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思惑バラバラ北限ツアーは続く。(北海道旅行④)
こんなにじりじりと暑く、入道雲さえ出ているというのに、秋ですってよ。
笑わせてくれるじゃないか!

と、暦の上での秋という仕分けに嫌味の一言でもいいたくなるのは東京での話。

三芳では、ちゃーんと実質的に季節が進行している実感があります。
下のおうちの田んぼは先週末が刈り入れ。
刈った稲は、丹念に干してたな。
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刈り入れって親族総出のイベントなんですね。
田んぼによってはパラソル出して、1日じっくり作業を楽しむ環境をつくっていたり。

お米をつくる環境ができていない(というか田んぼをつくる技術がない)我が家も、夏草をすべて刈って干して燃やして、秋まきの畑の準備です。
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久々にトラクターも出動。
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しばらく野放図にしていたもんで、畑の土がかたい・・・
でも、昔のヒトは、何もかも機械なしでやってたんだからエラいよなあ。
自分がちょっとやってるからってガタガタ言うのはいかがなものかと思うけど・・・でも!!
お米や野菜をつくるって、ホントに手間がかかる作業。
その実感なしにほいほい食べるのと、「あー土ってすごい、光合成ってすごい、つくるヒトってすごい」と思いながら食べるのとでは食事の意味が違ってくると思う。
わたしは及ばずながらそれを伝えたくて、、、


という話がしたいところですが、実は北海道の話が途中
何だか過去になってきちゃったけれど、ここでぶちっと終わるのも気持ち悪いので、がんばって続けることにします。こらえてちょ。


・・・旭川から、どこ行く?
と考えたとき、あと実質2日だし、日程的に適当に千歳空港側に折り返す地点を探すかなと思いきや出た結論は「やっぱオホーツク海見なきゃ損でしょ」。

だいたいさ、行くか戻るか、とか、行くかやめるか、という二択で、ゆるい方を判断することは99%ないのが我が家(の男衆)。
結婚生活振り返って「やめるという英断」をしたのは、知人が危篤と分かり急遽キャンセルしたバリ旅行くらいと思われる。

そんでもって突き抜けましたよ、北海道の北の端っこまで。
端っこ感溢れる、サロマ湖よ。
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夏の最中でありながらも、北限の厳冬を思わせる風情。

どちらかと言うと今までは南を好んで旅していたわたしにとって、この風景は本当に新鮮でした。

南房総もそうですが、そこに立っているとありとあらゆる生き物のエネルギーに覆われるような感じがして、自然の方からわたしに饒舌に語りかけ、引き込むようにコミットしてくることで関係が生まれるものだと思っていました。

でも、サロマ湖の空気はまったく違った。

安易には命が存在し得ないという厳しさをたたえ、静かに、毅然とそこにあり続ける場所。
わたしは、おそるおそる忍び入り、この地にそっと触れるだけ。

そんな、孤独な存在独特の美しさに、思わず背筋が伸びます。

ああ、大いなる北国の自然よ・・・!


というような親の感傷なんて、まったく知ったこっちゃない。
「やっっほーーーーいサロマ!!」と跳ねる。
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へんな子たち。

そして、房総の海とまったく同じスタイルで、ごちょごちょと手近なものをいじっては発見、という楽しみ方。

で、発見。

「なんだこれー?ゼリーみたいなのがいっぱーい」
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砂に落ちていたびよよーんと伸びる透明の物体を、しげしげ見つめます。

クラゲじゃないの?

「最初は海で砕けたクラゲかと思ったけど、なんか感触が違うんだよ。もっとぶよぶよ」と、いつもならだいたいの生き物を自信ありげに同定する(たまに間違う)ニイニも、ぜんぜん分からんと首をかしげます。

でもさ、透明だし、打ち上げられてるっぽいし、やっぱり肉質がぶよぶよのクラゲじゃない?!
と貧弱な知識の中で適当に片付けようとするのがわたしの性格。

もちろんニイニはぜんぜん納得せず、「ちがうよこれ、砂の中に先っちょが埋まってる」。
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うーん、ホントだ。

「・・・あっほら、このぶよぶよ、丸い」
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うーん、、、ますますナゾ。

さすがサロマ湖、ワケわからない生物がいるね!
で終わらせるのがわたしの性格。

もちろん男衆は納得せず、砂にいて丸い→砂の中にいる卵?→砂の中で生活する生き物?→としつこく考え続け、のちにこれがタマシキゴカイの卵であることを同定していました。


さて、サロマ湖からオホーツク海沿いにさらに車を走らせ、何カ所か湿地に降りて散策などしつつ、「絶対に食べ物がおいしいに違いない」というイメージだけを頼りに網走に向かいました。

車中でぱらぱらと見ていた網走エリアのガイドブックで、ひときわ心惹かれたのが博物館「網走監獄」。日本最古の刑務所という建築的価値もそうだけど、実は脱獄シーンが再現されているという写真で一気に興味をそそられたわたし。蝋人形館的なコワ楽しい感じじゃないですか!

「網走監獄、見たくない?ニイニ」「見たーい!!」と、安易に同意され、ウシシのわたし。
じゃ、食後は網走監獄ね!

その前に北の恵みをたっぷりいただかなきゃと、網走の広漠とした街中で探し当てたのは、大変寂しい裏通りにあった味どころ「かじか」。
ここでいただいた「海鮮丼」は、なかなか美味でした。
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エビ、イクラ、ホタテ、カニ、イカ、特にホッキ貝が甘かったなあ・・・

で!
次は網走監獄!

と心をはやらせていたところ、車に乗った途端、夫が「網走監獄に行くと、今日はそれで1日終わるだろ、ということは南に下って宿をとるのがギリギリで、屈斜路湖はパスだな」とぼそり。
「えーーーー??」と見られないものがあると分かると当然惜しがるニイニ。
「ガイドブック見ると、なんか蝋人形館みたいだよな。どんなもんかな。いずれにしてもどっちもは無理だ。どっちを諦める?網走監獄と屈斜路湖」
「じゃあ網走監獄より屈斜路湖みた~~~い!!」と一気に寝返るニイニ。

・・・ち、ちなみに、ポチンはどっちがいい?

「ろう人形こわーい。くっしゃろ湖でボートのりたーい!」
「ボート???マメちゃんもボートがいいーーー!」

・・・なにその世論形成。

「みおりは監獄にケンチク的興味があるんだよな?面白い間取りなんだろ?珍しいんだろ?せっかく網走まで来たんだからそっち優先でもいいぞ?」

・・・いえ。いいです。
そんな話の流れでこどもたちが来たがるワケないですから。
ケンチク的興味はありますけどでもどうせ蝋人形ですから。
くっしゃろ優先で、どうぞ。

斯くして、密かに抱いていた蝋人形館的下手物への興味は、健全な自然への興味にあっさり負け、「じゃ、屈斜路湖に向かおう!」と相成りました。

ちょっとの間ふてていたわたしですが、こんどきたら何があろうが網走監獄優先でと固く誓って心をおさめ、前向きな気持ちで屈斜路湖モードに切り替えがんばった。
ああ、オトナだなあ!
オトナは、しんどい。


いやしかし、屈斜路湖はなかなかのところでした。
到着するとしぼしぼと雨が振り出し、ほーらごらん網走監獄見てればよかったじゃーんと思ったのですが、湖の畔が何やらとっても賑やかで、みんなやたらと靴を脱いでいる。

そうかと思うと「お~アッチイ!」「ここはきもち~!」と変なコメントが聞こえてくる。

なんと、屈斜路湖畔って、「砂湯」と言って、砂の中が熱いのよ。

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これは気持ちよかった。
めんどくさいけど靴下脱いで入ってみると、身体の芯から「じわ~~~」と音が聞こえるほど、沁みた・・・
小雨の屈斜路湖は長袖を着ていてもちょっと肌寒いくらいで、しかも長距離ドライブで身体がバキボキに疲れているところで、ホントにこれは、心身に沁みた・・・
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(ちなみにこの靴下のゴムのあとのある足はニイニ)

足湯といえば三芳の道の駅にもあって、たまに入るのですが、わたしはあまり感動したことがなくて「足だけじゃあ、ねえ」と中途半端さばかり感じていました。
でも!!!
足湯いい!!!
っていうかひょっとしたら、砂が熱いのがいいのかも。

歩いていると、ちょっと冷たいところや、ホッテストでビックリというところがあって、なんかどんどん歩いちゃう。
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おバカなニイニは「クッシャロ、アッチーーー!!!!」と跳ねる。
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湖畔で温泉卵を食べた後も、「クッシャロウメエーーー!!!」と跳ねる。
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この、いちいち跳ねるのは、「この場所に行きました」というスタンプみたいなもんで、やらないと納まりが悪いらしいです。

ちなみに、この近くには地熱を利用した公共の無料露天風呂があって、これがめちゃワイルド。
「古丹の湯」というのですが、あまりにも普通に湖畔にぽんとある温泉で、すっぽんぽんで入るにはかなり勇気がいります。
だって普通に観光しているヒトから丸見えだし、男女を分けるのが何となく置いてある大きな石だけだし。
ま、ほぼ混浴。
わたしたちが行った時には先客で外国人ママ+日本人パパ+こどもたちという家族が気にせず入っていて、夫もわたしもかなり目のやり場に困りました。。

でも、ロケーションは最高。
屈斜路湖が目前に広がっているというか、ひとつながり。
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せっかくだから勇気だして入るか?と思ったが、入れずじまい。

・・・実はね、わたくしこのあたりから、ちょっと体調を崩しまして。
頭から首にかけて激痛が続き、「ひょっとして何かの悪い病気の兆候?」と思ったくらい。その後の車内ではぐったり寝ていて、あまり記憶がありません。

「霧の摩周湖」の湖畔に宿をとり、爆睡。

明日はどこに行こうか・・・マリモみたーい!・・・などというこどもたちや夫の声がしたような、しないような・・・
宙を飛ぶニイニの夢を繰り返し見たような・・・見ないような・・・


最後まで一気に書くつもりが、またアホみたいに長くなったのでここでやめます。
ああ、ブログが北海道リパブリックになりつつある。。
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by babamiori | 2011-09-15 17:44 |



ひょんなことから、南房総に8700坪の土地を手に入れてしまいました。平日は都心で建築ライター・コーディネーターとして働き、週末は南房総で野良仕事。ちょっとムリして始めてみた二重生活ですが、気付けば主客転倒で、どっちがメインの住まいかわからなくなっています。田舎暮らしの衝撃と感動、苦悩と快感をそのまま綴ります。 ニイニ中3、ポチン5年、マメ1年。

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