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いいよね、こどもは。
「わーいわーい、おいもほるー!!」と、スコップを持って外に飛び出すポチンとマメ。
・・・いいよね。こどもは。

「ほら、ぼこぼこある!あっちもこっちもめちゃめちゃでてくるよ~」
「めちゃめちゃでるよ~~」
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うん、ホントだ。今年も豊作だ。

「ホラこれ1等賞の大きさの、2こ目!!」
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そりゃどっちか2等賞でしょ。

「これっくらいの、おべんっとばっこに、おーにぎーりおーにぎーりちょっとちゅーめて♪」
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いやジャガイモだってば。

あーホントいいよね、こどもは。
収穫作業を心から楽しんでる。
ジャガイモだけじゃない。途中でごろっと出てきた赤いさなぎを「うごかないやさしい虫」と名付けて手のひらで転がして遊んだり、ヘビほど太いミミズを追いかけて素手で掘り進めたり、何もかもやたらと楽しそうだ。
本当に、田舎暮らしをさせてよかったと思う瞬間。

しかしその、本当に一瞬ぽっきりのキラキラした体験のために、ママはがんばってるのだ。
ママが思うほど、あなたたちのキラキラはひとところで持続しない。
こればっかりはどうしようもないことと諦めつつ。


・・・10分後。
「ちめたーい!!」
「もっとおみずいれてー!!」
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・・・20分後。
「ぬるくなったからでるー」


・・・30分後。
「アイスおいし~」
「ちめたいね~」
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・・・なにこの早い展開。

畑には、堀りかけのジャガイモがころがりっぱなしなのに、2人ともどうとも思わないのかい?
きっとチラリとも思わないんだろうな。
掘ったら掘りっぱなし。暑くなったら全部忘れる。
それでいいのか?教育的に。辛くても、部活的に最後までやらせるべきか?
・・・でもまあな、女の子だしな。まだ2歳と7歳だし。
表面的にでも楽しんでもらえれば、よしとせねばな。


でもキミには、しっかり背負ってもらおう。
5年男子。働き盛りじゃないか。
「チビたちの掘り残し作業、ママと半分ずつだからね。頼むよ」
「あいよ~~」
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「あぢ~~。まじつれ~~」
「いいじゃん。どんなに働いても腰痛くなったりしないんだから」
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「オ!シャドークイーンも豊作!ママ、こんどシャドークイーンのカレーつくって」
「あいよ」
「ニイニそれだけが楽しみでこんな頑張ってるんだから」
「わかったよ」
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「今年獲れすぎ~こりゃ毎日イモ料理だな」
「・・・だね」
「ポテチもつくってよ」
「ツートンカラーでつくってあげるよ」
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・・・そして10分後。
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たいして働いてないぞ?実働小一時間。
まあ、でも、倒れた直後に意識不明になるくらいのがんばりがあったことは認めよう。
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ハア。あたしも倒れたい。
が、そうはゆかぬ。
ママは、またがんばってきまーす。

「はーい、がんばってきてねー」

・・・あ、そういえばポチン?
楽しい草抜きを一緒にやるのと、洗濯物たたむの、どっちがいい?

「洗濯物、超キレイにたたんどいたげるー」

やっぱりいいよねこどもは。。やりたいことだけ。
それにひきかえ、ママの作業は青天井。
帰る時間まであと2時間半なのに、最後の1分まで厳しい闘いが続くのさ。

土の恵みに深く感謝して、しばしジャガイモに心を寄せたあと、
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こんどはこっちだ・・・
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これ、元ショウガ畑・・・涙。
2週間前にぜんぶ草抜いたのに。

ウォーリーくんのようなショウガの芽をこの中から見つけ出し、あとは草刈り鎌で刈る。
そんな作業。
これ成功例。
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間違って刈っちゃうと、ショウガの匂いがうわっと立ちのぼるんだよね・・・
たぶん半分くらい刈っちまいました。。


がんばってるよ。
深い充実感もある。
けど、、自然との闘いにやぶれそう。。。
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by babamiori | 2011-07-04 11:49 | 田舎暮らしのこと
過失致死ショウガ
ちょうど2ヶ月前になりますかね。

そうそう、あれは記念すべき日でもありました。
草むらからキジの卵が出てきて大騒ぎした、あの日です。

わたしはあの日、あの時、せっせせっせとショウガの種芋を植えていたのでした。去年大成功だったショウガに気を良くし、今年はもっといっぱい収穫して、また自家製ジンジャーエールをどっさりこしらえよう、と胸を膨らませてね。

GWの真っ只中でした。
海外で羽を伸ばすでもなく、温泉で骨を休めるでもなく、ただひたすら丸々と太ったショウガを収穫する日を夢見て、おいしいジンジャーエールをつくる日を夢見て、畑で汗みどろになって黙々と作業するわたし。
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この写真を撮ったのは、夫。
「精が出るな」と笑いながら。

これから植えようとしているショウガの種芋の、むっちりと可能性を孕んだ姿も、夫は同時に撮影していました。
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畑仕事に精を出す真面目で禁欲的で健気な妻への思いやり、あるいは夫自身のショウガへの期待もこもった写真に見えます。

見えますよねえ?

しかも、こんな写真撮ってたら、わたしがショウガを植えていて、わたしがショウガを愛していて、わたしがショウガに夢を膨らませていて、というか本当は、優雅な優雅な、台所にいちども立たないような、リラックス&コンフォート&ビューティ的連休を味わいたいものだと深層心理では願っているけれども田舎暮らしに二股掛けた人生になっちまってるもんだから野菜の植え付け時期に畑をほっぽり出すわけにいかず「ショウガが楽しみ!という私」ということにして日々頑張ってる、ということくらい、分かるはずですよね?


それがこうよ。

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いやあ、ありがとう夫。
トラクターで畑、耕してくれたんだね。
ジャガイモ畑んとこはよけて。

って、ジャガイモ畑の隣は、ショウガ畑だぞ?
なんかフレッシュに茶色くないか?
まさか、トラクターで耕してないよね?
知ってるよねそこ、ショウガ畑だってこと。
わたしが頑張って植えてたってこと。
ショウガは芽が出るのが遅いけど、まさか植物に詳しいあなたが「芽の出てないところは何も植えてないところ」なんて保育園児みたいに軽率な判断、しないよね?

だって、写真も撮ってたもんね?

「え??知らなかったよー。そんなの言ってくれなきゃ、わかんねーよ。ジャガイモは芽が出てたから避けたけど、あとは何にも植えてないと思っちゃったよ。だって、だって、ショウガ植えたのずいぶん前だろ?どこに植えたかなんて、、、覚えてないよ!」


あ、あ、あ、ありえない。。

たった1ヶ月前のことだぞ?
あなた脳味噌はどうなっているんだ?
海馬は存在するのか?


畑に近寄って見ると、白い芽がやっと芽吹いてきて、これから地上にぐいーんと頭を突き出そうとしているいたいけなショウガの種芋が、そのへんにグジャグジャのバラバラになって、放り出されていました。

あまりの怒りに、眼圧が変わって視界がゆがむわたし。。

その形相にビビって、謝ることもままならず、ひたすら言い訳しながらもオドオドの夫。。

「も、も、もう、もう知らん!!!!」

そのまま言い合いになったら確実にDV妻になってしまいそうだったので、えーんと泣き始めたマメを小脇に抱え、どすどすと地団駄のように足を踏みならしながら歩いて、その場を去りました。


ちきしょー、ちきしょー・・・

ひどすぎる、あまりに無頓着すぎる・・・

ぜったいにゆるさん。

ニイニとポチンが「ママ、どうしたの?」とおそるおそる尋ねるので「パパが、ママのだいーじなだいーーーじなショウガをほじくりかえしたのよ!トラクターで!!」と吐き捨てるように言うと「ひど~い・・・」と小さな声で同調してくれたあと、わたしの剣幕にしーんとしてしまいました。

もー許さん、一生許さん、わたしのショウガを返せ!と悪態をつきながら、ちきしょー、ちきしょー、とそのあたりに生えていた若竹や笹を、力まかせにへし折っていきました。

「ママー、手伝うよー」

何となく集まってきたこどもたちと、「パパひどいよねー」「しんじらんない!」と言いながら、道端の竹掃除へと発展。いつもはだらだら言うことをきかないニイニが手鋸まで持ってきて手際よく竹刈りし、ポチンはそれをせっせと運ぶという連携プレー。
ママの様子に生命の危機でも感じたのでしょうか。

ふと見ると、こっちをちら、ちら、と見ながら、引き続きトラクターで畑を耕し続けるしょんぼり風味の夫が見えました。

まあ、、畑はわたしの部門だし、手伝ってくれてる中での落ち度だからなあ・・・

わたしもオトナになったもので、怒って直接対決せず、自分で自分の感情をコントロールすることができるようになってきたかも。そういえば土地探しのときは、えらいバトルでお互い血を見たなあ・・・



後日。

「かくかくしかじかで、ショウガがなくなっちゃったんですー」と、畑の師匠のN田さんにこぼすと、「まだ植え付け間に合いますって」と、N田家製の種芋をもってきてくださいました。
ちょっと時期はずれですが、「どうか、これだけは、大きくなりますように」と願いをこめて植え付けました。
肥料係はマメ。
鶏糞ペレット(けっこう臭う)を素手でつかんで、ぱらぱらぱら~
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「もうね、離婚の危機かと思いましたよ」とN田さんに話すと「そんなんで離婚しちゃダメですよ!」と一応なだめつつも「いやでも、ざんーーーーねんだった気持ちは分かるけどね。そりゃあ、スゴーーーくよく分かりますよ」と、激しく同感してくれました。

そうでしょ?そうですよね?!とまたまた怒りが再燃。

ショウガ畑が再び立ち上がって一件落着の後、「あのときのパパは、ひどかったね。自分がされたらめちゃめちゃ怒るようなことを、しちゃったんだよ。ねえ、どう思ってる?」とこどもたちに聞かれた夫は、「まあ、、悪いことをしたと思わないでもないな」と不遜な言い方をし、それでまたまた全身の血液が沸騰。

でもねえ、怒りの感情は溜めちゃいけないんです。
女の怒りは溜めると恨みに変わり、それが何年経っても自然消滅することなく、変質してドロドロの石油となり、よくわからないタイミングで突然噴出してメラメラメラメラと燃え上がり、辺りを焼き尽くしてしまうことがあるからね。

う~ら~め~し~や~~~
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by babamiori | 2010-07-08 17:27 | 週末の出来事
オトナの恍惚飲料の作り方。
ご多分に漏れず、ニイニのクラスもインフルエンザにて学級閉鎖となりました。

ぴんぴんしているのはクラスでも大メシ喰らいの子たちらしく、もちろんニイニはその筆頭者。
元気なくせに家でぶらぶらしている息子の姿はまったく美しくなく、かといって外出禁止だし、いよいよ体力を持て余したニイニはポチンに喧嘩をふっかけたりソファに飛び蹴りいれたりして始末に負えません。

恐れているのは、みんなが休んでいる時にやたらと元気で、みんな一通り治った頃にぐっと毒性の増したインフルをもらってきて、それを家族じゅうにばらまき、クソ忙しい年末に総倒れするという未来。
ぞぉっ~


そんなとき。

強い殺菌力があり、健胃・解毒・解熱・鼻づまり・鎮咳・吐き気止めにも有効な食物があると聞き、しかもそれを毎日おいしく摂取する方法もあると知りました。

キューサイの青汁ではありません。

やずやのにんにく卵黄でもありません。

究極の、激ウマ健康飲料です。

刺激的で、衝撃的で、感動的で、一口飲めば脳天に突き抜けるような幸福感が到来する・・・

それが、こちらです!
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我が畑でとれたショウガでつくった、自家製ジンジャエール!

本来はひねショウガで作るものですが、今回は贅沢にたっぷりと新ショウガを使ってつくってみました。

ウィルキンソンの辛いジンジャーエールがソフトドリンクの中でもっとも美味しいと思っていたのですが、そんなものはまったく比較にならないほど衝撃的な味。「キャッこれよこれ!わたしが求めていた味は!!」と興奮すると同時に「今まで飲んでた市販のジンジャーエールってなんだったの?」と思ってしまうこと間違いなし。

思えば6年前くらいに、六本木のデンマーク料理のレストランで「自家製ジンジャエール」というのを注文し、ジンジャエールって本当にショウガで作っていたのね!と初めて知り、衝撃を受けたのが初体験でして。そのあと、3年ほど前に恵比寿のフレンチレストランでも出会い、これがまたこっくりと深い味で美味しくて、「自分で作りたい!」と強く思ったのでありました。
でも思っただけでそのまますっかり忘れてしまい、昨年の冬、ケーキ屋さんをやっている友人(ニイニの恋人リカちゃんのママ)の家で「かなり美味しいはずよ」と出されたのが、3度目の出会い。
彼女が作ったジンジャエールでした。今まで飲んだ中でいちばん、美味しかった。

「こ、これはすごい!」と絶句すると「超カンタンだよー、ニイニくんのママにも作れるくらい」と言われ・・・一瞬微妙な気持ちになるがまあいいとして・・・レシピを教えてもらい、いつもなら「ありがとう!」と言いながらその場できれいさっぱり忘れるところをわたしにしては珍しく自宅ですぐにトライし、感動を確信に変えたという次第。

その確信とは「これは、売れる」というもの。

さらに導き出されたのは「よし!道の駅で売ろう!」という決意。
(ジンジャエールで一旗あげようと思った、おめでたいわたし。)

しかしその後、三芳村の道の駅のなじみの店員さんに「自家製ジンジャエール売りたいんですけど!」と勢い込んで聞いてみたら「悪いけど、ここの組合員にならなきゃ売れないし、そもそも免許がないヒトが作ったものは売れないの。しかも、年間を通じて安定して売りに出せなきゃならないのよーショウガのとれる時期だけじゃなくてね。それは無理でしょ」と言われてこの計画は玉砕。

・・・まあとにかく、わたしにとっては思い入れのあるものなのです。しつこいようだけど。
このものぐさなわたしが、「ホントに自家製のジンジャーエール」を作りたいがために、ショウガ畑さえつくったくらいなんだから。
梅ジュースならじゃんじゃん配っても惜しくないけど、このジンジャエールだけは、特別なヒトにしかあげないわ、と勝手に敷居を高くしているようなものなわけ。わたしにとっての、恍惚の飲料だから。


で、作り方を教えろ、って?
レシピさえ聞ければそんな与太話はいらないって?

えー、教えてほしい~?
どうしよっかな~~~~

といやらしくじらしてしまうのは、わたしがとてもケチだから。
みんなに知られちゃうのがもったいなーい!と、心から思うケチだから。
こういう時、自分の本性が見えて嫌になる。

でも、ショウガない。言うわ。
だいたいわたしのオリジナルレシピでもないしね。

材料:
・ショウガ      200g
・砂糖        200g(和三盆でも三温糖でもおいしい)
・水          200g
・シナモンスティック 1~2本(お好みで)
・クローブの実    10コくらい(お好みで)
・ローリエ      1枚(お好みで)
・鷹の爪       1本(辛いのが好きな方はちぎって)
・レモン汁      50~100cc

作り方:
①ショウガをすりおろします。がりがりがりがり。余さずぜんぶね。
②鍋に、すりおろした生姜と同量の砂糖、水を入れます。さらにシナモンスティック、クローブ、ローリエ、鷹の爪を加え、中火で加熱します。沸騰したら弱火に。
③9分ほど煮たら、レモン汁を投入。お好みでレモン汁の量を増減してね。
④さらに1分煮たら火をとめ、冷まします。
⑤冷めたら、鍋の中のものを布で濾します。ここで出来たあめ色の液体が、ジンジャーエールのシロップなり。
⑥炭酸水で4~5倍に薄めれば、極上ジンジャーエールのできあがり!

・・・あーあ言っちゃった。

あまりに美味しいから、みんなに言うのがもったいなくて、今までだまってたのに。

ずいぶんカンタンね、「生姜湯」みたいなもんでしょって?
失礼な!!・・・ま、そんなもんです。
いろんな作り方があるみたいだけど、これは火を通しているので日持ちするのがいい点。冷蔵庫で10日くらいは持ちます。風味もそんなに損なわれず。

もちろんこのシロップは、お湯割りにしても美味しいです。
わたしはウォッカを入れて寝酒にしていますが、幸せな入眠が約束されます。
ちなみに、辛党のわたしは、鷹の爪をちぎって多めに入れます。すると、唐辛子のパンチを喰らったあと、生姜の辛さがじんわりきいてきて、ダブルパンチでノックアウト。美味しいだけじゃなくて体がぽっぽと温かくなり、ジョギングをした後みたいに心地良い汗が出てくるんです。(ジョギングしないけど。)
夜飲むのもいいけど、朝ホットで飲むとシャッキリするんです。コーヒーより体にいいし。

もし作って飲んでみた方がいらっしゃいましたら、感想よろしくお願いします!



ちなみに、くろは、
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匂いを嗅いで「うッ・・・」となっていた。
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くれくれボウズのきみたちも、さすがにこれは欲しがらないだろうねー。
刺激臭×シトラス臭なんて、猫の忌避剤みたいな匂いでしょうからね。
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by babamiori | 2009-10-22 15:28 | 食べ物のこと
わたしの料理は世界一。ワハハ。
わたし、作ってもらったごはんを食べるのが、だーいすきです。

お友達の家に行って美味しい料理が出てくると、そのヒトの人格までいい気がして「男なら嫁に欲しい」と思ったり、自分の味付けとは違う(薄すぎ、濃すぎと感じる)と「このヒトは東北出身だったっけ?」などと想像したり。

もちろん、レストランに行くのも好き。
自分が作れないものを食べるのが、特に好きです。だから和食より、ちゃんとしたフレンチとかイタリアン、お寿司なんかがいいね。ほとんど行けないけど。
普段着はユニクロ、晴れ着はギャップというわたしが1食にこんなに出すなんて!と心のすみっこで思いつつも、美味しいものを食べなければ人生の価値は半減だーという思いもあるので、けっこう納得して食べてしまいます。

あと、忙しい時につくってもらって食べるものの美味しさも、格別です。

ポチンのピアノのレッスンが遅くなって帰りが夜になってしまった時、「ただいまー」と玄関を開けるとなぜかよい匂い。
夫、なわけはない。
人生でつくった料理の中でもっとも難しいのが、レトルトの蒲焼きの湯煎という男だから。
同居の義母も超多忙のスーパーキャリアウーマンで夕食時にいることなどほとんどないし。
じゃ、誰?

と思えば、これがニイニだったりするわけよ。
じゃーじゃーじゃーと何か炒めてるわけ。
「なにやってるの?」と聞くと、「チャーハンつくってる」と。
見れば、薄切り肉やタマネギなんかを切ったべとべとの痕跡があり、コンロの周りに醤油、塩、コショウ、バター、コンソメ、なぜかローズマリー、エバラ黄金の味などが出ている。卵の殻も床に落ちていたりする。

ニイニは「ママ、今日は忙しいだろうから夕飯作っておいたよ」と、かなり油を入れたであろうテラテラ光ったチャーハンを盛りつけて、出してくれたのです。
「すごーい!!ニイニ、ありがとう!!」片付けに3倍時間がかかるけど、という言葉を飲み込んでありがたく食べると、これが、よくわからないけど美味しい気がするんです。
「うん!これはイケる!」と喜んで食べてみせると、ポチンも「ニイニのつくったチャーハン、おいし!」と同調。
手を洗って作っているかさだかではないし、きっと理科の実験みたいにあれやこれやをぶちこんだに違いないのですが、詳細を見ていないからまあ、気にしないようにして食べました。
「うちに帰ったらすぐごはんの支度しなきゃ・・・」と思っているときに出してもらったものは本当にありがたく、美味しいものに感じるのです。1食楽しちゃった!ラッキー!とも思うし。
(この時あまりにほめすぎて、最近は勝手に冷蔵庫から鶏ササミを出してころころの輪切りにして炒めて食べていたりするので、ちょっと困っている。あーちょっとそれ今日お汁に入れようと思ってたのに!!みたいな。)


つまり。
わたしは「料理にこだわりがある」主婦とは、言えないのかもしれない・・・
家族の健康のためにと思って毎日毎食つくっているが、で・き・れ・ば、誰かにつくってもらいたい。
おしゃもじ権?そんなものはいりません。
ニイニにお嫁さんが来たら(来てくださったら)さっさとキッチンをあけ渡して「じゃーお願いします♪」となるでしょう。


こんな、果てしなく融通無碍でずぼらでこだわりのないわたしでも、田舎暮らしをしていると、料理をしたくなる局面がいっぱいあります。
畑でつくった野菜があって、家のまわりで採れた山菜や果実があると、スーパーでぼーっと野菜を選んで毎日義務のように料理をしているのとはぜんぜんちがう「これがつくりたい!!」「これが食べたい!!」という強い気持ちがあがってきます。料理するのが楽しみになり、思わず腕をふるってしまうんです。


たとえば、こんなものを見つけた時のうれしさったらありません。
「ママ、ミョウガみつけた!!」
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・・・出た出た。今年も出てくれました。
家の前の駐車スペースになっているとっても地味な一角に、毎年この時期にょきにょき出てくるミョウガ。
枯れ草の間から顔を出している姿のかわいさよ。
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こんなふうにひょこっと出ているやつを、手で包み込んで抜くと、ミョウガだって愛しいんです。
パックに3つ並んで198円のやつを見てもワクワクしないけど、生きているところから顔を見ているとすんごくワクワクする。
これでなに作ろう!?ってね。
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で、早速腕をふるったわけですよ。
ミョウガの味がいちばん引き立つ、最高の料理をめざして。
アイディアが次から次へと湧き上がってくる中、珠玉の1品としてつくったのがこちら!
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・・・目立たない?ほら、おそばの上に鎮座してるでしょ。
薬味のミョウガ。
刻んでそばつゆに入れるのがいちばん!
ネギとミョウガがたっぷり入ったそばつゆって、ホントに幸せですよね~
それに青混ぜのきざみノリの風味がのると、これ以上美味な料理はないね。

いや、別に育てたわけじゃなくてそのへんにあったもんだから地味に使ったというわけじゃないよ。わたしは心から薬味のミョウガが好きで、この味が無性に食べたかったのだ。


じゃ、春からずーっと丹精していた作物で言えばどうだ?

盛夏のときもひとりもくもくと雑草抜きをし(子どもはそういう手伝いはやってくれない)、N田さんの指導に従って鶏糞の追肥をし、夜露が集まるように茅をかけ、大きくなるのを待っていた、ショウガ。
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これがやっと、収穫の時期を迎えたのです。
種ショウガは4~5センチのかけらですが、ぼそっと抜いてみたらあーらすごい!
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しおしおの種ショウガの上に、アコーディオンみたいにいっぱいできてるー!!
「オレもやりたい!」「わたしもぬくー!」
収穫のみ張り切って参加するこどもたちの手によって、次々と抜かれるショウガたち。
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立派だー!!
どれもこれも、ごぼごぼと、見事に太っています。つややかな白い肌が土をはじきます。

「新ショウガ、フレッシュだなー」
ぶら下がっているひからびた種ショウガに、ついつい自分の姿を重ね合わせてしまうわたし・・・
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しかし嬉しい。
半年間、がんばって育ててよかった。
これがこの秋最大の収穫物です。
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さーて。このショウガ、何にしようかな!

こどもたちからは「お寿司やさんにあるガリ、うちでつくってー」と言われているし、ぬか漬けにもしたいし、ショウガほど使い勝手の多いものはありません。
例によってレシピが湯水のように・・・

でも、何よりおいしいのは、やっぱこれでしょ。
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洗って、切って、かじる!

ただのお味噌でもいいけど、ちょっとまろやかなにんにく味噌マヨが絶品と思います。
これより美味しい食べ方があったら教えて!というほど、これがもっとも美味じゃなかろうか。
何か文句あるか?

ちなみに隣りにあるのは、うちで漬けた梅シソを刻んでまぜたゆかりごはん。
これだって、単純だけどかなり美味しいぞ!

・・・あー。
美味しいけど、なんだかなー。
加工しなすぎだよなーわたしの料理って。


と、いつもカンタンすぎてレシピにならないものばかり紹介しておりますが、ついに、すごいものを紹介してしまいます。わたしだって凝ることがあるのさ!

次回に乞うご期待!!
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by babamiori | 2009-10-14 15:59 | 食べ物のこと



ひょんなことから、南房総に8700坪の土地を手に入れてしまいました。平日は都心で建築ライター・コーディネーターとして働き、週末は南房総で野良仕事。ちょっとムリして始めてみた二重生活ですが、気付けば主客転倒で、どっちがメインの住まいかわからなくなっています。田舎暮らしの衝撃と感動、苦悩と快感をそのまま綴ります。 ニイニ中3、ポチン5年、マメ1年。

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