカしくなりました。
でも抜きたてのカブは、本当にみずみずしくて甘くて、実においしかったの!
ものぐさゆえに撮影をすーっかり忘れましたが、この日のランチはしゃくしゃく薄切りにしたカブサラダ、エビとカブとトマトのパスタ、そして夕食にはチキンとカブをとろとろに煮込んだスープ、カブ葉を炒ったふりかけ。

育ってくれて嬉しいなあ、と思ったものを口に入れ、美味しいなあ、と思う。
こんなに単純で、強い喜びは、ないんだわよね。
この喜びのためなら、めんどくさいこともめんどくさくなくなるんだから、育てたものを食べるってよっぽど嬉しいコトなんだなと思う。

そこでまたフと考えると、わたし、けっこうめんどくさいこと自分からやってるじゃん!と思ったりします。
だって子育ても、言ってみれば究極めんどくさい。なのに3人も生んでもうた。
ネコとかサンショウウオとかイモリの世話だってそう。わざわざやってる。
強烈な喜びとセットになると、めんどくささが意識されなくなるんだわきっと。
だってネコのトイレの世話とか、積極的に好きなわけではないが「いや~いいンチだわ今日も♪」と思ってやってるからイヤじゃないしな。

毎朝、マメと保育園に行くとき見送りに出る義母が「あーかわいい、なんてかわいい。かわいいって思うことは、幸せってことなのよね。かわいいって思ったもの勝ちだわね、人生は」と言うのですが、わたしも実にそう思う。
子供もネコもカブも、ほんーとに、かわいい。
かわいいって思うものがいること、そのものが、幸せ。

だとしたら人生、かわいいと思う、世話したいと思うものが多ければ多いほど、幸せなのかもしれないわね。
そしたら大抵のめんどくさい事項は、その大きな愛のなかでうやむやになるかもしれないわね。
じゃあわたしもポチンのために、こんど気張って服の1着でもつくってみようかしらね!
(・・・ポチンを愛しているのになぜだ。。やっぱり気乗りしない。)



で、そう考えるとだな、きっとニイニがトイレを流さないのは、トイレを流すことに愛や喜びが伴わないからなのでしょう。
そして執拗に米研ぎするのは、ぴかぴかのご飯を食べる喜びが、生来のものぐささを上回るからなのでしょう。


しかしだな。
喜びはなくとも、服は着るべし。トイレは流すべし。
めんどくさいと思うレベルが低すぎます。
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by babamiori | 2011-11-15 12:56 | 食べ物のこと
ポチンのみる風景。
ババクサくてすみませんが、昔は写真ってもっと、構えて撮るものでしたよね。

旅行先でも「はい、ポーズ」で1箇所につきせいぜい2カットくらい。24枚撮りのフィルムをちびちびケチケチ使っていたものです。

だから写真と言えば人物中心&カメラ目線。
自然体、なんてムリムリ。ブレちゃうし、失敗の確率が高くてもったいない。
雑感、道端での気付き、だなんて無駄無駄。
そして、カメラというものは親が持っているもので、こどもが使うものではありませんでした。フィルムがなくなっちゃうという観念がないからね、どうせブレブレ写真をバシバシ撮るだけでいいコトない。
多分そんな理由からでしょう、わたしは小さい頃カメラを手にした記憶があまりありません。ジーコッ、とレバーでフィルムを回す音が好きで、やらせてもらって喜んだ記憶と、その時カメラが父の匂いだった記憶はあります。

ちょっと大きくなって、親のカメラを貸してもらったり「写ルンです」を持って遊びに行ったりした時なんか、現像するのが楽しみで楽しみで待ちきれなかったなあ!
友達と撮る写真はほぼすべて「ピース!」。
どこへ行っても誰とでも「ピース!」。
そんな写真を友達全員分現像して、封筒に入れて「ハイ^^」と交換するのが楽しかった。

そういえば、好きな子の写真、なんてあんまり持ってなかったな。
奇跡的にもらえた1枚を大事に大事にだーーーーーーいじに定期に入れておいて、それを友達に見せたりして、え~どれどれどれどれ!!?キャアアアア!!このヒト!?キャアアアアアア!!!!と果てしなく盛り上がったり。

たとえそれがボケボケで小さい写真でも、想像の糧としては充分だったりするのよね。


それに比べて。
デジタルカメラってやつは、なんて便利で、堕落したものなんでしょう!!
(いまさら。。)

いっくら無駄撮りしても、ぜーんぜんかまわない。
連打乱打してたまたま撮れたいい写真を残し、他は削除すればいいだけだもんね。
フィルム代もかからないし、現像もしない。その場で画像を確認できるし。
もうそれがフツウで何とも思いませんが、実に贅沢なことです。
だいたい携帯がカメラになっちまってるワケだから、みんな好きな子との写真なんていつでもどこでも好きなだけ撮れるしなあ!!
時代は変わった・・・(いまさら。。)


うちのこどもたちもカメラが大好きで、ちょっと貸すと恐ろしい枚数の無駄撮りをしてくれます。
以前はニイニが生き物の写真をよく撮っていましたが、今はポチンがカメラを持つと離さない。家の中でシール交換をしているよりもマシだべと、乞われるがままにカメラを貸すと、飽きずに日がな一日、ひとりでフラフラいろーんなものを撮ってきます。

どうせニイニやマメのおちゃらけ顔とかだろうな、と思いながら再生すると、これが意外に詩的でね。目の付けどころに個性が見えて、親としては興味深いです。

いちいち微妙にマヌケな構図だったりするが。

たとえば、空。
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へーーー!!
いい写真じゃない?!
と思うけど、電線がね。。

これも同じく邪魔が入ってるけど、巧まずして悪くない写真に。
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あと、わたしが目の敵にしているにっくきセイタカアワダチソウ(刈らずに放置すると茎が硬く木質化して超刈りにくくなる)も、こうやって見ると美しい黄色。
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やっぱりどうも、間合いがヘンだけど。

雑草に近づいて何を撮ってるのかと思えば、ツユクサ。
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地面に這いつくばってるなと思えば、季節が過ぎて落ちた夏みかん。
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それから、村上隆のスーパーフラットみたいなコスモス。
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カワイイけどじみ~なかんじで、何となく切ない野菊。
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親が勝手に拡大解釈して見れば、ホントにポチンの性質が見事に反映されている写真だなあ、と思えてきます。

そして、彼女が過ごす里山生活って、親が与えたいと思うような自然の豊かさを感じるコトとか、ニイニのようにそこにある虫や魚や木々を使って遊び倒すといった叙事的なものじゃなくて、小さな気付きやぼわっと自分を包む空気といったものの、オトナは感じないような言語化されないイメージのピースが集積したもの・・・なのかもな、と思いました。
オバケとか死とか、見えない世界のことばっかり考えて、じぶんちの2階にもコワくてひとりで行けない、小さな小さな女の子の、心の風景。

昔から、ポチンは半分オバケの世界にいるような子だよね、とか、ザシキワラシちゃんとか言われていて、時々不安になるくらい現実感のない存在だったもんな。
その心で、いつも何を見ているのか。
何を思っているのか。

それがちょっぴり覗けたようで、たわいもない写真が、妙に愛しかったりする。


・・・なんていう時期はきっとあっという間に過ぎ、じきに好きな子の写真やメールでいっぱいのキラキラの携帯を持ち歩くようになるんだと思うと、じ、じ、時間よ止まれ!!!!!!と思ってしまうのでした~~
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by babamiori | 2011-11-02 16:21 | 週末の出来事



ひょんなことから、南房総に8700坪の土地を手に入れてしまいました。平日は都心で建築ライター・コーディネーターとして働き、週末は南房総で野良仕事。ちょっとムリして始めてみた二重生活ですが、気付けば主客転倒で、どっちがメインの住まいかわからなくなっています。田舎暮らしの衝撃と感動、苦悩と快感をそのまま綴ります。 ニイニ中3、ポチン5年、マメ1年。

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