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ふきのアクも強いが、わたしも負けずと毒素出してます。
子供の頃は「母親ってなんでこんなにガミガミ文句言うんだろう」と不思議に思っていました。
母親にガミガミと(ガミガミという言葉をつくったヒトは偉いと思う。落雷の如き青筋をたてた顔付きといい、いきり立った声質といい、「ガミガミ」ほどぴったりくる語感はない。)怒られるせいで、人生がずいぶんつまらなくなるんだがなあとも思っていました。
怒られる人生ってサイテー。って。

でも、自分が母親になってみてしみじみ思ったのは、怒らないですむのならそんなに幸せなことはなく、怒られるより怒るほうが5000倍ストレスなんじゃないかということ。
ニイニが3歳くらいまでは、「こどもを怒る親って信じられなーい。こんなにかわいいと腹なんてたたないわー」と呑気に思っていたけれど、もはやわたしは鬼ババア。

①朝、「忘れ物はない?」「ありえなーい」「新しい教科書入ってる?」「ばっちりだってー」
で、見送ったあと、床の上に算数の教科書とふでばこと提出物が散乱していたとき。

②野球のロージンバッグをもらって「すげー!プロみたいだ」と狂喜乱舞し、あたりかまわずばふばふやって家の中を真っ白にしたとき。

③「どうも部屋が臭うなあ・・・」と思ってどこを見ても原因が見あたらず、翌日ますます強烈に臭ってきて、ふとキッチン下の収納をあけたら、こぼした牛乳を拭いたであろうタオルが投げ込まれその上に隠蔽のためのタオルがごっそりかぶせてあったとき。

④晴れた日には「楽しいから」と傘をさしてくるくる回しながら帰ってくるのに、雨の日には傘を手に持ってずぶぬれになって缶蹴りしながら帰ってくるとき。

⑤ファミレスでジュースバーを頼むと、コーラとオレンジジュースとメロンソーダとコーヒーとお茶をまぜて気味の悪い焦げ茶色の飲料を作り、「激うま!」としつこくヒトに薦めるとき。

・・・ああ、きりがない。
小学生の男の子ってどうしてあんなにくだらなくて幼くて歯止めがきかなくて考えが足りなくてわけわかんないんでしょうか。いちいちすべての行動が謎。そして、家にいて起きている間の3分の2は怒られているというのに、毎日とっても楽しそう。それでいいのかキミ?!
いや、ホントは怒りたくなんかないのです。いつも朗らか穏やかニコニコママでいたいのです。
でもそうさせてくれないのだ、こどもたちが。


三芳村でもニイニの愚行はあいかわらずです。
朝から忙しく立ち働いているわたしの横で、「朝はまださみー」とコタツに体を突っ込んでテレビなんか見ているその姿そのものが腹立たしく、「テレビ消しなさい!!」と叱ると今度は釣りの雑誌を眺めながら「最近ぜんぜん釣りつれてってもらってないよなー」と文句を言いながらごろごろごろごろ。
怒るヒマもなく、わたしが頭の中で午前中に畑に出られる時間を計算しながら猛スピードで家事をこなす最中、マメが「ん、ん、」とうなるのでおむつをあけると過去最大のうんちをなさっている。「ちょっと、ニイニ、ママここから手がはなせないからおむつ持ってきて!」と頼むと、あろうことかニイニは「えー。なんでいっつもニイニばっかり働かされるんだよー。ポチンだって働かなきゃずるいよー」と、こたつから出もしないでぶーたら文句を言うのです。マメはうんちが気持ち悪くてぐずぐずと泣き出します。
「いーから早く。マメがカワイそうでしょ、ほら早く!」とせかすと、
「ニイニばっかりじゃずるい。ちょっとぐらいポチンがやって!」
「ニイニがたのまれたんでしょ、ニイニのしごとでしょ、わたしやんないもん!」
「なんだと~?!おむつもってこいっていってるんだよ!」
と、こんどは兄妹で世にも醜い押し付けあい。

それを目にした瞬間、自分の堪忍袋の緒が「ぶっち。」と切れる音を聞きました。

そのへんにあった何か(ぜんぜん覚えていない)で机をバーン!と叩き、

「お・・・おむつを1枚持ってくるぐらいのことを骨惜しみするような子はうちにはいらん!!今すぐふたりともここから出て行きなさい!!出て行けっていってるの!!!
はよ出て行けーーーー!!!!」

マメはびっくりして涙もひっこみ、ポチンは口を四角にして「うぇ~~~~ん」と泣き、ニイニは、ものすごい怒ったような顔でわたしを睨み付け、そして、勝手口から出て行きました。

ったく。
信じられないよあの態度。何様だと思ってるんだ?
ヒトからしてもらわないことには文句を言い、自分からは何もしないなんて、最低中の最低だ。働かないもの食うべからずって言葉を知らないのか。だいたいおむつ1枚がなんぼのもんだっていうんだ。そんなだったら一人で生きていけばいい。自分で稼いで自分で食事作ってみろっていうんだ。親に育ててもらってる間はもっと謙虚に!家のことは自分から手伝う!
と、頭の中で文句がどんどん沸いてくるわたし。毛穴から棘が生えてきそうな勢い。
5歳のポチンはニイニのように出て行くなんて考えられなかったらしく、「もうしましぇーん」と泣きながらおむつを持ってきました。
「ニイニどっかいっちゃったー」
「知りません!ママはもうニイニは知らないの!」


マメが寝たのを見計らって大急ぎで野良に出る準備をし、まずは草刈りから。
この日は午後からN田さんのおじいちゃんおばあちゃんがうちに来て、畑仕事の指導に来てくれることになっているから、それまでにルーチンワークを済ませてしまわねばならないのです。
刈った草を集めたり、刈った竹を燃やしたり、あっという間に時間は過ぎていきます。
今何時だ?と時計を見ると、わたしが怒鳴ってからすでに1時間半。
ニイニの姿はまったく見えません。

「ニイニしんぱーい」
いつもの相棒がいなくなってしまったポチンは、心細げになんどもわたしのところにきました。

ふん!知るもんですか!と口では言いながら、やっぱりちょっと心配になってきたわたし。ひとりで竹藪に入っちゃったのかなあとか、平久里川のほうまで行ってしまったのかなあとか、まさかホントにどこか旅に出ちゃったのかなあとか。
あと30分姿が見えなかったら、作業中断で探しにいかねばなあ・・・

と、その時、ポチンが叫びました。
「なんかいる!ちゃいろいやつ!」
ポチンは、上の畑から何かを発見したようで、ぱっと走り出しました。
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たしかに・・・茶色いかたまりが、見えるな。ニイニだ。
ふて寝してる。
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ポチンが駆け寄ると、むっくりと頭を持ち上げたようでした。
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わたしはひとまずほっとして、あとはポチンに任せることにしました。

ほどなく、N田さんが現れました。
わたしの、南房総のおばあちゃん(と勝手に決めている)です。お顔を見るのは久しぶり。
のんびりした口調で「こどもたちもみんなげんきでよかったなあ」と話すおばあちゃんの顔を見ていると、あー、わたしってホントにカリカリしてるよなあ、いつでもどこでも焦ってるしなあ、そんなんじゃこどもたちもつまんないよなあ、とすごく反省・・・

いつの間にかニイニは戻ってきて、おばあちゃんの横で楽しそうに喋っています。
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ママを見ても別にバツの悪い顔をするわけでもなく(これがニイニのすごいところ。楽しいことを目の前にするとそれ以前にあった嫌なことをすべて忘れてしまうようだ。)「ママ-、ふきをいっぱいつんだらきゃらぶき作って!」と声を弾ませます。
「日陰にいっぱいあるんだよう、ほれ」とごそごそ、おばあちゃん。
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こどもたちも「はっぱは食べられる?」「食べるひともいるってきくけどなあ、わたしゃあ食べないねえ、とっちゃって茎のとこだけあつめるよう」「わかったー!」と、和気藹々。一生懸命集めていきます。
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「ほらこんなにいっぱいとれた!」
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「いやあぜーんぜん。これじゃあ煮詰めたら手のひらにこれっぽっちくらいにしかならないよう。もっと袋にいーっぱいないとなあ」
ふき取りも、おばあちゃんと一緒にやれば、楽しい行事に早変わりです。
わたしは今まで、ふきって筋とるのが恐ろしくめんどくさい、と思ってとったことなかったのですが、おばあちゃんに聞くと「きゃらぶきならアクとってそのまま使えるんですよ。今のこのくらいのならまだ、柔らかいし」とのこと。
なーんだ!今まで宝の山を放置していたわけだ。
しかも雑草と一緒に刈っちゃって燃やしてたわ。愚かなり。
素手で摘んでいると、爪の間が真っ黒になります。それだけアクが強いと言うこと。
夜はいよいよ、ふき料理作りですかね。

N田さんのことはこの日、「N田先生」と呼んで、畑の仕事についていろいろ教えてもらいましたし、たくさん助けていただきました。
そのことはまた追って。


ところで、この日ニイニは、なんと大量の洗濯物を綺麗にたたんでくれました。
あと、トイレもぴっかぴかに磨いてくれました。
ポチンも、ニイニと一緒に、廊下を拭いてくれました。
「めっちゃめちゃ助かった!!ありがとう」と言うと「ならよかった」とちょっと嬉しそうにしたあとすぐ「じゃあカインズホーム行ったとき男梅キャンデー買ってくれる?」とのたまうニイニ。
・・・べつにいいけどさあ!
ごほうびがなくても働くのが、働くっていうんだよニイニ。
3年生男子ってこんなもんなのでしょうか?
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by babamiori | 2009-04-14 11:31 | 週末の出来事



ひょんなことから、南房総に8700坪の土地を手に入れてしまいました。平日は都心で建築ライター・コーディネーターとして働き、週末は南房総で野良仕事。ちょっとムリして始めてみた二重生活ですが、気付けば主客転倒で、どっちがメインの住まいかわからなくなっています。田舎暮らしの衝撃と感動、苦悩と快感をそのまま綴ります。 ニイニ中3、ポチン5年、マメ1年。

by babamiori
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