ニイニ:
4年生になっても、見えてるものは4歳のときとほぼかわらない春。
いつまでも寒くて、4月もまだ冬眠していた乾燥カエルを植木鉢の欠片の下から発見。
ブローチサイズもめざとく発見。
どろどろの水たまりから、透明なサンショウウオの幼生をさっと掬い出す神の手。
しかしカメラを持った瞬間、宿っていたはずの神が彼の手から離脱。
富山(とみさん)という地元の小さな山に、友達家族と登ってきたたニイニ。「ママ行けないから、頂上からの風景撮ってきてね!」と渡したカメラにおさめられていた写真はコレ。
・・・いったいニイニはどこへ行ってきたのだろうか?
ポチン:
保育園の中で一番のおねえさんだが6歳にして105㎝、14,6㎏。
富山に登った同級生のおともだちは、125㎝、25㎏で、ならべるとこんなかんじ。
一緒にディズニーランドに行っても、ひとりは何でも乗れて、ひとりは身長制限で半分ぐらいしか乗れないという珍コンビ。
それでも最近はよく食べるようになり、好物はステーキとチョコレート。
まるっきりクマの形のバースデーケーキをもらって大喜び。
すごい~~!まるでぬいぐるみ~~(もちろん市販品。)
でもいざ食べるとなると、現場には重苦しい空気が。
「どこから斬る?脚かな?腕を落とす?」
「・・・いいからひとおもいに斬り分けてくれ」
「・・・ママ、なんかかわいそうだよ」
「いいの。はい、ポチンちゃんはお誕生日だから、頭をお食べ」
生首を差し出され、ピースなのに顔こわばるポチン。。
マメ:
生まれて2度目の春。
ぶーっ!と吹くとほやほやと綿毛が飛ぶおもちゃを発見。
常にやや液だれしている口元を近づけすぎたため、綿毛が付着、そして吸引、誤飲。
ってか、共食い。
いつまでたっても綿毛のような髪、とくにタコ八郎のように中央しか伸びない前髪が不憫だ。
ぴょん:
外に出るとなかなか帰ってこない放蕩息子。
また遠くに行っちゃったのかなあ。
「ぴょーんー!おしょくじよー!!戻っておいでえーー!!!」
・・・「まじ?」
ひ、庇の上にいたのね。。
くろ:
花を嗅ぐ。
・・・植わってみたくなる。
春は楽しい。