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ニイニのブログ⑥春の収穫~ぅ!
お久しぶりです。ニイニです。
今年で6年生になりました。早いものです。
今回は、釣りの話ではなく、山菜についてです。
時期も微妙なので様子見のつもりで行ったのですが、結果から言うと、かなりたくさんの収穫がありました。

まず、タラの芽。
毎年、毛虫の野郎に負けて獲れずにいたので今年こそはと思っていましたが、三週間前は毛虫だらけだったので、今年もダメかあと思っていました。
しかし、今回は秘密兵器を用意しました。高枝切りばさみです。3、4mならとどきます。そんなに高ければ毛虫もいないだろうと。
でも毛虫もさるものです。数は少ないですが、いるんです。

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皆さんがこの写真を見て思ったことはだいたい想像できます。
「どう考えても多いだろ。気持ち悪~い。」
それは違います。いや、そう思うのは当然です。しかし、これでも少ないというべきなんです。なぜなら、いつもはこれだから。

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ゾッとするでしょう。
ちなみにこの毛虫はクワゴマダラヒトリといって小さい頃は桑の木にいるが、大きくなると植物なら何でも構わず食べるやっかいな虫です。去年、今年と大量発生しています。数年で落ち着くと言われていますが、本当にそうなのか不安です。

そしてこのタラの芽、どうすると思いますか?
食べるんです。
フーっと毛虫を吹き落して、食べます。
吹き落してみると、意外と喰われていないんです。
(写真があるとよくわかるんですが、なくてすみません。)

そして、タケノコ。
以前母が紹介したを見に行くために林の中に入っていくと・・・
タケノコだあ~。

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なんでそんなにおどろくかって?色々ありましてね。

理由その1
季節が早い。
いつもは5月初旬くらいなのに、今はまだ4月初旬。特に今年は寒かったのに・・・

理由その2
イノシシに喰われて、ないかと思っていた。

理由その3
2本もある!
イノシシ君も少しは人間に残しておいてくれるんだね。見直した。

という訳です。

さて、早速掘り始めました。
数年前から掘っているので、慣れたもんです。
しかし、なかなか根が見えてきません。

そして・・・

ふ、太い。直径18cmはあるでしょうか。

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滝の流水で洗い流しました。
きれいになったタケノコをみて、改めて何とも言えない達成感と喜びがあふれました。
2本目はちっちゃかったのですが2本収穫できました。

あと、ワラビ。
ちゃんと収穫するのは初めてです。いっぱいとれました。

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毎年獲れるぜんまい。
経験から雄は固いと分かっていたので、メスを選びました。

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そして、いよいよ食べます。
タラの芽は天ぷらに、タケノコはタケノコご飯にしていただきました。
下ごしらえももちろん自分の仕事。
 
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タラの芽。
(他、ノビルとミツバと家でつくったにんにくも。)

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強すぎない柔らかい風味が口中に広がりました。食感はシャキシャキしていて、ウドにも似ています。
もちろん、毛虫だらけのやつもおいしくいただきました。

そして、タケノコ。

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えぐみもなく、タケノコ独特の香りと、ざくっざくっという食感がたまりません。やっぱり、自分で掘ったものはおいしいです。
まだまだあるので、煮つけなどほかの食べ方もしてみたいです。


ワラビはあく抜きをしておひたしに。
鰹節とポン酢をたっぷりかけていただきます。

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「・・・うまい!!。」
その一言に尽きます。
ねっとりとした食感、豊かな風味。これは食べなきゃ分かりません。

今回は、本当にたくさんの収穫がありました。

まだ楽しいシーズンは始まったばかりです。
今年も思いっきり房総を楽しみ尽くしたいと思います。
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by babamiori | 2012-04-19 20:50 | ニイニ
小学3年男子は、ニイニでなくても面白い。
先日、ニイニの友達を連れて三芳村の家に行きました。

盆暮れ正月GW、どんな時期でも混雑知らずがいいところだったはずのアクアラインですが、料金引き下げでひとっ走り1000円と気安くなったことで、未曾有の事態が発生。
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う、ご、か、な、い~~~

ちょっと前に「時速60キロでもアクアラインにとっては渋滞だ」と言い放ったばかりですが、ごめん撤回。そんな呑気なことを言える時代は終わったらしい。

行きは、トンネルの手前からかっちんこっちんの渋滞。
帰りはなんと、アクアラインのずーっと手前の館山道から渋滞。
空いていると片道1時間半強のところが、この日は行きに2時間、帰りに3時間かかってしまいまいした。そんな長い道中では、ゲロゲロに酔っちゃう子、トイレに行きたくなっちゃう子、おなか空いちゃう子、おっぱい飲みたくなっちゃう子など続出。ああこりゃこりゃ。


でも、苦労して行っただけのことはあり、みんなめちゃめちゃ楽しんでいました。
とりあえずすぐ、田んぼの生物チェック。
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そして孟宗竹の竹林で、たけのこ堀り。
といっても小3男子はまだ非力で、実際はわたしがひとりで3本堀り、その間こどもたちは竹藪の地面に放置しておいたマメをあやしていたという状態。
皮むきは楽しかったようです。
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みんな、おみやげに持って帰ってね。
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ニイニが友達にむかって「おまえ、このタケノコ、タダだぞ。タダ。こんな大きいのにタダだぞ。タダでやるんだから感謝しろよ」と執拗に言っていたのには閉口しました。わたしが目で「(そういうみっともないことを言うのやめなさい)」と怒りを伝えると「(やべ)」という顔してましたが、いつも学校で何を言ってるかと想像すると・・・あなおそろしや。

ところで、この竹林で、ちょっといい光景に出会うことができました。
誰かがふいに「竹 萩原朔太郎」と言うと、みんながすっと声を合わせ、この詩の暗誦をはじめたのです。

  光る地面に竹が生え、
  青竹が生え、
  地下には竹の根が生え、
  根がしだいにほそらみ、
  根の先より繊毛が生え、
  かすかにけぶる繊毛が生え、
  かすかにふるえ。

ついこの間の授業参観で習っているところは見ていましたが、実際に竹林の中に立ち、この詩が口をついて出てくる様はまさに、詩のコトバに命が宿った瞬間に見えました。

  かたき地面に竹が生え、
  地上にするどく竹が生え、
  まっしぐらに竹が生え、
  凍れる節節りんりんと、
  青空のもとに竹が生え、
  竹、竹、竹が生え。

まだ声変わりをしていない男の子たちの、透き通った声が竹林に響いているのを、わたしは立ち尽くして聞いていました。
ギャングエイジと言われる年頃の子の母になって手を焼くことも多いのですが、まだこんな無垢な子を育てているんだな・・・と、胸がいっぱいになりました。
子育てってやっぱり、悪くないな。

・・・さて。
その後は平久里川に出て、魚肉ソーセージを仕込んだカニ捕り網を仕掛け、ついでにガサガサまでやってしまうこどもたち。(っていうか当たり前のようにがんがん川に入っていくニイニに、他の子が引きずられていったような感あり。)
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つかまえたのはちっこいウキゴリだけ~。
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いやあ、子供って体力あるね。「もうおわり!!!川から出なさい!!!」と怒鳴らなければぜったいにあがってこないもん。こっちは見張っているだけで疲れるっていうのに。

そのあと家の近くに戻ってキャッチボールをするも、2分くらいで深すぎる草むらにボールが消え、持ち主が激落ち込み。「つるつるになるまで大切に使っていたやつだったのに・・・」
しかもそのボールを探している間に斜面をすべって草で手を切る持ち主。他の子が助けようと近寄ろうとしたらヤマガカシという蛇が近くの木に巻き付いているのも見つけ、みんなでヒャ~と逃げ帰ってきたという次第。
ボールの持ち主があまりにかわいそうなので「よし!ぜったい探してあげるから!」と母は啖呵を切り、いつの間にか胸丈くらいにまで伸びている雑草を掻き分け掻き分けタマ探し。こどもたちに「どのへんでなくなったの~?」と聞くと、「そのへ~ん」と30m四方を指さし、「もっと下までころがっていっちゃったかも~」とのこと。
こりゃ天地がひっくりかえっても見つからないわな・・・

と思いながらも誠意だけは示さねばと草の中で溺れそうになりながら探し続けたら、なんとそのつるつるのボールが、斜面の途中でカラスノエンドウに絡まって留まっているのを発見!!
思わず斜面を駆け上り、ガッツポーズで「見つけたぞーーーーーっ!!」と叫ぶわたし。
神様、奇跡をありがとう!
つるつるのボールとは聞いていましたが、確かに指のひっかかるところがゼロで、消しゴムみたいにすり減ったボールでした。
思い入れのあるボールだったんだね、よかったよ見つかって。
(でもこの時点で1日の体力をほぼ使い果たしてしまったわたし・・・)

その後、とったばかりのタケノコをちょっとつまんで、
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また川に戻り、仕掛けに魚が入っていたかチェック!
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・・・ボウズでした~
まあいいさ。こんどはうちに合宿でもしにおいで。そしたら無制限に川遊びさせてあげるよ。

それにしても、初めてここに来る子たちの会話っていうのはまったく興味深いものでして。
書き連ねればきりがないんですがね。

行きの車の中で:
「三芳村って自然がいっぱいあるんだろ?」
「あたりまえだよ。ヒトなんていねえよ。田舎だもん」
「あ~早くヒトの少ないところに行きたいなあ!オレはヒトの多いところって大っきらいなんだ」
「オレも~。とくに駅のまわりってきらーい。ヒトがいすぎだよな。おばさんばっかだし」
「自然があってヒトがいないところに住みたいよなあ」
「ヒトってうざいよな!」
「そりゃあさ、やっぱ田舎が一番だよ」(自慢げなニイニ。)

夕方、川からの帰り:
「ここってホントにヒトと会わないよな~」
「だってオレここに来てから一度もヒト見てないぞ。ここって無人島の田舎なの?」
「そんなわけねえだろ」(一応反論するニイニ。)
「あ~、ヒトに会いてえなあ!」
「オレも!誰もヒトいないって怖えーよ」

・・・疲れ果てた1日ではありましたが、こんなに面白い思いができるならいいか。と思ったのでありました。
小学3年男子って、サイコーの生き物だよ。
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by babamiori | 2009-04-30 14:45 | 週末の出来事
アク抜き前のタケノコ大量摂取で、まさかの悶死・・・
昨日の夕食は、タケノコ+サバ缶でつくったスープ。
醤油と酒で味をととのえてネギを浮かべれば、まあおいしい!
あ、もちろん今は東京にいます。いっぱい持って帰ったから、毎日タケノコ三昧なだけ。若竹煮、天ぷら、中華炒め、バターソテーなどやりつくして、只今創作料理を考案中です。

でも実は、わたしが「タケノコの食卓」に復活したのって、昨日の夕食から。
家族にはタケノコばっかり食べさせておいて、自分はといえば・・・タケノコを見ただけで喉の後ろから頭のてっぺんにかけてカユカユとゾワゾワが走るほど、「タケノコ拒絶症」になっていたのです。
なぜって・・・話せば長いんですが。

そう、先週末、三芳村のうちの孟宗竹の林にはタケノコがわんさか生えていて、夫とニイニがたくさん掘ってくれました。もちろん、妊婦のわたしは竹薮の外から「がんばれ~」と応援するだけ。
待つこと45分。
若くて綺麗なタケノコがとれたよ~と、嬉しそうに戻ってきました。
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それをその場ですぐムキムキしたがるポチン。4歳にしてはけっこう上手です。もう、タケノコ剥き暦2年だものね。でも、剥きすぎに注意!
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そうやって家族みんなでわいわいとってきたタケノコですから、ちょっとでも無駄にしたくないでしょう?早くアク抜きしてその日の夕食にしましょ!と、いそいそ持って帰ったんです。
家に帰って大鍋を用意しながら、おや、と去年のことを思い出しました。
・・・たしか掘りたてのタケノコって、アク抜きしないでその場で焼いて食べたら、めちゃめちゃ美味しかったよなあ・・・
あれは真竹だったけど、掘りたてだったら孟宗竹だって美味しいはず。いっちょ、一番若くておいしそうなやつの先っぽを焼みるかな。

思い立ったが吉日。
「ねー、タケノコ焼いたら食べるヒト~~」
「はーい!ニイニ!」「わたしも!」
子供たちの飛びつくような返事に気を良くし、ぐつぐつアク抜きする傍らでアルミホイルに包んだタケノコをグリルで焼くこと15分。
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ほぁ・・・すばらしい香り。
焼いたタケノコの完成です!

味見させてー味見ーとまとわりつくポチンに、コリンとおいしそうな部分にちょっと塩を振って、ハイハイひと口だけよと口に入れてあげました。
「ンー、おいひ!あついけどすっごくおいひ!」
口をハフハフさせながら笑顔のこぼれるポチン。そーお?とわたしもにっこり。が、5秒後に、
「なんか、これ、ぐぇ!ぎぇ!やなかんじ!」
と言って、流しに全部ベエしてしまったのです。

あらやだー、エグいのかしら?ポチンはちっちゃいからこの味は難しいのかな?なんて言いながら、隣で口をあけてスタンバっているニイニに、ひとかけらほいっと放りこみました。
「わあおいしい~。掘りたてってやっぱりおいしいよママ」
そう言いながらあっという間に飲み込んでしまったニイニでしたが、
「あれ?エグくなってきた・・・
ニャ、ニャ、なんか口の中がイニャイニャするよぅ~」
と叫ぶと、麦茶をがぶ飲み!笑い泣きみたいな変な表情になっています。

なんだよなんだよ、二人とも情けないねえ。タケノコってやつはね、多少エグみがあるのが美味しいの。エグくないやつが食べたければスーパーで水煮を買えばいい。しかも掘りたてなんだからそんなにエグいわけないじゃない。と言いながらもちょっと不安がよぎります。
どれどれ、そんなにエグいのかな・・・わたしもパックリ。
そうしたら、なんのなんの!とおっても美味なの!
タケノコ独特の青い風味が口の中に広がって、ほのかに甘みがあって、筆舌尽くしがたい美味しさなのです。その恍惚の風味を無心で味わいたいがために思わず目をとじてしまったくらい。
で、でも、次の瞬間、口の中にエグみが湧いてきたのです。
ニイニの言うように、舌のサイドがイニャッとするかんじ。風味と呼べる域を超えています。

ああ、確かにちょっとエグいわコレ、と思ったのですが、目の前で湯気をたてている焼きタケノコはそれでも食欲を誘う匂いをふりまいている・・・しかも、絶対美味しいはずと決めつけて、4コもホイル焼きを作ってしまった・・・
わたしは、自分で自分を騙して「これくらいのエグみは旨みのうち。美味しい美味しい」と言いながら、ぱくぱくと食べ続けました。前に食べたタケノコのエグみを掻き消すように次のタケノコを頬張り、一瞬の恍惚の後にまたエグみが襲ってくるという・・・
だって、残したらもったいないじゃない?掘りたてのタケノコですぜ、東京じゃ滅多に手に入らない。そんなケチ臭い思いから、とうとう最後の1コまで食べてしまいました。しまいには塩じゃあごまかしがきかなくなり、バターなんか乗せたりしながら。

ここからが悲惨でした。
食べたのが4時半くらい。それから夕食になる7時まで、ずーっとエグエグにとり憑かれてしまったのです。喉の後ろから後頭部全体を覆い尽くすような不快感。この不快感はなぜか体の両脇に出るようで、耳の下から脇の下にかけてもエグエグ、イニャイニャの感覚が張り付いてとれません。ひょっとしたらわたし、タケノコアレルギーになっちゃったのかしら、と恐怖したほど。

それでも家族は皆、その日の献立の予定のタケノコご飯やらタケノコ炒めやらを楽しみにしていたので、何とかかんとかその不快感と戦いながら夕食をつくりきりました。

「いやあ、タケノコご飯は何度食べてもウマイなあ!タケノコ使いの腕があがったんじゃない?」
嫌な思いなど何一つしていない夫は、わたしの目の前で3膳もおかわりしていました。
「パパ、でもアク抜きしてないやつは結構エグかったよ」
そんなことを言いながらもすっかりもとの調子に戻ったニイニは同じくパクパク。みんながよく食べてくれるのは料理人冥利に尽きるわけで、わたしも「だって一生懸命掘ってくれたもんね、ふたりとも」と言いながら嬉しく思っていましたが、自分はタケノコを脇によけ、ご飯粒しか食べられず・・・(あ、ポチンもわたしと同じでした。)
家族で談笑している最中も、あのエグさを思い浮かべると、顔が志村けんのバカ殿の「アイーン」の顔になってしまうという後遺症付き。

あとで調べると、タケノコのエグみって、「ホモゲンチジン酸」や「蓚酸」によるもので、食べ過ぎると吹き出物が出やすくなったりアレルギーに似た症状が出るそうです。これだあ~
(ちなみに、その後すぐ、数年ぶりにほっぺたに吹き出物が3つ出ました。)

でもフツウに食するぶんには、高血圧予防や便秘改善、アスパラギン酸による疲労回復などの効能があるとのこと。ちゃんとアク抜きすれば、美味しく健康に食べられるものなのよね。

いやあ、みなさんも気をつけて。
食通ぶってテキトーなことやっちゃいかんね。
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by babamiori | 2008-05-01 19:39 | 食べ物のこと
タケノコ1本ありました。
前回のつづき。タケノコを掘りに行った、先週土曜の午後のお話です。

おそばランチを終えたあと、ニイニは待ってましたといわんばかりに吠えはじめました。
「ママー、早くタケノコ探しに行こうよ。ちゃんと草むしり手伝ったじゃん!お昼ごはんが終わったら探しに行くって約束したじゃん!ねえ行こうよ、行こうよ、行こうよ~~!」
はっきり言ってこのときわたしは、午前中の草抜き大会で疲労困憊してたんです。できれば食後のコーヒーを一杯やったあと、畳にごろんと寝ころがって優雅な午睡をとりたかった。お腹だって張ってきたし。
「ママぁ!!タケノコ!!夕方から雨になるかもしれないでしょ、なんで一緒に行ってくれないの!?ねえママ~~・・・はやくぅ・・・」
ニイニは逼迫した涙声で懇願を続けます。そのうるさいこと。
でも、タケノコ狩り、東京にいる時からすごく楽しみにしていたニイニの気持ちはよーく知っていたから無碍にはできません。
パパに頼んでみたら?と夫に話を振ろうときょろきょろしましたが、遅かりし由良之助。さっきまでそこらでお茶をすすっていた夫は、すでにビニルハウスでの作業へ戻ってしまったようです。やれやれ。
「ニイニ、お願いだからちょっとだけ待って。ママ、朝からずっと動き続けてたら、お腹がカチンコチンに張ってきちゃったのよ。15分だけ休ませて。そしたら絶対一緒に行くから」
そう言ってつかぬ間の休息をとるも、「まだ~?」「ねえまだ~~?」とせっつかれ続けての15分なんてまるで休んだ気がしない・・・。観念してうっしゃと起き上がり、スコップとコンビニの袋を手に、下の畑のさらに下に広がる孟宗竹の竹薮に出陣いたしました。

去年の経験から言えば、破竹よりも孟宗竹の方が、タケノコが出るのが早いはず。前回はまだ1本も見つからなかったけれど、もう今週は出てるんじゃないかな~。
そんな期待を胸に竹薮に向かって歩いていったのですが、こどもたちは本当に気が急くらしくて行き道はほとんど小走り。わたしはお腹が重くて走れないので、ひいこらいいながらついていきました。いつもは歩みの遅いポチンも、行く先にいいことがありそうな予感がするのかコロコロと走って先に行ってしまいました。
田んぼと畑の間の道を抜け、薄暗い竹薮の方に入っていくや否や、ポチンが前で絶叫しているのが聞こえました。
「あったぁーーー!タケノコみつけたーーーー!!」
ポチンは興奮してその場でびょんびょん飛び跳ねています。
見ると、竹薮の脇を通り平久里川の方へ続く獣道のど真ん中に、ひょっこり、孟宗竹のタケノコが顔を出しているのです。
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やった!!これだったら食べられる。
明日には育ちすぎて食べられないかもしれないというギリギリサイズ。
「ポチン、よくやった!今年第一号のタケノコは、ポチンがみつけたね!」と思いっきり褒めてやり、隣にいたニイニには「これはとりあえず置いておいて、他にあるか探してごらん」と発破をかけました。(急斜面の竹薮は連日の雨でぬかるんでいて、わたしには到底上れないかんじだったので。)「わかった~」と張り切って、竹をつかみながらぐんぐん藪の中に入るニイニ。わたしは他に生えているかなあと、そのへんをうろうろ。
幸先のいいタケノコ探しに気をよくしたわたしは「ママー、いっぱいあるよ!」という声が聞こえるのを当然のように期待していたのですが、ほどなくニイニから返ってきた返事は、なんと「もう掘られてる~~。穴だらけ~~」というしょぼくれた声。

・・・ああ、今年もやっぱり、やられたか。

実は、この竹薮はわたしたちの家の所有する土地なのですが、別に柵がしてあるわけでもなければ門もない、誰でも入りたい放題のバリアフリーの竹薮なのです。(まあ、フツウそうですが。)で、週末しか来ないわたしたちが竹薮を放置している間に、先に誰かに掘られて持っていかれてしまうというのが、悲しい現実。去年も、もちろんタケノコを見つけることはできたのですが、タケノコそのものよりもタケノコを掘ったあとの穴の方が、断然多く見つかったという次第。

で、今年もやっぱりその様子で、よく見れば確かに、穴と、タケノコの皮を剥いて捨てた跡がそこかしこに残っていました。だからと言って、「この竹薮 私有地につき立ち入り禁止」って立て札たてたって意味はないしねえ。
この時期、道の駅などに孟宗竹のタケノコがうんと売っているのですが、これっておそらくタケノコの在り処を熟知した地元のおじさんが掘りまくって売っているのでしょう。うちの土地にもそういうヒトが入ったのかもしれません。何しろ、穴の数がすごいんだから。10箇所15箇所は軽くあります。1本掘るのも大変なものなので、慣れたヒトがざくざく掘っていった可能性が強そうです。
「うーん、残念。でもとにかく、この1本は持って帰ろう。うちで食べるだけだったら充分の量だよ。」
ニイニにそう言い聞かせ、まあしゃあないな、と自分にも言い聞かせ、ポチンが見つけた貴重な1本を掘ることに。
ニイニは「掘るのはオレ、オレが掘る!」と息巻いて、スコップをがしっとつかんで掘り始めました。が、やっぱり若干7歳は非力なもんで、なかなかはかどらずそこらへんの土が盛り返されるだけ。これじゃあ1日かけても1本掘れないよ~とため息をついていたら、いいタイミングで夫がのこのこと現れました。
「おう!あったなあ!よし、俺が掘ってやるよ」と夫が言うと、さっきまで「ニイニがやる~」と言ってきかなかったニイニが、渡りに船といったかんじであっさり「はい、パパ」と夫にスコップを渡していました。まったく、結構根性ないんだから。
でも、夫はさすが成人男性だけあって掘り方が力強く、見ていて気持ちがいいもんです。
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ざく、ざく。小気味よくスコップが土をえぐり、5分もすると、綺麗なタケノコがぽっこり全身を現しました。
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ついでに、すぐ近くに埋まっていた破竹のタケノコも2個ゲット!
とりあえず、4人分の夕食のぶんはたっぷりあります。う~ん嬉しいものです。
「ねえ、これどうやって食べたい?」こどもたちに聞くと、脇にいた夫が突然、やたらと大きな声で主張しました。
「タケノコご飯!!」
・・・はいはい。
じゃあ、今夜はこれで、タケノコご飯にしましょうね。

というわけで、この日の夕食のメインは、もちろんコレ。
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自分でいうのもなんなんですけどね、かーなーり、美味しかった!
タケノコは帰ってすぐにアク抜きしたせいか全然エグみがなくて、さくさく噛むと甘い風味が口いっぱいに広がって、わたしたちを天国に連れていってくれました~
で、「タケノコご飯には、やっぱりカツオのお刺身よね」と思っていたのですが、なんとまだ房総ではカツオは捕れないらしくて売っておらず、代わりにこんなものがおかずに。
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これ、ツチクジラのステーキ。
南房総沖ではツチクジラの捕鯨が認められているとかで、7~8月は捕鯨シーズン。今はまったくシーズンオフなのですが、解凍モノの鯨肉がたくさん売られており、これを買い物部隊の夫とニイニが仕入れてきたわけです。
クジラ肉って、血抜きが甘いのか、血がすごいんですよね。料理するときに一瞬ドキッとするほど。でも、味はクセがなくとても食べやすくて「うーん滋養強壮」というかんじの赤身肉でした。

ああ、それにしても、掘りたてのタケノコって美味しいよなあ。
5月くらいまで採れるので、また懲りずにタケノコ探しに行こうっと!
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by babamiori | 2008-04-15 01:19 | 週末の出来事
強風・竹・雑草・・・そして墜落出産の、恐怖。
今日の雨と風はすごかったですね~。
妊婦検診に向かう車の中で、「東京湾横断道路アクアラインおよび連絡道の袖ヶ浦ICと木更津金田ICの間が、強風のため通行止めです」という交通情報を聞いてぞっとしました。確かにあのあたりはとっても海風が強いんですが、うちにとっては三芳村に行くための命のライン。ここが封鎖される事態は、一番困ってしまうんです。
今週末は、春の嵐が落ち着いてくれているといいんだけど。

困るといえば、これからいよいよ頭を悩ませることになるのが、竹と雑草です。

明日あたりぴかーっと晴れるでしょう。
それで一気にニョキニョキ出てくるのが「雨後のタケノコ」。
うちの裏は真竹の林で、ちょっと離れた裏山は孟宗竹林なのです。もちろん、タケノコなら堀り放題でっせー。4月も半ばになれば、いよいよ食卓はタケノコ三昧へ。焼きタケノコ、若竹煮、タケノコご飯、タケノコ炒め。
それって一見素晴らしいんだけど・・・凄まじい勢いでタケノコがニョキニョキニョキニョキ出てくるっていうのは、実は恐怖と表裏一体。ちゃんとタケノコ狩りをしておかないと、竹林がどんどん敷地を占領していくんだから!道の脇の竹もがんがん増えていくし、道の真ん中にも竹が生えるし、放っておくと多分、我が家はあっという間に竹林になってしまうでしょう。
ま、掘りたてのタケノコはめっちゃおいしいし、こどもたちははタケノコ堀が何より好きだし、タケノコ堀りなら頑張り甲斐はあるんだけどね。

そんな楽しみが隠されているわけでもない単なる恐怖、脅威とは・・・言わずと知れた、雑草の成長です。
ちょっと前まではのんびりとピクニックなんかしていた場所が、あっという間に膝丈程度の雑草に覆われて、それを放置しつづけると歩くことさえ困難なほど伸びて、えらいことになる。この季節になると、どの農家でも一斉に草刈がはじまります。でも、うちは週に1回行くのが関の山なので、週末ごとにごっそり生え伸びた雑草どもを目にするのが、本当にコワイです。

東京にいながら雨を眺めていると、そんな心配事ばっかり頭に浮かびますね。

しかも今日は妊婦検診で、またひとつ心配の種がむっくり。(房総とは全然関係ないけど。)
どうもフツウの7ヶ月目の妊婦さんよりお腹が出ている気がしていたのですが、超音波で調べると、おなかの赤ちゃんがかなり大きいことが判明。今ちょうど妊娠26週目なんだけど、赤ちゃんは28週と5日の大きさなんだそうです。どおりで、突然妙に重くなったと思ったよ。
それにしても、こんな体で、いつまで三芳村に通えるんだろう?

「・・・先生、わたし、1人目のときも2人目のときも、お産の進行がとっても早かったんですが、3人目も早いでしょうかね?たとえば、何の前触れもなく突然産気づいて生まれちゃうってこと、ないですかね?」
三芳村の畑の中で急に産気づいてしまった自分をふと想像したわたしは、思わず先生にそう聞いてしまいました。
「うーん、あなたは前回の出産の時、分娩室に入ってから17分で生んでますね。確かにこれは、とっても早いほうですね。経産婦さんは陣痛から出産までが早いことが多いんですが、あなたの場合は3人目ですし、『墜落出産』に気をつけた方がいいかもしれないな」
ん?耳慣れない言葉。
『墜落出産』って、なんなんだろう?
「ママも育児や仕事で忙しいとギリギリまで立ち働いていたりするでしょう、そうすると、ごくまれにあるんですよ。いやつまり、妊婦さんが無自覚なうちに子宮口が開いていて、赤ちゃんが墜落するように生まれてしまうってやつですね。トイレで墜落、とかね」

トイレで、赤ちゃんが墜落!
それってかなり仰天する事態だと思うんだけど。
目を丸くして絶句してしまったわたしに、先生はにっこり笑ってこう言いました。
「大丈夫ですよ、墜落出産の赤ちゃんって結構丈夫なことが多いですから。しかも滅多にあることじゃないしね。日頃から、あんまり力んだりしないようにね。」

でも、わたしの今の生活なら・・・
竹林の奥で、ウンっと腹筋に力を入れてタケノコを掘り当てたその拍子に、墜落出産。
・・・ありうるなあ~
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by BABAMIORI | 2008-04-09 00:34 | 東京にて



ひょんなことから、南房総に8700坪の土地を手に入れてしまいました。平日は都心で建築ライター・コーディネーターとして働き、週末は南房総で野良仕事。ちょっとムリして始めてみた二重生活ですが、気付けば主客転倒で、どっちがメインの住まいかわからなくなっています。田舎暮らしの衝撃と感動、苦悩と快感をそのまま綴ります。 ニイニ中3、ポチン5年、マメ1年。

by babamiori
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